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はてなキーワード: ダンバー数とは

2024-05-02

人生は、ローグライクだ。

さて、ゴールデンウィークですね。

入学入社、異動からはや一か月がたちましたが

皆さんは新しい環境に馴染めているでしょうか。はたまたあぶれてしまったでしょうか。

安心してください人生何度でもやり直し可能ローグライクの繰り返しです。

というわけで、この人生というものを、ローグライクとして分解してみる

まず、一人の人間がオギャーとこの世に生み出されたとする

その時点で、というよりも受精した時点である程度の初期能力が決まる


STR 9

INT 10

DEX 8

CON 12

WIS 9

LUC 10


こんなもんでしょうか。

から筋力、知力、器用さ、体力、精神、運。

MMORPGを思い出しますね。


これらの数値は、モノと質によるがある程度は鍛錬によって底上げ可能

例えば

STR筋トレ

INTは読書、会話。

DEXピアノタイピング習字

CONは走る。

WISはパワハラを受ける。

LUCはゴミを拾う。身だしなみを整える。


ただ、ここの数値以外の、BAD TRAITSを持って生まれることもある。

身体欠損とか、五感の一部がないとか、昭和以前は…ここまでにしておこう。

最近では怒りっぽいとか、飽きっぽいとか、気に病みやすいとか、

そういったことまでアップデートで追加されているよう。


そして現代戦後から平成に至るまで人権、というものが非常に重視されてきた。

戦前戦後日本でも食うものにも困る人がいた時代

からさまなBAD TRAITを持つもの、あまりステータスが低い人間

成人する前に原因不明のまま亡くなった。

あくまで、原因不明。よしなに。

種族全体、集落全体を考えれば致し方ない部分もあったかもしれない。


翻って現代、この日本語を理解できる人間として産まれてきたのなら

先人たちのお陰で、衣食住には困っていないはず。

もちろん、困っている人が一定数いることは理解していますがここでは取り扱いません。


どんなBAD TRAITSを持とうと、どれだけ低いSTRで産まれようと

成人まで生きていける社会

否、生かされてしまう。という風に受け取る方もいるかもしれない。

自殺者が増えている、という切り口で、日本が悪い国だという方がいる。

さも、日本社会が、戦前戦後と比べて不幸せな国になったかのように。

それも当然そのはず。

社会についていけないだろう、あるいはついていけなかった人間は、

十の誕生日を迎える前に亡くなっていた時代があるのだから

しか現代では、そういう人間もあまねく救える社会になった。

それ自体はいいことではある。

けれど、あまねく救ったのなら、彼らが幸せ生活を送れるようにすること、

これはセットでなくてはならない。

もちろん、日本人として生きるのなら勤労、教育納税、これらを行ったうえで、が大前提だ。

その中、ごく一部の、理由なく働きたくないでござる、という人間は放っておいていい。


少々、本題に入るまでに時間がかかってしまいましたが…

ここまでが、大前提


ここからが、人生は配られたカードプレイするしかないのさ

ということへのアンチテーゼ


ここまで述べてきたのが、私たちに配られたカードの話。

まれ持った能力特性。変えられようが無いこと。神様どうか。

わたしの目が悪いのも、ADHDでどうしても忘れ物をしてしまうのも変えようがない。

変えようがないけれども、眼鏡を掛けて、リマインダーを駆使して

何とか生きていけるのが現代社会であり

それは全て先人たちの努力試行錯誤のお陰だ。大いなる巨人の肩だ。


そしてそれらのハンディキャップは、現在進行形で見えなくなりつつある。

バリアフリージェンダーフリーレースフリー


さてそうした時に、だ。

配られたカードが、それほど変わり映えしなくなった後、

一体なにが大事になるのだろう。

この人生というゲームにおいて。


実家の太さか?生まれた国か、地域か?運か?学歴か?親か?国か?


