遊び / ゲームがうまい奴が頭がいい / 仕事もできる理由は3つある気がする。
まず、子供の習い事についていったり、子供と同じ習い事をしたりして思うのが、吸収力の違いみたいなものだな。
同じものを見てどれだけ気づけるか、習ったことをその場でどれだけ自分のものにできるかがやはり年齢が上がると上昇するのを感じる。
勘がいい子は年齢が低くても先生がやって見せたのをすっとまねできるし、指摘されたとおりにすぐに直していける。
もちろん、平均的には年齢が上がるほどその能力は上がるので、年齢が高い子供のほうがさっさと級をあげていく。
同じ習い事をすると、自分が気になる細部を子供は全く見ていないし、再現もできないということに気づかされる。
疑問にも思わないので、そこを明らかにもしないし、先生もわざわざ聞かれもしないことを教えてはくれない。
「一隅いちぐうを挙あげて三隅を以って反かえらざれば、則ち復またせざる也なり」みたいなやつだろうな。
子供のころ、大人はさっさと段級が上がってずるいと思っていたが、その差はこれなのかと実感する。
もう一つは、growth mindsetとfixed mindsetみたいな差がある気がする。
growth mindsetの持ち主は今いるところをいつも通過点だと思っているし、結果は現在のスナップショットだと思っている。
ゲームでも、一つ一つの試合は単なる通過点だから、それを俯瞰して見て、どこでどうやって失敗したか、次はどうやれば成功するかを考えられる。
負けたことそのものよりも、どうやって負けたかを見て、どうやったら次に勝てるようになるのかを考えることも楽しみの一つになっている。
言うなれば、遊びの時も、仮説を立てて、検証する作業を楽しんでいるのかもしれない。
一方、fixed mindsetの持ち主は負けるのが恥だと思い、なぜ負けたか反芻するのを避けるので、同じ失敗を何度もする。
結局、自分で負けパターンに気づかないし、教えられることも拒絶するから今いるところで止まってしまい、それ以上のレベルにはなれない。
結果、growth mindsetの持ち主のスタートラインがずっと後ろだったとしても、fixed mindsetの持ち主をいつかは追い抜いてしまう。
あと一つは、継続できるかどうかだろうな。
別の言い方をするなら、努力できるかみたいな要素だろうな。
人の能力はある程度反復練習をして頭の中のネットワークが完成してきてからやっとステージが上がるものだと思う。
言い換えると、できることは階段状に上がっていくと思うので、ちょっとやったところですぐに結果が出なかったりする。
特に体を使うものは今のレベルの動きを地道に何度も繰り返して体が自然とその動きをできるようになってやっとそのレベルに達し、次のレベルが見えるようになる。
勉強ができる奴はその辺の成功体験を持っているから、遊びであっても地道な反復練習ができる。
結果、次のレベルまで行ける。