2016-11-11

背景トランプお爺様(辛辣コメントが来たらないちゃうからw)

目撃者

海の向こうで反知性主義が始まったと嘆く人々がいる。

反知性「主義」?

すごいなあ、人間はいかなるときも、その日常生活でさえ、知性的判断をするんだそうだ。

人間はすごい。人間は立派だ。

決して、衝動買いなんてしたりしないし、後輩にいいところを見せようと、奢ったりもしない。

なぜなら、人間は知性に基づいて、合理的に行動するからだ。

すべての人が合理的判断を下すのだそうだ。

僕には、かの国の新大統領が掲げる偉大なるアメリカというのが本国の人のようにピンとはきていない。

ただ、「感覚的に」わかるのは、あの時代アメリカを、いい時代自分たちを取り戻してくれる、と明言してくれた候補にすがりたくなったその人間的な感情だ。

経験人間を突き動かす。

人間は知性だけで動くはずはない。衝動買いもしたりするし、カっとなったり、かと思えば気前が良くなって人に料理や鞄を奢ったりするだろう。

それが人間だ。

人間は見返りをつい求めてしまう。

「ありがとう」と愛しのあの子に言われたならば、つい破産の仕方をgoogle検索で探してしまう。

僕らは貧しい時代のシティボーイさ。

ただ、「ありがとう」と言われたくて。

人間は、すべての場面で知性的なわけではない。

アカデミズム世界で、その知性を轟かせる先生方も、SNSではつい感情的になる。

人間には、感情がある、本能がある。

今回、「知性」を信じた人々は、対になる概念黙殺してしまった。

本当に知性的ならば、見落としなんてなかったかもしれないけれどね。

仕方ない。人間だもの感情的になって見落とすこともあるさ。

人間自分の信じたいことだけを信じ、自分に有利な情報仕入れ確証バイアスで頭の中はフロートソーダさ。

こぼれおちるほどの、自分に有利な情報

愛おしいね人間

永遠に生きられるだろうか 永遠に君のために】

過日、僕は一人の女性出会った。

僕は、昔から繁華街バカをやっていた友人とカフェバーで、そいつを待った。

しかし、待てども待てども、来やしない彼女に業を煮やした僕らがウエイターを呼び止めようとしたとき、後ろの席から声がした。

気づきなよ」

それは確かに彼女だった。彼女の声だった。

僕の記憶の中の彼女は(どちらかというと)美人顔でとても薄幸なオーラを醸していた。

僕と一緒に彼女を待っていた友人は、人違いだ帰ろう、と言った。

僕は、目の前の彼女の目(整った二重にタレ目でどちらかというとかわいい系だ)の奥に、鈍いものを感じた。

彼女は僕の手をとって、私の家に泊めてあげた恩を忘れたの?とのたまう。

ああ、こいつだ。

この恩着せがましい話し方。間違いない。彼女だ。

僕が、東京に来たばかりの頃、彼女に振られて、自暴自棄状態歌舞伎町で朝を迎えたことがあった。

アスファルトは冷たく、饐えた匂いが空からしていた。

ホストたちは僕に邪魔だ、うっぜーなと声をかけて、みんなして帰宅していた。

僕が道の真ん中から端っこに移動して、寒さに凍えている頃。

彼女は現れた。

彼女は、あまり多くを語らず寒いでしょ。

うち、近くだから。とマンションに僕を誘った。

泥酔していた僕は、彼女の家の廊下で倒れて、数時間経つと頭痛吐き気と共に起きた。

便器友達になった後、僕はお風呂拝借して、置手紙をして帰った。

彼女は、帰宅するなり爆睡していた。

こじんまりした部屋のテーブルには無数の睡眠薬

ヴィトンのバッグからは、睡眠薬安定剤精神薬に痛み止めが溢れ出ていた。

僕は、その光景を見て、みんな苦労して生きているんだな、と思った。

彼女は、当時キャバ嬢だったが、風落ち(風俗で働くようになることをギョーカイではそのように称す)して、その後、AV嬢になった。

僕が自暴自棄だった頃、僕は彼女に連れられて、ホストクラブに行った。

彼女はホス狂だった。(ホストクラブで高額を使う人々のこと)

