親御さんが普段見れない「保育園、幼稚園での活動の様子」を切り出している鑑賞料。（※またこれには、被写体を撮りにくる第三者が入ってくることと、それを親御さんが見れる状態があることにより、「ちゃんと預けられているか」を確認する暗黙も監視役としての機能もあると思います。極端な話、撮影が入る施設なら施設側による育児虐待も無いと思います。）

運動会みたいな、親御さんが実際に見に行けるイベントの場合では、親御さんの代わりにベストポジションで写真を撮ってくれる撮影代行料（※趣味でカメラもやっててレンズも何本か持っています、というような親御さんだったら撮る行為が思い出になるだろうからまぁ好きにすればいいと思いますが、そうではない一般の親御さんであればベスポジにいるプロに任せたほうがよっぽどいい写真が手に入ります。）

集合写真の価値についてですが、正直言って買ったタイミングでは値段ほどの価値はないと思いますよ。将来、その集合写真を見て「そういえばあの頃さー･･」とか「中央に写ってるこいつ、今どうしてるんだろう？」とかの、酒の肴になる思い出話を生み出すきっかけとして集合写真を買うんですよ。そのきっかけは、被写体にいる人数が多ければ多いほど生み出されやすいので、そのぶん値段も高いのです。そう思うと900円の値段もぼちぼち妥当じゃないですかね？酒のおつまみ2～3品と同じ値段感ですよ。よつばと！のふーかの言う「写真は思い出の付箋」は本当なんですって、マジで。

ブコメで何人かが言っている一定の金額を払ってデータ全部くれ＆ダウンロードし放題という案に関しては、結婚式みたいな「全員関係者」のイベントは良いかとおもいますが、保育園、幼稚園、といった学校コミュニティでのイベントでは、悪意のある保護者が嫌がらせのために第三者の写真やデータを無作為にバラまかれるリスクがあるのでNGです。

当方がいたトコではスナップ写真のデータ(jpg)は1500円、集合写真もイベントによっては販売してて、その場合はtogetterの主題になってる焼き増しリスクを鑑みて、たしか3500円～5000円とかで売ってた気がします。

あと、データの方が保存価値が高いくらいのことを言ってる人がチラホラいますけど、こと写真に限って言えば、プリントの方が絶対にコスパが良いです。

データで保存が良いって言ってる人、今までに何回、携帯電話を機種変更しましたか？

そして最初の携帯電話で撮った写真、データで残してますか？

データの保存先となるPCも、今までに何回、PCやHDDを買い換えましたか？

･･･こんな感じで、データをン十年単位で継続的に保持＆引越し続けるのってけっこう手間だし、一発消去のリスクだって数年に１回くらいは当たり前のようにあるんですよ。

で、そうなるとDVD/BD等に焼いて保存しておこうっていう話があったりもしますが、そもそも DVD/BDの規格だって 20年先とかで一般的に残ってる保障なんてないんですよ。

それに対してプリント写真は

・スマホより薄い

・そもそも PCやスマホは不要…どころか見るために特殊機材や手順は必要ない

・経年劣化こそあれ耐用年数はウン十年

・原価めっちゃ安い(1枚5円前後)

と、見るためのコストパフォーマンスは圧倒的に優れてるんですよ。

あとは「残しておきたい写真データを選ぶ手間とプリントをする手間」さえどうにかなればいいなーと思うので、まさにこの部分を減らすことこそ次代の写真販売システムが改善すべきポイントだと思います。

たとえばユーザーの写真購入履歴から「購入ユーザーの子供」の顔判定して園や学校を卒業する頃には保護者が写真を選ばなくてもZOZO定期便ばりに子供の写真がいきなり送られてきて保護者はその中から良いもののみチョイスしてお金払うとかね。

真面目に作ればいけそうな気がするけど、開発体力ある大手の業者さんいかがでしょう？ｗ

集合写真に関しては前述の理由により、データを出させるのはかなり難しいとは思いますが、スナップ写真であればそのデータを欲しがるのはその被写体の親御さんだけなので記事上で言われる「焼き増し」による利益減のリスクは低いので、

『写真と一緒にデータも売った方がデータ代金分稼げますよ！』と言って業者やカメラマンを直接説得するのはアリだと思います。

園専任のカメラマンだとどうしようもないですが、もしも当方がいたところのような業者が入ってるところなら、ぜひ業者に文句言ってください。

規模が大きいところならカメラマン替えてくれるはずです。

スポーツ大会に出場した子供の写真を欲しい親御さんがサポートセンターに電話してきて「写真選ぶの大変だから、うちの子の写真でいいやつをそっちで何枚か選んでくれない？」と言われたけど、何百人もいる大会参加者の中から見知らぬ子の顔を選ぶのは無理ですｗ

「焼き増しして配りたいけどデータが高くて買えないからもっと値段安くならないか？」というような主旨の問い合わせもサポートセンターに実際に電話がかかってきたこともあります。「それをされてしまうと商売あがったりですので勘弁してください」というような主旨の回答をしていた覚えがありますｗ

販売システム改修時、従来の「写真を見ながら、その写真の枚数と種類を指定してカートに入れる」を繰り返させるフローから、「写真を選ぶ」「選んだ写真に対して枚数と種類を選ぶ」の二段階に分ける仕様にしたんだけど、あれ誰も褒めてくれなかったけど絶対 UX レベルで買いやすくなったと思うんだよな･･･。昨今の写真販売システムがもし軒並みそれと同様のフォーマットになってたら、それを最初に提案＆実現したのは俺だよ！って自慢させて欲しい･･ｗ