はてなキーワード: ダサピンク現象とは
「男向け」「女向け」にみる区別アレルギー 〜ダサピンク現象のズルさと危険性 - YU@Kの不定期村
「ダサピンク現象」なる言葉はもはや単なる侮辱語でしかない。「セクシスト」「ミソジニスト」とかと同じ。
そんな言葉を面と向かって投げつけてくるような人間とは関わるだけ損なので、まじめに取り合わないほうがいい。
>男性の“決めつけ”を批判する単語が、使用者の“決めつけ”の上で用いられる。
同意する。
「ダサピンク現象とはおっさんの『女性向けならピンクだろ』といった思い込みで残念なものが作られる現象」とか言ってる奴がいるけれども、
それなら単に「おっさん案件」とでも呼べばいい話。ダサもピンクも関係ない。
エスパー魔美にもあったように、
たとえおっさんが飲んだくれてハナクソほじりながら偏見と思い込みでデザインしようが傑作は傑作だし、
若い女が入念にリサーチして寝食忘れてデザインしてもダサいものはダサい。
「まるでおっさんが思い込みでデザインしたかのようなダサいピンク色だ!」って、それはおっさん差別だろう。
角川文庫の「女を読む。女が読む。」は2013年と2014年で2つのサイトがあるが、
id:pokonanはどういうわけか2013年版の画像を持ってきている。
http://www.kadokawa.co.jp/onna/
http://www.kadokawa.co.jp/onna2014/
2014年版ならそもそも「ダサピンク」という中傷は必要なかったのにね。
Twitterで「ダサピンク」を検索すると暗澹たる気持ちになる。
「めくら」や「きちがい」が言葉狩りにあったように、ピンク色自体が不穏当とされる日も遠くないだろう。
「ダサくないピンクもある」?
「そういう商品が世に溢れている現象」を指して「ダサピンク現象」だろ
つか、ダサい女性向け商品にありがちなある種のテンプレを指して「ダサピンク」つってる訳で。
その前提は分かる人にはすぐ分かるから皆で「ダサピンク」と言う概念が共有出来てる訳だ。
でも分からん奴には分からんだろうし、分からんなら無理しなくていい。
例えばヲタからしたらヲタ向け萌え美少女絵と女児向け少女漫画絵(ちゃおとかにありそうなやつ)の違いはよく分かるけど、年寄りは分からんだろ?それと同じだ。
それは「いかにも萌え絵」と「いかにもちゃお絵」のテンプレとその違いを知っているかどうかの違いだ。
同じように、女性向け商品のデザインなんて皆同じと思ってる奴には分からんだろうけど
見る人が見ればダサピンクとそうでないものの違いが分かるんだよ。
産物も含めるけど「そういう横槍のせいで」がくっつくでしょ。
「そういう横槍があるかどうか分からない」と前提があるならそれは「ダサピンクかどうかもわからない」だよ。
「ダサピンク現象」とは、決して「ピンク=ダサイ」という意味ではなくて、「女性ってピンクが好きなんでしょ?」「女性ってかわいいのが好きなんでしょ?」「女性って恋愛要素入ってるのが好きなんでしょ?」という認識で作られたものの出来が残念な結果になる現象のことを言います。
それで折角のビジネスチャンスがオッサンに潰される、と言う話、
大元のhttp://d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/20141123/1416735993にも
以前、NHKのテレビ番組「週刊ニュース深読み」で、昨今の消費しないと言われる若者の消費を促すにはどうしたら良いのかというテーマで話し合っていた時に、最後の最後で、ある女性出演者が「せっかく若者向けに良い提案をしても、上のおじさんに潰されてしまうんですよ!」と言っていたが、これはまさしくダサピンク現象と同じ構造だと思った。結局、日本の企業の上層部がおじさん社会で、女性向けにしろ若者向けにしろ、おじさんに受け入れられる企画しか通らないことが問題なのかもしれない。
ここでは『「女性」出演者』だそうだけど、男性の若者が「自分たちの提案した若者向け商品案がオッサンに潰されてオッサン臭いものに」ってのもよくある。
素人のオッサンが特に根拠なく「女性向けだからピンクにしろ」と横槍を入れることをダサピンク現象と言うのであって、
