このことを何度も何度も思い返して毎回苦しくなってきた。ここに吐き出して一旦終わりにしたい。
私は大学四年になりたての頃、当時付き合ってた彼氏との子を妊娠してることが分かった。相手は社会人だったし私も単位はなんとかなったので結婚出産、卒業後専業主婦になった。
初めての育児はとても大変で夫にイライラをぶつけまくった。夫はその頃異動があったり、デキ婚のことで親と揉めて絶縁状態になったり、子供の夜泣きに付き合ってくれたりで徐々に疲れていきうつ病になって働けなくなった。
傷病手当金や失業手当、私の実家からの援助でなんとか3年ほど凌いだ後、たまたま友人の紹介で正社員として採用された私が働き出すことになった。(夫のうつ病が長引いたのはゆっくり休ませてあげられなかった私のせいでもあると思う。当時は本当に子供と自分と生活費のことで頭がいっぱいだった。申し訳ない。)
私は新社会人かつ子育て主婦、というよく分からない状態で、今にして思うと社風とも全然合わず、パワハラまがいのことも受けながら安月給で必死に働いた。正直仕事だけでいっぱいいっぱいで家に帰れば寝てたかった。実際家事や育児は段々と自宅療養中の夫任せになっていき、夫から苦情を言われることが増えた。夫婦喧嘩が増えてセックスに私が誘っても拒否されるようになった。それどころかちょっと手が触れるのも嫌がられた。まぁ、薬の影響とかストレスとか色々あるししょうがないよね、とは思っていたがかなり辛かった。職場でも怒られて、家でも夫とはうまくいかず、育児を夫に頼る時間が増えたせいかあれだけママっ子だった子供も私に懐かなくなっていった。
そんななかで私は人生で1番の間違いを犯してしまった。同僚と不倫してしまったのだ。期間としては半年にも満たなかったけど、頭のおかしくなっていた私は彼だけが毎日の救いになっていた。現実逃避というのか、もう何も考えたくなくって将来どころか数ヶ月先の家族旅行の計画さえ立てるのが億劫になった。数ヶ月先も今と同じように生活してるなんて無理でしょと思っていた。今にして思うとありえないが、不倫相手とギクシャクしだすと更に救いを求めて学生時代の同性の友人にまで不倫の相談をした。このことがきっかけで複数の友人を失った。
まぁそんなめちゃくちゃな精神状態で不倫してたのであっさり夫にもバレた。離婚するか、なんて話にもなったがなんだかんだでお互い関係修復のために努力していこう、という結論になった。この時の話し合いでやっと自分の辛さを夫にキチンと話せた。夫の辛さも理解できた。
夫が私に優しくなった。そのおかげで少しだけ精神状態が安定して、夫や子供に気を回せるようになった。そして私が変わると夫も変わり、病状も回復し再び正社員として働き始めた。共働きは本当に大変で、そのころ子供も学校でトラブルがあったりで、結局私が家族を支えるため仕事を辞めた。収入に不安があったが、余裕がなくなった自分が如何に暴走して周りの人達を傷つけるか痛いほど理解していたので仕方なかった。今はまた専業主婦だ。仕事を辞めて冷静になるとまぁよくあんな理不尽で最も自分に向いてなさそうな仕事をしてたなぁとボンヤリ思う。転職を考える余裕もなく、とにかく自分と周りを責めていた。
夫のことはすごく傷つけてしまった。夫や子供を失うかもしれない、となってやっと自分にとって夫や子供がどれほど大切か理解できた。自分との関係を修復することを選択してくれたことに本当に感謝する。一生をかけて償っていきたい。
一方で取り返しがつかなくなったのは友人関係だ。完璧な自業自得だが学生時代の友人は全て失った。直接私が不倫を打ち明けた子以外にも噂は広まってるかも、と思うともう学生時代の友人誰にも怖くて連絡できない。SNSもやってないので向こうからも連絡も来ない。それにもともと、独身でバリバリ働いていた友人たちと主婦でお金にも時間にも余裕のなかった自分は話題や考えが合わなくなっていた。寂しいけれどしょうがない。
仕事を辞めて友人を失って、それでも家族は残ってくれた。今、夫も子供も元気にしている。私に笑顔を向けてくれる。それだけで本当にありがたい。これから先、自分のキャパを理解して家族第一優先で生きていきたい。そして少し落ち着いたら、余裕を失わない範囲でまた働きに出たい、友人も新たにできたらいいなと思っている。専業主婦で1年ほど過ごし家族だけの世界はやはり少し寂しいことに気づいた。でも自分の場合、家族、仕事、友人関係、をバランスよく保つことができるだろうか、また外の世界に必死で家族を傷つけてしまったら、と不安になる。この辺のバランスの取り方が今後の課題かな。
