はてなキーワード: 検察とは
長文申し訳ない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080108-00000002-yom-soci
事件の概要はご存知のとおりなので省略させてもらうが、審理の経過や判決について疑問を持つ人も多いと思う。
検察側は当初、訴因として「危険運転致死罪」をあげていた。これに対し裁判官は「業務上過失致死罪」について予備的訴因として追加せよと命じた。
訴因というのは、起訴状に記載されている、法律的に構成された犯罪事実の記載のことです。
【被告人は、いついつどこそこで、これこれのことをして、もってなんちゃら罪を犯したものである。】
みたいに記述されます。
わが国の刑事訴訟では、この訴因の事実について本当に存在したのかを当事者(弁護側・検察官)が主張立証し、それについて裁判官が判断することになります。
この訴因の効用については、審判対象の確定ということが挙げられます。
つまり、訴因以外について判断しないので、被告人が思いもしない理由で罰せられることがなくなるのです。
たとえば殺人だと思っていたのに、強盗罪が成立、なんて言われると、たとえば盗んでいないという弁解をする機会が保障されません。
そうすると、原則的には、訴因の事実がなかったことが証明されれば無罪となるはずです。
でもそうすると、あまりに硬直的になるので、他の罰条が適用されることを慮って、訴因を追加することを認めています。
今回は予備的に追加しています。主位的な訴因が認定されなかったときに初めて審理・認定されるのが予備的訴因です。
現実に行われた犯行という事実はただひとつなのに、別な事実を認定するのは、ちょっと奇異に写るかもしれませんが、
いくつも法律構成が可能な法律論ならではの制度とご理解いただきたいと思います。
ところで、通常は、訴訟でなにを構成し主張するかは当事者にまかされているのですが、任せっぱなしにすると不当なことが起こりうるので、たまに裁判所が介入します。
今回も、検察官が訴因に挙げていなかったという理由だけで無罪になる可能性があるので、裁判所があせって追加させた、というわけです。
どちらも自動車による事故で問題となる罪ですが、大きく違う点があります。
それは、前者が故意犯であるのに対して、後者が過失犯であるということです。
これは大きな違いで、実は包含関係(傷害と暴行)だったり似たような犯罪(業務上過失致死と重過失致死)だったりであれば
さっきの訴因追加などは必要なかったりしますが、本件では必要とされているのはそういうわけなんです。
しかし、意思なんてものは本人の主観ですから、他人がどうこうするのは難しいです。
こういう行為をするのは分かってやってるからだ、なんていう事実を積み重ねて行く必要があります。
一方、過失犯には、「あ、こりゃやばいな」くらいのことを思っていることが証明されればよく、
その判断も一般人視点なので、酒気帯びなんかだと簡単に認定できます。
するってえと、危険運転致死罪が適用されるのはかなり難しいということになります。
本件でも立証がうまくいかなかったのでしょう。
なんでこんなウンコみたいな法律になっているかというと、あまり知られていませんが、危険運転致死罪はイギリスのそれを丸パクリしているからです。
イギリスでも似たような事件があって適用されず、ウンコウンコ言われているらしいのになんで丸パクリするかな・・・。
条文(刑法208条の2)を見ても、確かに英文直訳調です。これはひとえに立法府を責めるしかない。
なお、最近、自動車運転過失致死罪(7年以下の懲役)ってのが出来ましたが、遡及処罰になるので本件では適用され得ません。
適用されたとしても、後述するように高々10年半までしか刑を科せません。
なにやらこの被告人、アルコール濃度を糊塗するためにペットボトルで水をがぶ飲みしてから自首したとか。
「証拠隠滅してる!証拠隠滅罪だ!」と思われるかも知れません。
しかし、刑法上、証拠隠滅罪は「他人の刑事事件に関する証拠」についてのみ限定して処罰しています。
なぜかって?
