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2023-03-20

ウルトラマンA最終回理不尽な点

ウルトラマンA自体理不尽の塊みたいな展開が多いのはさておき。

最終回で実はヤプール人だったサイモン星人を撃った時に、子供たちに主人公が問い詰められるわけだけど、その時に「こいつはヤプールだったんだ、テレパシー自分がそう言った」と弁明するが、子供たちは信じない。

ここが一番理不尽なのだが「なんで人間の癖にテレパシーがあるんだ!」と、そして続くは「テレパシーが使えるのはウルトラ兄弟だけだ!」

自分子供のころにビデオでこの回を見ていたのだが、子供のころからずーっとここだけ納得いかなかった。何せ初代からいきなり宇宙人人間テレパシーで物を伝えてるからだ、なんでここら辺の知識が共有されていないのだろう?

……いやまあ、ウルトラマンA防衛組織からして、市民から通報デタラメだとかデマだと言い切っても誰も怒る者がいないぐらいだし。

2018-09-12

最近ウルトラマンはつまらない、というより"物足りない"

こんなタイトルを書いて、さぞアンチウルトラマンのようにみえるが、私はウルトラマンが好きである

放送中のウルトラマンルーブは楽しく見させてもらっている。『ルーブ』とは何者なのか、なぜロッソとブルはグルジオボーンと落ちてきたのか、愛染マコトの狙いは何なのか・・・・・・。現時点で10放送しており、そろそろ折り返し地点である

だけどはっきりいえば、何か物足りなさを感じる、というより、面白さに欠けている。楽しく見られているが、面白いかどうか・・・・・・と言われると、微妙だ。

この不満は実は遡ればウルトラマンオーブからある。いや、ウルトラマンオーブで感じたその不満は一部だけで、本格的に感じたのはジーからだろうか?

何が不満かというと、怪獣に魅力が感じられないのである

なにやら最近はそのルーブの登場人物である愛染マコトのおかげで、懐古厨は愛染マコトだ、なんてまことしやかにネタにされているがはっきり言わせてもらうと、最近ウルトラマンには怪獣の魅力に欠けている。

何故怪獣が出現し、何故怪獣が暴れるのか。ウルトラマン根本的な話の主軸はそこであって、それに対して人間ウルトラマン立ち向かうものではないか

最近だとウルトラマンXの「怪獣は動かない」だとか、ウルトラマンジードでも「ココロヨメマス」が面白かった。ちょっと紹介がてらどこが魅力的だったのかを説明する。

ウルトラマンX第10話「怪獣は動かない」には、不動怪獣ホオリンガが登場する。1か月前、山々に囲まれ坂根村に突如として出現したところから物語が始まり、それまで全く動かず無害であることから村のマスコットキャラクターとして売り出そう、という話を村人たちがしている。しかホオリンガが栄養失調に陥っていることが分かり、Xの世界防衛チームXio(ジオ)は治療弾を注射する計画をするが、一人の少女がそれを止めようとした・・・・・・

ネタバレになっても構わないのであれば話すが、実はホオリンガは坂根村に伝わる神様で、ホオリンガは現れると次第に新たな山に生まれ変わる怪獣だった。地面に根付き、栄養を大地に送り、自らが山に変わることがホオリンガの怪獣としての使命だったのだ。そうとはしらず栄養を無理やり注入し、あろうことがホオリンガを動かそうとしたことで、ホオリンガは激怒花粉をまき散らして暴れ出してしまう。そこで本作のウルトラマンウルトラマンXが戦うのである

次にウルトラマンジード第10話「ココロヨメマス」。例に挙げたタイトルがすべて第10なのは偶然なのでご容赦願いたい。

突如として地球に、怪獣ザンドリアスが飛来した。なぜザンドリアスが地球へやってきたのか。本作での防衛組織に当たる、犯罪をはたらく宇宙人を取り締まる機関AIB(エーアイビー)の愛崎モアは、相手の心を読むことができる宇宙人、ゾベタイ星人のナビア(地球での偽名はサトコ)と協力してその真意を確かめる。

オチだが、実はザンドリアスは恋煩いを患っており、好きな女の子告白できず、勝手玉砕して地球に飛来したのだった。ゾベタイ星人は嘘をつかない性格らしく、このザンドリアスの気持ちを「くだらない」と言うが、モアがそれを一蹴。誰かを思うことにくだらない事なんてないと啖呵を切り、本作のウルトラマンであるジードと協力しているゼロに、ザンドリアスを宇宙に返してくれるよう進言したのだった。

今回あげたタイトル共通点はまさしく「なぜ怪獣が現れ」そして「暴れるに至ったか」という、怪獣の生態であるとか、怪獣の心象であるとか、怪獣のものドラマの中心においている。ウルトラマンらしさを語っているわけではないのだが、怪獣が出現する以上、こういった意味付けは重要だと思う。

