2020-01-20

80歳男性とは

1940年昭和15年)生まれ

戦争中の生まれだね。

多分親戚縁者の中には戦争に行って亡くなった人、

空襲で亡くなった人、

成人するまでに病気なりなんなりで亡くなった人がいる。

物心ついた頃に終戦

小学校は新制かな。

流石に墨塗り教科書ではないだろうけれど、

教師戦時中教育を受け軍国主義を叩き込まれてたのに戦争が終わってGHQによってそれまでの価値観すべてを否定された人たち。

もう教育勅語は教えてはならん。

但しせっかく教育した子どもたちを戦争に送り出さないと非国民扱いされる恐れがなくなりホッとはしてるのかもしれない。

そんな人たちに教育される。

家に帰ったら食べ物はない。

焼け野原などに勝手に作った畑で家族総出で作った野菜闇市着物と交換してきたお米ばかり食べて成長する。

遊びといったらお金持ちの家ならおもちゃも多少あっただろうけれど、

貧乏育ちなら自分で作っていた可能性もある。

貧乏の子沢山。

兄弟にも食べ物を分け与えなくちゃならないからいつでもひもじい思いをしている。

ただもう空襲は無いか防空壕に駆け込む必要もなければ、

人が焼け死ぬとき臭いももう嗅がなくていい。

ただそこらに落ちている不発弾を小さくて何もわからいから触ってしまって死んでしまう近所の子はいたかもしれない。

とにかく国には何もない。

外貨がない。

海外旅行許可されていないどころか、明日生きていくためのお金もない。

進駐軍を見たらギブミーチョコレート

ただ活気はあるし人でも足りないから、戦争を生き残れた壮健な父親の働き口ならいくらでもある。

父親戦争から帰ってこなかった家ならお母さんは働き口に困ったかもしれない。

それでもなんとか仕事を選ぶことはできないけれどそれでもやっとこさ見つけた仕事をこなして帰ってくる。

帰ってきたら畑、食事洋裁子育て

父親場合仕事の後は軍隊式の上下関係が残っているか飲み会に誘われたら飲めなくても参加しないわけにはいかない。

そんな家族に育てられるので、ちゃんとした家庭教育なんて受けられない。

でも職場が近いおじさんや専業主婦のおばちゃん

近所のお兄ちゃんお姉ちゃんたちにずっとかまってもらったりして日が暮れるまで外で遊ぶ。

生き残ったお年寄りが親代わりなこともある。

小学校を終えるのは1957年昭和32年)。

新制中学に通うことになる。

多分義務教育が長くなったことで家族からちゃごちゃ言われてる。

中学制服貧富の差がつかないから歓迎だが、

その高額な費用はどこから出すんだって話でまた親から嫌な顔をされる。

しかしたら近所の人やお兄ちゃんからお下がり我慢させられたかもしれない。

でも世の中活気が出てきたから将来には希望を持てるだろう。

中学卒業1960年昭和35年)。

この時代高等教育を受けられるのはお金持ちの家の子だけ。

金の卵だなんだと煽てられ集団就職列車上京

就職先は学校斡旋してくれたところなので文句は言えない。

世は高度経済成長

中卒でもなんとか頑張れば給料がもらえる。

結婚しない選択はない。

結婚して初めて一年前として認められるので、

上司見合いをセッティングしたら断れない。

よほど気に入らないのでなければ所帯を持った。

何事も我慢である

所帯を持ってしばらくすればなんとか関係も安定させられる。

子供戦争人口が減ったのだから増やさないといけないから嫌でも作る。

何事も我慢である

大事ことなのでもう一回言った。

子供には自分と同じ苦労をさせたくない。

から自分我慢しても子供には高学歴を!

どこの家も子沢山だから受験戦争である

経済的に余裕が出来てきたから、

子供には自分経験できなかったことをすべてやらせてやりたいので、

塾も行きたがるだけ行かせてやる。

自分が本当はやりたかたことだというのは言いたいけれど言えやしない。

そのうちに子供が反発し始める。

反抗期である

自分反抗期の頃はもう就職していたか自由に物を言うのもわかるが、

(実際には職場自由発言なんてできていない)

お前はまだ親のすねをかじっているのに何を言うのか?

若者の言っていることがわからない。

自分自分たちはどこで間違ってしまったのか?

おしん並感)

それでも学歴で苦労させるわけにはいかないから、

せっせと働いて大学まで出してやる。

自分も50代前半、55になったら定年退職だ。

同僚は定年までに成人病で何人か死んだ。

もののない時代に食べられなかったものを食べすぎたといえばそうだが、

企業戦士として働き詰めでようやく楽ができるようになるというのに、

定年前に死んじまうとはな…

俺もあと何年生きられるのかわからんが、

せっかく平和な世の中になったのだし、

生きられる限りは頑張りたいものだ。

それなのに、このタイミング不況だと!?

部下の首を切れというのか…

みんな真面目に働いてきた奴らだぞ…

なんで首を切らねばならんのだ…

労組は何をしているんだ!

選挙労働者意見を聞いてくれる者に票を入れねば…

孫は可愛い

の子等にも平和な世の中にせねば…

もう二度と戦争なんて嫌だ…

ん?なんだ?

老害』とは何のことだ?

俺たちのことを言うのか…!

平和勉強自由にできて欲しいものも買える世の中に生きているのに、

まだ足りないというのか!

若者の言っている言葉がもう何もわからん

時代が変わったというが、

誰が変えてきたというんだ!

今は若くて何でもできるだろうが、

人生は短い、

お前だっていつか年を取るんだぞ!

年を取れるんだぞ!

そこまで生きていたくてもできなかった者たちのことも考えたことがないのか!

今どきの若者は何を考えているんだ!

以上戦中派の親からいたことなどをもとに想像した仮想の80歳の男性人生ですが、

世代ごとに苦労する内容が変わるだけで、

どの世代も皆苦労はしていると思います

できる限り各世代他者意見も聞いて、

お互い理解を深められたらいいと思います

まあ誰だって余裕がないときにはそこまで考えられないでしょうけれどね。

それでも心のどこかで相手意見を聞けたら、

また自分の考えも伝えられたら、

という思いをほんの少し持てたら素敵だとは思います

世代の皆さん、どう思いますか?

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