子供の頃、悪いことをして親にバレそうになったときにはめちゃくちゃな嘘をついたことがありませんか。
それと同じで、犯人が証拠隠滅することは不可避で、それをいちいち取り上げていたらどうしようもないっていうことなんです。
もちろん、罪として成立しないだけで、量刑には考慮されるでしょうし、
本件では、アルコール濃度についてももう少し上だったと認定することも可能ではあります(しませんでしたが)。
業務上過失致死(傷)罪が被害者の分だけ成立し、これはひとつの行為で起こした複数の罪です(観念的競合といいますが、どうでもいいです)。
これだけだと、最も重い罪の刑で処断します(この場合、業務上過失致死の5年以下)。
しかし、酒気帯び運転・轢き逃げ(道交法違反)についても訴因にあげ、成立しています。
このように、別の行為で罪が成立している場合を併合罪と呼び、最も重い罪の長期の1.5倍まで科すことが出来ます。
判決は懲役7年6月(ろくげつと読みます)で、これは、業務上過失致死罪を併合罪処理をして最大の刑期です。
一概に被害者への配慮を欠いたものとは言えないという評価もあります。
確かに法定刑マックスまで行くのは珍しいですし、もし故意が認定出来なかったのだとすればギリギリのところなんだとは思います。
あとは立法論、つまり法律が不備であったので整備すべきということです。
法解釈学においては、「ドッギャーン!立法論に逃げることは敗北を意味するッ!」なのですが、どうしようもないんじゃないでしょうか。
最近同様の事例で、やはり地裁で業務上過失致死罪を訴因追加させてそれを成立させた事件の控訴審で、
これをひっくり返して、危険運転致死罪を認めた判決がありました。
是非この線で行って欲しいですね。
By だーーー - レビューをすべて見る
私たちはメディアを通してでしか事件を知ることが出来ない。
その裏でどのようなことが行われているのかを知る術は無い。
その構図にしたがって、一般人受けするような文章・映像を作るメディア。
近年、検察の描いた構図は独りよがりであり事実と反する場合が多々出てきた、そしてメディアがそのことを批判する能力を完全に失っていることを現場にいた人間が述べている。
ニュースキャスターが、さも分かったかのようにフリップを使って事件の構図を説明しだす。
しかし、本書を読めば、それは疑って見なければ行けないと思うようになる。
時間内に収まるように、誰でも分かるように必要以上にシンプルにされたその情報には、検察とメディアにとっては都合がよいが、当事者や一般人にとってはたまったものではない。
[死刑][飯塚事件][無期懲役][足利事件][DNA][MCT118型DNA鑑定][目撃]
科学的に物を言うには、「ブラインド(二重盲検査法)」という手法を使わなければいけません。その検体が誰のものか分からないという設定でなければいけません。
写真から指紋を複製、認証システムをスピード突破可能に… : ギズモード・ジャパン
脊椎動物:祖先はナメクジウオ ヒトと遺伝子6割共通 国際チーム、ゲノム解読 - 毎日jp(毎日新聞)
ナショナル ジオグラフィックチャンネル:番組探検 - 人間とチンパンジー:DNA2%の相違
DNAがまったく同じである。
相変わらず証拠は“DNA鑑定” (つづき) - JUNSKY blog 2015
チンパンジーなら9割以上(99%以上?)DNAは一致するという。
人間に誰でも共通する部分を比較して見せて、『DNAは完全に一致した』と言えば、
はてなブックマーク - 足利事件菅家さんが刑事補償請求 再審無罪で8千万円 - 47NEWS(よんななニュース)
PCR増幅法の特徴は、僅かな資料からでもDNA鑑定ができるという点である。
血痕で2ミリメートル四方、精液斑で1ミリメートル四方、毛根鞘のついた毛髪なら1本から2本とのことである(清水1992、p.20)。
また、プロープを使わないため、それほど設備がなくても鑑定が可能であるという利点もある。
そのかわり、PCR法で増幅できるのはある程度短い部位だけなので、YNH24やCMM101などの部位はこの方法では鑑定できない。
また、少しでも別のDNAが混入すると混入したDNAまで増幅されて結果が狂ってしまう可能性もあるので、資料を慎重に扱う必要がある。
このDNA鑑定は極めて初期の方式に基づいて行われたものであり、
「科学の名による冤罪—足利事件」再審無罪を求める東京集会参加報告−JanJanニュース
SさんのDNAは「16-26」という型ではなく、「18-29」の型であることが判明しました。
弁護士によると、型の違いはB型とA型のちがいほどの違いであり、当時の技術水準は低かった、と語りました。
S受刑者の受刑者の髪の毛から採取したDNA型が違うという鑑定結果を出した。
O教授は言う。
「可能性は2つある。1つは当時のDNA鑑定が間違っていた。
