「ああ、それ、流行ってるやつですね」
この一言で大抵黙る。
今まで、ミニマリストのやつとか、1日1食のやつとか、マッキントッシュ大好きのやつとか、瞑想する奴とか、湯シャン野郎とか、いろいろな意識高い系が鬱陶しいアピールをしてきたがこの一言をいうと大抵もうその話はしてこない。あまり悪意のある言葉じゃないから角も立たない。愛想笑いはしたくないし、距離は置きたいが、仕事上必要なコミュニケーションはとれるようにしておきたい場合に有効だ。
意識高い系には「俺は流行の最先端で、マイノリティで、ちょっと変わったことをするかっこよくて面白い人だ」っていう意識が必ずあるから、カウンターで「流行りにちょっと遅れて乗っかるザコいミーハー野郎」っていうレッテルを貼ってやると強烈に出鼻をくじくことができる。
おまけに、これをいうと「あ、ああ、流行ってるの?」とか「え、べ、別に流行ってないでしょ」とか明らかにキョドるので超面白い
欠点としては特殊な習慣やライフスタイルを実践している人がその話を振ってきた時にしか使えないことだ。意識高い系の本質的な定義である、ただの「すごそうなことは言うけど何にもできない無能」には使えないので注意。
スターウォーズやスタートレックでメートル法が使われているのは「ヤード・ポンド法を採用するアメリカ人にとっては耳慣れないメートル法がSFっぽく感じるからだ」とするエピソードが広まっている。
これは、いまだにメートル法を採用しようとしないアメリカ人のズレた感覚への揶揄として、しばしば働いているようだ。
しかし、たとえば上記のフォーラムを見てみると、そこで挙げられている考察の多くは、「未来社会ではメートル法が一般に用いられているであろう」という純粋な予測である。
国家が統合され宇宙にまで進出した人類が、アメリカにしか残っていないヤード・ポンド法を使っているほうがおかしい、という論理的な考証である。
Wikipediaの「合衆国のメートル法化」の項目にも以下のような記述がある。
https://en.wikipedia.org/wiki/Metrication_in_the_United_States
The continuing use of U.S. customary units has caused writers to speculate in fiction set in the future about the adoption of the metric system. Many authors have assumed that the United States and the human race in general will use metric units; however, others have assumed the continued use of U.S. customary units or have neglected to take metrication into account. Writers sometimes use customary units simply because American readers and watchers will understand the measurements; other times, they are simply used by accident. The 1966 show Star Trek, for instance, initially used U.S. customary units despite multiple Earth national origins and a setting in the 23rd century. Later, starting with "The Changeling", metric measures were used, albeit inconsistently. Later sequels of the show, such as Star Trek: The Next Generation, and Star Trek: Enterprise (set in the 22nd century), used the metric system exclusively.
文化的影響
アメリカ合衆国の慣用単位の継続的な使用は、未来を舞台にしたフィクション作品において、メートル法の採用についての考察を作家たちに促してきました。多くの作家は、アメリカ合衆国および人類全体がメートル法を使用するだろうと予想していますが、他の作家はアメリカの慣用単位の継続使用を想定したり、メートル法への移行を考慮に入れなかったりしています。作家たちは、アメリカの読者や視聴者が測定単位を理解できるように慣用単位を使うことがありますが、時には単に意図せずに使っていることもあります。たとえば、1966年のテレビ番組『スター・トレック』は、23世紀を舞台にし、地球上のさまざまな国籍の人々が登場するにもかかわらず、当初はアメリカの慣用単位を使用していました。しかし、後に「変わり者」("The Changeling")というエピソードから、メートル法が使用されるようになりましたが、一貫性には欠けていました。その後の続編である『新スタートレック』("Star Trek: The Next Generation")や『スタートレック: エンタープライズ』("Star Trek: Enterprise"、22世紀を舞台とした作品)では、メートル法が完全に採用されています。
アメリカ人がメートル法に「SFっぽさ」を感じているとしても、それは「人類が共通言語を話している」などの設定と似たような「SFっぽさ」であって、「耳慣れない」という理由ではおそらくないだろう。