弱ってる時とか…?かな
向こうの用事で今週会えない彼女が寂しい会いたい会いたいとLINEをよこしてきた。
同じ気持ちになってあげられたらいいんだけどこれがさっぱりわからなくて、正直会わなくても一切気にならない。
もちろん会うのが嫌でもなく、会うからには新鮮なことしたり相手を楽しませようと思えるし、俺もそこそこ楽しい。
でもだからといって、会えないとつらいとかが全然ない。週末はのんびり一人で出かけるつもりで、それもおそらく楽しい。
全然文句とかはない。むしろ仮に彼女が俺と同じくらいの温度になってしまったら間違いなく自然消滅するので、その意味では求められることに感謝している。
でもあまりに気持ちにギャップがあるので、もうちょい波長を合わせられないかと考えるものだ。
うつの心当たりは皆無なんだけど、人とつながろうとするエネルギーみたいなものが低下しているのかもしれない。
どんなときに寂しさや人恋しさを感じるか、わかる人がいたら教えてもらえないだろうか
かれこれミリタリーの趣味をはじめて25年は経つが、この手の趣味でまず引っかかる言葉が「米軍採用(もしくは正式採用)」という言葉だ。
この言葉に弱い。この言葉をみると無条件に財布の紐を緩めてしまう。イケメンに声をかけられたらほいほいついていって、股を開く女の子ばりに俺の財布は緩む。
趣味をはじめて何回かだまされて、賢くなりそしてまた一周してだまされているのが今の自分だ。
米軍は装備が比較的自由なので、個々人で装備を勝手に買ったりするのはある程度許されている。
これは別にオークリーが兵士向けに作ったわけではないが使い勝手の良さから利用者がある時爆発的に増えた。
すると日本の店は
と銘打って米軍価格を乗せて本国の2倍とかの値段で売り始める。
ちなみにこの場合、米軍採用は「米軍(の兵士の一部が)採用」の意味だ。
最近、自分の周りで「米軍採用」の言葉がおもしろフレーズになりつつある。
思ったより素材はペラペラで、縫い目は蛇行し、糸の末端は処理されていない。ほつれまくっている。
ジッパーのところなんか、縫い目が蛇行してるもんだから何回かクロスしてしまっているし、ハンガーにかけると袖のところの処理されていない糸がだらだらと垂れ下がっている
ユニクロで1890円で特売で売られていても「縫製がひどすぎる」という理由で誰も買わないと思う。
「だって官給品だし」の一言でほつれた糸も、汚い蛇行した縫い目も、ペラッペラの生地も輝いて見えた。
バカにされるたびに「米軍採用」「この機能が」と反論するが彼女たちにアフガニスタンで米軍兵士の命を守ってきた機能の説得力は効かない。
縫製が汚い、ただこの一点でバカにしてくるのだ。
そのうち、普通の服を着ていても「これ米軍採用?」「どんな機能があるの?言ってみ?」とバカにしてくるのだ。
「これ○○のやつで、すっごく着心地がいいんだけどごめんね、米軍採用じゃないんだ」
「このカバン、縫製も丁寧だけど安くて使いやすいんだ。米軍採用じゃないからね」
とバカにしてくる。
この気持ちの整理をしたい。
そうだよ。
雑なぬか喜びしてる人たちを雑な人たちが叩いてる構図。
一人の人質とカタールが払った推定3億の身代金なんてシリア内戦の大惨事に比べたら大した事件じゃない。
微妙なジャーナリスト一人の命をまじめに気にかけてたぬか喜び組は「はいはいよかったね」って感じだけど、叩いてる組はこれまで気にもかけてこなかった「3億円で死ぬ、シリア人の命が」とか急に想像力を逞しくして「親を失う子どもたちが」とか言い出すのがダメだし、「あいつ死ねばよかったのに」って言っちゃうのが人としてダメ。
馬鹿にされてるんだよ