もう1つは真犯人でない人を捕まえていた。
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これが我が国におけるDNA鑑定の名誉ある第1号であると同時に、
それはまたDNA鑑定の足枷をはめられた被告の長くて苦しい冤罪の闘いの始まりであった。
「俺は、事件など起こしてはいません。DNA鑑定は間違っています。もう一度やってもらいたいものです」
被告の願いは2審結審後、弁護団独自の再鑑定という形で実現する。
Aちゃんの死体は,本件の被害者Mちゃんの死体が発見された渡良瀬川の河川敷から
約200メ-トル離れた対岸で発見されていたため,
最高裁の段階で,Sさんの髪の毛を使って,MCT118法の型判定をしたところ(日大のO先生による鑑定),
SさんのDNA型は,18-30ではなく,18-29だということがわかりました。
「F・Mちゃん事件」の捜査が難航したまま、半径2Km圏内で幼女の失踪・殺害事件が続発する。
’86年にH・Yちゃん(5)、’90年にはM・Mちゃん(4)が、ともに衣服を脱がされた状態で、遺体で発見されたのだ。
だがその内容は、矛盾だらけだった。
足利幼女殺人事件の再審棄却への疑問: 教育に情熱をかける教師のために
棄却理由は、今回提出された鑑定に使用された毛髪のDNAが請求人の毛髪から採取したものであるとの証拠がないとのことであった。
だが、そういう疑いも考えられるかも知れないが、それなら、裁判所の職権において再鑑定すればよいと思うのだが、なぜそこで終わってしまうのだろうという疑問が残る。
Amazon.co.jp: 魔力 DNA鑑定: 佐久間 哲: 本
第二審でDNA鑑定で逆転無罪になった大分短大生殺害事件 について知りたいです
はてなブックマーク - 5号館のつぶやき : 政治に翻弄される科学者 (横田めぐみさん遺骨事件)
刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:プッテン殺人事件 - livedoor Blog(ブログ)
DNA鑑定で無罪、全米で200人 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
【海外】強姦罪で服役19年、DNA鑑定で無罪判明 「誰も恨んでいない。自由に感謝している」
<かくも多き冤罪事件>米の死刑囚ら188人、DNA鑑定で続々、無実を証明(朝日新聞)
愚慫空論 無実の“死刑囚”124人の衝撃 ~冤罪に揺れるアメリカ~
内科開業医のお勉強日記 : オリンピックレスリング選手では汗による感染対策すべき
ボンソワール書房日誌 Éditions Bonsoir Journal: B型肝炎ウイルスが汗から発見、感染の可能性も?
一卵性双生児はDNAがまったく同じ。
DNAに左右されないところはある。
<遺伝子を操る>DNA鑑定、超微量でも 犯人像の再現も視野に
コピー用紙や感熱紙に残された指紋からDNAを解析する技術を確立した。
アルコール溶液に浸すなどして指紋の中にあった細胞からDNAを取り出す。
指紋から性別、嗜好、人種なども判別可能な新技術: Do you think for the future?
任意提出を受けた「男子学生の試料」(自宅を訪ね部屋から髪の毛を採取した模様)と、
「ひもに含まれた汗」のDNAを照合したところ、これが一致。
今枝弁護士が受け取ったとされる脅迫状から指紋・DNAが検出されたというのは本当なのか - TERRAZINE
未解決事件捜査班、31年前の事件解決も - 社会ニュース : nikkansports.com
14年前の殺人とDNA一致 女性下着を投棄の男、再逮捕へ (2/3ページ) - MSN産経ニュース
ひったくり未遂の18歳少年、バッグの汗のDNA型で御用 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
普通の人は酎ハイ1杯程度でそんな運転心許なくならんよ。
起訴状によると、6月23日午後9時半ごろ、兵庫県尼崎市南塚口町7丁目の県道で、宮田被告が運転するワゴン車が道路の端を歩いていた男性をはねて死亡させた。その後、約800メートル離れた同じ県道で対向のタクシーと衝突し、運転手の男性と後部座席にいた乗客の女性を死亡させた。
検察側の冒頭陳述によると、宮田被告は83年と99年に酒気帯び運転で罰金刑を受けたにもかかわらず、99年末ごろから常習的に飲酒運転を続けてきた。05年ごろからはほぼ毎日、仕事場から帰宅する際に缶ビールを飲みながらハンドルを握り、その様子を仲間が70回以上目撃していた。
……
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べつに、痴漢を捕まえなくてもいい、痴漢は犯罪ではないと誰も主張していないだろ?
