はてなキーワード: 歴史学者とは
1976年刊。米国を代表する歴史学者ウィリアム・マクニールの主著で、その後のグローバルヒストリーの研究にも絶大な影響を与えた。ジャレド・ダイアモンドのベストセラー「銃・病原菌・鉄」のタネ本の1つとしても知られる。
本書で中心となるメッセージは、次の1点に集約される。「疫病の流行が、世界史の重要な決定要因でありつづけてきたのにそれが無視されてきた」ということ。昔の人類がいかに疫病に苦しめられてきたか、また疫病が歴史上の事件にいかなる影響をあたえてきたか、医学の発達した現在においてはそれらを実感することは難しい。史料の乏しさも手伝って伝統的歴史学ではこの重要な要因が無視されてきたことをマクニールは冒頭、痛烈に批判する。数少ない史料を補完するように、彼は一流の歴史家として培った卓抜な想像力を武器に、議論を展開していく。例えばこんな具合に;
・インド地域での諸王国はなぜ、なぜいつも外部から簡単に征服され、その征服王朝も短命だったか。その背景には、高温多湿な気候がはらむ高い厄災リスクが、各王朝の国力(人口)を削いできたからではないか。カースト制度も同様に、病原菌に侵された原住民への隔離意識というものがそもそもの発端にあったのではないか(上巻p160)。
・欧州の文明の中心が地中海世界から北部へと移動していったのは、長い間くりかえされてきたペストの影響が大きい(上巻p209)。西暦634年から、急速に拡大していったイスラム勢力に対して東ローマなど欧州勢が簡単にやられてしまったのも、542年以降に地中海世界に繰り返し起こっていたペストによってかなりの国力をそがれていたのが一因だ。
・その後、欧州でしばらく活動を休止していたペストは、なぜ14世紀になって思い出したように全ヨーロッパで猛威をふるったのか。それは大モンゴル帝国の影響がある。もともとヒマラヤ山脈を本拠地としていたペストは、モンゴルの同地への征服活動の結果中国に広がり、それが交易路に乗って1348年のヨーロッパに到着し大流行した。実際、1331年にペストは中国で流行。ユーラシアの草原部は1346年を軌に人の流れが止まった。その地にいた人が病気ですっかり死んでしまったからだ(下巻4章)。
・16世紀初頭。スペイン人が新大陸アメリカに侵入してきたとき、アメリカ原住民は天然痘などに為す術も無く犯され人口は20―25分の1に激減した。これは無理もない。ユーラシア、ヨーロッパ、アフリカ間の広大な土地がもたらす生物多様性の中で、繰りかえしの厄災をくぐり抜けてタフになったヨーロッパ人に比べると、アメリカ原住民はただの無垢なヒトにすぎなかった(下巻5章)。
そして現在、天然痘、ペスト、コレラなどの医学的対処法が完成し、新大陸アメリカのように無垢な住民が大量に存在する未開拓エリアも存在しない。つまり、私たちは数千年の人類文明史上初めて、疫病による大量死のリスクが消滅した時代に生きている。このことはもっと認識されていい一方、気を抜いてもいけないと著者は警告する。マッドサイエンティストたちが、有毒かつ伝播性の高い病原菌を作りだす危険性もあるし、地球温暖化の進行は我々と病原菌とのバランス(均衡)を崩すかもしれない。また今後起こりうる地球外生命体との接触は、我々人類に全く新しい疫病をもたらすかもしれないのだ(下巻6章)。
強く感じさせられるのは、この難解かつ前人未到だったテーマに果敢に挑んだ著者の気概だ。特に、紀元前のころの疫病の影響については有用なデータがほとんど存在しておらず、事実上推測することしかできていない。普通の研究者ならば、こんな局面に直面したとき「やっぱりこのテーマ止めようか」となる。あるいは周囲からそのように諭される。にもかかわらず、これだけ自信をもって堂々と議論を展開している所に、何だか読んでいて勇気すら与えられる。清々しい本。
http://anond.hatelabo.jp/20091125175400
歴史って歴史学者たちがイデオロギー脱臭して正確たらんと論争積み重ねている訳じゃないですか。
で、テレビではその議論を使って娯楽性に満ちた番組を製作するじゃないですか。
そうなった時点で、テレビしか見られない人たちは「歴史番組って娯楽番組なのか」と思い込む訳ですよ(CiNiiですらネトウヨがいることに驚いた)。万人が大学に在籍している訳じゃないからね。
時代劇作ってる局が「俺の歴史番組は正しい歴史」っつっても、それがフィクションなのか本当に正しい歴史なのか分からない訳ですよ。
本当に正しい歴史ドキュメンタリーで啓蒙したいのなら、大河ドラマ製作はしちゃ駄目だ。逆に視聴率獲得のために歴史番組を利用している局は歴史を語る資格がない。彼らは歴史を自ら矮小化して、その上で歴史の正しさ(なのか物語としての正しさなのかははた目からは分からない)を押し付ける。歴史を冒涜するんじゃない。
歴史って歴史学者たちがイデオロギー脱臭して正確たらんと論争積み重ねている訳じゃないですか。
で、はてなではその議論を使ってイデオロギーに満ちたウヨサヨ論争するじゃないですか。
そうなった時点で、はてなの議論しか見られない人たちは「歴史論争ってイデオロギー論争なのか」と思い込む訳ですよ(CiNiiですらネトウヨがいることに驚いた)。万人が大学に在籍している訳じゃないからね。
イデオロギー論争している人が「俺の歴史は正しい歴史」っつっても、それがイデオロギーなのか本当に正しい歴史なのか分からない訳ですよ。
本当に正しい歴史を啓蒙したいのなら、イデオロギー論争はしちゃ駄目だ。逆にイデオロギー論争のために歴史論争を利用している人は歴史を語る資格がない。彼らは歴史を自ら矮小化して、その上で歴史の正しさ(なのかイデオロギーの正しさなのかははた目からは分からない)を押し付ける。歴史を冒涜するんじゃない。
1 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/02(木) 20:54:05 ID:U0Th0+3K0
はてな村のウヨとサヨをヲチするスレです。
前スレ
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/net/1245008652/
消滅
はてなハイク12
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/net/1245517827/
▼乙女@はてなダイアリー8
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/net/1241190620/
2 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/02(木) 23:06:01 ID:+b5bLUaK0
hage
3 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/02(木) 23:12:54 ID:ESoQ+mpo0
前スレの自演君はわかりやすかったなあ。F1977が出てきた瞬間に嫌韓書き込みが大量発生。
どうしてもここを在特会と同一視させたくて、F1977をダシにしようと狙ってたんだろうな。
わかりやすいというかなんというか。相変わらず連中は他人をなめすぎだね。
相手は自分より馬鹿だと思っているから、その枠内でしか自演もできないんだろうね。
いしけり先生ネタで盛り上がってるときに稚拙きわまりない醜態で実に面白かった。
4 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/02(木) 23:18:57 ID:Vjrov0xJ0
頭のいい自演とかも紛れ込んでるのかもな。
5 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/02(木) 23:23:10 ID:U0Th0+3K0
>>3
誰のことを言ってるんだ?
6 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/02(木) 23:26:27 ID:+b5bLUaK0
自由帳で数学とか物理とか | 「反日上等!」と外国人差別反対デモで掲げるのがなぜいけなかったのか
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/http://hisamatomoki.blog112.fc2.com/blog-entry-499.html
y_arim コメント欄のやり取りで、別の観点からの問題点が見えてきた。あとで書くかなあ。ヒント:ネットでごく一部分だけが焦点となり、
サイバーカスケードが発生。荻上のチキくんid:seijotcpの出番だな。
東浩紀はこういう問題について
何か考えてるのかなあ
7 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/02(木) 23:29:00 ID:IBWTFFgR0
つーかさ、地下猫の新しいエントリ、あの論法じゃあ地下猫自身が
furukatsuに批判の自由を認めてないも同然じゃないの。
A)furukatsu「tikani_nemuru_Mの議論は、公共圏の名の下に気に食わないやつを
フクロ&村八分にしてやろうという魂胆しか見えない。」
B)地下猫:「furukatsuは議論でフルボッコにする自由を認めていないらしい。
表現の自由を主張するくせに「この程度」か」
Aに対してBの主張が成り立つのなら、BもまたAに対して「批判の自由を
認めていない」と見なしてもいいだろう。そこにはほぼ同じ理路がある。
で、仮に地下猫がBの言説が総体としてAの批判の自由を認めていないわけではない、
と主張するのならそれはBの言説内においてAを「批判の自由を認めていない」と見なす
理路自体が成り立たないということになる。ただのアホですな。
あるいは仮に地下猫が自分はfurukatsuに批判の自由を認めないのだ、と主張するのなら、
それはつまり地下猫は自分に対する批判の自由を(たとえ相手によってであれ)認めない
ということであり、それどちらのスターリンさんか毛沢東さんですかということになるんですが。
8 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 00:15:28 ID:NnN9GEC90
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.news-pj.net/npj/uchida-masatoshi/20090225.html
破局、敵への暴力を正当化できそうな理由を見つけ目を輝かせるの図。
9 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 00:21:56 ID:VlLloTeE0
極左に居場所は無いって大学から
追い出されてる連中が何言ってんだよwww
10 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 00:56:03 ID:1nFaEM1/0
>>8
私たちは社会生活から切り離され、アイデンティティーを奪われた
格子の向こうの囚われの女性たちを我が国に受け入れることはできないのであります』
て言って、『共産党』のアンドレ・ゲラン議員が率先して実態調査の委員会を率いてるのになぁ
これにはどう反応するんだろ?
11 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 01:06:42 ID:h1vVAG/B0
>>3
あなたの文章のほうがはてサ自演臭いのですが気のせいでしょうか
12 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 01:43:19 ID:2IJeBejl0
>>11
もう無理しなくていいよ
13 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 01:52:31 ID:h1vVAG/B0
>>12
>>3のくどくて嫌味な書き方がはてサ臭いなと思ったんだが。
俺の勘違いだったら謝る。>>3スマソ
14 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 01:59:36 ID:NnN9GEC90
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/mujin/20090702/p1
あいかわらずのほのめかし&僕そんなこといってないおメソッド
いしけり先生は大人だな
15 :mujin:2009/07/03(金) 02:02:20 ID:WIppXF1F0
ほのめかしは合ってるんだけど、僕言ってないって何のことだ?
16 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 02:30:13 ID:2bbJAg7e0
>>7
地価猫は別に言論の自由の見方じゃないだろ。
単に国家が規制するのに反対してただけ。
17 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 03:07:37 ID:hSoJIZTI0
>>15
対立せずに気楽な場所から
足を引っ張りたいってのみんな分かってるさ。
気にするな。
18 :mujin:2009/07/03(金) 03:08:46 ID:WIppXF1F0
>>17
足を引っ張るって何のために?
あなたはオレが外国人排斥を支援したがってると思ってるんだね?
19 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 03:11:20 ID:sE2U55eXO
誰もそんなこと言ってないよ?
20 :mujin:2009/07/03(金) 03:14:37 ID:WIppXF1F0
>>19
じゃ、オレが言わなかったことにしてる言葉早く出せ。
21 :mujin:2009/07/03(金) 03:18:48 ID:WIppXF1F0
つーかさー、>>14が他愛もない勘違いしてるだけってのは分かり切ってんだから
そんなのむりくり庇い立てなんかする必要ないだろ。
「いやー、早とちりでしたw」で済む話であってさ。
負傷兵の救出に拘泥してるとお前ら部隊全滅すっぞ。馬鹿じゃね?