だがジード本編における大多数の話と、現在放送中のルーブはどうだろうか。基本的怪獣は、作品内の悪によって召喚されたものか、悪人のものが変身したものである

ジードに登場する伏井出ケイことストルム星人は、ウルトラマンベリアルに心酔し、ジード=朝倉リク同様、ジードライザーを使い怪獣召喚したり、自らベリアル合成獣として変身したりしている。野良怪獣が現れたのは、ザンドリアスとギエロン星獣の回くらいではなかったか? そして現在放送中のルーブは、愛染マコト怪獣召喚し、そして自らも『ウルトラマンダークオーブノワールブラックシュヴァルツ』という真っ黒なウルトラマンオーブになったりする。怪獣物語アクセントを足す調味料程度でしかないのだ。

いや、ウルトラマンルーブは世界観として「怪獣存在しない世界」だから理由付けとして怪獣召喚するしか方法がない、という意見は分かるのだが、それにしたって「その怪獣が出現する意味」が無さすぎるのである。第10話に登場し、おそらくそのまま第11話でも出るであろうルーブ由来の新怪獣、豪烈暴獣ホロボロス狛犬のような見た目の神聖怪獣っぽいのに、結局は登場は愛染マコトがホロボロスクリスタルを使って召喚させたに過ぎない。しか召喚理由は、ウルトラマンルーブことロッソ=湊カツミとブル=湊イサミに、ウルトラマンとしての適性テストと称して召喚されたのだ。これじゃあせっかくの新怪獣もただの試験官だ。これだったら別の怪獣でもいいじゃないか

別に宇宙人怪獣使役したり、召喚することが悪いとは言っていない。遡ればウルトラセブンだってピット星人がエレキングを飼っていたし、帰ってきたウルトラマンではナックル星人がブラックキング用心棒として使役していた。だが、ただ無意味召喚させるだけの今のウルトラマンには、話としての物足りなさが露出していて、見終わった後特別何も感じない。

ウルトラマンAだってヤプールが超獣を作っていたじゃないか、それと同じじゃないか。という意見が出る前に一言いえば、ウルトラマンAだって超獣の個性をふんだんに使い、その超獣が話の主軸になっていた。最近平成作品でもよく出るアリブンタは、地下鉄を襲って人を蟻酸で溶かすシーンは恐怖そのものだったし、二次元超獣ガマスは撮影した時のカメラネガに潜み、焼き増しすればするほど増えるというとんでもない超獣だった。きちんと怪獣能力物語の中心となってストーリーが展開している。でも今のウルトラマンは、人間ドラマほとんどを費やし、怪獣は結局最後に出現させて倒されて、はいおしまい。これじゃあんまりじゃないか

過去怪獣を出すなとか、そういうわけじゃないのであって、さっきも言った通りザンドリアスやギエロン星獣オーブならまさかの戀鬼やラゴン、Xだとバードン宇宙化け猫・・・・・・過去怪獣でも、何故現れたのか、何故暴れるのか、何をしたいのかを描くことは可能じゃないか人間ドラマも嫌いじゃないが、そろそろ怪獣がメインの脚本を見てみたい。

ウルトラマンルーブ。おそらくこれまで通り予定では全25回。残りの15回で、見終わった後に清々しくなれるような話が来てくれることを願う。

2008-06-27

彼女が欲しいと脳がエラーを吐く。

彼女が欲しい。

最近、脳がそんなエラーを吐くようになった。

ふと気付けば大学生活も終わる。

周りは彼女だの彼氏だのととっかえひっかえし、

2年以上彼女と付き合っているというやつもいれば、3ヶ月で別れて今新しい彼氏がいるという奴もいる。

交友関係は狭いわけではない。

男女ともそれなりの人種と付き合いがある。

学業就職サークル内の関係に至るまで良好。

学業の片手間、バイトにいそしみ、学生レベルなら金には困らない。

それなりの蓄えもできた。

なんら不足することは無い満足のいく生活のはずである。

彼女がいない程度で何の問題があろうか。

現に女友達もほどほどにおり、

恋愛がらみの相談もドンと来い超常現象のごとく耳を傾けている。

仲間内で遊び歩くこともある。

酒も飲む。

タバコと博打はしないが、楽しい毎日だ。

だが、生まれてこの方彼女と言うもののぬくもりを知らぬ。

これは非常に不幸なことだと男友達は言う。

お前ならば彼女の1つや2つ用意に出来ようとも言う。

現に、脳内バランサー故障ゆえか、

ぐらりと来た女性もいる。

だが私には彼氏として振舞える自信がない。

数々の修羅場を乗り越えたり、

友人をそっちのけにして彼女に熱中するだけの脳内麻薬が足りない。

そして何よりも、

女性に満足の行くサービスメリットを与えられる自信がない。

男は話し上手聞き上手、おまけに器量よしならば最高という単純な生き物である。

私もその端くれであるがゆえその単純さはよくわかっているつもりだ。

だが、彼女とはまことに欲深く、不可思議で難解なエイリアンのようであるそうだ。

たまに光学迷彩を纏っていたり、溶解液を垂れ流すものもいると聞く。

女友達とは全く別次元から来た、そう。ヤプールのような生き物であるそうだ。

私はそのような異次元超獣と戦える技量も持っていないし、

友人の男どものように洗脳されて骨抜きにされるような柔な脳を持っているわけでもない。

そう。何よりも理性が彼女を拒むのだ。

だが、脳の深遠より響いてくる「彼女欲しい」というこの声。

あぁ。私はどうすればいいのだろうか。

 
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