物証もなしに冤罪を引き起こす構造と二者択一なら、むしろ厳密に取り締まらないほうがいいと言っているだけで。
言っておくが、痴漢冤罪と明瞭に提示できるのは、裁判で痴漢をしていなかったことが明らかになった場合だけだからな。
裁判で痴漢をしたと判断されてしまったり、示談になったケースでは、実際に冤罪だったとしても、冤罪ということは明らかに出来ない。
重要なのは、痴漢をしたと判断されるだけの合理的な目撃証言、物証、過去に何度も同様の理由で告発されているなどのトレサービリティがそこにあるかどうかだ。
ほとんどの痴漢犯罪の被告が、単に被害者の言い分のみを理由として有罪と判断されているのだとしたら、それは潜在的な冤罪だ。
>「痴漢は悪いこと、罰するべきこと」って認識してないような風で「冤罪怖いから痴漢は野放しでよくね?」なんて言われたら
そりゃ、あんたの誤読ってもんだろ。痴漢は悪いに決まっているし、犯罪者は罰するべき。それと同時に冤罪はあってはならないし、冤罪を生じさせやすい構造が野放しになっているのであればそれは改められるべきで、それは数の問題ではない。
そもそも、痴漢も本来は他の犯罪と同じく、検察側に客観的な立証義務があったのだけど、それじゃあ痴漢犯罪を防げないという理由で、民主党の円より子議員などによって、被害者の言い分のみを証拠とできるように法改正されたわけ。
まさしく君の言う「痴漢犯罪を野放しにしてはおけない」という情熱が、痴漢冤罪を招いているわけだよ。
この法改正以前は痴漢冤罪はほとんどなかったので因果関係は明白。
私はなにも痴漢を野放しにしておけっていっているんじゃないよ。
痴漢冤罪を招く構造を許すことなしに痴漢犯罪者を捕まえられないなら、国家が冤罪を積極的に生み出すことは許されない以上、現状の解決方法は不当だと言っているだけだ。
>それとも、「痴漢は野放し。ただし、痴漢が絶対でないような防止策はとる」っていうなら、うん、構わないけど。じゃあなんで野放しにしてもいいような奴を防止するんだって、論理的におかしくない?って思っちゃうわけで。
何を言っているかさっぱり分からない。他の人、解説できますか?
やっぱり君の書き込みはずれているように思う。
べつにいたずらに侮辱をしているわけじゃない。何が問題になっているのか、理解しようともせず、話を霍乱しようとしているのは、「ポリティカルな意図」があるのか、単に理解できていないのか、どちらかだと思った。
今はつまり、感情を問題にしているのだなと分かったが。
君の言っていることをすべて、逆転させてみればいい。
冤罪があるからと言って、痴漢を野放しに出来ないというのであれば、痴漢を取り締まる必要があるからと言って、冤罪を生み出してはならないといえる。
冤罪はいかなる事件にも起こり得る。しかしだからこそ、検察には立証責任があるし、裁判官は推定無罪の原則に立つことが要求される。
痴漢については、必ずしもそうなっていない。被害者の言い分のみが採用され、その立証は棄却されている。
国家が積極的に冤罪を生み出す構造を作るのが許されるのかどうかが問題にされている。
極端に言うならば、と言うが、極端に言えば、ひとりの犯罪者を抹殺するために、周辺の人たちも根こそぎ殺すようなものだ。
冗談ではないよ。
アメリカ軍がイラクのファルージャをまさしく同じ理由で攻撃したのだから。
あれでテロリストも死んだかもしれんが、関係ない人たちもずいぶん死んだはずだ。
痴漢犯罪者を捕らえるために何人、何人もの無関係の人が冤罪になっても構わない、そう思うのであればはっきり言って欲しい。
結局、女は痴漢冤罪に陥る可能性がほとんどないから、ポジショントークをしているだけに見えるけどね。
それを言うなら男は痴漢被害にあう可能性がほとんどないだろうと言い返されそうだが、犯罪者に害を加えられるのと国家に害を加えられるのは全然違う。
私はあなたの意見に反対します。
論旨は、
交通死亡事故の被害者遺族が受け取る死亡保険金程度(あるいは、それ以上)の経済的救済を受けられたとしたら、被害者遺族は被告の死刑をこれほど強く望むだろうか