22 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 03:42:18 ID:3mcPsq0r0
何でも戦争に例える奴って、やっぱいつも大日本帝国マンセーとか靖国参拝支持とか言って顔真っ赤にしてるの?
23 :mujin:2009/07/03(金) 03:46:02 ID:WIppXF1F0
で、オレが言わなかったことにしてることって何だ?
足を引っ張るとはどういう意味なんだ?
24 :17:2009/07/03(金) 03:57:32 ID:hSoJIZTI0
>>18
排外的な気質がある人間が、
いしけりのロジックに思わず同意してしまってるのが気に食わないんでしょ。
党派的な不快感のほうが重要なんでしょ。
25 :mujin:2009/07/03(金) 04:00:35 ID:WIppXF1F0
>>24
違うね。まったく読めてないね。
そんなくだらねぇエントリなんかいちいち書くかよ。
つか排外主義者が外国人支援に同意してたらそりゃ単なる面白おかしい話であって、
気にくわないなんてことがあるわけないだろ。
オレが警戒しているのは暖かなファシズムだよ。
26 :mujin:2009/07/03(金) 04:09:14 ID:WIppXF1F0
お前らも、お前らがはてサと呼んでる連中も、
みな残らず、ハーメルン先生に踊らされてんだよ。
実務家なめんな。実務家やばいぞ。
「反日」批判も過去エントリ削除もはてな退会もすべて計算づくだと思った方がいい。
あれを本気でやってると純粋まっすぐに信じてたらダメだ。
ていうか、お前らも本当は信じてないだろう。
みんな嬉々として三文芝居に参加したがりやがる。
だれかが、だれでもいいんだが、あんなのは茶番だと指摘しなきゃならんだろ。
27 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 04:13:35 ID:h1vVAG/B0
はいはい、大人はみんな汚いですね
気が済んだらはてな村にお帰り
純粋で正義感の強いお友達が迎えてくれる
お前さんの居場所はここじゃないよ
28 :mujin:2009/07/03(金) 04:16:26 ID:WIppXF1F0
ハーメルン先生もお前らもオレも汚いんだよ。みんな大人なんだからw
オレが言ってるのは、
お前らはハーメルン先生だけが潔白だと「信仰」してないか?ってことだ。
ハーメルン先生はそこまでお見通しで、お前らを踊らせてんだよ。
いつまで踊ってるつもりだ?
29 :17:2009/07/03(金) 04:22:41 ID:hSoJIZTI0
>>25
>暖かなファシズム
ってさっぱり分からないので、きっと俺は全く読めていないのだろう。
文脈以前にそもそも
あたたかいファシズムって言葉は何なんだ?referenceでも入れてくれよ。
とりあえず、いしけりの言う「本当の敵は誰?」へのmujinくんの回答が「暖かなファシズム」で
いしけりの言動がそれを庇護していると言うなら、いしけりと対立しているだろ?
30 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 04:24:22 ID:h1vVAG/B0
>>28
> お前らはハーメルン先生だけが潔白だと「信仰」してないか?ってことだ。
他の人は知らんけど俺は石蹴りがヘマやったら叩くよ
だいたい「潔白」がどうこうなんて問題にすること自体が統一協会ぽくてキモいw
あんたが「石蹴りは潔白じゃない」と言いたいなら叩く根拠を示しなよ
いや、そもそもスレ違いだからやっぱりいいや
石蹴り批判したければ司法板あたりにスレ立てして存分にやってくれ
31 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 04:24:49 ID:hSoJIZTI0
>>26
実務家の計算づく
というなら 迷走 もなにもないじゃないか。
地下猫みたいにいっていることが、端から意味不明になってるぞ。
大丈夫か?
32 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 04:30:22 ID:g84CKIHd0
>>26
じゃあお前がエントリ上げて指摘すりゃいいじゃん。
いしけり先生褒めてたのはここの住人だけじゃないし。
>>14の※欄では角の立たない大人(笑)な対応して、
こんなとこでいしけり先生をDisってないでさあ。
33 :mujin:2009/07/03(金) 04:30:45 ID:WIppXF1F0
いやオレはハーメルン先生には困ったもんだとは思うものの、
なにせ自分のよく分からんことは専門家に従うってのがモットーなので
オレは先生に反対したり敵視したりってことはようせんよ。
web論壇ならともかく、現場の事情なんか分かるはずもない。
そんなことよりも先生を取りまく、はてな村民を中心とする群衆が(ああ、このスレのお前らもな)
先生の吹く笛に従って大人しく踊ってることの方がよほど問題だと思うね。
天皇崩御かよ。みなでそろって自主規制かよ。コロンボ見てる場合じゃないって。
だれか一人くらい、おいこれは茶番だぞって本当のことを言わないとマズいだろ。
てか、そういうのは2ちゃんねらーが率先してやれよ。
お前らがはてな村民と一緒になって踊ってどうするよ。
34 :mujin:2009/07/03(金) 04:32:29 ID:WIppXF1F0
あ。入れちがいになってるけど、オレは先生を批判してるわけじゃないのね。
あとは、お前らは頭いいから分かるはず。
じゃーね。
35 :17:2009/07/03(金) 04:41:21 ID:hSoJIZTI0
>>33
やはり、
自分は直接批判も対立もしたくないが
後ろから足を引っ張りたい
としかいえないじゃないか。
つーか、茶番は はてさ だろ。
36 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 04:44:10 ID:g84CKIHd0
要はいまのはてな村は残念だといいたいわけか。
モチオみたくなってきたw
37 :17:2009/07/03(金) 04:48:22 ID:hSoJIZTI0
いしけりのはてな撤退を
いしけりによる「webはネタ」宣言
だ、という意味ならまあ分からんでもないが
38 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 04:49:24 ID:h1vVAG/B0
>>33
> だれか一人くらい、おいこれは茶番だぞって本当のことを言わないとマズいだろ。
あんたがそう思って、自分のブログで石蹴り批判というか
石蹴りの取り巻き批判?を書いたんだろ。
それではてサ以外誰も賛成しなかった、と。
それで充分じゃないのか。これ以上何を望む?
自分が気に入らなければ自分の言葉で批判しろよ。
言葉に力があれば理解する奴がいるし、バカらしければ叩かれる。
賛同者がいなければそれはそれでしょうがない。
39 :mujin:2009/07/03(金) 04:52:25 ID:WIppXF1F0
>>35
お前さ、最後の最後まで党派性でしか語れてないよな。
そんな語り口は冷戦時代に置いてこい。
もはやポストモダンでさえ古いと言われてるのに、なにその懐かしソング。
せめて実在の敵と戦えよ。
いまオレが問題にしてるのはハーメルン先生その人ではなく、
「オレら」のスタンスなんだよ。あ、お前らも含む、な。
ハーメルン先生が馬にまたがりぽっこぽっこ町を去ろうとしてるってときに
お前らと来たら「残念です」「ありがとう」「おつかれさまでした」……
なにこの感動のフィナーレ。なにこの全米が泣いた。
あー、オレも先生には感謝したいし、web引退は残念に思ってるさ。
けど、いまのこの状態、雰囲気はちょっと異常だろ。
先生が、じゃない。オレらが、だ。
40 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 04:55:22 ID:h1vVAG/B0
>>39
ウンコ投げたかったら自分で投げろよ。
あと、あんたの言う「オレら」に俺は入れないでくれ。
馴れ合いを批判しながら勝手に馴れ合おうとするな。
41 :mujin:2009/07/03(金) 04:57:48 ID:WIppXF1F0
>>40
オレもお前も馴れあいに絶賛参加中だろうがw
なに孤高ぶってんだよ、ハーメルン退会の宴にみなと一様に陶酔してたくせにw
42 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 04:57:50 ID:AjAgRycL0
お前らもあいつらもあの男に踊らされてるんだ!
「茶番だ」って言え!お前らが率先してやれ!
なんだただのアホか。
43 :mujin:2009/07/03(金) 05:01:44 ID:WIppXF1F0
>>42
気付くのおせぇよバカw
mujinがただのアホってくらい初見で分かるだろフツーはよーw
44 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 05:20:15 ID:h1vVAG/B0
オチがついてよかったね
45 :17:2009/07/03(金) 05:21:35 ID:hSoJIZTI0
>>39
自分(mujinくん)の影を叩きたいのなご自由に。
で、
どこらへんが あたたか で どこらへんが ファシズム なんだ。
解説よろ。
46 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 05:29:43 ID:hSoJIZTI0
そもそも、web上の振る舞いが
ネタとして消費される/されてしまうってのは
いまさら言うまでも無く、みんな分かっているだろ?
2chのネトヲチ板ならなおさら。
いしけりにいざ自分が躍らせれて、
周回遅れて今ようやく気付いた、ってことか?
47 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 05:37:59 ID:h1vVAG/B0
金八先生に反抗する生徒みたいだな
「センコーの言うことに感激してる連中キモイぜ!」って
…いや、実は金八って見たことないんだけどさ
48 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 06:55:39 ID:5MtBzasD0
石蹴り一人にはてな村が崩壊させられて頭来てるんだ、mujinくんは。
確かにヲチスレ的には飯ウマな展開だってよ。
だけど石蹴りはもう消えて、また村は何事もなかったようになるんだろ?
49 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:00:42 ID:5MtBzasD0
あと、mujinが石蹴りが支持されてむかつくのはわかったけど
相手はこれだぞ?
http://h.hatena.ne.jp/keyword/反日上等!(はんにち・じょーとー!)
http://h.hatena.ne.jp/F1977/9234070537813835613
片一方が朝鮮中央通信みたいなヤツらばかりなんだから石蹴り支持せざるを得ない
じゃないか。
50 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:04:41 ID:j8+QDKxu0
はてな村はいつもにぎやか
51 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:11:13 ID:S/lwOI2u0
まあ、mujinは、石蹴りが福耳先生みたいにはてサの基地外どもとウンコ投げ合
う展開を期待してたんだろ。
それが石蹴りは正論はき続けてヲチ板でも指示された。
自分もブログで揶揄するようなエントリーあげてidコールして挑発したものの、
穏やかに応対された。
だから、むかついて、ファシズム、ファシズムとさわいでいると。
52 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:22:22 ID:h1vVAG/B0
一応言っとくけど、ここで駄々こねたmujinが
http://d.hatena.ne.jp/mujin/ と同一人物だという保証はない
それこそはてサかネトウヨがヲチスレ撹乱のため成りすましたのかも
まあそんな可能性は万にひとつだと思うがw
53 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:32:08 ID:Bm0DW3hd0
反論及び言い逃れの手立てを完全にシャットアウトされたmujin哀れw
54 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:40:07 ID:DHlVYHAR0
なんでmujinだけいしけりを「ハーメルン先生」ってよんでるのん。
いしけりでいいじゃん。
自作の仇名をつけないと人の名前もまともに呼べない病か何かなの?