具体的に「売れる」という根拠があるならダサピンクじゃないだろ。
http://toyokeizai.net/articles/-/54586
http://b.hatena.ne.jp/entry/toyokeizai.net/articles/-/54586
これで思い出したのが、数十年前の主婦向け商品の開発現場の話。
おっさんばかりの会議の場で、「主婦はバカだから適当な商品出してりゃ満足する」と言う認識をあからさまにして開発していた、んだそうな。
少し前にやたらと「女性の視点を重視するのがビジネス成功の秘訣」うんたらと言われていた時代があったけども
それはそれ以前に「女性の視点は(例え女性をターゲットとした商品だろうと)完全無視」だった時代があった故なわけで。
勿論今でも「女はバカだから適当な商品出してりゃ満足する」と言う認識で開発された商品がまだまだ世に溢れていて、
それに「ダサピンク現象」と名付けて解説したのが先日話題になった↓の記事。
http://d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/20141123/1416735993
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/20141123/1416735993
商品開発やマーケティングなどの現場の多数派である「都会のエリート男性」からしたら、
女性も田舎者も「理解出来ないし理解するつもりもなければ理解したくもない」対象なんだろう。
でもビジネスとしてはそいつら向けの商品も出さなければならない。
かつての田舎者は都会に憧れていたから「これが今都会で流行ってるよ」と言うだけで食い付いてくれたけど
(と言っても中には食い付かない層も居て、それは無視されてただけなんだろう)
さてどうするか、となった時に出て来たのが安易かつ見下し路線バリバリなマイルドヤンキー論、ってわけだ。
きっと「都会のエリート男性が考えた勘違いマイルドヤンキー向け商品」、ダサピンクならぬダサヤンキーな商品もあるんだろうな。
つーか、彼らはそんな仕事したくないんだろうなとは思う。
やっぱ人間、自分が欲しいもの、自分が良いと思えるものを作りたいのが当たり前。
女や田舎者向けのものなんて作りたくねーのに仕事だから作らなければならないああ嫌だ嫌だって思ってるんだろう。
でも「お客様」相手にそれじゃ駄目だよなあ。見下しててもいいけど、せめてそれを表に出さないようにしないとさ。
あと開発の独りよがりな需要を反映しない勘違い商品じゃそりゃ売れないわな。他に代替物が無ければ仕方なく売れるかもしれないけども。
http://cloq.hatenablog.com/entry/2014/11/30/021151
これ読んだ。
ここんとこ原作レイプが甚だしいけど、その原因の大本は映画ないしドラマとか実写化のためのコンテンツはどうしても一般向けな価値観で話を作らないといけないからだと思う。
マンガないし深夜アニメの場合、どんだけ人気が出たとしてもやっぱりそのファン層というのはいわゆる世間的にはオタクどもなわけで、そういう人たちはある意味一般向けな価値観で作られていなかった作品に対して愛着を感じているというところがある。
寄生獣にしてもまあ細かいこというとまたコアな方にかみつかれそうなんで詳細は言わないけど、
一般向けの「自然は大事にしましょう!」「いつか仕返しされますよ!」「でもわかりあうことはできるはず!」みたいな、何百年も前からごく当たり前の物語のセオリーからはかなり違った価値観で作られたってことが人気の理由だろう。
ところがオタクじゃなくてより一般向けの年代や社会的立場の層の人に無難に受け入れてもらうためには、本来とんがって作られていたような部分も全部丸くしてとりあえず誰でも納得できるよう、
「自然は大事に~」的価値観に翻訳しなおしてあげなきゃ大人の事情が許さない。
ある意味これも「ダサピンク現象」と同じ根っこがあるような気もする。
そういう変な価値観の翻訳をするせいでよけいに興行的に悪くなることの方が多い気もするけど、失敗が怖くてたまんない関係者さんにはできない相談なんだろうね。