と、主に家族の大黒柱を失った場合の生活・金銭面のことを想定しているが、
たとえば今回の事件のように奥さんだったり子供だったりを失った場合は、有り体に言ってしまえば、
今後必要だったはずの彼らの分の生活費が不要になって、逆に得をしている(!)ことになる
(実際に浮いたであろう生活費は交通事故の損害賠償の際には控除される)。
そうすると、一家の大黒柱以外の人が死んだ場合、金銭面での被害はないのだから、
金銭を受け取ることによって完全に慰藉されると考えていると思われる。
しかしながら、民法上、死亡したこと自体を元に損害賠償出来るのは、
カネで賠償されさえすればそれだけで満足して被害者が救われるからではなく、
被害者を救済する方法が他に見あたらないから、しかたなく、カネで賠償するしかないことによる。
要するに、カネをもらえば満足するからではなく、カネをもらう以外に方法がないから、カネをもらえる法律があるのだ。
もちろん、カネをもらった段階で宥恕に至る被害者も多いと思われるが、
いかに金銭を積まれようとも救われない被害者がいるであろうことにも思いを至らすべきだ。
以上、カネで解決出来る、という論旨に対して、それでは解決出来ないという意見を述べました。
以下、細かい点を指摘したいと思います。
社会全体にとっても、死刑にならないことを前提で取り調べが行われたほうが、検察の言いなりになって供述調書にサインをしたり、弁護士の小手先の法廷戦術で事実に反する供述調書を丸呑みしたりして「事実の究明=事件の教訓化」よりも「反省の態度=上辺の取りつくろい」を優先するようなケースが減るんじゃなかろうか。
これは今回の事件に影響を受けすぎと思われる。
死刑の事案でなくとも、検察官が作ったストーリー通りの供述調書にサインを強要されているのが現状である。
痴漢冤罪でも「認めてしまえば帰れるよ」とささやく捜査官がいるのが問題になっていることは有名だ。
そして、刑訴法1条は刑事訴訟法は「公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかに」するのが目的であると規定している。
早く身柄拘束を解くという意味があれば、このような法廷戦術は、義憤を感じるのはともかく、なんらとがめられるものではない。
そもそもこの「事案の真相を明らかに」というのは、神から見た絶対的真実ではありえないし、
そのようなものが人間様が関与する訴訟ごときで明らかになるはずはない。
この真相とは、通常、証拠で積み上げられた真相と解釈されている(実体的真実主義)。
このことは論旨を何ら補強するものでないと考える。
いい議論をしたいので、反論などありましたらお願いします。
光市母子殺害事件で取り上げられるにいつも出てくるのはこの言葉だ。
しかし被告人の反省の努力を表明しつつ検察・裁判官への敵意を隠さない態度を見ると
彼には遺族である本村氏の存在が強烈すぎて遺族を納得させることしか眼中にないように見える。
しかし(彼をかつて騙していたとしても)検察の質問に誠実に答えなければ
罪への反省の努力をしている事にしているとこにならないと思う。
仮に二人に身寄りがなかったら人々が怒りを覚えることはなかったのだろうか?
そんなことはないだろう。
マスコミ、世論、そして被告人に反省させようと試みている弁護団も遺族の事を意識しすぎだと思う。
罪無き母子を無残に殺した罪そのものを事の中心におかないと。
>気に食わないやつが殺されたらスッキリするっていう人権感覚が蔓延したら「正義のための人殺しは容認される」っていうことにならないかと心配だ。
何これ。あまりにも飛躍しててついていけない。
これ、強姦殺人の裁判に、弁護士と被告側が被害者を冒涜するような発言を繰り返している、って話だよね?
「スッキリする」の主語は匿名掲示板が背負った「声なき声」、ある種の「民意」だわな。
彼らは「気に食わないやつを殺したい」のか?「正義のために」死刑制度を望んでいるのか?これ書いた人、他人を馬鹿にしすぎてないか?