55 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:40:34 ID:95mWjVrk0
猿は南京みたいに文献に依拠するテーマはともかくそれ以外ではヘロヘロ、
モジは専門外の分野で俺様解釈振り回して自爆。
hokusyuとRomanceとtoledはそんなテーマすら持たずにその都度話題になってる
ネタを弄くり回しているだけ。
あとは将軍様譲りのヘイトを巻き散らかす電波と、そいつらの取り巻きと使い走り。
mujinは実務家怖い、ファシズムだっていうけど、そもそもこんなレベルの低い
連中がデカイ面してるのを問題にすべきだろ。
56 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:44:20 ID:+69yj7sFO
いや、mujinのやろうとしてることは理解できなくはないが、だったらそれこそ、ポーズだけでもいいから、もっとRomanceとかたしなめてみせたらどうなんだ
つっけんどんな反応しか反ってこなくて、あんたの言う所のあたたかなファシズム的雰囲気に力を貸すことにしかならんだろうけどさ
57 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:45:58 ID:VGXvMKGQ0
議論の内容で批判ができないと、語り口を問題し始めるのははてサにとっては
いつものこと。
hokusyuなんていつもそうだ。
58 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:53:31 ID:K3CL7jPNO
>>57
それなのに反在特会デモでの「語り口」が問題だと、
いしけり他に総突っ込み食らっているのは滑稽すぎるな。
59 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 07:56:32 ID:gHgVfXi00
外国人支援デモで反日上等は良くないなんて小学生でも分かるようなこと指摘
されたくらいで、石蹴りを在特会と結託しているだの決めつけたり、それに☆
をつけてまわっているような連中だぞ。
http://h.hatena.ne.jp/F1977/9236551032956114744
カルデロンのデモを批判した保守を綺麗事と罵る在特会と何も変わらないじゃ
ないか。
mujinは在特会にも少しは支持がないとファシズムきもいとなる訳?
60 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 08:50:23 ID:h1vVAG/B0
http://h.hatena.ne.jp/isikeriasobi/9234070550444051157
http://h.hatena.ne.jp/isikeriasobi/9234070550613950127
石蹴りが仕事の依頼をトリアージしてると表明
はてサが噛み付くかな?
61 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 09:39:15 ID:b+TjaN5SP
>>33
>自分のよく分からんことは専門家に従う
経営学は分からんくせにトリアージには因縁つけてたおまえが言うな。
62 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 09:48:45 ID:h1vVAG/B0
http://d.hatena.ne.jp/NakanishiB/20090703/1246575377
まだ構ってちゃんを続けるのかはてサは
石蹴りがいなくなったらいろんな奴らが勝利宣言するのは間違いないな
63 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 09:52:05 ID:q1nseZ9j0
>>33
>>そんなことよりも先生を取りまく、はてな村民を中心とする群衆が(ああ、このスレのお前らもな)先生の吹く笛に従って大人しく踊ってることの方がよほど問題だと思うね。
>>天皇崩御かよ。みなでそろって自主規制かよ。コロンボ見てる場合じゃないって。
>>だれか一人くらい、おいこれは茶番だぞって本当のことを言わないとマズいだろ。
いるだろう、mujigeとかF1977とか石蹴りを偽善左翼と叫んでいるのが。
それにお仲間が沢山☆つけてるじゃないか。
>>てか、そういうのは2ちゃんねらーが率先してやれよ。
>>お前らがはてな村民と一緒になって踊ってどうするよ。
やなこった。
ここはヲチスレ。
そんなことは村の中でやれよ。
そもそも、お前は石蹴りに「私は、少なくとも対立していると考えたことはありません。」
と返されたら「対立がないとご確認いただけたので、もうそれで充分ありがたいことだと
思います。」とか※したんじゃないの?
そこで「茶番だコラ、俺とお前は対立してんのわかんねーのか」と返せば良かったのに。
64 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 09:54:11 ID:HuXrlzLM0
>>51
福耳先生だって悪質なブクマコメに削除要求をしたくらいで、
「うんこぶつけ合うのが楽しいのに」とかいうロマンスお嬢さんとかには、
呆れ果てるしかなかったろ。
mujinはそもそも無学で論理的にはちゃはちゃなエントリしか書けんから、
真っ当な専門家からは相手にしようがないんだよ。
ルサンチマンの固まりが喧嘩腰で意味不明な因縁をつけるだけだからな。
65 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 10:03:32 ID:h1vVAG/B0
>>63
> そこで「茶番だコラ、俺とお前は対立してんのわかんねーのか」と返せば良かったのに。
石蹴りに文句言いたいならグジャグジャ屁理屈並べるよりも
「てめえスカしやがって気にいらねーんだよ!」
と叫ぶほうが一般人(はてサ以外)に理解されやすいと思う、マジでw
66 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 10:16:05 ID:5MtBzasD0
>>65 確かに。mujinは折角のチャンスを棒に振ったということだ。
>>62 どうしようもねーな、はてサは。ご本人がもう退散しますって
いってんだからほっとけばいいのに。
67 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 10:39:03 ID:uav82bEk0
>>62
flurryはブコメで「アレですよね。ある種のギャラリーのひとたちは下の、
いしけりあそびさんのブックマークコメントを読んで「さすがは実務家。戦術的
かつ礼儀正しい対応だなあ」って、戦術と礼儀の問題へとスルーするんですよ
ね?」と答えたのを、いしけりに「このエントリーには賛成しませんが、他人
の発言の趣旨を理解し一定の礼儀を守るのは、議論するうえで当然ではないで
すか?戦術も何もないと思いますが。」とド正論で返されたのを根に持ってる
だけでしょ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20090614/p1
68 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 11:59:15 ID:5WVoTIaJ0
地下猫って普通の文体でも何言ってるかわからんな。
いっぱい書いてあるけど、ポルノが定義できないからある種のポルノの定義が恣意的なのもしょうがないってことなのかな。
大多数の女性が嫌悪感を感じるようなものは駄目って言ってるように見えるが、大多数の女性ってポルノそのものに嫌悪感を感じそうなものだけど。
あと性が定義不可能だから暴力と不可分とは認められないっているが、「生活必需品」が暴力の表象となってるって書いてるんだから暴力も定義不可能って言う理屈にならんか。
定義不可能なもの同士が不可分とは認められない何いってんだおまえは。
69 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 12:02:39 ID:59FdWFO7O
地下猫の猫語の「~にゃんな。」をどう訳せばいいのかいまだにわからない。
70 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 12:04:31 ID:sE2U55eXO
>>62
現場主義者は僕たちが空理空論吐くのを抑圧するのはやめてください><
ってかw
71 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 12:04:55 ID:+69yj7sFO
ああ、NakanishiBね。こいつはこの界隈でも一番救いようのないチキンだから、相手をしないほうがいいな
プライベートブクマでネガタグつけまくってsk-44に注意されたり、shinichirouinabaに粘着しまくったり
72 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 12:09:06 ID:EL0/JhLY0
勝機が無いと踏んだフェミの奴等
はいしけり騒動に介入してこないな
彼女らは賢いw
73 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 12:33:05 ID:K3CL7jPNO
>>71
あったあった。「おおや大先生」だっけ?
74 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 12:59:03 ID:2IJeBejl0
>>68
>いっぱい書いてあるけど、ポルノが定義できないからある種のポルノの定義が恣意的なのもしょうがないってことなのかな。
平然と「疑わしきは罰する」と言ってるんだよな。葉梨と同レベル。
ギャグを言うつもりは全然ないが、まるで話にならん。
まあポルノに関しては、児童ポルノ関連で全世界がヒステリー起こしてるから仕方ないね。
芸術作品でも単純所持禁止なら、過去の芸術作品の書き換えが必須になるわけだが。
そういう1984ワールドに住みたい連中が多いんだからもはや仕方ないよ。
75 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 12:59:56 ID:WqI3qmMm0
さて、地下猫がsk-44にフルボッコされたわけだがw
つーかsk-44って何者よ?
思考力半端なくないか?
76 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 13:07:15 ID:1nFaEM1/0
>>73
もっとも面白かったのは
http://takoashi.air-nifty.com/diary/2005/10/post_0e5e.html
のN・Bの時だと思う。
でも小田嶋に作文講座までしてもらって得したと言えば得したんじゃないかな?
