はてなキーワード: ウエッジソールとは
http://anond.hatelabo.jp/20170516141639
ハイヒール問題って議論の前提がまちまちなせいで混乱することが多い気がする。「ヒール」という言葉で何をイメージするか結構違ってる気がするんだよね。
なので、ある人が「ヒール靴で就活してる人なんてほどんど見ない」といえば別の人は「フラット靴で就活してる学生なんて見たことない」と言うことになる。
一部の人は、9センチのピンヒール(SATCでキャリーの履いてるルブタンみたいな)しか「ハイヒール」と認識していないし、別の人は、2センチでもヒールがあればヒール靴と呼んでいる。
ブコメだと、「パンプス」という言葉なんかも定義がまちまちのようで面白い。
1.ヒールの高さ。
・完全にフラットなもの。ソールの厚みがあるので、1センチヒールみたいな表記のことも。
2.ヒールの形状
・フラット(つま先とかかとに高低差なし)
・チャンキーヒール(最近の流行。太目のヒール。何年か周期で流行ったりダサくなったりしてる気がする)
・ピンヒールよりは太いけど、チャンキーよりは細い、一般的なヒール
・ウェッジソール(つま先とかかとに高低差はあるが、ヒールが分かれていない)
3.つま先の形
・ポインテッドトウ(とがったつま先)
・ラウンドトウ(丸いつま先)
・スクエアトウ(四角いつま先)
他にもいろいろあるけど、とりあえずこの三点でだいたい分類できる。たとえば、バレエシューズはたいていフラットでラウンドトウだけど、ウエッジソールやピンヒールで2-3センチの高さのヒールがついていることもある。不二子ちゃんが履いてそうなハイヒールは、9センチのピンヒール、ポインテッドトウ。
この分類でいうと特に1のヒールの高さについて、どこから「ハイヒール」というのかは定義がまちまちな気がしている。ヒールをはかない人(多くは男性)は、高ヒールのピンヒールしかハイヒールと認識してないし、一方履くことが多い女性は、1センチでも高低差があれば「ヒール靴」と言っている気がする。これは、少しでもヒールがあると履き心地が全然違うからかな。
見た目についてはともかく、では、実際ハイヒールがどのような身体的な問題を引き起こしうるか。
・まず、つま先が圧迫されることによって痛くなる。痛いだけならまだいいが、長く履き続けると関節が変形して外反母趾、内反小趾になる。こうなると、靴を履いてなくても痛い。裸足で立ってるだけで痛い。なぜ「マナー」のせいで一生ものの障害を負わなければならないのか。
・それから靴擦れ。靴と足の形によるが、つま先、甲、かかとに靴擦れができる。皮がはがれて痛い。動くたびにその皮がはがれたところがぐりぐりえぐられる。拷問かな。
・さらに全身にも影響をおよぼす。「ヒールに慣れてるから、フラットだと歩きづらい」という人は、アキレス腱が固くなってしまっている。ヒールじゃないと歩けないっていうのも障害だよな、と思う。
(一方で、ヒール靴だと骨盤が自然と前傾するので、姿勢が良くなるという効果もある)
これらの傷害に加え、行動も制限される。どんなに履きやすい靴でもヒールがあると、歩くのは遅くなる。歩幅が狭くなるから。とっさの動きもしにくいから危険。疲れやすくもなる。(まあ、高いところに手が届くようになるのはメリットだけど。)なので、あなたの周りの女性社員が、たらたら歩いていたり、いらいらしやすかったり、動作がのろかったり、すぐに疲れてたりしてたら、それはヒールを履いているせいかもしれない。
ということで、第一に、身体を傷つけ、障害を与える。第二に、動きを制限し、危険にさらし、体力を奪う、というのがヒール靴。
実際に大いに生産性を下げる可能性があるので、ビジネスの場では「禁止」でいいのではないかと思う。マナーとかドレスコードって、よほど強い圧力がないと変えていけないっていうのはその通りで。夏場のネクタイが駆逐されたのも、「省エネ→光熱費削減→クールビズ」という圧力があったから。「ビジネスの場に動きにくいヒール履いてくるとか、ふざけてんの?」くらいにならないと変わらないのかな、とか思う。
もちろん仕事以外では好きな恰好すればいいと思うの。でもミニスカとか、オフショルとか、キャミとか、ミュールとか仕事で着ないでしょ、っていう。
とはいえ、今日、明日何を履いて生きていくのかという問題は今この瞬間にも突きつけられてるわけで。ローヒールでもかかとが細いとヒール靴っぽく見えるし、ミドル~ハイヒールでも、かかとが太かったり、ウェッジだったりすると安定して歩きやすいしさらにストラップがあればつま先の負担軽減できるし、一般的にラウンドトウよりポインテッドのほうがヒール靴っぽくみえるしスーツにも合う、とかあるので、なるべく「それっぽくみえる」靴を探して履くしかないのかな、と思う。
