https://anond.hatelabo.jp/20220509195813
確かにそうかもなーって思った。
就職氷河期の初期世代で、リーマンも東日本大震災の影響もモロ受けた。
とはいえ、自分はすごく運が良い方で、紆余曲折経つつも、ここ数年でやっとマトモな収入を得られるようになった。
個人的には職務の割には少ないなと思ってるけど、同年齢の平均年収よりは貰っている。
でも、ここまで辿り着くまで本当に時間がかかった。ブラック企業に勤めていた時もあったし。
就職氷河期時代の就職失敗について、自分は自己責任だって思ったことがない。
あの時代、企業はそろって新卒採用を絞ったり停止したので、そもそも応募できる会社が非常に少なかった。
知名度の高い企業の多くは、ハガキで会社案内を取り寄せることで応募ができるようになっていた記憶がある。
女性名で請求すると反応がない会社も少なくなく、対して男性名の請求では普通に送ってくるので、男性同級生の名前を借りて請求する事もあった。
やっと応募できても、選考が5次6次まであるのもザラで、採用ではなく「0までふるい落とす」のが主目的のようだった。
新卒採用をするように要請は受けていたみたいだけど、形だけ取り繕って「採用するほどの人材はいませんでした」というポーズを取って逃げた会社もある。
圧迫面接もすごくて、自分は「(あなたの)前に面接した人は泣いて帰ったけど、あなたは泣かないんだね。泣かなかったから、数時間後にある学術試験受けてもいいですよ」って言われたくらい、詰められていびられた事もある。
その面接官については、20年以上経過しているのに、いまだに「零細企業勤めの若造の分際で何を言ってるんだ。ばっかじゃねーの」と思ってる。けれど、特にもならない超つまらない話なので、会社名は綺麗さっぱり忘れた。
そんな感じだったので、とても努力だけでは抜け出せない。
あの雰囲気は、当時の渦に身をおかないとなかなか理解できないと思う。
ちなみに、初期の頃は「青田買い」は健在だったらしく、旧帝大とかの上位校ではあまり困っていなかったと後年聞いた。
一部の優秀な学生を除いて、努力とタイミングと思い切りの良さの全てが揃ってはじめて、「どうにかなるかもしれない」という感じだった。
自分よりもずっと優秀なのにダメになった人を見たことがあるし、やっと入社できても「教育はしない。見て覚えろ。すぐに仕事を覚えられなかったり、精神病んだら見捨てる」という会社も多かった。
結果論ではあるけど、「飛び込むぞ!失敗したらそこまでだ」という捨身にも似た思い切りの良さと、ちょっとした状況の見極め力が重要だったと思ってる。
今いる業界は景気もいいし、仕事があっても人が足りないので、中途採用も積極的にやってる。
うちの会社は年功序列を廃止したので、実績ベースでオファー年収を決定している。
ちなみに正規・非正規は気にしていなくて、とにかく「なにができるのか」「どんな将来を考えているのか」で見ている。
たくさん面接したわけではないけど、自分と同年代の人の傾向が「40代半ばにして初めての転職」か「非正規で大量の職歴がある(1〜2年契約を繰り返すから)」。
特に「非正規で大量の職歴がある」人の話を聞くと、かなり苦労をしている。身に覚えがある話もあり、すごくよくわかる。
でも、苦労しているけど、明らかにスキルが低い。うちの会社だと新卒入社して3〜5年程度と同じくらいという時もある。
特にジョブチェンジやそれに近い人は、本人が驚くくらい下がる。こっちも計算結果にめちゃくちゃ驚いて、しばし思考停止するんだけど。
本当は、同年代の人に、25〜28歳くらいの社員と同等の年収でオファーを出すのは嫌なんだよ。やっぱり相手の生活のこととか考えちゃうから。
でも、年齢ではなく「実績」で計算するから、どうしても本人希望の年収に到達しないことが多い。
なぜ、嫌でもその年収でオファーを出すかというと、既存社員との相性も良さそうで、何より1〜2年経てば本人の希望する年収に到達する可能性が極めて高いからなんだよね。
限られた予算の中で採用しているので、100%スキルを満たす人材を得るのは難しい。そのため、会社の既存メンバーとうまくやれそうで、入社後の成長が見込めそうならば、スキルが足りなくてもオファーする傾向はあると思う。
オファー年収出すために、実績と面接時の質問を基に仮評価するけれど、貢献できるところと足りないところをはっきり明示するので、それも辛いのかもしれない。
自分もたまに「若手に渋すぎない?」って思ってるところがあるから(最初の役職が付くまでは低めなので)。