77 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 13:17:52 ID:5WVoTIaJ0
>>74
今回普通の語尾(あれ文体っていうのか?)になったのでやっとわかったけど、地下猫って自分が言いたいことがわかってないんじゃないかな。
グダグダ関係あるのかないのかわからないことを取り上げてたのは読者を煙に巻くためなのかとおもってたけどそうじゃなくて単にまとまってないだけなんだろう。
公共圏で作品は淘汰されるべきなんて話だけど公共圏の定義を説明できませんとかアホかと。
>平然と「疑わしきは罰する」と言ってるんだよな。葉梨と同レベル。
「公共圏」からはすべての国家権力は排除されているという設定なので葉梨とは全く逆と読める。
市場の判断に任せよって言う極端な人みたいにも読めるよ。
印象としては全然違うけどね。
78 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 13:40:35 ID:VMaIzzSi0
まとまってないのは、自論に酔って結果自家撞着に陥っているだけだったりして。
大前提となる結論を先に出しておいて、そこに至るように論旨を整理すればええに。
理論武装ってそういうもんだったと思うんだがなー。
79 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 14:18:04 ID:X60RITnq0
前スレ魚拓
http://s01.megalodon.jp/2009-0703-1416-10/pc11.2ch.net/test/read.cgi/net/1245008652/
80 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/07/03(金) 15:32:26 ID:NjfupMo20
橋下二審敗訴で、はてサ大盛り上がりかと思ったら、
違う方向で盛り上がっていてしょんぼり。
81 :名無しさん@ゴーゴ
http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20090528/p1
http://d.hatena.ne.jp/a-kubota/20090530/1243663042
に便乗してみる。
分かりやすく今までのことを要約すると、
はてサのid:D_Amon氏、「南京事件否定論を真に受けるのは無知だ!きちんと歴史を勉強しろ!」と自分で歴史学の初歩とやらのエントリーを書いてそこらじゅうに爆撃する。(正直いやがらせかと思う)
↓
自称中立のid:a-kubota氏、「中立の俺が肯定派も否定派も分かりやすく説明してやるぜ!」とかいいつつwikipediaを信用して(笑)肯定論と否定論の要約をする
↓
はてサ諸氏、「歴史学の結果である肯定論とトンデモでしかない否定論をいっしょくたに扱うとはなにごと!ムキー!!」
ってのが今の状態。
それで中立のid:a-kubota氏が否定派と肯定派の両方を紹介してくれたので、なぜはてサ諸氏が否定論をまともに取り扱わないのか、
なぜ南京事件否定論をまともな論のように紹介したa-kubota氏がキレられているのか、説明したいと思います。
まず「南京事件肯定派ってどんなことを肯定しているのか、そもそも肯定派の言ってる南京事件って何か」を知って、
それから有名どころの南京事件否定派の本を読んで否定論者の言ってることって根拠があるのか調べてみるってのが、理想なんだと思う。
けれども、a-kubota氏のエントリを見て満足しちゃうような人って、絶対にそんな面倒くさいことしないのね。
id:D_Amon氏が「じゃあもっと要約してみた。これを読め!!」って言ってみても、それすら読めない。
なぜかと言えば、id:D_Amon氏が信用できるか分からないので、読んでみて結局無意味だったら嫌だし。
と言うわけで、中立のid:a-kubota氏が紹介した否定論と肯定論のうちなぜ否定論がトンデモなのかを短く、めんどくさくなく説明しようと思います。
と言ってもどう短くしても内容に立ち入ると面倒なので、内容には立ち入りません。
たぶん短い。
藤原彰・笠原十九司・秦郁彦は歴史学者ですが、東中野修道は歴史学者ではありません。(政治学、思想学の人)
他にも渡部昇一とか小林よしのりとか田母神さんとか否定論を唱える人はいますが、歴史学者は一人もいません。
否定派VS肯定派の順で紹介していきます。
李秀英の勝利。松村俊夫は「李秀英の言うことはこれこれこういう部分でおかしい。嘘っぱちだ」と言ったが、
裁判では「松村さん、あなたの言ってるこれこれこういう部分っていいがかりですよ」となって敗訴。
稲田は裁判長にほとんど相手にされずに本多勝一の勝利。本多勝一と言えば、初心者でも「胡散臭い人物」ってことは知ってると思う。
うん、そうなんだ。胡散臭い人物にも惨敗するのが否定論者なんだ。
夏淑琴の勝利。東中野修道は「夏淑琴の言うことはこれこれこういう部分でおかしい。嘘っぱちだ」と言ったが、
裁判では「お前別に問題のない証言をわざと英語を訳し間違えて辻褄合わなくしてるだけだろ」ってなって敗訴。
東史郎は南京事件で嘘の証言をしたってことで敗訴した。日本の司法が嘘の証言に甘いってわけじゃない。
証言者では敗訴した人間はいるけど、敗訴するような人の証言は学者はやっぱり重く扱わないし、肯定論の学者が敗訴したことはない。
http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/area/taisen/qa/08.html
日本政府の南京大虐殺の定義は「日本軍の南京入城後、多くの非戦闘員の殺害や略奪行為等があったこと」でこれは事実としてる。
他にも文部科学省が「南京事件あったかどうかわかんないよ」って書いたつくる会の教科書に検定意見つけて「南京事件あったよ」って書きなおさせたこともあったでしょ。
例えば東中野に賠償命令判決だした三代川三千代裁判官は、保守的な判決出すのに有名な人だし、秦郁彦に至っては右翼、「つくる会」の会員だったこともあるくらいだから「極右」って言ってもいいかも知んない。
肯定論者は左から保守から右からいろんな人いるけど、否定論者って極右しかいないよね。
どっちがイデオロギーより事実を優先しててどっちが事実よりイデオロギーを優先してるか明らかだよね。
例えば、否定論の論法の一つに、
「1947年の東京裁判で出てくるまで、南京で虐殺が起きてるなんて話はどこにも無かった!東京裁判でいきなり話がつくられた証拠だ!だから南京大虐殺は嘘だ!」
ってのがある。さらに、
「1938年に、蒋介石が『南京で日本が残虐行為をしてる!』って宣伝するための証拠を捏造する部隊を作った証拠をつかんだ!だから南京大虐殺は嘘だ!」
ってのもある。ひどい時には同じ人が言ってる。
でもさ、1938年にしきりに南京大虐殺を宣伝してるんなら、1946年には広く知られてるはずだよね。同じように「南京事件を起こしたのは朝鮮人だった説」とか「便衣兵の処刑を大げさに言った説」とか互いに矛盾しあう説がいろいろあるって言うか、
「南京大虐殺」を捏造した勢力も捏造した理由も違いまくるのに、なぜか喧嘩せずにお互いに褒めあってるよね。
おかしくね?
対して肯定論者って、細かいことでも主張が違うと議論しまくる。
有名な例でいくと笠原VS秦とか。
お互いに「南京事件あった」って言ってることは同じで、南京事件の中身でも幕府山で起こったこと、下関で起こったこと、安全区内で起こったこと、新口路で起こったこと、大まかには同じこと言ってるのに、それでも例えば幕府山事件の詳細で細かい違いがあっただけでも喧嘩しまくる。
なぜかと言えば真理を求めてるからに他ならないと思うわけ。
--------------------------------------------------------------
最後の方は「初心者へ」って感じじゃなくなっちゃったかも知れないけど、「大まかに信じれることを知りたい」って人には参考になったと思う。
これを見ても、
「日本以外のすべての国と日本政府と日本の司法と自民党の大半と民主党のほとんどと公明党共産党社民党全員とマスコミが間違っている!俺が正しい!」
って言う人もいるだろうけど、そういう人は「初心者」では絶対にありえないからいいや。
--------------------------------------------------------------
後日追加。
おまけとして、これを紹介しておこう。
否定派のサイトだけど、第一話を読めば南京事件が大体どういうものか分かるんじゃないかと思う。
id:D_Amon氏のやつは文章がいっぱいで読めないって人向け。
http://himasoku123.blog61.fc2.com/blog-entry-540.html
せっかくなのでコメントしてみる。
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 05:46:21.82 ID:qJ01woVA0
何をもってオカルトというのか知らないが、大体あってる。
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 05:47:42.37 ID:bilKKhOqO
見えてるわけがない
あれは話術でそう思わせてるだけだよ
本当に霊能とかある人なんてすくねーんじゃねぇかな
これも大体あってる。未来の「傾向」を示すことはあっても未来そのものを当てることはまずしない。
と、よく言われたものだ。
未来を当てられるなどと嘯く占い師がいたら、能力的なものよりも、客を騙す気があるという点で危険視した方がいい。
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 05:48:15.76 ID:oNlQbHoyO
当たるよ
だって、当たったって感じるのは占われてる方の人間だし、俺がなにいっても相手に当てはまってりゃ当たったって判断してくれるんだからな
わざわざ当てに行かなくても当たるもの
占い師は当たるとか当たらないとか言ったりしない。
239 名前:邪気眼占い ◆Q561OeyR9Y [] 投稿日:2009/02/01(日) 09:28:02.54 ID:y4JA36bh0
>>12
これは心外だな。本物は数少ないが居る事は居るぞ。
その数少ない本物を実際に見ないことには判断できねぇよ
基本的に俺はみたことはない
もし「当てる」占い師がいたら私もお目にかかってみたいものだ。
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 05:53:09.33 ID:yrdLJerpP
で、でっかい水晶玉は!?
>>11
ああいうのは信憑性を持たせるためのギミックでしかない
そもそも信憑性を持たせるためにつまらない小道具を使うという発想が占い師ではない。それはただの詐欺師。
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 05:56:17.84 ID:oNlQbHoyO
>>13
使わなきゃ相手のことなんてわからねぇもん
最近「占い」と「コールドリーディング」を組み合わせてものすごく悪いもののように語る人がいるが、そもそも人と接する仕事してる人でコールドリーディングを全く使わない人がいるのかと問いたい。
なので、この発言はあってる。
というより、手相だけ、人相だけ、生年月日だけ、などとデータしか見ないで占おうとする占い師はあまりレベルの高くない占い師だ。
「命式ではなくその人を見て占え」
と教わった。
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 05:57:19.15 ID:1mESjb+D0
占い師の資格(あるのか知らんが)取ったとして、仕事場はどうやって探すの?
>>15
資格なんてないぞ
仕事場は紹介してもらったりつてがあれば確保できるわな
資格なんてない。
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 05:57:37.77 ID:SxEKAxwk0
占いと霊視ってのはまた別物なのか?
>>17
霊視なんて信じる奴がマヌケだよ
人間大概何かしらついてるもんだし、仮に霊視してくれって言われても、「普通の人より霊能があります」ってこっちから言った時点で信じたらそいつは本物の馬鹿だって師匠が言ってた
つまり一番好きかって言えるのが霊視ってことだね
別物なのは間違いない。だからこそ根拠なく他の職業を「マヌケ」だなどと貶めることはできない。
少なくとも私は霊視の類の力を持っている人に会ったことはない。
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 05:58:24.43 ID:bilKKhOqO
へぇ・・・
なんか運命の人とかはどう?
いんの?
>>18
誰にだっているだろ
むしろ、付き合った相手が印象に残らない人間のほうが少ないだろ?
そこら辺をつついたりするし、そうじゃなければ、未来のことは好きかって言えるからな
これは質問の仕方が悪い。
「あなた自身は精神的に楽になる。ただし相手はあなたに気を遣い過ぎて、病気で倒れる可能性がある」
「あなたは今仕事に夢中になっているが、この人と結婚すればおそらく相手に夢中になり過ぎて今までのように仕事をしなくなるだろう。そのおかげで出世しなくなるかもしれないが、代わりに過労死せずに済むかもしれない」
こういう例はいくらでもある。
こればかりはデータだけでは分からない。自分が決めることだから。
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 06:00:31.02 ID:ZmFdSbc1O
どれが基礎?四柱、0学、西洋
姓名判断やる?
特定されるのがめんどいからいわね
その他の要素はただのギミック
この時点で、筆者が占い師としてまともに勉強したことがないということがよく分かる。
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 06:18:30.63 ID:ZmFdSbc1O
> 特定されるのがめんどいからいわね
> その他の要素はただのギミック
お前ふざけんなよ。基礎さらすだけで特定されるわけないだろ。
お前ホントに占い師か??
俺の命式さらしてやるから基礎運だけでも言ってみれや。
己 卯 乙
占い師名乗るなら3秒で答えでるわw
すげぇマジキチさんがお出ましだ
ふざけてるから占いで飯食ってんだよ
一部のまともな占い師以外は俺よりタチ悪くやってるぜ
理論に当てはめるか、まともな占いの知識に当てはめるかって違いだけでやってることはロクデナシってことにゃかわりねーんだからな
おまえさんみたいに命式とか持ち出すマジキチにはかかわりたくねぇよwwwwwwwww
35に対する反応は、口は悪いものの同意する。
「お前歴史学者なら、○○が起こった年は何年か答えてみろ」
などと聞いているようなもので、ナンセンスな質問だ。
しかし筆者の態度はひどいものがある。
どのような分野であれ、自分の仕事に誇りを持っていない専門家で優秀な人を見たことがない。
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 06:34:03.65 ID:ZmFdSbc1O
当たる当たらないの概念で語ってる人は、
ここでも筆者がまともな勉強をしたことがないということが分かる。
というのは占い師の常識。理由については統計学の専門家に聞けばわかる。
占いが統計学の手法から大きく外れているということについて熱弁を振るってくれるだろう。
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 06:51:44.46 ID:ZmFdSbc1O
これに時柱 風水 画数 音式 0学 などなどを+。
凄い人になると的中率は99パーセントになる
それこそ人生まるまる覗かれたように思える程。
>>1みたいなカウンセリングを占いだと思わないでね。
そしてそれを技術だけでやってんのが俺なわけだwwwwww
行きつく先が一緒なら人間だれも気にしねぇもんだよ
イミダス辞書4冊分程度の勉強量で占い師を名乗ってほしくはない。
(実際にはその半分も勉強せずに占いしてる人もいるようだが……)
興味がある人はこのリンク先の本を手に取ってみるといい。
http://www.harashobo.com/eki/kihon/04Sammei.HTM
「行きつく先が一緒なら人間誰も気にしない」というのは同意する。
結局のところ、お客さんが幸せになれることが重要であって、裏の努力と結果は一切関係がない。
魔法を使えるのなら使えばいいし、霊視できるのならすればいい。
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 06:07:28.26 ID:mYYgkcDP0
どこまで個人情報晒せばいいのよ
あと不安になってることだな
未来を見てくれって言うのは無しな
まず事前情報として必須なのは生年月日と性別。データを取得するのに最低限必要な情報。
占ってほしいこと。
(占い師によっては関係者が増えるごとに割り増し料金を取る人もいるので注意)
実際に占う際の質問内容は事前にいただいた情報によって変わるが、
最も重要なのは、お客さん自身がどうしたいかということ。
【例】ひきこもり
事前情報
・本人の生年月日と性別
・両親の生年月日
当日(一人でこさせるか、そうでなければ親は外で待たせる)
・本人にどうしたいか聞く(ここでは「頑張って外に出たいがどうしても出れない」とする)
・事前にいただいたデータを元に質問をする
質問の仕方について書こうと思ったが、あまりに煩雑になり過ぎるのでやめておく。
(データから母の圧力が強い可能性があると判断した場合は、母子関係を中心に質問する、など)
・ここから先はケースバイケース。このケースの場合はひきこもりといっても実際に占いにくるために外に出てこれる以上、比較的軽い症状と考える。大抵の場合は、データの分析結果をもとにその人にあった解決策を提示する。
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 06:07:38.02 ID:bilKKhOqO
なるほどねぇ・・・
んじゃあ当然あんたかりゃすりゃ運命だの未来は無形の形って話になる?
