普段はこういうのは日記帳に書くんだけど出先で持ってないのでここに書く。
昨日移動に4時間かけて内定式に出席した私は、まだ土地勘のない場所で今晩の食事の予定までの時間を潰さねばならなかった。
お金もないし充電もないしで図書館に入った。土曜日の図書館は勉強している人でいっぱいだった。勉強していない人もいっぱいいた。みんな本を読んでいた。
そんなごく普通のことすら自然にできなくなっている自分が恥ずかしく、悲しかった。
この数年、心から何かに没頭できない。心から求めるものがない。
以前は知識欲が旺盛な方だった。知識を得ることに純粋な喜びを感じていた。
何かを極めて一番になるタイプでもなかったけれど、本屋に入ると興味のある本を探して手に取り、気づいたら1時間経っていたり家族とはぐれたりしていた。
今もその時の興味の残り火で研究らしきものをしている。来春には研究とは直接関係のない職種に就く。
頭が働かなくなった。数学的思考、論理的思考ができなくなった。脳のメモリが0になった感覚。認知機能全般、短期記憶力も長期記憶力も落ちたように思う。
「休みの日は何をしているの?」という質問に「美術館行ったりするのが好き。趣味は〜〜で〜〜」と答えるけれど、そう答えるためにそれらの行動をとっているような気がする。
文章を読んでも目が滑って飛ばし飛ばし読むようになってしまった。思考に関する忍耐力が本当になくなってしまった。解けない問題を考えるのが好きだったのに、今はその逆。
ツイッターを見て、リプにぶら下がっているwiki記事を読む。その中のリンクから別の記事に飛ぶ。これにすらどこか「情報を得なければ」という義務感と焦りがつきまとう。美術館で展示を見る。展示につけられた説明を飛ばし飛ばし読む。何か感じなければならない。何か得なければならない。自分の思考力低下から来る考えだと思われる。
いろんな原因を考えた。
うつ病。うつ病ではないにしても何らかの発達障害(元々その気はある)もしくは精神疾患。
何かで見かけた「脳は使わないと錆びる」という言葉が浮かぶ。大学に入って二年ほど、みるみる落ちる思考力と怠惰で単位を回収するのに必死で自分で考えるということをしなかった。うん、やっぱり主な原因は怠惰ではないかな。
いや、ただ単に早熟な子供だっただけかもしれない。天才も、二十歳過ぎれば...というように、大人になるというのはそういうことなのかもしれない。実際、医者を含め誰に話しても「別に普通に見えるけど...」と言われて相談にすらならない。
どんな話も本筋がどうせ理解できないので些細なことにばかり目がいく。少しでも何か情報を得なければ、置いていかれる。
漫画でさえも何も考えずに読むことができなくなった。心から楽しめなくなった。
同期は博士課程に進むらしい。後輩の一人も。
入った図書館で知っている人の博士論文をいくつか開いてみる。自分のいる分野だが中身を読みたいという気持ちが一切湧かない。楽しくない。
以前の自分のまま、勉学を楽しみながら進められていたら、今頃博士課程を考えていただろうか。無邪気に進学する同期や先輩にネガティブな感情が浮かぶ。私には何年かかっても終えることができないだろう。もう知識を得ることにも何かに興味を持つことにも楽しさが見出せないのだから。
🐊「しばらく休んでていいぞっ!!」
独身どうしで割といつでも誘いやすかったのにそれができなくなるとか、
自分だけが置いていかれるというか、社会のメインストリームから外されていく感じがするとか、
若い頃はそれもあったかもしれないけど、今となってはそのへんはもう別にそこまで自分を寂しくさせない。
40手前にして結婚すると伝えてきた友人が、
『相手(彼氏)にはずっと「いま住んでる地域から離れない」と伝えてるのに、「転勤についてきてくれ、結婚しよう」と言われた。でもこっちが名字を変えることになるだろうに、住所も仕事も変えさせようとするなんて私のことをなんだと思ってるのか、と腹が立ったから相手に転職させることにした。』
と言ってて、いままで感じてたモヤモヤがわかった。
結婚に際して明らかに私の友人のほうが不利な条件を飲まされたり舐めた態度を取られてるのにそれを当たり前と受け入れてるのが悔しかったんだ。
舐めた態度を取られることを仕方がないこととしてなんの疑問も持たずに受け入れてることとか、それに私が(それ大丈夫なん?)みたいな態度を返すと周囲には勝手に既婚者への僻みということにされたり、それが当たり前、大人のすべき対応みたいに未熟者扱い(?)されたりしたこと、それが嫌だったんだな。
いままでも友人の結婚の話を聞いてきたけど、はじめて何のモヤモヤもなく素直にこれからも応援したいと思えた。
自分のままでいることを諦めないでほしい。
🐊「オレだッ!!!」
ばかでごめんね
🐊「オッ…オレに聞かんでくれえッ❕❕」
🐊「オッ…オレに聞かんでくれえッ‼️❕」