って言ってる時点で、中身のない女だなって思うけどね。
自分が行った旅行先の写真を見せてきて、「素敵なところですね」って言ったら「連れて行ってあげたい」って返してくるクソジジイども。
何故、「おすすめだよ」「行ったらいいよ」じゃないんだ。いろんな欲望が透けて見えて気持ち悪い。
こういう言葉に冗談で返せる関係ならいいけど、そうじゃないから困ってしまう。
でも、ただの言葉だ。体を触られたり、もっとひどいことをされてるわけじゃないのはわかってる。クソジジイどもも本気で連れて行こうとしているわけじゃなくて、上辺でも「ぜひ連れて行ってください」って言われたいだけなのかもしれない。
ちなみに自分はこの業界に足を踏み入れる際に具体的な業務内容など知らなかったので、特に自分が驚いたことを書く。
はじめて話数担当になった時は、先輩からアニメーターの連絡リストをもらって片っ端から電話だった。L/Oと原画作業のいわゆる営業。その後に信用を得て交流をもって、自分のキャパを拡げる。
この話数は出来がいいな、という時は制作進行の実力も大きい。
制作会社で拘束していたり、プロデューサーや制作デスクからの紹介もあるので、一概に制作進行の力だけではないけれど。
これは一般に有名かもしれない。
アニメーターは主に日中作業なので、回収は夕方~深夜。翌日演出さんに見てもらうために朝までに素材をスキャンしたり演出に素材入れしたり、というのが自分のスタイル(スケジュールに余裕がある時は別にして)。日中はデスク業務などを片付ける。これを基本に、演打ち・作打ち・作監打ち(総作監打ち)・CG打ち・色彩設計背景打ち・撮影打ち・カッティング・アフレコ・マーキング・ダビング・ラッシュチェックなどが入ってくる。
話数掛け持ちしてると忙しい。
生活が不規則になるので睡眠時間のマネージメントが必要、外回りの運転もあるので用心がいる。
休める時は就業時間中であっても休むのが鉄則になる(というより就業時間はほとんど意味を成さない)。
キツいとは認識していたが、味わってみるとホントにキツかった。はじめの頃は、納品出来ないんじゃないかという恐怖もあって気が休まらなかった。
もう二度とやるものか〜!という気分になるけど、終わってみると達成感で高揚。気がつけばまた戦場に赴いている。ハート・ロッカー。
キツいから辞める、という理由がほとんどかと思うが、2~3年くらいで他社に移るという人も多い(渡り鳥のように1年毎に居場所を変える制作進行もいる)。とにかく流動性は高い。
翻って、周りが辞めていく中で同じ制作会社に残り続けることで制作デスクへ昇格!ということもままある。SHIROBAKOの主人公のように入社2年目でデスクというパターンもあながちウソではない。
演出家志望の若者が制作進行をやっている場合が多い、という事を自分は入るまで知らなかったのでとても驚いた(みんなプロデューサー志望かと思っていた)。
自分が今まで一緒に仕事をした監督のほとんどは制作進行出身だった。
たまにアニメーターになる制作進行もいると聞くので、アニメ業界は良い意味で大らかだなあと思う。
○○さんが××制作会社に移ったらしい…という噂が風のように広まったりとか。
知り合いアニメーターの友人が実は自分も知り合いだったりとか。
三鷹、荻窪、井草辺りで深夜にご飯食べてると、隣が他社の制作だったりとか。
他社作品を観ていると大抵一人二人は知ってるアニメーターがクレジットされていたりとか。
意外とある。狭い。
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ざっくり書いた。働いてみて、キツいけど楽しいというのが自分の所感です。
ときたま話題に上がる賃金問題については敢えて触れなかったけど。
あと人狼制作日誌とかくろみちゃんとか妄想代理人とかSHIROBAKOとか、業界内幕モノはこの世界に居たら一層面白いと思う(ハケンアニメ!は掛け離れ過ぎてるけど)。
俺のイメージでは「煙草が鎖でつながれていて、逃れならない」っていうイメージだったんが、よくよく考えてみたら「鎖のように終わりがなく循環するように吸う」ってことに気付いて目ウロコ。
なぜ?素直に見ればいいのに
この流れ ガナニーで見た
おれも祈るわー
もしも増田の推し(でいいのかな)が増田の理想通り活躍していて、そうじゃないキャラが冷遇されていた場合だったら増田は何も感じなかったんだろうな。
そういう自分のことしか考えてない所が巡り巡って増田を苦しめてるんだと思うぞ。
世の中が自分の思い通りにならない事に対して狭量すぎる人間は損なんだ。
この機会にその部分を悔い改めたほうがいいんじゃないか?