男の僕が行って楽しいのか、とは思ったが、思いの外、楽しかった。

ホストたちは、召使のように注文を取りに訪れ(跪いて御用聞きだ)彼女の横に座る。

そして、僕にも飽きないように話を振る。

僕は、好奇心が旺盛なのでギョーカイの話を聞くだけでも楽しかった。

彼女ドンペリやリシャールをぽんぽこ入れるので、どのテーブルよりも彼女への待遇は手厚く、そして連れてこられた僕もまるで、どこかの国の王子のように振る舞えるのだった。

僕は、その時思った。

理性や合理的判断論文を書く時だけで十分で好きな人や頼れる人を探すのに、直感感情、その発露を起源にして何故いけないのか、と。

永遠にとけない快楽はなくても、永遠に快楽に溺れたい。

楽しい毎日を望まない人々がいたら、なんだか、ロボットみたいだし、現実的でも、夢がなければ、きっと快楽世界に溺れようとするよ。

ある種の人々は。

わたしはまぼろしなの あなたの夢の中にいるの】

カフェバー彼女の顔をじっくり眺めた。

ついでに、胸の方も少し眺めた。

僕は少し思案した。(隠しておきたいのか?でも、真反対だからなあ、気づかないふりは……)

僕は彼女に言った。

「可愛く整形してもらったな。どこのクリニックだ。腕がいい。

でも、胸はパッドを詰めりゃいいんじゃないか。代わりに可愛いワンピースでも買うといい」

「君にはばれるか。500万でこれだから安いよー、シャンパン開けてたら、1000万以上なくなったのに笑」

僕と彼女の会話の間中、僕の連れは口をあんぐり開けて、小声で人違いに失礼だぞ、と言っていた。

(シーッ、静かに。愛は静寂に包まれ割れしまクリスタル)

僕は笑いながら

あんたじゃなかったか、人を見た目で判断するのは良くないつったのは。

ついでだから、言っとくが正義の味方にでもなりたいんだったら、何をもってしても人を判断してはいけない。

人は等価値だ。例え、悪人でも愛すべき人間だ。そうだろ、正義の味方くん」

僕は、つい本音を口にしてしまったが、彼はそれを気にもとめなかったようだ。

どうでもいい。僕は、人を見た目で判断するが、その人物が同一かどうかを見た目以外で判断することができる。

見た目で人を判断しないと言っている人に限って、見た目で人を確認しているのはどうにかならんかね、全くw

彼女

「足が朝から痛くて、つっちゃって」

仕事か」

「単価上がって、万々歳よ、整形代の元は取れるよ。人は見た目だねえ、だって、私だって人を見た目で選ぶもん」

彼女のこういうあっけらかんとした本音で話すところは嫌いになれない。

現代では、本音で話すことが制限されることが多すぎる。

思想信条自由はどこに行った。表現の自由はどこに行った。

公共の福祉他人を害するのでなければ、シンプルに生きたっていいじゃないか

「私、復讐する。だってモテるようになったんだもの金も稼いで、男をはべらかして、復讐する。あの頃の、自分に聞かせてあげるの。

シンデレラになったよって」

「いいぞいいぞ」

「私をぞんざいに扱った奴らに、おっぱいアタックする」

「まあ、この際、それもいい」

「ところで、君、私の意見に賛成しているのは、私が可愛いから?それとも私の意見が納得できるから?」

「難しい質問だ。ねえ、世界って複雑なんだよ。復讐のしがいがあると思わない」

ポエマーはすぐポエる」

「ツンツンしたこと言っても、容姿が良ければ、言い返す手間がいらなくていいな」

世界は、整理されていない。

たくさんの人々がいて、たくさんの考えがあって。

同じ考えの中にも、異なるロジックでの説明があって。

いいじゃないかダイバーシティ尊重しよう。

ひとまずは、新しい世界を祝福しようじゃないか

普段はこういう駄文を書いてます

http://kasuminx.hatenablog.com

真面目な文章も書けるから仕事くれww

俺の前後記事、よくわからんスパムじゃないか

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