彼らはああいう言い方で「こんな恐ろしい、不条理なことがあってはならない」「人権を踏みにじってはならない」と訴えてるんじゃないのか?
己の衝動的な快楽のために他人を犯して殺した奴を、野放しにするな、ってのは、真っ当な「人権意識」じゃないの?
>例えば、殺人事件の被害者遺族が、交通死亡事故の被害者遺族が受け取る死亡保険金程度(あるいは、それ以上)の経済的救済を受けられたとしたら、被害者遺族は被告の死刑をこれほど強く望むだろうか?
よく、そんなこと言えるなぁ・・・ 被害者に直接聞いたらどうだ?「お金が貰えないから、死刑にしないと気が済まないんですか?」って。
>死刑にならないことを前提で取り調べが行われたほうが、検察の言いなりになって供述調書にサインをしたり、弁護士の小手先の法廷戦術で事実に反する供述調書を丸呑みしたりして「事実の究明=事件の教訓化」よりも「反省の態度=上辺の取りつくろい」を優先するようなケースが減るんじゃなかろうか。
戦後、汚職で死刑になった人はいないけど、彼らは上辺を毎度毎度とりつくろってないか?
>そして「だれがそのコストを負担するんだ!?」って反論には「もちろん税金で」と答えたい。
税金は国民の金だわな?つまり、強姦殺人鬼出現→被害者の心を慰めるのは銭→「お前らが払え」ってことだよね?
>大事なことは、事件の背景にある社会矛盾や人間心理の不条理を解明して教訓化し、社会全体が努力してこれを取り除くこと
この人の言う「努力」ってあれか?殺人犯に無関係な国民みんなが金払えってことか?
この論のキーワードは「コストパフォーマンスより人命尊重」らしいけど、俺の反論はこういうことだ。
人間心理の不条理が解明されて、それを取り除く日はこない。それは全体主義の発想だ。
ここから先は例え話。ポル・ポトが怠け者や精神異常者を片っ端から殺したことを思い出して欲しい。
死刑じゃない。虐殺だ。彼らは、理想社会の建設に努力しない、わけのわからない人間を、「浄化」といって「取り除いた」んだよ。
クメール・ルージュはとっくに崩壊した。犠牲者には親も親類もいただろう。
それなりの金を払えば解決か?彼らは「一生忘れない」と誓うだろう。寝首をかくチャンスを探すだろう。
彼らの生まれた場所は矛盾と不条理に満ちている。彼らは「社会全体の努力」なんてハナから信じないだろう。
人が社会に対する信頼を失えば、犯罪は犯罪でなくなる。残るのはやったもん勝ちの荒廃だ。
今の日本で「殺人鬼を死刑にしろ!」と訴える側も「それは人間としてどうよ?」の反対派も、
人が安心して生きていける社会を望んでいるという点では同じ筈だ。
ヒステリックな発言に苛立つ気持ちはわかるけれど、
あいかわらず、この国の死刑制度に対する存置世論は強いようで、、、
痛いニュース(ノ∀`)【光市母子惨殺】 元少年「生きたい」「検察、僕をなめないでいただきたい」…弁護団、涙で「こんなに胸を張って弁護できたことはない」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1033297.html
ブログ主の編集方針が偏ってるって事情を差し引いても「吊るせ吊るせの大合唱」状態。あまりに人の命の重さに対する感覚が軽すぎるんじゃなかろうか?
気に食わないやつが殺されたらスッキリするっていう人権感覚が蔓延したら「正義のための人殺しは容認される」っていうことにならないかと心配だ。
さてそれにしても、僕にはむしろ悲しみにくれる被害者を救済する手段が「被告の死だけしかない」というこの国の現状こそ問題にすべきだと思える。
刑事裁判の目的が、被害者救済ではなく社会秩序の維持に偏っている(っていうか、それしかない)現状のもとで、被害者家族は裁判へ参加することもできず、真実から遠ざけられてきた。(少しは改善がみられるが)
悔しさを晴らしてくれるのは「厳しい量刑=死刑」のみ、それだけが唯一の望みという人生はあまりに虚しい。
一家の大黒柱を失った被害者に必要なのは、加害者への報復的判決よりも、むしろ明日を生きる「生活の糧」じゃないだろうか?