いずれも違う。

人間という漢字、これは本当によくできている。

人の間。人々の間に潜むもの、それが人間ということらしい。


つまるところ、デッキ構成だ。

自分の周囲にいる人間をどういう構成で固めるか、これに尽きる。


まれ持ったデッキ構成、というものはある。


毒兄 毒親 自分 毒親 毒姉 


これはもう詰みかもしれない。


母親 先生 自分 親友 友達


これはどうだろうか。それほど悪くないんじゃないか


ところで、ダンバー数というものがある。

1人の人間が、社会接触を保持している関係の人の数のことらしい。

150人くらいが、社会交流が保たれる限界の数ということが有名な部分だろうが、

3~5人が最も親密な友人関係を築ける人数だというものもある。


よく聞くだろうビジネス関連の格言のようなものに、

あなた年収は、自分の近しい周囲の5人の年収平均値になる。

というものがある。


これが友人なのか、職場の友人なのかしれないが、

実際は両親や兄弟も含めていいのではないかと私は考える。

最も会話をするのがその層なのだから


からもし、年収以外にも、性格民度などあらゆることが

5人の平均値になるのだとして。

あなた中央に、左右に両親、その端に親友先生

といったようにするか。

はたまた空っぽギャル半グレヤンキー毒親、クソ教師

というデッキ構成するのか。

果敢にも、孫正義イーロンマスクジャックマー、ウォーレンバフェット

とするのか。


それは、どこまでいってもあなた自由であり、

人間として生まれあなたに、唯一許された策になる。


ここで唐突自分がたり

おれは、幼少のころからインターネット世界にのめりこんできた。

周囲に馴染む同年代がいなかったマセガキからだ。要するにいじめられっ子だ。

それは、社会人になってからも続いた。


一人っ子だった自分デッキには、両親以外には1人親友いるかいないかで、

あとはインターネット上に様々な年代の知り合いがいた。

親を周囲の四枚に加える必要は無かった。

月一回程度は気に掛けてくれたから。

自分安心して、自分以外の四枚を構成していった。

高校大学地元を出て海外に行ったこともある。

高校でも大学でも、大体の場合10以上年の離れた人間を入れていた。

年代人間と会話するのも面白いものだが、

年上の人間は優れているか別にして、必ず別の視点提供してくれるからだ。


そうして何十年か過ごしてきて、いま。


デッキ構成は常に変化しているが、

一つ変わったのは今までいなかった年下が入り込んでいることくらいか


こうして、時代の潮流と自分の肉体・精神的な変化に応じて、

周囲のデッキを変えていく必要がある。


これが、俺が人生デッキ構築型ローグライクと呼ぶゆえんだ。


ローグライクでいう選択肢、何か挑戦するものがあるかといえば、

仕事子育てなど、人生ターニングポイント的なところになる。


仕事なら、どういうデッキならつつがなく攻略できるのか。

攻略できる算段はないが、失敗したとしても納得がいく構成なのか。


子育てもそう。

どういう人となら、子育てという20年を超える一大事業を完遂できるのか。

お互いの両親の支援はどうか。


自分短所に対する態度もそう。

ADHDから

"仕方ないよね"といって周囲の人間対応させるのか

"こうしたら上手くいくかな"といって何かのツールアシストするのか。


目が悪いから、パイロットを諦めるのは仕方のないこと。

そこでベートーベンやヘレンケラーの伝記を読んで自分を奮い立たせられるのか。


そして上記で挙げたLUC、つまり運は何かと言えば、コネ・人脈の源泉だ。

手持ちのデッキが悪くても、環境が悪くても、他責にせず

自分にできる最大限の努力をしている姿を見れば、誰だってあなたを助ける。

決して腐らず、善い人であり続けろ。神様・仏様は見てくれる。俺も見る。


さて。4月に入って、

どの部活に入るのか。

どのサークルに入るのか。

どの会社に入るのか。

どの仕事コミットするのか。

逆に何かを辞めてみるのか。逃げてみるのか。


あなたの"デッキ"は決まりましたか

はたまた、あなた意見希望は通りませんでしたか


もちろん、あなたも人"間"です。

あなたが人々に影響を与えることもできるのです。

グループを、目の前のマンモスをやっつけるよう鼓舞することもできるのです。

自信がない?

安心してください

何も、指揮することだけがリーダーシップじゃないのです。

あなたステータストレイツに応じた貢献の仕方がきっとあります


さあ、春です。


巨人たちの肩に乗り、素晴らしい仲間たちと、どんなマンモスを倒していこうか。

わくわくしますね。皆さんの新しい門出に幸あれ。

2024-04-24

anond:20240424132909

鶏口牛後

集団の中での自分相対的位置ではなく

どのような集団の中で、どのようなリーダーに従くかの方が大事

大きければ大きいほど比較対象が増えて苦しい思いをする

大きすぎる集団では政争に巻き込まれ

中くらいでは硬直的で保身的になる

小さすぎれば吹けば飛ぶ

ダンバー数に習って最大でも50~150人くらいの規模のコミュニティに属しなさい

2023-08-19

スマホゲーって1作品で100キャラぐらいになったら別作品作ったほうがよくね?