変幻自在、あるいは存在しない
未来なんてどうとでもなるよ
未来はどうとでもなる、というのはあってる。
しかし占い師の仕事とは、お客さんの理想と現実のギャップを埋めるためにそのお客さんの行動指針についてアドバイスするのが仕事であって、未来を予測することが仕事ではない。
占いのデータから傾向はわかる。しかしそれは未来そのものではないし、お客さんがその傾向を望まなければ違う道を進むこともできる。
ただその場合は普通の人よりも多くの苦労を伴うだけ。理論上は不可能ではない。
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 06:08:47.16 ID:rvM5JIr/0
権威付けにはいいんだろうな
まぁ、こっちがそう誘導しなくても相手が勝手にしゃべってくれるから楽なもんだな
占いはカウンセリングでもあり人生相談でもある、これは間違ってない。
アプローチの仕方が違うだけで、お客さんの悩み相談に乗るという点では変わりがない。
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 06:55:53.39 ID:JlHz2ukI0
わろたwwwwww
そう考えるとVIPの霊視スレとかで糞真面目に相談してるやつって阿呆にしか見えないよなw
しかもほとんどが恋愛ばっかwwww
女は占いに引っかかりやすいってのも分かるわww
俺個人としてはただのアホとしかみてねぇな
さらに言うと、女ほど信用ならねぇ存在はねぇよ
恋愛に関してはあいつらの全てが男以上のアホだ
他人に言えない悩み相談の大半は、性欲と金だ。
性欲には恋愛、結婚、不倫、離婚なども含むし、金には進学、就職、転職、起業なども含む。
残りは家族問題だろうか。
私は人間とはそういう生き物だと思うし、それを馬鹿にしたりはしない。
どんなに真面目で品行方正な人だって、浮気することもあればつい借金を重ねてしまうこともある。
むしろこういう真面目な人は、ものすごい自己嫌悪に陥って精神を病んでしまうために危険だ。
他人から見ればものすごく馬鹿なことをした人であっても、占いの視点から見れば問題ない、という人もいる。
他人に理解されない人を理解してあげることも、占い師の仕事だ。
そもそもこの筆者はお客さんを馬鹿にしてるという時点で、占い師以前に客商売をする人間として問題だ。
72 名前:シトロ ◆VXP48ZQGpk [sage] 投稿日:2009/02/01(日) 07:20:50.72 ID:rvjbGsCK0
しかし誠実でアロウとすればするホド
シンドイ仕事でもアルとオモウヨー
誠実であろうとはしてるぜ
相手の望んでる方向が犯罪ではない、倫理・道徳的なことは相手が満足するのであれば、気にしないってことを除いてはね
さすがに相手の望みが犯罪行為につながるなら、引きだした答えは歪めて伝えるわ
なんかやらかされても後味悪いものな
これは同意する。
犯罪行為につながらない限りは、お客さんが望むのであればそのためのアドバイスをするだろう。
大抵の場合はどこかでそのツケが返ってくると思うが。因果応報。
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 07:24:10.99 ID:JlHz2ukI0
しかしまあ適当なこと言ってるだけな職業がここまで残ってると言うのは
やっぱり何かあるのかね?
それとも昔から口達者がしていたからかね?
この辺りは占いそのものの歴史の話になるので私も詳しくはない。
ただ、「占いとは大衆向け哲学」のような話を聞いたことがある。
ドイツやフランスでは哲学が発達したが、イギリスでは占いが流行った。
そして中国では両方が発達した、ということは知っている。
この辺りの話について民俗学者の方で研究している方がいればいいのだが、残念ながら会ったことがない。
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 07:35:03.95 ID:bilKKhOqO
素朴な疑問だが、もし占い師がガチで未来みれるなら、株なり宝くじなり、いや人生しかみれないとしても地雷をふまないように生きれるから、占い師する必要ないよな
その通り
占えるのなら、テメーの運命見ていい方向に導けっての
ショックを受けるかもしれないが、占いの上であっても地雷のない人生などない。
最大の地雷とは、当然「死」そのもの。
占い師としてできることは、いかに納得のいく地雷を踏んでもらうか、ということである。
未来予知をネタにした漫画、小説などで、ちょっとした不幸(事故で骨折する、など)を回避してしまったおかげで大切な人が死んでしまった、などという話がある。
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 07:44:49.75 ID:JlHz2ukI0
まあ細木も当たってるの3割くらいだしな
あの婆適当なことしか言わん死んでほしい
>>100
あいつは最高にうそっぱちだぞ
ここに関しては完全に同意する。
256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 09:36:28.52 ID:6yWOiqo8O
>>120
>>106だけど、ただ占ってもらったんだ、二十歳の時。
そしたらもうすぐ結婚するか晩婚、晩婚のがうまくいく、婦人科系の病気にかかるから気を付けてっていわれた。
当時彼氏も居なかったし晩婚なのかー、親戚がみんな婦人科系の病気かかってるから私もかかるんだろーなぁ位思ってたら、
そして31で離婚した。
怖いな占い。
すげぇな
そういう本物を見たいんだよ
ここまではっきりとは言わなくても、普通の占い師はこのくらいできる。
このくらいはオカルトでもなんでもない。
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 09:00:54.93 ID:aWnisTQu0
当たり障りないことを書き連ねれば、どれかは当たるんだよな
朝の占いで『今日の乙女座のあなたは、人間関係でちょっとトラブルがあるかも?』ってのと似てる
みんな学校や職場や家と、一日中『人間関係』の中で生活するわけで、ちょっとしたトラブルがある乙女座続出だよな
当たる確率大なことしか言ってないのに、当たったらマジで信じる人って、なんか怖いなっと思う
>>191
意外と人間信じる奴のほうが多いんだぜ
人を幸せにするのが占いであれば、エンターテイメント性を追求する占いがあることは問題ない。
朝の占いをネタにひと時の楽しみを得られるのであれば、それも一つの幸せ。
ああいうのを真に受けすぎて、ものすごく気分が落ち込んだり、いじめとかにつなげなければいいと思う。
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 09:02:33.68 ID:MRkJQ7D+0
ただ、数学的に証明されてるとかいうなよ。はずかしい。
統計は確からしさしか言えないんだから。
ただ、占い師に限らず、
実社会でも1みたいないいかげんなこといって、
自分が全体の代表みたいなことをいう奴がいる。
私も含めそういう人間からして、正直気分が悪い。
まぁ、1みたいなやつが大成した例は歴史上皆無だけどね。
>>193
大成なんて望んでもいねぇよ
俺はやりたいように生きてるだけだ
第一、やってることに誇りをもってないとはいってねーぞ
ちゃんと見るものは見るし、ちゃんとした答えは与えてやらねーと商売にならねぇからな
統計を数学扱いしてない時点で統計学者が激怒すると思うが、こういう占い師は嫌いではない。
仕事の性質上、どうしても暗い話ばかり聞き続けるので生真面目だと精神病んでしまう可能性がある。
救急病棟の医者が人の死に慣れていかなければならないのと同じ。
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 09:09:47.11 ID:dM33uJsRO
しかし占いってかなり心理的な要素あるな~
俺信じるとこだった。
実際のところ、占いに来る人はそういうのを信じやすい人がくる。
当たり前の話だし、それでいいと思う。
自力で(あるいは周囲の人の力で)立ち直れるならその方がいい。
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 09:10:17.62 ID:oyQKW8cT0
占いを統計学だといっている人に聞きたいけど統計学勉強したことあるの?
ちゃんと検定してるの?
というより微積分わかるの?
至極真っ当な質問。
検定どころか、統計学で使い物になるデータは誰もとっていない。今のところは。
統計学の知識と、コンピュータが普及した現代では、一介の占い師でさえ統計データを取って分析することが可能だ。
そういう占い師が出てきてもいいと思う。
(どこかで極秘の研究をしているという噂もあるが、きっと都市伝説の類だろう)
こんなところだろうか。
思ったよりも長くなってしまったが、自分自身の思考の整理にもなった。
怪我しない限りは頼るべきではないし、怪我が治ったら忘れてしまった方がいい。
しばらくお返事も無いことだし、いつまでもここに居座るのもアレなんで、勝手に総括して終了にしたい。この後、なんかレスはあるかもシランが(あー、トラバちゅうのかな?レスじゃなくて)もう俺は見ないよ。まぁ、議論じゃなくていわゆるお話だから勝ったの負けたのもナシ、でお願いしたい。
元増田の人は
>修正主義批判の人達の発言の方がレッテル貼り、かたよった見方の思い込みにしか見えないんだけど。
て書いてらっしゃいましたが、今回のお話でご本人もそういう見識でいらっしゃる事が解る、と思う。「正史派」てレッテルを貼って、こういう説を信じてるはずだ!てお話を進めてくるんだね。「正史派」なんて人はいません。強いて言えば歴史学者さんがそれにあたるかな?俺は「歴史学に信を置く人」にしか過ぎん。
「純粋な疑惑を持つ人を抑圧する人達を許していいのか!」てのがおためごかしにしか過ぎん、てとこでしょう。俺がちょっと気に障るのはこのへん。まぁ、でもお行儀は良い方の人だった。同一人物が書いてた、と素直に信じてはおらんですが。2chでは良くあることだし。でも、否定論を信じることに文句は無いよ。それは自由だからがんばって。
もう一つ、否定論というのは今回見られたように「史料」とその背景となった被害者の関係を、ぶつ切りにして解釈したりする。今回もそうだった。診療記録だけ見て、その人の人生を振り返らない。アウシュヴィッツから救出された子供たちの写真を見て、「死の収容所に子供がいる」としか思わない。どうやったら元気な盛りのはずの子供たちが、あんな死んだ魚のような目になるのか、まで思い至らない。こういう思考が俺たちをアウシュヴィッツに送り込む。卑劣だな、と思う。
トラバの中に「死者の冒涜は考えなくていいんじゃないかなぁ」てのがあったけど、とんでもねぇな、と思う。俺はどっちかっちゅうと、あんまり被害者感情を考慮に入れたりはしないほうだが、(考える人はこんな議論はしない)確実に被害者がいる事件でそれは無いだろと思うぐらいの事はできる。そこに思い至りながら、史実を求めていかなきゃならんのが歴史学じゃないのかな。
俺は否定論者を纏めてレッテルを貼って叩くことを良し、とは思わない。思わないが、そうせざるを得ない状況、てのもあるんじゃないのか、とも思う。はっきりいってキリが無いんだな、この話は。たぶん、このまま4年でも5年でも続けられると思う。ちゅうか、それが目的みたいなところもあるわけで。そんな事に時間を割ける人もそうはいないでしょ。だったらレッテル貼ってさっさと片付けたほうが早い、と判断するのを責められんとも思う。
まぁ、そんなところで。ではまたどこかでね。
話の腰を折りますが、私は皆さんが証拠としているヴァンゼー会議自体も懐疑的です。
…で、もう一回引用してくる資料が、またまたゲルマール・ルドルフの資料ですよね。歴史家でもなんでもないタダのおっさんの。
いいですか?もう一度前に書いたことを書きますよ。
そういった資料(注:ヴァンゼー会議についての史料等)を、あなたはそのオッサンの立場を離れて評価し論じることはできるのかね
『専門の歴史学者』以上の正確さで?