例えば、殺人事件の被害者遺族が、交通死亡事故の被害者遺族が受け取る死亡保険金程度(あるいは、それ以上)の経済的救済を受けられたとしたら、被害者遺族は被告の死刑をこれほど強く望むだろうか?
いまでも量刑の判断基準に「被害者(遺族)感情」が加わっているため、加害者に経済的な余裕があれば、賠償金と引き換えの減刑っていうのが現実に行われているけど、これって金持ちなら加害者になっても減刑されるっていう不公平な仕組みだと思う。
自動車事故のように、過失割合も加味して、被害者に落ち度がなければ100:0、怨恨であれば80:20、正当防衛であれば30:70といった具合に、刑事裁判と民事の救済をセットにして判定をし、はじき出された金額を国庫から支出、加害者に財産があれば、それを没収して国庫に充当させるのだ。こうすれば、加害者の経済状態に関わらずに被害者全員の救済が行われ、金持ちだけを特別に減刑させる手段を取り上げてしまえる。
また、社会全体にとっても、死刑にならないことを前提で取り調べが行われたほうが、検察の言いなりになって供述調書にサインをしたり、弁護士の小手先の法廷戦術で事実に反する供述調書を丸呑みしたりして「事実の究明=事件の教訓化」よりも「反省の態度=上辺の取りつくろい」を優先するようなケースが減るんじゃなかろうか。
大事なことは、事件の背景にある社会矛盾や人間心理の不条理を解明して教訓化し、社会全体が努力してこれを取り除くことであって、上辺だけの反省は真実の究明にとって邪魔なだけだ。
そして「だれがそのコストを負担するんだ!?」って反論には「もちろん税金で」と答えたい。っていうか、人命よりもコストを優先する発想って、先進国としてどうよ?
どうも最近の死刑論議・刑事司法論議を眺めていると、感情的な死刑存置派の背後に隠れて(時にはそれを煽って)被害者救済や犯罪者厚生のためのコスト負担を安上がりにしたいという国家権力の怠慢を感じる。
私刑というレッテル張りを始めたのは炎上擁護派(?)なんだから彼らに聞かないとわからんと思うが。というかこっちがどこまでが私刑なのかを聞いてるわけだが。立証責任転嫁して水掛け論になるだけでしょ。
犯罪かどうかは結局警察検察裁判所に判断してもらうしかない。現状では当て逃げとかは捕まって、叩いたイナゴは何にもないわけだから、犯罪ではないってことでしょ。炎上してるほうは他人に貸したとかのばればれの嘘でもやたらと擁護する人がいたけど、起訴どころか逮捕すらされてないイナゴのほうはネットで記事見ただけでろくに事実確認もできないはずのぶくまとかで即叩きモードになってるんだよね。不思議なもんだ世。にこにこの自演みたいに犯罪者の身内が少人数で大量に擁護米つけてるだけかもしれないけど。
http://anond.hatelabo.jp/20070830175001
みくしやブログの炎上見て私刑はやめろという人がいるけど、叩いてる側が具体的に何してるかわかってるんだろうか?
