はじめに言っておくと私はバーチャルジャニーズの中の人にもvtuberにも詳しくない人です。
なので本当は詳しい人が紹介ブログあげてくれるのを待って、「なるほどそういう視点が」などと外野として楽しんでいたかったのだ。
でも思ってたよりかなりおもしろいというか一般オタク受けしそうなコンテンツだったので今の私にできる限りの紹介をしてみます。
オタク、騙されたと思って一回見てみよ?
あれは凄いぞ。
バーチャルジャニーズとは、一週間ほど前に始まった、ジャニーズジュニアの子二人がバーチャルのアイドルとして別の人格を演じて配信する不可思議なコンテンツのことです。
賛否両論を巻き起こしたものの今までのジャニーズが絶対やらなかった革新的な試みであり、ジャニオタとvtuber界隈から大変注目が集まりました。
私がバーチャルジャニーズというものに触れて一番感銘を受けたのは、『アイドルはアイドルをやるのが上手い』ということでした。
一般人はやらない仕草、一般人は言わない言葉、一般人にはない発想。
やはりこれらは一朝一夕に身につくものではないです。アイドルをアイドルたらしめるのは顔の良さとかダンスとかより、アイドルとしての振る舞いなのだということがよくわかります。要はファンが何を求めているのかを察して自分なりにお出しする力。
あと設定が秀逸ですね。
元気可愛い系苺谷が長身王子の海道より年上、二人同居してて苺谷が食事作ってる、しょっぱなから不穏な空気出してくるプロデューサー前田くん(「僕は絶対に二人を裏切らない」)、イラストレーターヤマコさんへの名前間違いから発生した同級生女子ハナコなど。
★海堂飛鳥
・クール系王子様、ということになっているがその実おっとり優等生。
・「飛鳥ちゃんって呼ばないで」と言う言い方が可愛くてどう見ても飛鳥ちゃん。
・基本的に語調が優しい。声も優しい。たまに思い出したようにSキャラを出してくるが怖くない。
・苺ちゃんに振り回されている。
・苺ちゃんとデートに行くとほとんどの食べ物を取られる上にコーラにコーヒーを入れられる。その場は怒るがすぐに許してしまう。多分怒ってるうちに罪悪感が出てくるタイプ。
・下手な絵を「画伯」と揶揄する文化を知らず、素直に「ありがとう」と喜ぶ。
・中の人はお笑い大好きで自作の漫才が得意らしい。嘘だろ……片鱗も見えないぞ……。
★苺谷星空
・星空と書いてかなたと読む。
・「苺ちゃーんって呼んでね!」
・可愛い元気っ子であるのは間違いないがスピード感とぶっとび具合がヤバい。
・「好きなスポーツはなんですか」とラーメン屋さんというハンネの方に質問され、「好きなラーメンはねー」と答え始める(最後まで気づかない)。
飛鳥ちゃんと苺ちゃんの配信は正反対で、午後十時ごろから始まることもあり飛鳥ちゃんの癒される(悪く言うとたるい)内容にふんわりと眠気が誘われていると、苺ちゃんの「イェーイ!」に叩き起こされて刺激をがんがんぶっこまれるという精神衛生に良くない流れが確立されていましたが、視聴者の「苺谷配信のあと眠れない」の声があまりに多かったためか今週逆になりました。良かった……おかげで昨日は安らかな眠りを得られた……。
手っ取り早く知りたい方はyourubeの公式アーカイブ観てください。
何故か初回と第六回のやつしかないけど。どっちかといったら第六回の方がおすすめかな~。中の人が慣れてきてるので。
というのも配信中リアルタイムでコメントができるシステムがあるため、飛鳥ちゃん配信時は苺ちゃんが、苺ちゃん配信時は飛鳥ちゃんが視聴者に混じってコメントしてるんですよね。それもあわせて面白い。反応したりわざと無視したりしてるところから関係性が垣間見えて。
あと二人の話を聞くと全体像が見えるというエピソードが多いんですよ。
苺谷「飛鳥モテるんですよ~バレンタインの時数え切れないほどチョコもらってた。でも俺は0個なんですよね~」
飛鳥「星空ああいってたけど、本当はモテてるんですよ。女の子がチョコ渡そうとしても気づいてないだけで。渡そうとすると『イェーイイェーイ走るぜー!』ってやってるから……」
しかし飛鳥ちゃんがこの話をしているとき苺ちゃんはトイレに行ってて聴いていないという……。
細かい作りこみが凝ってて、単純に「あいつモテる」と言われるより説得力が増します。
オタクこういうの大好き。
これから後続もあることを匂わされてますが、現時点でかなりクオリティ高いのであとの人大変だろうなと思います。
とにかく苺谷星空のパンチが凄い。
受ける印象が可愛いゆえ当然のように「苺ちゃん」って呼んでますが、配信中必ず一回は「い、苺谷、お前ーっ!」ってなりますからね。
「飛鳥のお風呂覗いちゃいましたーw」とか飛鳥ちゃんが書いた苺ちゃんの絵を出してきて「はっきり言って下手ですよねw」とか。
そしてさんざん煽られてコメントで怒っていたのに最終的に「ゆるそうかな、、、」になる飛鳥ちゃん。
vtuber界隈の人男性が多いのですが、だいたいバーチャルジャニーズに言及するとき飛鳥ちゃん贔屓なの、さもありなんって感じです。チョロいつんでれだもんね、彼。
ただこのコンテンツ、外野は単純に楽しめるけど中の人ファンは気が気じゃないだろうなとも思います。
ちょっと前vtuberの蠱毒が話題になりましたが、ジャニーズジュニアなんて生身の人間で蠱毒やってるわけで、今関西ジュニアのデビュー最有力候補グループのメンバーをなんでわざわざ新しいアイドルを作るために使うんだ、って意見が出るのは致し方なし。
しかも苺ちゃんは初回から「デビュー目指してます」って言ってたしいずれCD出すような気配がある……その場合中の人はデビューできるのか? もしかしてバーチャルアイドル活動とリアルアイドル活動を両立させる気なのか? いや今既に両立させてますけど、デビューしたら比じゃなく激務になるのでは!?
そんな懸念はありつつも、当人たちは楽しそうにエンタメを提供してくれているのでなんだかんだで見てしまいます。
苺谷星空も海堂飛鳥も大橋和也も藤原丈一郎もみんなそれぞれに幸せになってほしい。
一人につき約三十分です。
公式が推奨してるので日に日に絵を描くファンの人も増えてきてオタクにとってはかなり居心地いい環境。
おすすめです。
最初っから苺の方がダブルスコアな再生数なのは中の人の差なのか? 同時に始めて人気不人気可視化されてつらそう バーチャルの意味あるのか 中の人人気が出てるなら中の人のまま...
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