この約10年間は激動だった。家族の大切さと、人間は環境によって簡単に間違いを冒すんだということを知った。人間性より環境。あと友人関係は簡単に崩れるということ。この先の10年は穏やかに過ごせますように。
環境のせいにするな同じ環境でも大抵の人は不倫なんてしない、と書かれてあった。その通りだ。ただ馬鹿みたいだけど、環境云々については自分の中では再発防止策のつもりだ。若かりし頃は自分は真っ当な人間だと思っていたし、人並みの倫理観や正義感もあるどちらかと言えば善人寄りの人間だと信じていた。自分の本当の人間性について知ることはなかったし、今だって少しはまともな人間になれたのか確認する術はない。アラサーの今どうやれば人間性が向上するのか、全く分からない。だからせめて、そんなことができない、そもそもしたくならない環境が必要だと思っている。あくまで私という人間にとっては、人間性より環境、だと考える。
あと一点、不倫相手とギクシャクしてから友人に相談するのでなくて、なぜ不倫する前に友人に相談しなかったか、という指摘についてボンヤリ考えた。夫婦生活がうまくいかない、育児がしんどい、このような悩みを友人たちは理解してくれないだろう、もっと詳しくいうと、上記のような悩みが生じるのは私が若くしてデキ婚したからで、普通の人は普通に幸せに結婚して子供はかわいいんでしょ?結婚生活って幸せいっぱいなんでしょ?辛いってなんで?と思われるだろうことが容易に想像できたから。というか実際にそういうニュアンスのことを言われたからだ。当時友人たちは皆二十代前半の女の子だからそんな認識で当たり前なんだけど。そう言えば働き始めてからは職場のお姉様が「絶対今は大変やろ、無理しなや、今乗り切れたらラクになるからね」と、しきりに声をかけてくれていた。その方は子育ても離婚も経験されていたので、きっと私の普段の様子をみて心配してくれていたのだろう。だけど、年齢も一回り以上上で、職位も全く違う彼女にあまり甘えたり相談することができなかった。この辺が若くして結婚出産するデメリットだなと今なら思う。年齢に合わせると悩みが合わず、悩みに合わせると年齢が上過ぎて心を開きにくい。今となっては色々あって私も老け込んでしまったので、子供のお母様達とも特に違和感なく溶け込めていると信じているのだけれど、最初の頃は浮いてたしな。
旦那さんもうなたの友人もそれぞれケリを付けたんだから、あなたもこれで一旦終わりにしなさい。
ありがとうございます。こんな時間にこんな乱雑で長い文章は誰にも読まれないだろうと思っていたので、本物の神父様に言っていただけたような気持ちになって泣けてきちゃいました...
それは本当の神父ではないし、増田は恐らくカソリック教徒でもないだろうし、ニセの涙だということは覚えておいた方がいい。 増田はただでさえ、手近な偽物の幸福にふらふら流され...
もののたとえやん
その軽さが原因だって話なので。
ねちっこいな
お前もな
うんち
罪悪感持つのはわかるけど。同時に、心密かに少し誇ってもいいんじゃないか。誇るは言い過ぎか。つまり「これだけドタバタだったけど紙一重でなんとか凌いできたぜ」「これからも...
でも世間でハラスメントやイジメに会った結果キモくて金のないおっさんになって生き残った人に対しては紙一重で生き残ったりせずに社会に不要なゴミなんだからさっさと死んどけば...
数年に1回見るかどうかってレベルの自分に酔ってて気持ち悪すぎてゲロが出そうな文
つい昨日も「環境がよくも悪くも人間を変える」話題を見た
持ち直すことができてよかったね
横からだけど まいかい、がんばる>だめになる(だれかがちょっかいかけてくる) だから、ある程度がんばったら防衛力が大事
増田の後悔と苦労がすごい伝わってきた...。これで一旦終わりにしていいと思うよ。おつかれさま。 不倫に限らず、一般的に悪とされていることをしてしまう人の背景まで考えずにただ...
今日も女は夫を裏切って結局打ち明けてない
とりあえず、お疲れ。
専業主婦で1年ほど過ごし家族だけの世界はやはり少し寂しいことに気づいた。 ここ伏線ですね! 懺悔Part2、楽しみにしてます!
鬱病で休職中の人が、家にいるからという理由で育児をしていた……というのは、さらっと書いてあるけど、何気に重い事実やで……。
旦那さんの気持ちとしてはあたまのあがらないおくさんに不倫という人間的に絶対ゆるされないポリコレ棒で殴り放題の弱みができたので心の余裕ができたのかな 旦那さんをいたわって...
不倫してしまったのだ!!!でもう読む気失せた