企業や学校に社員学生が犯罪をしたと知らせたり、対策・見解を聞くのは手段がメールであれ電話であれ違法ではないはず。これをして警察に逮捕されたり、検察に起訴された人なんか聞いたこともない。周辺を撮影したり近くを通るのだって違法じゃない。マスコミだって写真映像撮影しまくりだけど逮捕者なんか出てない。これらを非合法化するなら不祥事起こす企業とか政治家はかなりありがたいよな。関連機関に事実を調査しようとするだけで犯罪ってことにできるんだから隠蔽し放題だ。
ぶくまのコメントであほ馬鹿死ねとか罵倒しまくりなのにネットイナゴやスネークを私刑だからけしからんと叩いてる人いるけど、こういう人がやってることは私刑にはならんのだろうか?事実を調査するだけで私刑呼ばわりなら罵倒陰口だって十分私刑じゃないだろうか。にちゃんの陰口は汚い陰口でぶくまの陰口はきれいな陰口ってことなんですかね。あほらしい。
あと小物を叩かず巨悪と戦えとか下らんこと書く人いたけど、小物を叩いてるからといって巨悪と戦えなくなるわけではないし、今の小物は将来の巨悪かもしれない。身近の小さな悪を見逃しておきながら巨悪と戦えるというのは信じがたい御伽噺。
それにネットイナゴやにちゃんねらーって巨悪なんだろうか?巨悪じゃないなら「小物より巨悪と戦え」といいながらにチャンたたきをする人っていったい何なんだろうか?やっぱりイナゴは巨悪だと思ってるということなんだろうか。悪行三昧のDQNをたたくねらーが巨悪といえるなら、抗議電話メールをする人を叩くはてなーも同じくらい巨悪じゃなかろうか。まあ、モヒカンな俺様達のたたきは非犯罪者相手でもきれいなたたき、イナゴどものたたきは犯罪者相手でも汚いたたきってことなんだろうね。ばかばかしい。
裁判長「母親としてあるべき愛情が見いだせない」検察側「自己の欲望や幸福を満たすためには子供の命を犠牲にしても構わないという、母親としては考えられない自己中心的で身勝手極まりない動機」懲役14年
「障害児として生まれない権利」確立を回避するための法律を可決
CiNii - 日本におけるwrongful birth訴訟と障害胎児の妊娠中絶
CiNii - 障害胎児中絶は是か非か : 人は自然を「主」とすることなしに正しさを主張し得るか
heartbreaking. レイプされて出来た子供を堕胎するか否か
Amazon.co.jp: なぜ人を殺してはいけないのか―新しい倫理学のために (新書y (010)): 本: 小浜 逸郎
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/997016.html
おまえら馬鹿か?
刑法ってのは、被害者の因果応報のためにあるもんじゃないの。犯罪の抑止力のため。太田総理でもやってたけど、少年の凶悪犯罪は事実減ってる。だから、今の法律が欠陥なわけじゃない。
少年法が廃止されたらどうなる? 初動捜査で目つけられたガキが、警察で恫喝され、検察の言われる通りに丸め込まれて調書取られて、冤罪だらけ。本当の犯人が捕まんないで、のうのうと生きる。
こっちのほうが、よっぽど危ないよ。大人だって検察に丸め込まれるんだから、ガキならなおさら? わかるだろ??
『おい、こいつ犯人ってことにしよーぜ』=>初動捜査で逮捕=>警察取り調べ、恫喝=>送検=>99%有罪、ってパターンが多くなると思われ。
そら、この母みたいに、かわいそうな、同情すべきケースもあるよ? だけど、それは、少年犯罪のほんの一部。馬鹿テレビ局が誇張するから、それが全てみたいにみな勘違いするけど、色々あるわけ、少年犯罪にも。
親に全く愛情かけられず、捨てられ、住むとこもなくて、食うもんもなくて、学校も3日で行かなくなって・・・みたいな子とかもいるわけ。そいつらも全部死刑台に送れば、おまえら満足か??
『うちの子も犯罪を・・・』とか力説してた、高田、生まれつきの財閥のお嬢が、なにを呑気なこといってんだ。下流の現実を知れ。
少年犯罪減ってるのに、野蛮な民衆にあおられて、刑罰の適用年齢とかどんどん下がってるけど、何歳まで下がれば気がすむの? 2歳で人殺しちゃったケースとかもあるんですけど??
全部の極悪人を裁ける法律なんて(残念ながら)存在しない。結局は抑止力・責任能力とのバランス。そのバランスをとるなかで、この母親みたいにかわいそうなケースも出てきちゃうけど、これもこれ以外もぜんぶ同じ法律というシステムの中で処理しなきゃいけないんだから、しょうがない。法律って、そんなもん。
『目には目を』みたいな野蛮国家じゃないんだから(そうなったらおまえら満足なんだろうけど)、現代法治国家としては、少年法廃止はありえない。
被害者の感情わかったみたいに騒いでた、高田とかモナ、ホントに東大出たんか? 2回生くらいで法律も習うだろ。(東大じゃないから知らんけど)『歯には歯を』って習ったんか?
このかわいそうな母親は、民事で相手の親のケツの毛まで残らないくらいむしりとれば良い。実際、6000万円で和解してるし(個人的には1−2億くらいあげてもいいと思うけど)。