基本的にアニメって子供向けだからさ、同じような内容の繰り返しなんだよ。
昔は、コツコツ努力した人に十分な報酬を払う文化があったので、コツコツすれば確実に儲かったけど、
入社6年目の自分、3年目の後輩。後輩がうつ病になって一カ月休職することになった。
後輩とはちょこちょこ飲みに行ったり付き合いもあった。のみこみも良くて周りからもそれなりに良く思われていたようだったので、急に仕事を休むことになったので驚いている。
よく上司の愚痴を言いあったりしていたし、仕事で良くしたほうがいいと思うことがあれば言える関係ではあった。
確かに仕事がある程度できる人だから、少し目上の人を小馬鹿にするようなところもあった。
ご時世だからか上司が無理強いしても「それはパワハラです」と言い返したりもしていた。気の強い子だと思っていたのだが。
最近は塞ぎ込みがちではあったと思う。なのでいつでも相談しろよって言ってはいたんだけど。
彼女が残していった仕事を仲が良かったからといって自分が引き継ぎでやらないといけなくなってしまった。
体調崩すくらいなら早く相談してくれたら良かったのに。
ほかで見た追悼のpostも田舎のヤンキーの葬列のようだった。
お前のことこれからも思い出してネタにしてやるからな、なんて。
twitterで近くて遠い他人の自殺の話を聞くと不思議な気分になる。
中には人がいて、外側とは違って渋かったり酸っぱかったりもする。
自殺は、そのふわふわを剥いでもないのに突然に種が出てくるようなものだ。
ヒトひとりぶんの重さでもって現実を教えてくれる。
死にそうからの連想ゲームで、最近見ない人の名前を検索してみた。
二次元のキャラクターと同じ名前だから検索しても沈むんだろう。
たぶん。
それか、私の探し方が悪い。
もしくは、これが一番しっくりくるけど、死んで垢消しした。
知らないうちに消えてく人は何も残してくれない。
それはそれで本人の望むところであるし、
こんなこと誰にも言えない。
一ヶ月ほど前に、何年もずっと応援していたアイドルとオフで知り合ってしまった。
向こうが俺の顔を覚えてくれていて、それなりに盛り上がり、連絡先を交換したのだ。
正直今でも何がおきたのか良く分からない。
別に俺はかっこいいタイプじゃないし、ある意味無害だと思って連絡先を交換してくれたんじゃないかと思っているのだが、果たしてこの選択は正しかったのだろうか。
大好きなあの子に近づけるチャンスがあって、それを逃す勇気が俺にはなくて、交換してしまったけれど、彼女の連絡先が入ったこの小さな電子端末が、今ではすごく恐ろしいもののように感じる。
連絡先を交換したあの日以来、一度も個人的な連絡は取っていない。
だって何を彼女に連絡したら良いのか、俺には到底わからないのだ。
ただ、これからも彼女に会いに行くことを辞めるつもりもないし、今まで通りファンレターもプレゼントも贈るつもりだ。
俺はただ、彼女にとって良いファンでいたかったし、正当なファンでいたかったのに。
連絡先を交換したことで、知り合ってしまったことで、俺が何年も掛けて積み上げてきた「純粋なファン」という自分自身をぶち壊してしまったのではないかと思うと、それが一番怖い。