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2008-12-20

生あずまん

生あずまん見てきたよ。

講義にもぐった理由

ネット☆スター見て興味を持ったから

・著作読んだら、えらく面白かったから

読んだ本

動物化するポストモダンオタクから見た日本社会

ゲーム的リアリズムの誕生動物化するポストモダン2』

リアルのゆくえ―おたくオタクはどう生きるか』

コンテンツ思想マンガアニメライトノベル

波状言論S改社会学メタゲーム・自由』(2章まで)

ホントは先週行こうと思ってたんだけど、腰が引けてた。

んで、行かないで家でぼやーっといつもどおりネットしてたら、はてなでなんかもめてた。

↓こんな感じで

東浩紀問題、または歴史修正主義問題について(開かれた学問・知識について:前編)

http://d.hatena.ne.jp/amamako/20081213/1229172460

ああ、こりゃ早めに行っとかないとモグリ禁止もありうるなということで今日行ってきた。

講義に出ていろいろと思ったこと・感じたこと

1.

教室が小さい


講義に出る前は、てっきり大教室でやってるもんだと思ってた。

テレビに出てるくらいだし、そこそこ名前が売れてる批評家なので。

ところがどっこい、かなり小さい(と言ってしまうと失礼に当たるのかもしれませんが)教室です。

ふいんき(ryも、講義する人と学生の間に「関係」があるのを感じさせるアットホームな感じです。

簡単に言ってしまえば、人数多めのゼミみたいな感じ。

なので

次は、トラメガを持って東工大に行きます。

http://d.hatena.ne.jp/toled/20081213/p1


こんなこと書かれたら非常に迷惑だし、普通は怒るだろうなと。

確かに大学は開かれている「べき」だけど、mustではない。

時と場合によるし、あの「規模」だと開かれていなくてもしょうがないかなと。

歴史云々について


授業の前半30分くらい使って説明してた。

別に難しいことは言ってない。(以下はワタクシの解釈

自分が体験したわけではない「歴史」というものは、物語でしかない。

その物語の「強度」によって人は「真実」であるとか「捏造」であるとか判断する。

ようは、wikipedia歴史なんだよと。

常に更新可能であるし、閲覧した時点での記述が閲覧者にとっての「真実」となる。

また、「ソースwikipedia(笑)」って感覚は「ソース歴史学者(笑)」に通じるべきだ。

少なくともポストモダンな人は。


ってあずまんは考えてるんじゃないかな。

南京大虐殺

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA

南京大虐殺論争

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E8%AB%96%E4%BA%89

id:toledって人は、wikipediaで言うところの「ノート」で議論して、

らちがあかないから「みんなで編集合戦しようぜwwww」って言った様なものなのかな。

だから「垢BAN」されてしまったと。なんとなくそう感じた。

以下は生あずまんを見た後の、著作その他にかんする感想

2.

東浩紀嫌韓流容認論

http://watashinim.exblog.jp/8879908/

大塚 その話を聞いてしまったら、ポストモダンっていうのは、何もかもから距離を取れて、すごく楽な思想だっていう話になっちゃうよね。

東 楽と言えば楽ですが、楽じゃないと言えば楽じゃない……(苦笑)。


あずまんはポストモダンの「判断の不可能性」についてわりと謙虚な立場。

それは『波状言論S改』にもよく現れている。

ただ、それは「批評家」としてはどうなのかなーってのは確かに思う。

まぁ、「ずるい」と言われてしまってもしょうがないかなと。

(ただ、「ずるい」と言ってしまえる人ばかりだとまずいので「逆張り」している可能性もある)

宮台氏とか大塚氏は「イエネェっつっても世の中良くするためには何か言わなきゃ」な人たち。

東氏は「なぜか」そこには触れたがらない人。

(『ゲーム的リアリズムの誕生動物化するポストモダン2』の序章で「生と実存の問題には触れていない」とはっきり書いてある。触れろよ!)

東 この議論は続けても仕方ないんじゃないかな。今、大塚さんはぼくの人格を批判しているので、

それはやめたほうがよろしいんじゃないかと……。


大塚「なんで自分人格(判断)を晒さないの?馬鹿なの?死ぬの?」

あずまん「それは人格攻撃じゃ・・・」

んー、たぶん、「政治学」が好きじゃない?から言わないのかなぁと。

3.

政治関連の語の定義がちょっと甘いような気がする


あずまんって、『リアルのゆくえ―おたくオタクはどう生きるか』で明言している通り、

政治学」に興味ないから(「僕は政治がわからない」発言より)あんまり「政治学上の定義」とかにこだわってない。

だからたまーに何言いたいのかわからなくなる。

政治」っつっても、ウェーバーの「政治」とアリストテレスの「政治」とぜんぜん違う。

ロバート・ダール

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AB

の『現代政治分析』(岩波書店, 1999年)第1章「政治とは何か」とか読んでみればいいのにーって思う。

あずまんが言うところの「共感」とか「正義」って、ダールの言うところの「規範」かな。

デモクラシーって経験主義的に「正義(善)」とされてるから、そこは政治学では脱構築?しなくていいんだよね。

そこさえ乗り越えちゃえば、宮台氏みたいな「行動」をすることができるんじゃないかなぁ。

ダールの「政治」の定義(『現代政治分析』p4)

コントロール(支配力)control,影響力influence,権力power,権威authorityをかなりな程度含む人間関係の持続的なパターン



4.

さいごに


あずまんは笑顔がかわいい人でした。

男に好かれるのは判る気がする。

 
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