<はじめに>
読みにくいと題に書きました。この文章を読んだあなたが不快になったとしてもそれは注意書きを読んだ上であなたがあなたの判断によってあなたが読んだ文章によってあなたが不快になったにすぎず、それは完全にあなたの自己責任です。祈りが足りません。毎日もっともっと祈ってください。
<はじめにおわり>
ブログを開設して投稿しても良かったのですが、増田で投稿したほうが興味のある人に少しでも多く届くかなと思い増田で投稿することにしました。
先日、TwitterがOnion版サイトに対応したと風のうわさに囁かれました。
https[:]//twitter3e4tixl4xyajtrzo62zg5vztmjuricljdp2c5kshju4avyoid.onion
これがそのURLです。(Chrome、Safari、Edge、インストールした後そのままつかているFirefox、では閲覧することができません。諦めてください)
おそらくTwitter社が想定しているケースは
①何らかの理由によって、Twitterへのアクセスがエラーを吐くようになった。(生IPでのアク禁)
②ユーザーは長年使用してきたTwitterアカウントにログインして情報を得たい、情報を投稿したい。
みたいな意図なのではないかと勝手に想定しています。が、これはあくまで一民間人の主観なので流してください。
①への対策としてVPNが挙げられますが、プライバシー保護を謳う幾多のVPNがこれまで国家権力に屈してログ情報を開示してきた例を見ると(すべてがすべてノーログを謳っていたわけではない)、そこらのVPN会社を利用するよりもTorで多重化した方が少しは安心ではないかという気持ちからTwitter社がOnion版サイトを公開してくれたとしたら、嬉しいことです。
<本題>
・個人的に今利用しているアカウントにTorでログインするのは嫌なので、新規登録ができるかどうかを確認する(気になる人は既存アカウントで実験してみてください)
・Tor等を利用したTwitterアカウント作成時との比較を観察する
Torから設定→プライバシーとセキュリティ→セキュリティ(セキュリティレベル)を選び、Torでボタン一つで選択することのできるJavaScript等のトラッキング制限をどの程度選択すればアカウント作成できるかを確認します。
より安全(真ん中のレベル):アカウント作成できない(自分が確認した環境ではできないだけかもしれません、詳しくは後で記します)
最も安全(3段階で一番上のレベル):相変わらずいつも通りアカウント作成できない
アカウントを作成した感想としては、正直Onion版サイトを公開したと聞いたときには、他所のOnion版サイトのように「最も安全」でアクセス先のURLに依存したJavaScriptをいくつか許可すればアカウント作成できるのかな、と期待を胸にしていたのですが、現実としては「いつもどおりのhttps[:]//twitter.comへTorを用いてアカウントを作成するとき」と何一つとして変わる点がありませんでした。これには少しがっかりです。
Torを用いてTwitterアカウントを作成するとだいたい1ツイートまではTwitter社の宇宙よりも大きな器によって許されます。
しかし、2ツイート目をしようものなら、時間をかけてアイコンやBIO、ヘッダーを設定しようものなら「reCAPTCHAのパチモンクリア(4問正解で通してくれる神キャプチャ、お前が世界を取れ)」がやってきます。
運が良ければそのまま関門通過。運が悪ければ電話番号登録を強いられます。
今回はセキュリティの「標準」でアカウントを作成したので、ログイン後1ツイートをした後に「より安全」に上げても使えるかな?と上げてプロフィール設定をしているところで電話番号登録を要求されました。
ここ最近のhttps[:]//twitter.comは、ブラウザのセキュリティレベルを「最も安全」「より安全」にしていると「んなんか今日調子悪いわ笑」とログインページやアカウント作成ページを表示しれくれません(国際情勢が関係しているのかな?)。ですが、以前は上で書いた「他所のOnion版サイトのように『最も安全』でアクセス先のURLに依存したJavaScriptをいくつか許可すればアカウント作成できるのかな」の手順でアカウント作成をできた過去があります(セキュリティレベルを上げ忘れたままTorを利用していた可能性があります、「ですが」以降は思い出として読んでください)。
