はてなキーワード: 旦那とは
独身のころ、付き合ってた彼氏にプライドがズタボロになるような酷いフラれ方をした時、かなり傷心していたんだけどとりあえず信頼していてよく相談事をしていた会社の友達には報告をしとこうと思ってLINEしたら、
「うちの旦那が、それは増田ちゃんがおかしいって言ってたよー」
などとみんなの前で、言ってきた。
女子会で話したならまあまあまあ、だが二人で話した個人的なこと(家庭環境のことなども)まで勝手にシェアされて旦那さんのコメントとか聞かされてすごく嫌な気分だった。
私は同性の友人だから話したのであって、特別な隠し事じゃなくったって、友人に話したことが旦那へ筒抜けかと思うと何だか不快に感じ、だんだん距離を置くようになった。
生涯独身で良いかな、と思ってた。そのくらい人生的には充実してるし、彼氏を作らない環境に慣れすぎてた。
酔っ払った友達から「そろそろ男作りな~」とマッチングアプリにふざけて登録された。そしたら相手も同じような境遇でマッチングアプリに登録されたらしく、出会って意気投合。
なぜかウマがあって付き合ってみた。本当に私にはもったいないくらいの良い男で、強面なのに可愛い性格のギャップにやられた。
奥さんは1年ほど前に癌で亡くなったと聞いた。大変だったと言ってた。正直半信半疑だった。年の差もあるし、大体同じような年代のおっさんたちは既婚だけど彼女作って当たり前に「俺の彼女~」と自慢するような界隈だし。
それでもいいかな、もし生きてたら別れようくらいの軽い気持ちだった。
家に遊びにいった。ホテルみたいに綺麗だった。洗面台を使った後、タオルで蛇口の水滴や指紋を取ってる姿を見て私も真似するようになったくらい。
「部屋めっちゃ綺麗じゃん」と言ったら「でも整理整頓が苦手だから今度手伝ってほしいんだよね」と返された。とてもじゃないけど苦手とは思えなかった。
お子さんにもお会いした。超良い子で芯の強さが感じられる優しそうな子だった。仲良くできるといいなと思った。
将来のことちゃんと考えてる、と言われた。愛されてんなぁ私、としみじみ感じた。
トイレを借りたとき、トイレットペーパーがなくなったので戸棚を開けた。3つあって左から探そうと思ったら本が収納されてた。反射的にヤバいと思ってすぐ閉めようとしたけど、がっつり目に情報が焼き付いてしまった。癌に関する本がいっぱい並んでた。医学的なものから、眉唾なものまで。
その時、本当に奥さんがいて、本当に癌で亡くなったんだと、実感した。
今まで話には聞いていたけども、どこか「へー、そうなんだ」くらいの気持ちでいた。他人事だった。お子さんにも会わせてもらえたし、写真も見ていたけれど。本当に一生懸命、何とかしよう、生きてもらおうと足掻いた片鱗がそこにあった。
見ないようにしていたけれど、シューズクロークから靴を取り出すときの奥にある女性物の靴や、洗面台に仕舞われている女性用の化粧品とか、私が努めてスルーしてた。彼は整理整頓が苦手だった。
二人でいる時、たまに何かを考えてるような彼の横顔を見る度に、一生奥さんには敵わないんだろうなぁと感じる。
先日、奥さんにご挨拶した。(元奥さんなのかもしれないけど、まだ奥さんかもしれない。ちょっと聞けない)
まぁ奥さん、これから私が貴女の旦那を幸せにしてやるぜ。お子さんも道連れだ。なので今度ちょっとだけ、整理整頓させてください。
さすがにネタだろ
人の心がないのか
(どうせこの回答を待ってるはずなので「なんで?」みたいなすっとぼけた返事がくるまでがセット)
離婚してあげなさい
旦那の心は完全に冷めてる
その後。
娘に私が覚えていることを話して、「お父さんはうるさいと思っているわけではないので気にしないように」と娘に伝えた。
そしたら娘が「それはお母さんが悪い。お父さんにギターをプレゼントしようよ!」と提案してきたので、
いくら何でも娘が言い出した「厚意」を旦那が否定することはないだろうし、自然にギター弾くように戻ってくれるよね……と考えて、
娘と一緒に買いに行って、娘とお揃い色違いのエレキギターをプレゼントした。
旦那は家出した。買いに行ってプレゼントした日の夜から3晩帰ってきていない。
私は「娘にこんな思いをさせるなんて酷い父親だ、帰ってこなくてもしったことか」という気持ちだが、娘の気持ちを考えると帰ってきてもらわないといけない。
どうしたものだろう。