2018-10-11

キズナアイには実はおちんちんはえています

ってなったら解決するのにね。あの不毛な論争すべてがさ。」

そういって彼はやれやれといった仕草バーボンを一気に飲み干してさらに続けた。

「女ってやつは、だからいつももめごとを起こすんだ」

僕は彼の意見に賛成だった。だから賛成だと伝えた。

おちんちんランドさえ存在すれば、そう願わずはいられないよな。」

だが彼は僕の言葉には意外なほど反応しなかった。

それどころか、僕の事を冷めた真夏ピザであるかのような目で見ながら吐き捨てた。

「それは違う。大切なものは、目に見えないもなんだ。」

物憂げにそう返す彼に対して、期待した答えが返ってこなかった僕は食い下がった。

「それじゃあ君はおちんちんランドことなんてどうでも良いって言うのかい?」

そうじゃない、と彼は告げた。

「むしろ逆だ。」

そう聞いたとき僕の心臓が止まりそうになり、急にあたりが静まり返ったような感覚を覚えた。

大事なことは、おちんちんがあるかどうかではない。」

それ以上、言わないでくれ。僕はそう願った。

から僕は、自分から口に出そうとした。

「「おちんちんは、僕たちの心の中にあるんだ」」

意図せず輪唱の形になってしまった彼は驚き、そして苦笑した。

僕も苦笑して、それから左手に持ったままであった旧世紀の遺物に火をつけゆっくりと吸った。

メビウスの煙がいつもより目に染みた。

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