200キャラぐらいになると何やっても「俺の推しじゃねーのかよカスがよぉ」「イベにも出番ねーんだけど」「新しいレア既存上位互換からあのキャラとあのキャラが用済みに~~」みたいに言われるようになる。

こうなる前に100キャラぐらいになった所でもう別作品を並行で作ったほうがよくねってこと。

日課の重さを下げれば2作品同時でもなんとかなるし、2作品運用することによって運営コストは増えるけど、ユーザーに金を落とさせるチャンスは倍になる。

つの作品キャラを追加するほどガチャの「外道」が増えてしまうのでユーザーの負荷は加速する。

作品運用にすればユーザーはより安心してガチャるようになるし、単位時間辺りに追加できるガチャの量も実質2倍になるから上手く行けば3倍ぐらいのペースで課金してもらえる。

結局ユーザーの財布にかかる負荷は増えるけど、それは他のゲームや娯楽と奪い合う所から来てるわけだから作る側が気にする必要はなし。

計画キャラ増やして200とか300になってるゲームマジでちょっとこの辺を考えたほうがええやろ。

まあそういう新陳代謝として2作品同時運用しとるのが原神と崩壊辺りなんやろねえ。

まあつまる所は、ダンバー数の150ぐらいかマジでもう無理限界ってことですよ。

キャラのことも考慮すると味方キャラ100人ぐらいで大体ゲーム全体のダンバー数マッハになる。

そっから先は増やすほどに既存キャラが少しずつトコロテン式に押し出されていく。

分かるか?

まり全部ところ天の助が悪いってことだよ。

おのれところ天の助!

世界破壊されてしまった!

anond:20230819150451

ロビンダンバーRobin Dunbar)によって、チームが機能する最大数は150人と提唱した理論

霊長類の脳の大きさ(思考にかかわる脳の部位「大脳新皮質」のサイズ)と、集団の大きさをとの相関を調べ、150という数字が明らかになった。

だが、その後の研究により、インターネットの発達がダンバー限界を飛躍的に上昇させているとの報告がある。

SNSの緩いつながり、インターネットという地理的制約から解放によって、現代人のダンバー数は最大230人程度と見積もられている。

アニメキャラとか歴史人物とか全部ひっくるめたらとっくにダンバー数埋まってそう

から友達がいないのか

2013-08-20

http://anond.hatelabo.jp/20130814141234

もう(時間切れで)、元増田さんはこのエントリーに付くトラバを読まないかもしれませんが、どうしても引っかかったので。

社会ネットワークという学問では、元増田さんが関心があると思われる人間関係性も含めていろいろと学問しているのですが、「弱い紐帯の力」というのが一つのキーワードになっています

詳しくは検索して頂ければと思うのですが、ザなックリと言うと、自分に身近な濃い関係性よりも、薄いつながりの人から重要ものを得ることがある、という統計学的調査結果から来ている言葉です。

(事例としては、「転職先を紹介してもらう」みたいなものがあります。)

関係が切れてもいい人・どうでもいい人同士」という表現が適切かはわかりませんが、薄いつながりでも、それをなんとなく維持しておくことには、メリットがある、ということです。

元増田さんは、

>僕は「そういう考え方もあったのか!」と驚かせてくる人に魅力を感じます

と書かれていますが、実は、そういうものは、まさに「弱い紐帯の力」であって、そういう斬新な驚きは、自分の近くの濃い関係からは得難いのです。

ネット出会う、という部分もまさにそうで、直接出会いにくい人の方が、自分とはバックボーンがいろいろと違う確率が高いわけですから、斬新な驚きをもたらすのは道理だと思われませんか?

>「関係が切れてもいい人・どうでもいい人」同士で関係を作ってそうだから、どんどんそのコミュニティで平均化された人間になっていそうです。

この部分についてはどちらかというと否定的で、薄いつながりの人たちの方が平均化しにくい、と言えます

そして、新しい驚きをもたらす人とリアル出会えるチャンスがあるとすれば、それは「弱い紐帯の力」を利用して、「知り合いの知り合いの知り合い」くらいに出会とき確率が高いわけです。

共感し合える関係」という意味でも、全くつながりがない人よりも、「知り合いの知り合い」くらいのつながりくらいがないと……。

(「転職先の紹介」も、ある程度の信頼感がそこにあるので成立するものと考えられます。)

また、「濃いつながり」の方ですが、ある社会ネットワークの調査によれば、「ネットワーク(≒コミュニティ)の中心部にいる人は幸福度が高く、周縁部にいる人は幸福度が低い」という結果も出ています

まり元増田さんの言う、「友達」も「仲間」も、新しい発見を得たり、幸福度を高めるために、必要なのです。(統計的には、です。)

※また、これは余談ですが、「ダンバー数」というのもあって、ある「仲間」を形成する人数は150人程度が上限のようです。

「こんなつながり意味ないなぁ」という場合があるとしたら、150人を超えた集団を無理矢理一つの塊にして維持しようとしているときがそうかもしれません。

 
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