はてなキーワード: おちんちんランドとは
現実でおちんちんをまろびだしたのではない。増田にはおちんちんが無いし、おちんちんを露出したわけでもない。あくまでおちんちんランドを開園したのであり、それ以上でもそれ以下でもない。
最近はないが、昔よく投資だか商法を紹介されたり勉強するグループに勝手に入れられることがあった。株だとか投資だとか、多分碌でもない詐欺グループなのは無知な私でもよく分かったし、その度に即退会一択だった。皆そうするよね。調べてみると、どうやら特殊詐欺に繋がるものが多いらしい。
その日の私は何度も知らぬ間に招待される不気味さと、関わりたくもないのに接触される馴れ馴れしさが特にうっとおしくてたまらなかった。確かにすぐ退会すれば良い話だが、その日は特にイライラした。
そして思った。
どこかに主犯がいるとして、そいつが私を勝手に招待するなら、私が勝手なことをしても良いのでは?
でも、色々メッセージを送って刺激するのも面倒だ。名指しで暴言をぶつけられるのもイヤ。
主犯が嫌がりそうで、私はハッピーになれるものがいい。その時ふと、脳裏に「おちんちんランド開園」という言葉が過った。すぐに首を振った。いやそんな馬鹿なことは止そう。他の見知らぬ人も見てるし。
しかし、一度思いついてしまえば中々思考は止まらない。だっておちんちんランドだよ?超良くない?普段じゃ中々開園できないよ?でも勝手にグループ名変えるなんてそもそも………。
待てよ…できるんじゃないか?
LINEグループの設定を開くと、グループ名が編集できることが判明した。私は好奇心のままに打ち込み、そして変えた。
〇〇(私の名前)がグループ名を「おちんちんランド開園!!!!」に変更しました
トーク画面にはそう表示された。
!!!!!!!!おちんちんランド開園!!!!!!!!!
堅苦しさと怪しさに満ちた「ナントカ投資勉強グループ」みたいなグループ名が、一気ににぎやかで明るさに満ちたものになった。心做しかパチンコのチュインチュインチュイーン!!!!というあのけたたましい音すら聞こえてきそうだった、気分は確変だ。
それまで疎ましかったグループも、勝手に招待しやがった無礼者も、皆仲間に思えた。そうだよ、今からここはおちんちんランドだ。おちんちんランドは皆が笑顔になれる場所。詐欺で人を小賢しく騙すより、おちんちんでピースフルになろうよ。
私は満足して、そのまま退会した。
私はおちんちんランドを開園し、そして去ったのだ。
あのおちんちんランドはどうなったのだろう。開園した以上は責任もって閉園した方が良いのだろうが、多分主犯の人が見たら即ブロックされそうで、それはそれでちょっと傷つくので先に退会した。尚、グループ名を戻されたらおちんちんランドにすぐ戻すつもりだった。おちんちんランドは不滅だからだ。
ちなみに今調べたら、ああいうグループを荒らすのを楽しむ人もいるらしい。荒らし方はともかくとして、ちょっぴり仲間に近い人もいるのだろうか。私の他にもおちんちんランドを開園した人がいるのだろうか?私の知らないおちんちんランドがそこにあるのか?
そう思うと、心躍って堪らないのである。
現実では相手の合意なくおちんちんを出したり、触らせたり、捩じ込むことは禁じられております。おちんちんは悲しませるものではなく、愛と笑顔を届けるものでないといけません。相手と自分を大切にしたおちんちんライフをお送りください。
追記2
意外とこういうのでおちんちんランド開園してる人いるんだ!と知れて嬉しいです。コピペや創作っぽいものの、実際増田は増田なりのおちんちんランドを開園したので、数あるおちんちんランドのひとつだと思っていただければ幸いです。
そういって彼はやれやれといった仕草でバーボンを一気に飲み干してさらに続けた。
「おちんちんランドさえ存在すれば、そう願わずにはいられないよな。」
だが彼は僕の言葉には意外なほど反応しなかった。
それどころか、僕の事を冷めた真夏のピザであるかのような目で見ながら吐き捨てた。
「それは違う。大切なものは、目に見えないもなんだ。」
物憂げにそう返す彼に対して、期待した答えが返ってこなかった僕は食い下がった。
「それじゃあ君はおちんちんランドのことなんてどうでも良いって言うのかい?」
そうじゃない、と彼は告げた。
「むしろ逆だ。」
そう聞いたとき僕の心臓が止まりそうになり、急にあたりが静まり返ったような感覚を覚えた。
それ以上、言わないでくれ。僕はそう願った。
「「おちんちんは、僕たちの心の中にあるんだ」」
僕も苦笑して、それから左手に持ったままであった旧世紀の遺物に火をつけゆっくりと吸った。
メビウスの煙がいつもより目に染みた。