ただ、全員に渋いかと言えばそうじゃなくて、これを逃せば採用できないスキルを持っていると、年齢性別関係なく希望年収でオファーするんだよ。場合によってはちょっと積む。
うちに来てる応募者だけかもしれないし、お金のかかる年代でもあるので、「能力が足りないので、これ以上出せません。入社後の業務遂行状態に相応しい査定をします」というのに納得できないのかも。
自分たちは「入社したら上がりますよ」とは絶対に言わない。「実績」で査定するので、成果が出なければ給料が下がる可能性もある。嘘や上辺だけの言葉を言うわけにいかない。
現状景気の良い業界だし、今まで長年苦労してきたし、ここならまともなお給料がもらえるはず!…と思っている人が多いのかなって思った。
苦労はしていると思うけど、スキルが足りないのはどうしようもない。いや、苦労したから、スキルを養えなかったとも言えるのかもしれないけど。
たまに、自分がその立場だったらどうするだろうって考えることがある。
ジョブチェンジに近い転職でオファー年収が想像以上に低かったら、自分はどんな選択をするだろう。
他社の結果にもよるけど、同じような結果が出た場合はスキル不足は確実なので、2〜3年死ぬほど頑張ってスキルを磨けるような会社に転職する。
社内で年収が上がらなければ、そのスキルを持ってとっとと転職しよう…くらいは計画を立てそうな気がする。
そこまで考えると「目の前のことしか考えてないかも」という事に気づく。
自分は今の収入を得るために、拙いながらも戦略を立てながら仕事をしてきた。
スキルがおぼつかない時は、どこでも通用するスキルを養えるのであれば、ぎりぎり生活できる程度の収入でよしとした。
ある程度のスキルを養った後は、年収を上げるための転職を繰り返したし、転職先でも死ぬ気で働いて、さらにスキルを増やしていった。
歳を重ねるようにスキルを積み重ねてきたんだけど、中年でジョブチェンジに近い転職をする人は、この考えが薄いのかなと思う。
今までの社会人経験を無視するつもりはないけど、年齢を重ねているから年収もそれなりに上がるという考え方は誰も納得しないと思う。
と、ここまで考えて「氷河期世代は氷河期世代を助けない。自己責任と責める」というようなコメントを読んで、そうかもしれないなーって思った。
うん。
こう考えるのは、「戦略的に仕事してこなかったのが悪いんじゃないか」って自分もどこかで思ってるってことだよなあ。
とはいえ、会社の規定通りに計算しているので、自分がどうこうできるものではない。
そこを断るか、受け入れるかは個人の意思なので、他人にはどうすることもできないよね。
部下に「僕はゆとり世代だって思われたくないです!」と唐突に言われた時に、
「え、君の年代って『ゆとり世代』なの?どっからどこまで『ゆとり世代』なの??っていうか、『●●世代』って仕事の出来になにか関係ある??」
そもそも、仕事相手の世代の呼ばれ方とか、学歴とか未婚・既婚・子あり・子なしとか意識しないよね。
それを知ったところで、仕事の進捗にはなんら寄与しないし、知りたいとも思わないし。
「●●世代」という区分けをすることで、世代間や世代内の争いを誘発して得している人がいるってことなんだろうなあ。
得している…政治家とか?なんかありそうだよね。
以下引用。 民主党政権以前、それこそ「嫌ならやめろ」だったし、ブラック企業ネタは「俺の方がもっとキツイ」のマウント合戦で企業批判にいかなかったし、なんなら「日本は資源が...
うんとね、意外と意識されてない事実としてね、就職氷河期世代にはね、 ・就職できた人 ・就職できなかった人 この2通りの人間がいてね、前者は後者を否定しなじる傾向にあるよ 敵は...
https://anond.hatelabo.jp/20220509195813 確かにそうかもなーって思った。 就職氷河期の初期世代で、リーマンも東日本大震災の影響もモロ受けた。 とはいえ、自分はすごく運が良い方で、紆余...
結局精神論で反吐が出た
氷河期世代を切り捨てた当時の世代もそう思ってたんじゃないかな まあ仕方ないよねと だから別に気にしなくてもいいと思う
氷河期だけどサバイブして採用担当として生殺与奪権握ってやったぜへへへヘーイ! に大量の砂糖とデンプン混ぜて甘ったるくかさ増ししただけの駄文
歴史は繰り返す 二度目どころじゃないけど、喜劇と呼ぶべきかな
自己責任言いたいマンのくせにそうじゃない風を装ってるところがクソおぶクソ
リアルの自己責任マンって 全ては自己責任!国家は不要!弱肉強食!みたいなネオリベキチガイはほとんどいなくて 運もあるし、人生いろいろだよねー。あ、でもそれは流石に自己責任...