あとは服との関係。服がかっちりフォーマルなスーツだと靴は多少カジュアル(たとえば一センチヒールのラウンドトウ)でも気にならなかったり、逆に多少カジュアルな服でも高いヒールのポインテッドとかだと全身ではきちんと見えたりするので、そのあたりで調節するとか。
http://anond.hatelabo.jp/20170515181109
ビジネスシューズとして女性が求められているのは「パンプス」先が細くなっている、ヒールのある靴。
じゃあ「ハイヒール」って何かというとそのヒールが少なくとも7センチ、靴屋で「ハイヒール」として陳列されてるのは普通9センチ前後あるものなんだよ。
ヒール高さ別に歩きやすさとビジネスシューズとしての位置付けがあると思うよ
ここではヒールの高さ=靴のつま先部分と踵部分の高低差の意味で書くよ
つま先部分(ストームという)も上がってるタイプもあるが割愛するよ
・0~2センチ
ビジネスシューズとしては不適格だが、そもそも元増田がいうほど足に良いものではない。
地面と足の間のクッションがほぼ無いので、長時間の立ち仕事、歩く人には全く向かない、ファッション性の高いもの。
スニーカーでいうコンバースのような感じ。また、脹ら脛にかかる負荷がないので、こればかり履いている人は膝から下が太くなる。
長めのスカートやくるぶし丈のデニムなんかに合わせるとかわいい。ビジネスに不向きな服とのコーディネートが簡単
・2.5~4.5センチ
男性の革靴とおなじ~少し高いくらいの傾斜がついた靴。体重を支えるのは足全体でつま先が靴擦れになることはない
適度に脹ら脛に負荷がかかり、立ち姿が醜くない。また、ビジネスシューズとして求められる高さとして十分だと思われる。
もし「この高さが履きやすいけど、これでは少しカジュアルなのでは?」と思うのであれば、ピンヒールタイプをおすすめ
この程度の高さであればウエッジソールだろうがピンヒールだろうが歩きやすさは変わらない
・5~7センチ
早足になる時に踵をつかず、つま先で歩く感じになる高さ。堅い靴を履くとつま先が痛い
たぶんよくわかってない人はこれくらいのをハイヒールだと思っている。
この高さが履きやすいか、もう一段階低いのが履きやすいかは人それぞれ。
例えば足首を捻ったり、靱帯が弱い人はヒール高めの方が歩きやすい人もいる。
ビジネスシューズとして求められる高さはここまで
フルレングスのパンツスーツに合わせる時はこれくらい必要。パンツの裾が足首に密着していないデザインの場合、ヒールが裾を踏んでしまって傷つけたり、転んだりしやすくなるため。
この高さを日頃履いていると膝から下が鍛えられる。きちんと立とうと心掛けるとヒップアップ効果もあると思う
・9センチ以上
キャバ嬢とかキャンギャルが履いてるやつ。つま先でなく足首に負荷がかかる
訓練された人が美しく歩け、立てる
ここまで書いて思ったけど元増田はフラットパンプスで仕事したいんじゃなくてスニーカーで仕事したいのかな?
違うと信じたい
今はだいぶパンプスも進化して歩きやすく柔らかく安く軽くいものが増えて(軽ければ良いわけではない、ある程度重さがあった方が安定することもある)選ぶのが楽しい
おすすめはマルイとかに行ってヒール高さ別に陳列されているので次々履いてみて自分に合った高さをみつけること。高さの基準が決まれば楽なので
履かずに通販は論外
http://anond.hatelabo.jp/20140917075035
私の身に実際に起きた、書き留めずにいられなかった出来事が
全く知らなかった有名サイトの人の物とされ
ネタとして消費されるのをただただ不思議に思いながら見ていた。
誰か他の人の物語になってしまうならそのほうがいい。それでいい。
あれから4ヶ月が過ぎて、季節はもう冬だ。
彼と歩いたあの通りもこの前の強い風で落ちた銀杏の黄色い葉で埋め尽くされていた。
時間はどんなときも正しく過ぎてゆくのだと思いながら、ブーツで葉をわざと踏んで歩いた。
そして、私はあのとき、ウエッジソールのサンダルを履いていたと唐突に思いだした。
きのこ帝国のクロノスタシスを聴いていると、あの夜のことを思い出す。
街灯の下で きみの髪が ゆらゆら揺れて 夢のようで ゆらゆら揺れて どうかしてる
たった4ヶ月前の出来事とは思えないほど、ほんとに他の誰かの物語なんじゃないかと思うほど
いまでは現実感がなく、遠くに感じる。
あの夜は確かにあったのに、どんどん輪郭が曖昧になって、どんどんぼんやりして
彼と行った店を、歩いた道を、食べたものを、聴いた曲を、話したことをひとつ残らず慎重に思い出す。
遊んでないで、早く結婚して、お父さんになれば。いいお父さんになりそうだよ?
会えば、互いに正しい答えのない、傷つけあうようなことを言って、何も言えなくなって
楽しいと苦しいのサンドウィッチを涙で飲み込むような時間も思い出す。
クロノスタシスって知ってる? 時計の針が止まって見える現象のことだよ
でも、私の気持ちはあの夜から止まってるみたいだ。