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2015-04-05

本の目次案

タイトル案:「非」外資系サラリーマン英単語記憶術

■まえがき

・著者について

対象読者

■目次

1:脳みそとの付き合い方

・暗記は脳に悪い(海馬について)

・脳をだまくらかす

・暗記の3要素(記銘、保持、想起)

2:脳みそへのインプット

・記銘

語源あるあるネタ(「ST」は静止しがち)

日常語・カタカナ語から

単語帳、アプリ

単語カードの使い方

・どうしても覚えられない時(語呂合わせ、スペル虫喰い法など)

3:脳みそキー

・保持

エビングハウス忘却曲線

RSSソフトPSS、Ankiなど)

必要なのは英語勉強法か?継続の仕方を身につけるのも重要

4:脳みそからアウトプット

・想起

・初級者の挫折、上級者の憂鬱初心者は記銘は大変だが想起はラク)

聴覚Podcastオーディオブックなど)

視覚Kindle洋書試し読み、ニュースサイトなど)

5:その他の話題

挫折したらどうするか。たぶんあなた挫折する。

・一単語日本語か、複数語義か

・似た意味が/似たスペルが干渉してしま

・暗記量を減らす方法としての文法、語法

単語リストグロービッシュ、・アルクSVLなど)

・先人の暗記法野口悠紀雄村上憲郎など)

あなた必要なのはボキャビル

2013-04-05

TOEFL義務化とか・・・

この前「大学受験TOEFL義務化!」とか言ってたのが立ち消えたかと思ったら、またなんかホッテントリニュースが入ってたよ。

自民党大学受験卒業に「TOEFL」活用との提言まとめる

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130404-00000471-fnn-pol

このへんと合わせて読むとたいへん興味深いよねーー

日本人スピーキングが苦手

http://d.hatena.ne.jp/gorotaku/20130404/1365066300

TOEFLを「義務化」から「活用」までトーンダウンしたけど、ここまでほぼ脈絡もなく、根拠もなく(2つ目のリンク参照)、唐突TOEFLゴリ押されるとなんかこう、裏を考えたくなっちゃうよね。 自分だけかなーー

これってさ、大学受験卒業要件にTOEFLを導入するとかいってるけど、単純に受験料だけ見ても、日本大学生2011年で257万人(もーめんどくさいから240万人にするね)、受験料がだいたい2万円とすると、全員が受験卒業と2回の受験パスする(そんなことはありえないけれども)としたら、

240万人÷4×2万円×2=約240億円

って計算合ってる? 桁、これで合ってる?って、ど文系自分パニックに陥るレベルお金アメリカNPOに入るわけだ。なんてこったい。実際には何度もうける人がいるから、これの数倍にはなる。

センター試験予算が100億円くらいだそうなので、まあ軽くその規模を上回るわけですね。

これだけでもアメリカ外圧邪推するのに十分だとは思うんだけど、この自民党TOEFLゴリ押しはやっぱりTPPとの関連で考えるべきだと思う。スピーキングスピーキング言ってるけど、コミュニケーション能力をはかる試験は他にもあるでしょう、と。IELTSとかさー ていうか英検だってスピーキングあるじゃん? そもそも100億円以上もかけるんなら、自前で英語試験つくれるでしょーよ、と。

じゃあなんでTOEFLなのか。それは、これがアメリカ試験からだよね。つまりアメリカの基準で英語能力をはかります、と。

歴史的に考えてみても、新しい共同体国民国家とか、国家間の共同体とか)作るときには、まず「言語」を統一するっていうのが基本なんだよね。近代だけで考えても、まずフランス革命後に「近代フランス語」をつくる努力が行われているし(ドイツもグリム兄弟ががんばったよねー)、あるいは最近で言えばEUが創設されるときもこれが大きな問題だったわけだ。何語を共通語にする?と。で、結局、全部を共通語にすることにしたんだけど、そうすると、それぞれの言語の習得っぷりにも共通の基準が必要になる。A国でB国人が働くとき、A国語がこれくらいできなきゃいけませんよーっていう基準と、B国でA国人が働くとき、B国語がこれくらいできなきゃいけませんよーっていう基準が違ったら困るわけね。これが許されたら、ある種の障壁をそれぞれの国が作ることが可能になっちゃって、地域共同体つくった意味がないからね。で、それぞれの国でバラバラだった、その国の言葉外国語として学ぶ時の基準とかシステムとかが共通化されていったんですね。たとえば「ヨーロッパ言語共通参照枠」とかでググると出てくるよ(わかりにくい訳語ですよねーー)

さて、まあそんなことを思い出してみると、アメリカ日本政府に「TOEFL導入しろ」って圧力かけているっていう仮説も、まあ、アメリカを中心とした地域あるいは経済共同体を作りたいからだと考えれば、ありそうな話だと思うのです。EUは一応他言語主義をベースにしているから、マイノリティ言語にも生き残る道はあるけれど、TPPって要するにアメリカ中心の経済圏をつくる構想だよね?(建前は違うかもしれないけど) そしたら「アメリカ英語」を共通語にっていう圧力かけられてもおかしくない。アメリカ英語試験の影響力が強まるということは、アメリカ英語の影響力が強まるということでもあり、その影響力の強さはまたアメリカ地政学的な影響力の強さと裏表の関係にある。(そもそも英語世界共通語になったのは、大英帝国覇権アメリカ経済軍事大国化の影響だよね。まあ、それだけではないにしても)

ちょっと強い言い方をすれば、これはある種の「侵略」だ。この言い方が強すぎるとしたら、言い換えよう、「これからやってくる侵略の地ならしだ」と。

英語って「アメリカ英語」だけじゃないんだよねー イギリスも、カナダも、オーストラリアも、インドも、フィリピンも、公用語としている国だけでもいろいろあるしさ、そもそも、もはや「世界共通語」になっていて、非ネイティブ英語を話すことのほうが多い勢いだ。「ネット共通語」でもあるしね。グロービッシュという造語もできたくらい。ほら、あれだ、古代アジアにおける「漢語」みたいな?

そんななかで「アメリカ英語試験であるTOEFL自民党が(たいした根拠もなく)ゴリ押すとしたら、やっぱりそれはアメリカに対する「外交的配慮」だと思うんだよね。

それでいいんすかね。

日本人が使うんだから日本の基準で英語試験作ればいいんですよ。その試験有用性が低いんなら、それを改良していけばいい。「日本人が話して伝わる英語」は必ずしも「アメリカ英語」とは限らない。


これって、本来の保守層からしたら、立派な「売国」だと思うんですけど。てか、日本語守れや。むしろTPP共通語日本語入れるくらいの強気の交渉姿勢でお願い致します。(弱小言語は放っておくと死滅するのもまた歴史証明しているわけで)

 
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