いやほんと市井で出会うガチ自己責任マンそのものな物言いで 掛け値なしの本物やろなぁって思った だからくたばれ
元増田を倒しても 第二第三の自己責任マンが生まれるだけだぜ?
もうこれ戦争だから どっちかが絶滅するまで終わらんから
自己責任マン絶対ころす戦争 スターリンを超えた虐殺できそう
弱肉強食と自己責任をたっぷり味あわせてやる
よく言った すべての自己責任マンを歴史の掃き溜めに送ろう 増田の名の下に自己責任マン絶滅戦争の宣戦を布告する!
こっちを弱者として肉にすんなら向こうを肉にしてもいいってことだからな
20代のペーペーが「就職できた自分」と「就職できなかったあいつ」を客観的に評価し論じることができるかっていうと無理だろ 現在でも無理だろ それの自称ギロンが百万人単位で起こ...
氷河期が社会に出た頃って小泉が竹中と組んで派遣解禁に尽力してた頃じゃないかしら 自己責任唱えてたのは氷河期より少し上よ
まあ、派遣が悪いのは被雇用者であって、使役する分には良いツールだからね。
「民主党政権以前」で、ん?っとなって、 フォロー・リツイみて、あっ・・・ってなった
正確には彼らが社会に出るまでは自己責任論者だった 彼らが社会に出た途端、会社という利益共同体における「団塊の世代」という最大の既得権益を握った世代に粉砕された。
氷河期のやつらは基本自分のことしか考えてないんだよ 西村ひろゆきとか山本一郎とかさ 自分さえよければそれでいいってのが彼らの考え方なわけ だから同世代の人らがもがき苦しん...
当時、氷河期世代が20代、30代だったころは 当事者も上の世代ももっと自己責任論が強かったよ 1.当事者がまだ若く、本人たちの努力でなんとかなるとみんな余裕ぶっこいていた 2.デフレ...
就職氷河期世代っていうのは団塊ジュニア世代ってことで、親世代とは違って生まれた頃から格差があった連中であって、もう親世代のように共通のベースがないので一致団結すること...
来るぞー!「新自由主義連呼厨」が!
2000年前後の空気感の話。 個人の記憶と思い込みの話だけど、当時の一青年として少なくともそう感じていたってことで聞いてくれ。 育児をしない男は父親じゃないってアレもだけど、...
2001年大学卒業だけど、2ちゃんの就活板でブラック企業を晒すスレみたいなもんは既にあった
少し丁寧に言うなら、氷河期よりちょっと上の世代が、バブルからバブル崩壊ごろに「フリーターは新しい生き方!」とか言って定職につかずにふらふらしてた人たちがいたわけ(もち...
左翼批判にもっていくんですね
以下は「ベン図式にしたら相互に7~8割ぐらい重複する」 (つまり重なる部分が多いが全部イコールではない)という話だが ・広義の就職氷河期世代≒1970年代生まれと解釈可能 ・1970年...
そもそも自己責任論って言っても、それこそ明らかに危険だとわかってるイラクに自発的に行って捕まる「自己責任」と 生まれた年代で就活時期(新卒一括採用を希望したわけでもない...
俺は氷河期世代だけど選挙権持ってから一貫して共産党推しだよ? 小泉劇場郵政選挙で浮かれて●●党に入れるほど頭はおめでたくないんでね。
団塊ジュニア世代を含めて一定数πがあるのに、なぜこの世代の選挙投票率がふるわないの? ハードワークで、選挙行くどころじゃないの? オウム真理教の出馬とか民主党の失敗とか絡...
氷河期サバイバーは弱者としてはあまりにも強過ぎて 氷河期世代当人以外はかわいそうランキングを真っ当に付与したくないのよ。 だからあの手この手でアイツラの態度が悪い!に持っ...
諸悪の権現→諸悪の根源
俺は氷河期世代の1つ上でめちゃくちゃ幸運にも就職も結婚も随分とSmoothだったんだけど あまりに後輩の氷河期がひどく、優秀すぎる子が職場にくるものだから、 一つでもポスト=椅子...
リーマンショックの氷河期は第二次や。いま話題になっとるのは第一次氷河期や。
じゃあもう習字そろばん足営業が廃れたから優秀でボンクラな大学生が第一時氷河期になりましたってことでいいか