大事なことなので二回言いました。
大事なことなので二回言いました。
あなたがゲルマール・ルドルフを信頼する根拠は結局「説得力」だけですか? それって信仰とどう違うのですか。
「説得力」だけなら振り込め詐欺にだってあります。
とりあえずどうして「専門の歴史家」が彼を評価しないか、それを考えてみても良いのではありませんか?
私は比較検討の結果こちらの方が信頼出来ると思いました。
あなたの比較検討力は、その辺の数多の歴史学者を凌駕するわけですか。
周囲に止められながらなお欺されて振り込め詐欺に振り込む人も、多分、自分を止める銀行員よりも警察官よりも自分は判断力に優れていると信じ込んでいるんでしょうね。
横だけど、結局あなたはゲルマール・ルドルフとゆーオッサンにただ踊らされてるだけという可能性もあるわけだよね?
そのおっさんが妄言垂れ流してる可能性についてはどう考えるのかな。
一方で、たとえばヒムラーが「ユダヤ人絶滅」に関して述べた記録(1943年10月4日付)なんていう一次史料は歴然として存在するわけだよね。ラインハルト作戦、そしていくつもの証言が、大量殺人に関する組織的関与を伺わせるわけだけど、そういった資料を、あなたはそのオッサンの立場を離れて評価し論じることはできるのかね(どの程度信頼できる or 信頼に価しない と、『専門の歴史学者』以上の正確さで? ちなみにゲルマールは知っての通り歴史学者ではないよ。)? できないとしたら、それってそのオッサンに洗脳されて踊らされてるのとどう違うのかね?
物事というのは、どんないかがわしい話でも、見た目だけはもっともらしく話すことはできるものだよ。
>http://anond.hatelabo.jp/20090319235938
一個一個片付けてこかー。
まずはなんや、ヒトラーの命令書か。確かに発見されとらんなー。せやからなんやっちゅうねんな。ホロコーストの歴史研究で、命令書を基本にした研究なんか無いやろ?あるんか?あるんやったら教えてェな。そんなんナシの状態でここまで研究は進んどる。その内容を検討もせんと切り捨てるその態度は気に入らんな。
次はなんや、遺体かいな。終戦前後しか連合国側にガス殺遺体とやらを確認する術は無い、ちゅうことはわかるか?ちゅうことはおまえさんのゆーとる事は、「戦後、解放された収容所にガス殺遺体が残ってないのはオカシイ」ゆーこっちゃけど、エエか?んでな、ガス殺ゆうのんは、終戦1年ほどまえから、中止命令がでとったのは知ってるわな?ちゅうことはお前さんは「1年に渡ってガス殺遺体が放置されてないのはオカシイ」ゆーこっちゃわな。オレが考えてもお前さんのゆうとる事のんがオカシイで?わかるか?わからんか。まぁええわ。次いくで。
次はなんや、病院か。病院あったらオカシイか。ほな警備しとった親衛隊の人らはどないすんねんな。死に放題か。それオモロイな。ついでゆうたらなんやけど、芝居小屋も売春宿もあるんやで、収容所にはな。まぁ、冗談はええわ。収容者用の病院もアウシュヴィッツには確かにあった。せやけど、別にオカシイこと、あれへんねや。アウシュヴィッツは労働収容所でもあったことは知ってるわな?労働力も確保せなアカンわけや。せやから病院もある。せやけど、病院の実情はどんなやったやろ?プリーモ・レイヴィーとかが書いてるわな、実情を。ひどいもんやな。東京にも大阪にもようさん病院はある、せやけど救急患者は死んでいってる。これは事実とちがうんか?「病院ようさんあるやんけ」言われても困るわな。そういうこっちゃ。
んでな、もうひとつあんねん。「大量虐殺計画」てなんや?そんなんあれへんやん?ヴァンセー会議ていつあったんかは知ってるわな?あっからやで、始まったん。それでも「死んだらしゃーないわな。w」くらいなモンやで、あれ。ちがうか。でや。
あー、も一個あったな。見落としとったわ。すまんの。人間石鹸な。RJF石鹸のお話とな、別のお話があんのは知ってるわな?アレをな、いっしょくたにお話したらアカンねん。ごっちゃになんねんやわ。たぶん、あんたもそうなってるんちゃうか。歴史学者も否定して、博物館から物が引き上げられたんはRJF石鹸のほうで、も一個のスパナー教授の研究してたヤツはまだ検討中やねん。べつもんやからワケとかなあかんで。
以上やけど、なんぞあるか。あんな、いらん世話やけどな、一遍、歴史の本は読んどいたほうがエエで、ほんま。ほなな。
世の中には、1930年から1945年までの日本を悪く言える可能性のある噂話があったら、本当の真実がどうであろうと
最大限にその噂話を肯定する勢力がいる。
そのとき実際に起きた事実なんて全く興味ない。
その人たちはいわゆる左翼と呼ばれることが多いけど、本来の意味とは違う気がするのだがこの際あんまり気にしないことにする。
世の中には、1930年から1945年までの日本を良く言える可能性のある噂話があったら、本当の真実がどうであろうと
最大限にその噂話を肯定する勢力がいる。
そのとき実際に起きた事実なんて全く興味ない。
その人たちはいわゆる右翼と呼ばれることが多いけど、本来の意味とは違う気がするのだがこの際あんまり気にしないことにする。
さて、ここに「南京大虐殺」という話がある。
上の人たちはどう反応するか。
だけどもそんな理由では皆が納得しないから根拠をでっちあげる。
だけどもそんな理由では皆が納得しないから根拠をでっちあげる。
だけど、だからと言って左翼の主張の根拠が正しいわけではない。
彼らは、南京大虐殺があってもなくても「南京大虐殺はあった」と言うから。
自分の信じる結論が欲しいだけだから。
右翼側は正しくない。
けれども、右翼側はこれからも支持を減らすことはないだろう。
田中正明が松井石根の日記を改竄して恥をさらしたり、東中野修道が資料を捏造して裁判でフルボッコにされても、
右翼は彼らを支持し続ける。
彼らには、南京大虐殺を否定する根拠なんてもとから関係がないのだから。
その根拠がいくら崩されようと彼らには興味がない。
自分の信じる結論が欲しいだけだから。
生あずまん見てきたよ。
講義にもぐった理由
・ネット☆スター見て興味を持ったから
・著作読んだら、えらく面白かったから
読んだ本
『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』
ホントは先週行こうと思ってたんだけど、腰が引けてた。
んで、行かないで家でぼやーっといつもどおりネットしてたら、はてなでなんかもめてた。
↓こんな感じで
東浩紀問題、または歴史修正主義問題について(開かれた学問・知識について:前編)
http://d.hatena.ne.jp/amamako/20081213/1229172460
ああ、こりゃ早めに行っとかないとモグリ禁止もありうるなということで今日行ってきた。
講義に出ていろいろと思ったこと・感じたこと
1.
教室が小さい
講義に出る前は、てっきり大教室でやってるもんだと思ってた。
テレビに出てるくらいだし、そこそこ名前が売れてる批評家なので。
ところがどっこい、かなり小さい(と言ってしまうと失礼に当たるのかもしれませんが)教室です。
ふいんき(ryも、講義する人と学生の間に「関係」があるのを感じさせるアットホームな感じです。
簡単に言ってしまえば、人数多めのゼミみたいな感じ。
なので
次は、トラメガを持って東工大に行きます。
こんなこと書かれたら非常に迷惑だし、普通は怒るだろうなと。
確かに大学は開かれている「べき」だけど、mustではない。
時と場合によるし、あの「規模」だと開かれていなくてもしょうがないかなと。
歴史云々について
授業の前半30分くらい使って説明してた。
別に難しいことは言ってない。(以下はワタクシの解釈)
自分が体験したわけではない「歴史」というものは、物語でしかない。
その物語の「強度」によって人は「真実」であるとか「捏造」であるとか判断する。
常に更新可能であるし、閲覧した時点での記述が閲覧者にとっての「真実」となる。
また、「ソースがwikipedia(笑)」って感覚は「ソースが歴史学者(笑)」に通じるべきだ。
少なくともポストモダンな人は。
ってあずまんは考えてるんじゃないかな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA
南京大虐殺論争
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E8%AB%96%E4%BA%89
id:toledって人は、wikipediaで言うところの「ノート」で議論して、
らちがあかないから「みんなで編集合戦しようぜwwww」って言った様なものなのかな。
以下は生あずまんを見た後の、著作その他にかんする感想。
2.
http://watashinim.exblog.jp/8879908/
大塚 その話を聞いてしまったら、ポストモダンっていうのは、何もかもから距離を取れて、すごく楽な思想だっていう話になっちゃうよね。
東 楽と言えば楽ですが、楽じゃないと言えば楽じゃない……(苦笑)。
あずまんはポストモダンの「判断の不可能性」についてわりと謙虚な立場。
それは『波状言論S改』にもよく現れている。
ただ、それは「批評家」としてはどうなのかなーってのは確かに思う。
まぁ、「ずるい」と言われてしまってもしょうがないかなと。
(ただ、「ずるい」と言ってしまえる人ばかりだとまずいので「逆張り」している可能性もある)
宮台氏とか大塚氏は「イエネェっつっても世の中良くするためには何か言わなきゃ」な人たち。
東氏は「なぜか」そこには触れたがらない人。
(『ゲーム的リアリズムの誕生―動物化するポストモダン2』の序章で「生と実存の問題には触れていない」とはっきり書いてある。触れろよ!)
東 この議論は続けても仕方ないんじゃないかな。今、大塚さんはぼくの人格を批判しているので、
それはやめたほうがよろしいんじゃないかと……。
大塚「なんで自分の人格(判断)を晒さないの?馬鹿なの?死ぬの?」
あずまん「それは人格攻撃じゃ・・・」
んー、たぶん、「政治学」が好きじゃない?から言わないのかなぁと。
3.
