はてなキーワード: 芸術文化振興基金とは
この増田や、それについたトラバ・ブクマ含めて、自分のことにお金を使う発想しか持ってない人が多すぎる。
金を自分の事にしか使えないから、金の使い道がわからないのだ。
芸術文化振興基金みたいな規模の大きいところで感覚が掴めないなら、住んでる地域の何らかの寄付金でもいい。
あるいは保育園等教育への寄付もある。盲導犬の育成への寄付もある。
昔みたいに学校や橋梁への寄付は機会が少なくなったかもしれないが、ふるさと納税でそうした項目がある。
きっと小市民はてなーはふるさと納税は自分の限度額までしかしないだろう。
そういう発想では金は使えない。限度額とか気にせず、寄付したいだけ、寄付の成果を把握しながら継続して寄付する。
パトロンになっても良いし、公演などに定期的に足を運ぶのでも良いだろう。
何も大金持ちみたいに振る舞わなくても良い。自分のできる範囲で、金にならないところに金を落とす。
地域の画家の油絵を買ったらどうだろうか。書家の軸を買うのはどうだろうか。陶芸家の作った茶碗はどうだろうか。
そうした人は、逆説的になるが「金を使える状態」にまだ至っていないとも言える。
もちろんそれは悪いことではない。自分で自分の身を立てているわけだから。
でも「金を使う」というのは、他者のすぐに成果の出ないものや、誰かが支えないと沈下してしまいそうな文化に臆面もなく金をぶっ込める状態をいうのではないか。
「1000億円あったらやりたいことリスト」https://anond.hatelabo.jp/20191123064728
をうけて
芸術文化振興基金が687億。
当たるものもあれば外れるものもあり、ある程度数をこなさないといけない。
ふるさと創業事業でわかるように1億円分の金塊を買うだの、意味のないモニュメントを作って環境資源とするといったのでは、最初の1回はメディアに載るだろうがそれっきりで終わってしまう。
更にYouTubeとインスタが対抗となる。
普通にイベントとするとインスタ映えに巻き取られたり、YouTubeのネタになるのであって、新しい文化ではない。
見て1秒で見る側の文脈で反応出来てしまうものは駄目。愛知トリエンナーレでわかるように文脈を複雑にしていくが見た目をキャッチーにすると炎上する。
ネットですぐにアクセスできるように初期からするのもいけない。
もともとドラマの続編であるが映画を前提に作られている企画だ。
内容は真摯で、深夜枠も頷ける。派手さはない。人の心をえぐる青年の不運な青春を描いている。
青年は地味でコネもなく営業で頑張る新人サラリーマンだ。都会の荒波に負けて負けてそれでもがんばる男である。
多分おっさんが見たら泣く。
主演は池松壮亮、ヒロインに蒼井優、脇役に井浦新や柄本時生、松山ケンイチなどが出ている。
この5人のうち1人でもいれば国は助成金を出すのではないか…という高い評価を得ている賞レースおなじみの面々だ。
さらに監督は真利子哲也という若手でとんがった作品を誠実にとる監督で、平成30年度の新進芸術家海外派遣制度もうけている。
真利子の映画「ディストラクション・ベイビーズ」は国内外で新人賞をとっている注目株だ。
お金は大事であるが、芸術文化振興基金助成金で出る金はそんなに高くない。せいぜい広告1本か2本打つくらいの金額だ。
別になくたってこれだけのキャストと監督と原作があれば作品に金を出す人は居るだろう。
しかし国は、ピエール瀧一人の罪で、これだけのキャストと監督と原作の1クール&映画分の努力を認めないと「後出し」した。
大体社会貢献云々の項目が芸術文化振興基金助成金対象作品に適応されたのも驚きだ。
選ばれる映画は大体喫煙しているし人が銃で死ぬし違法行為もあったりなんか結構アウトローだったりする(偏見)。
そもそもこんな前例あっただろうか。突然改正って、誰が作って誰が決めたのか。誰にそんな権限があるのか。
単純にお馬鹿だ。あいトレとは違う。こんな一流クリエーターたちを集めておいて表現を規制するような行動をしてしまった。
映画業界、役者業界含め表現規制には相当敏感だ。戦中に彼らが苦しい思いをした歴史的背景も大きい。
役者業界が声を上げたらどうなるのかその辺も考えられなかったんだろうか。
本当に、考え無しである。蒼井優が家で愚痴って山ちゃんが聴取率高いラジオで不満をぶちまける展開、誰でも考えられるだろうに。
助成金が出る映画は外れが出ないのだが、今後の映画に関してはもう分からない。
この件によってもう「芸術文化振興基金助成金」というクレジットの信用を失ったのだ。
金に困ってない映画はもう申請しなくていいよ。宮本は今からでもクラウドファンディングだせ。