その時ですら電話番号登録まで要求してこなかったというのに、セキュリティレベルを最低まで落として、やっとアカウント作成できたと思ったら、「お前はホモサピエンスか?」とパチモンに聞かれ、全問正解したというのに電話番号まで登録を強いられる。ダルいのでこの文章は放置されている電話番号登録画面を横目に書かれています。
実験結果
ブラウザのセキュリティレベルを最低まで落とすことでアカウントの作成に成功したが、セキュリティレベルを上げて遊んでいたら(これが原因では???)電話番号登録を強いられた。
この実験結果からわかるように、新規アカウントへの優遇としてOnion版サイトを公開したとはとても思えず、既存ユーザーに向けたサービス展開と見るべきだと思う。
まず今回やったことはOnion版サイトで行わなくても、https[:]//twitter.comで再現可能だったことであり、2者の差はOnionに対応しているか否かでしかありません(緩くあってほしかった)。
生IPでアクセスできないからTor使うのにそこで電話番号登録を要求したら、電話番号を契約している本人が分かりますよね。
Onion版サイトの展開がどこの誰のためにやっているのか知ったことではないですが(良い子のみんなはソースを探してから口を開こう)、向いている方向とやっていることが少しズレている気がします。
「理不尽な事象により生IPでアク禁された人々がいる、それに対抗するためにOnion版サイトを公開する、がOnion版からであってもアカウント作成はいつもどおりです。」だと仮定すると、現状は今のTwitterが落とし込めるギリギリなのかもしれません。
TwitterくんがFacebookくんに憧れる気持ちはよく分かりますが、Tor関連を冷遇するのところまでしっかり見習わなくても良かったと思います。
腹癒せ
「Onion版サイト公開されたんですか?やったー!」「サイト公開されただけじゃないですかやだー!(少しは優遇されただろうと勝手に思っていた筆者が完全に悪い)」をしたので、初めの方に少し書いたVPNについて少し。ノーログを謳うおすすめの紹介です。VPNを使ってたとしても、画面の向こうにいる人間に配慮しながらインターネットを利用しましょう。もうページを閉じてインターネットに帰っていいですよ。帰りの会は終わりました、事務連絡は済ませたのでここからは雑談です。
Mullvad(有料)
一言:広告を一切していないので、検索して出てくるMullvadの感想はPRを含みません。すげぇ
IVPN(有料)
一言:他所のノーログを謳うVPNサービスは月当たりの通信量の制限があったりしますが、ProtonVPNにはそれがない。そこがすごい。本当にすごい。無料で始めたかったらProtonを使ってください。
OVPN(有料)
一言:2月から#StandWithUkraine https://www.ovpn.com/en/blog/standwithukraine というページを公開し、ウクライナの人への応援をしている。すごい。「ウクライナ人はサポートに連絡したら無料のVPNが用意してあるぞ」と言ってる。かっこいい、抱いてほしい。それはそれとしてOpenvpnの拡張子が.ovpnだから検索結果がOVPNとめっちゃ交じる。マジ卍
個人的には薦めないけれど、生IPよりかは良いんじゃないんですか、有名で使っている人も結構いますよね、好きだったら使えばいいと思います4選(それぞれノーログを謳っています)
NordVPN(有料)
一言:有名、紹介料いくらか知らんけどプライバシー特化おすすめVPN○選!みたいな記事ではいつもいるやつ。ちなみにそいういう記事に限って上の4選の奴らはいません。
一言:買収されて運営会社が変わった。NordVPNを紹介している記事は大体ExpressVPNも紹介している感じのアレ。
PIA(有料)
https[:]//www.privateinternetaccess.com
一言:゚(゚´ω`゚)゚。ピーア 日本人ではNordとExpressよりは使っている人は少ないんじゃないかな。
AirVPN(有料)
最後に
https://gigazine.net/news/20211015-former-malware-kape-technologies-owns-vpn-services/