あずまんって、『リアルのゆくえ―おたく/オタクはどう生きるか』で明言している通り、
「政治学」に興味ないから(「僕は政治がわからない」発言より)あんまり「政治学上の定義」とかにこだわってない。
だからたまーに何言いたいのかわからなくなる。
「政治」っつっても、ウェーバーの「政治」とアリストテレスの「政治」とぜんぜん違う。
ロバート・ダール
の『現代政治分析』(岩波書店, 1999年)第1章「政治とは何か」とか読んでみればいいのにーって思う。
あずまんが言うところの「共感」とか「正義」って、ダールの言うところの「規範」かな。
デモクラシーって経験主義的に「正義(善)」とされてるから、そこは政治学では脱構築?しなくていいんだよね。
そこさえ乗り越えちゃえば、宮台氏みたいな「行動」をすることができるんじゃないかなぁ。
コントロール(支配力)control,影響力influence,権力power,権威authorityをかなりな程度含む人間関係の持続的なパターン
4.
さいごに
あずまんは笑顔がかわいい人でした。
男に好かれるのは判る気がする。
それ、ただの唯物史観。マルクス系統の。まともな歴史学者は、洋の東西問わず法則性なんて見つけないよ。んなのウソ。真っ赤なウソ。
歴史学者が研究しているのは、この時代にはこういうことがおそらくあってそれはこういうふうに解釈できる、時代の中でこう位置付けられるんじゃないかって、そういう意味での学問的な真実を追及してる。
学問としての文学にも、いろんな分野があるから一概にいえない。古典なら、オリジナルのテキストにできるだけ近づけて、正しいと思われるテキストにするのだって学問。ひとりの作家を追及するのも学問だし、ひとつの要素(例えば恋愛とか死とか)に着目してまとめるのも学問。
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20081207/1228655595#c1228774814
わあ、なんて素敵な。乙女ちっく。女性らしい感性豊かで、女教師にはもってこいってな感じだね。
これはもう驚き。寝ようと思ってたもんだから、破壊力高すぎ。5分ぐらい笑っちゃったよ。もしくは寝る前、見たから愉快なんであって、寝起きにみれば不愉快かもね。どっちにしろ大した違いはないか!
これはもう、どう返したらいいもんか、Apemanさんも困るだろう。『そ、そうですか』ぐらいなもんか。まともに怒ったら女の子は泣いちゃうぞ!
ワイマール共和国の人たちにだって不況という社会的状況があったわけで、何も考えずにホイホイ、ヒトラーに先導されたわけじゃないでしょう。もしくは、大日本帝国は天皇に扇動されていってしまった哀れな大衆だらけだったの?
私(たち)以外はみんな馬鹿、だなんて、それこそ下らないポストモダニズムの弊害みたいなもんでしょう。大学人に導かれる哀れな子羊とは人をあんまりにも馬鹿にした話だ。
あのね、これだけ南京事件に誠実に向き合った人がどうして貴方が南京事件を無化できる言論に理解できるのか、と聞いているわけだから、それに答えてください。どうして、貴方は自分の興味のあることしかしゃべれないの?それともこれが、「言葉は届いても、声は届かない」ってやつの実例なわけ?
確か、ぼくが貴方のなんだったかよくも思い出せないことに、サブカル言論が大学人よりマーケティングに成功しているといっても、それが一般的に成功したってことじゃないだろ、って今のコメントと同じくらいに粗暴な感じのエントリを書いたことが貴方と僕との唯一のコミュニケーションだったと記憶しているけれど、東の話だってやっぱり人口に膾炙したとは言えないよね。それで聞きたいのだけれども、貴方はどれくらい「コスト」を払えば認めてくれるわけ?図書館でとても帰るはずないし、万に一つ買ってもアパートの床は確実に抜ける南京戦史を読み漁ってる学生に一年間がっしりバイトして南京市に行くまで認めないとか?ああ、それともパパのお金でひとっとびでもいいのかな?バカンスはどこへでも世界中をひとっとび、ときたもんだ。あ、それともそれとも、歴史学者の(細い細い)道をスパッと諦めて公務員試験を受けてエリート官僚になってゆくゆくは国家ぐるみで思想教育をやるまでにならないと認めない、とか?
お嬢ちゃんがどんな実存的で高尚でぼくら愚民には見当もつかない深いふか??いご賢察があるのか知りませんけどね、どんなことにも(特に歴史の話なら)フワッとした素敵なことを言って片付くような問題はないってこと知りなさい。それなら4年以上も大学なんていって全部無駄だったのかよ。偏見丸出しの馬鹿に、これだから『女の子』はw、なんて言われて、『女の子』って言わないで!、って言えば片付くようなもんなのか、おねえちゃんのやった学問ってやつはよぉ。
A.違います。
社会の時間に「言論の自由」について習って、んでもってそれ以上の勉強はしてないふつーの人には、相対主義批判は「言論の自由」に反しているように見えたりします。意見の多様性を認めない、ということだからですね。でもそもそも、「多用な意見を認めない」の「認めない」ってどういう意味だ。
さらに言えば、「馬鹿は口を出すな」は、「非国民は黙っていろ」と被って見える。ほんとは大きく違います。「学」と「愛国心」がまず違う。迫害の有無が違う。ただ、時勢によってこれらは見分けがつかない物になるかもしれません。戦時においては「無知ゆえに非国民」という考え方もあったでしょう。
いろんな文化を認めましょう、というのも相対主義。文化相対主義。宗教だったり食文化だったりに偏見を持つのはやめましょう、っていう考え方。捕鯨だったり、食用犬だったり。どうですか。どう思うよ。どうだ。文化相対主義の理論自体を否定する人はあまりいないけど、テロ、奴隷、虐殺なんかを文化と居直った物を認めるべきか、っていう問題がある。んで、倫理と文化は密接に関わっている物の、そこは別問題だろ、ということになってるらしい。倫理相対主義とか言っちゃったり。
でもね、そもそも相対主義は何かを擁護するためのものではなくて、単に偏見を持たないようにするためのものなわけだ。だから原則論としては、相対主義そのものより、歴史修正主義や疑似科学が相対主義を利用することをこそ、批判するべき。するべきなんだけど、相対主義が歴史修正主義や疑似科学の温床になってるから相対主義そのものを否定しておきたい。ええい、もう相対主義はうんざりだ! 諸悪の根源め! うんざりうんざり! うるさいうるさいうるちゃい!という思いを抱いてる識者や学者は多い。もうピリピリしてる。
彼らにとって、隙あらばこちらに身をねじ込もうとしてくる歴史修正主義や疑似科学(或いは、歴史修正主義を含む疑似科学)に対抗する手段は、「そうは言っても、実際のところはわからないよなー」という意見をも、認めないことなのです。ようするに、「わからないなら、わざわざわからないってことも言うなよ!」なのです。そうすると、議論が混乱しない。理想的ですね。
ところで、この対抗策は現実的ではないですね。馬鹿に「馬鹿は黙っていろ。口を出したきゃ勉強しろ」と言うことはできるけど、でも言うことができるだけ。これは言論の自由の否定でも、言論統制でもない。説教でしかないんです。言論統制なんてできるわきゃないんです。
で、逆に言うと。言論の自由が認められている以上、誰が何を許さなくても、誰が馬鹿を糞の如く罵ったとしても、結局、あらゆる意見が世の中に出回るってことは、容認されてしまう。最近やり玉にあがってる東氏の考えは、それでも暴走しない社会作りをどうすればいいか、というものですね。
で、表現に気を使わない東さん、「勉強不足」や「誤認識」を持つ人間が出ることは避けられないし、彼らを黙らせる有効な手段はないですよねー、どうしましょう、という例に「南京大虐殺」を使ったことで、歴史修正主義者どもにぴりぴりしてる歴史学者さんとかに総叩きにあってるわけですね。「僕も実感がない」とか言っちゃって、「わからないなら勉強しろ、勉強しないなら口を出すな」と言われてるわけです。傍目から見てたら「過剰反応じゃないの……?」って思う人もいるかも知れないけど、さっきも言ったように学者や識者はぴりぴりうんざりだ。
ところでどうすりゃいいんだ。そうだ。そもそも、全ての人間に、正しい歴史認識をちゃーんと教育してやればいいんです。そうすれば、無知な民衆を味方につけようとしている、故意犯的な歴史修正主義者達を孤立させることができます。理想的ですね。
ところで、この案は現実的ではない。たとえば歴史学だけならば、それほど多くの問題はない。いや、歴史学が簡単という意味ではないけど。でも歴史学でよく問題になる重要なことだけを抑える、というなら不可能とは言えないかもしれない。極端な話をすれば、まともな学者とそうでない学者を見分けることができるようになるだけでもだいぶ違う。
でもこれは歴史学だけに絞った話で、全ての馬鹿が、全ての分野において正しい見識を持つのは無理ですね。持つのが理想だけど、無理なわけです。無理なんだよ、よく覚えとけ天才ども。
とすると、無知そのものを批判するわけにはいかなくなる。全ての分野において正しい見識を持つことが不可能である、と論ずる人を批判するのもおかしくなります。そう、全ての分野において正しい見識を持つことが不可能である、という事実を言い訳に、勉強しようともせず好き勝手言う人を批判するべきです。勉強していない分野のことは黙っていろ、という話になります。あ、戻ってしまいましたね。
実際あの手の議論は、この単純な二つの議論を行ったり来たりしてるだけですよね。ねこ大好き。
http://anond.hatelabo.jp/20081101232814
どれだけ厳しい批判が寄せられているだろうかと恐る恐るみてみたら、好意的な反響が多く、胸をなでおろしています。
増田に書く理由としては、ひとつめ、専門外のことに長く関わるつもりがないこと、ふたつめ、連休の出先で手元に一冊の参考書籍もなく、HDDとネット上のソースだけを参考に書いたエントリなど、歴史を専攻したものとして、しかも専門外のものとして、とても胸を張って提示できるものではないこと、みっつめ、それゆえ、ホームに書いたら全て書き換えるほどの修正をせずにはいられないだろうが、その気力も時間もないこと、よっつめ、しかし、あれを「論文」とすることには憤りを覚えたので、せめて学問を知る人にはトンデモはトンデモであると伝えてみたかったこと、いつつめ、増田であれば上記の点をそれほど気にやまずに済むこと、このくらいでしょうか。したがって、私のエントリはいわゆる「ちらしのうら」です(文献表記がみにくいのもわざとです。すみません)。私はさくっと書き逃げする卑怯者です。内容がいかがわしいのも推敲が甘いのも全て私の責任です。でも、もろもろの言い訳によって逃げられるものではないですよね。ああ。
さて、前回のエントリでは、後半にさしかかったときにから睡魔に襲われ、最後は「藁人形叩き」ばかりになってしまいました。ようやく投稿できたと思ったら、字数超過で記事を分割せねばならず、つづきでは田母神氏の論文タイトルを間違えてしまいました。謹んで失礼をお詫びします。いろいろとミスがあろうと手をいれるつもりはなかったのですが、批判する論文タイトルの間違いはいくらなんでもひどいので、訂正します(ついでに「シンガポール華僑粛清事件裁判記録」後編のミスも直します)。これも後出しですが、原文が縦書きの漢数字は、横書きなので適宜英数字にしています。
では、気をとりなおして「藁人形叩き」ばかりをしていたところに補足してみたいと思います。最後に与太話の蛇足ですが雑感を述べてしめます。
しかし人類の歴史の中で支配、被支配の関係は戦争によってのみ解決されてきた。強者が自ら譲歩することなどあり得ない。戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。
(前回と同じく、はてな記法による引用の出所は、田母神俊雄「日本は侵略国家であったのか」2008年http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf)
第2次世界大戦開戦の時点であっても、カナダ、オーストラリア、南アフリカなどが自治領化・独立した例がありますね。フィリピンでも独立を前提とした自治領政府が成立していましたね。
また、どちらかといえば植民地統治体制の比較の話ですが、自治・独立とまではいかないまでも、現地の住民を支配機構に採用していく次のような例もありました。
「1920年代より英国はビルマに赴任するICS〔引用者注:インド高等文官の略称〕に英国人のみならずビルマ人も採用すべく方針を変え、その結果1939年末の段階で、ビルマにおける全高等文官のうちビルマ人は32.8%を占めるに至った」(根本敬「英領期のビルマ人高等文官(ICS/BSC)とタキン党」『東南アジア史学会会報』63、1995年、17ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0004924657)
それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2百年遅れていたかもしれない。
1940年代において、宗主国が疲弊し、植民地の独立運動が高揚したのは確かなことでしょう。ただし、歴史学の領分は、「もしも」を考えるというより、その過程をつまびらかにして、それぞれの要因や重要性を検討することにあります。
まず、開戦の詔書には「東亜ノ安定」「世界ノ平和」「万邦共栄」「東亜安定」「東亜永遠ノ平和ヲ確立」という表現はありますが、肝心の戦争目的を述べている部分は、あくまで「今ヤ自存自衛ノ為蹶然起ツテ一切の障礙ヲ砕碎スルノ外ナキナリ」(「御署名原本・昭和十六年・詔書一二月八日・米国及英国ニ対スル宣戦ノ件」1941年12月8日、アジア歴史資料センターレファレンスコードA03022539800。引用部分の漢字は適宜新字体を用いました。センターホームページの検索バーに左記のレファレンスコードを打ち込めば該当資料のページへ飛べますhttp://www.jacar.go.jp/)ということであり、「アジア諸民族の解放」、「植民地の解放」、や「独立」といった文言は一切ないことを指摘しておきます。文面上はまさに自存自衛の戦いをうたっており、解放の約束は明文上ではなされていません(ちなみに、みればわかりますが「八紘一宇」もないです)。では、実際、アジア諸国にどう接し、現地住民はどう対応したのか、前回は文献名をあげただけのものから少し引用しておきます。
「ビルマは1943年8月1日主権を有する独立国家となったが,真の独立を求めるビルマ人にとってそれは,’’偽の独立’’,’’メッキの独立’’にすぎなかった。ビルマ人は,独立が’’空虚’’であることを知っていた。この当時の日本人に対するビルマ人の態度は,「愛していなくても我慢して接吻する」ようなものであった」(大野徹「ビルマ国軍史(その2)」『東南アジア研究』8(3)、1970、360ページ。http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/55632/1/KJ00000134014.pdf原文の注の番号は引用者が削除しました。以下の引用文でも同じ)。
「日本の『朝日新聞』は、この作戦について、「皇軍航空部隊の空襲は一見、印度民衆の苦難を一層増大せしめるかに見えるが、爆弾の雨の中に、皇軍の印度独立運動に対する無限の慈愛と支援が含蓄されている」と書いていた。まことに「含蓄」の深い論評だったと言うべきであろう」(中里成章「日本軍の南方作戦とインド」『東洋文化研究所紀要(東京大学)』151、2007年、190ページ。http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/5716/1/ioc151004.pdf)。
「本稿では不十分ながら、日本の大東亜共栄圏=アジア主義のプロパガンダが、そして、その大枠の中で動いたチャンドラ・ボース等の活動が、インド社会との接点を持てずに、空回りしていたことを明らかにしえたのではないかと思う」(前掲中里論文、195ページ。ボースたちについては、197ページの注6、200ページの注22、202ページの注26、208ページの注80も参照)。
インドネシア、フィリピン、ベトナムの抗日闘争について、詳しくは論文本文を読んでいただきたいのですが、結論としては、
「要するに、東南アジア諸国の反植民地・民族独立運動は、太平洋戦争と日本の侵略によって生じた情勢やその他条件を、主体的、積極的に活用して日本に対応し、戦前に比して飛躍的な成長を遂げた。そして、このことは、戦後における東南アジア諸国の民族独立運動の高揚や民族独立の達成の決定的要因となった。この意味において、太平洋戦争と日本の侵略は、東南アジア諸国の民族独立運動史における一大転換点であったということができよう」(谷川榮彦「太平洋戦争と東南アジア民族独立運動」『法政研究(九州大学)』53(3)、1987年、395ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0008279870原文にあった傍点は除いた)。
以上でつっこみの補足は終わりです。現下の情勢については特に言及しません。
さて、今回のエントリ執筆の目的としては、可能な限り速やかに「論文」が論文になっていないことを示すことでした。大事なのは「内容」とおっしゃるのは結構ですが、学問的に批判可能な形式(もちろん既存の研究にとらわれない革新的な独自形式でも、読者に史料を提示できればかまいません)をとらないものは、「無敵な人」の独自な「歴史観」の告白にすぎないでしょう。それに価値を認めるのは個人の自由ですが、学問や教育の場に持ちこむのはお門違いです。そのような姿勢では、いつまでたっても歴史学における扱いはトンデモのままですよ。もちろん、大学や研究所にいる専門家でなければ歴史の話をしてはいけないということではないです。「昭和史論争」を引き起こしたのは歴史研究者ではありませんでした。しかし、自己の見解を教科書にのるような通説となさりたいのであれば、専門家と同じ舞台に立ち、その批判に応答しなければならないでしょう。「つくる会」はその舞台に立つ気はないと宣言した結果どうなっているでしょうか。今なら学術雑誌に投稿しなくても、インターネット上でいくらでも長文の論文を発表できますよね。
一般に、歴史研究者は、四年生大学で専門的なトレーニングを受け、さらに修士課程二年間、博士課程三年間以上を費やして史料を読み込み論文を紡ぎだしています。それでも、個々の論文の結論で言えることはささやかなことです。また、研究会・学会・書評などの形でお互いに切磋琢磨しています。それぞれが広範な史料に目を通しているからこそ、個々の研究がその時代の歴史像のどこに位置づけられ、どの部分がその時代の特徴をよくとらえられているかを議論できるのです。自分の個別研究が歴史研究の大きな流れのどこに位置づけられるのかをとらえるため、歴史を学ぶ標準的な手順としては、まずは先達がエッセンスを詰め込んだ教科書、概説書を読み、そこから主要な研究文献やレビュー論文、目録等を漁って研究史をたどり、そこで用いられている史料を読み、先人の研究の妥当性を検討したり自己の問題関心を追求していくのです。木簡のように新しい史料が見つかったり、機密文書が公開されたりして史料が増えれば、それがどのように従来の見解に修正を迫り、新たな知見を付け加えるのか議論します。そのような積み重ねのなか、通史は更新され、教科書の記述も変わっていきますが、このことをもって歴史は定まりないものだから最新の研究成果も独自研究も変わりないということは的外れでしょう。それはかえって科学としての歴史学が機能している証拠にほかなりません。
さて、歴史学者全体がイデオロギー的に偏向している、現行の教科書は自虐史観・マルクス主義史観に基づいているという「つくる会」の主張もありますね(それでいて『国民の歴史』のように、専門家の研究から剽窃したりするの会員もいるのは厚顔無恥ですね。参照、尾藤正英『日本文化の歴史』岩波新書、2000年、あとがき)しかし、戦後長く標準的な高校教科書として採用されてきた山川出版社の『詳説世界史』の執筆者には林健太郎(故人への敬称は略します)が含まれていました。日本史にしても伊藤隆氏が編者であった『近代II』を含む、『日本歴史大系』山川出版社、1984-90年、が、受験前に初めて読む通史だった私などには、学会の主流がマルクス主義史観など妄言にしか聞こえません。岩波だから駄目などという意見も見ることがありますが、最新の『岩波講座世界歴史』岩波書店、1997-2000年、では、古代・中世・近世・近代という時代区分はもはや採用されていません。そもそも研究の場では、評価は自分の目で確かめてから下すもので、事前に確定できるものではないのです。
「いずれも〔引用者注:本文でふれられている臼井勝美氏、酒井哲哉氏の研究のこと〕,侵略の時間的連続性〔引用者注:満洲事変から日中戦争へ〕を,陸軍の遠心性,すなわち現地機関の好戦性や暴走に帰さない画期的な研究であった」(加藤陽子「書評 安井三吉著『柳条湖事件から盧溝橋事件へ―1930年華北をめぐる日中の対抗―』」『アジア経済』45(9)、2004年、67ページ。http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/7473/1/kato45_09.pdf)。
「日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する」なんて本質論は、学界ではなされていませんよ。人事面でも、システム設計・運用面でも、上部の問題は大きかったですよね。私みたいなものにも自衛隊に信頼できる友人はいますので、余計に上が軍の失敗を反省するそぶりもみせないのは問題と感じるわけです。
最後に、余計なお節介でしょうが、歴史学入門、史学史についていくつか参考文献をあげておきます。ご興味のある向きは手にとられてみてはいかがでしょうか。
小田中直樹『歴史学ってなんだ?』PHP新書、2004年。(CiNiiの定額許諾を契約している大学関係者は、下敷きとなった論文をDLできるかもしれません。私は今DLできる状況にないので保障はしません)
小田中直樹「言語論的転回と歴史学」『史学雑誌』109(9)、2000年。
http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0002622266
歴史科学協議会編『卒業論文を書く―テーマ設定と史料の扱い方』山川出版社、1997年。
今まで述べてきたような研究の積み重ねに対し、自説の根拠もまともに示さずに自分の意見を広めたいと主張する行為がどういうものか、一度お考えになっていただけたら幸いです。
また見苦しい長文になってしまいました。最後まで読んでくださった方に感謝します。
(追記)さすがに人名の誤記は看過できないのでミスを修正しました。
(再追記)引用文の出典が抜けていたのも直しました。すみません。
(再々追記)直ちに答えられるトラバをいただいたので応答します。ホロコーストの研究の進展について次の文献を参照してください。
芝健介「ホロコーストとニュルンベルク裁判」『史論(東京女子大学)』55、2002年。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0008575897
原発の耐震性と放射能被害の怖さの問題をもう少し区別した方がいいと思う。耐震性が十分なら放射能被害は起こらないわけだからね。
どっちにしても、高速道路よりも原発ははるかに堅固に作ってあることは言うまでもないし、放射能漏れに対しては「五重の壁」(詳細はぐぐってね)という対策がなされている。高速道路も壊れたから原発も危ないという類推は安易に過ぎる。
そこから先は専門家の世界になる。ところが、原発は震災の時に危険だと言っている自称専門家は、よく見たら核物理学とか地震学の専門家であって、土木工学の専門家じゃなかったりするからこれがまたややこしい。ちょうど、「温暖化はインチキだ!」と言ってる人の中に気候学者がいなかったり、「日本の歴史教育は自虐的だ!」と言ってる人の中に歴史学者がいなかったりするようなものだ。
そっから先は推して知るべし。