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2018-07-09

時間はあってもお金がない

岡山まで支援物資持ってこうと思うんだけど時間はあってもお金が無いからカンパなり持ってくものなり集めたいんだけど誰かい方法知らない?‬ちなみにクラウドファンディングはとりあえずReadyforってところに相談

2014-12-19

頑張ってるんで応援したい

http://anond.hatelabo.jp/20141130202457

増田アドベントカレンダー2014の19日目です。執筆者はクソアニラジオタことid:cider_kondoです。

アニメーター給料が低い」というのはよく言われるけれども、実態や原因をきちんと分かっているオタクは少ない。

しろ手塚治虫が全部悪い」とか「テレビ局広告代理店中抜きガー」とかなんとか、何の根拠もない間違った話がはびこっていたりする。

そういうわけでこの場を借りて、ちょっとした構図の説明と、それからタイトル通りのちょっとした「応援」の話を書いてみる。

アニメーターって誰のこと?

一番広い意味では、アニメの絵を描く人の総称だけど、じゃあ例えば総作画監督とかキャラクターデザイナーやるような人まで含めて話してもややこしいだけだよね。

まあ、監督含めて、そのあたりの偉い人が技術の割に低給って問題もあることはあるけど、そこまで話を広げても風呂敷に収まらないので省略。

神山健治監督が言ってたように、「みんなの懐に入るべき金を抜いてる悪い奴なんていなかった」のであって、すぐに解決できる話ではない。

というわけで実際に画面に出て来る絵、動画を描く人たちの手取りが一番少ないのが大変、ということで話を進める。

本当の収入ってどのぐらい低いの?

を読んでもらうといいんだけど、長いし前提となる知識がそこそこ必要なので数字だけ書くと、

アニメ会社の大半は西東京に集中しているわけで、こんな収入一人暮らしできるかというと、普通は無理ですよね。新人を採るとき

「親から仕送りがあるか、もしくは通勤圏内実家があるのか」

重要なチェック項目になっている話もあったりしてさもありなん。

なんでこんなに低いのかというと、アニメーターキャリアパス関係あります

アニメーターの育ち方

専門学校なり独学なりである程度の基礎持ってる人がアニメ会社映像というか絵を作る会社)と契約して業界に足を踏み入れたとき最初に振られる職種は「動画」と呼ばれる、人物が動くところを描く役職です。

ここの値段は1枚150円とか200円とかの世界です。ですが、動画経験2年とか3年とかある人でも、月に500枚ぐらいしか描けません。

200円×500枚=10マンエン=いろいろ無理

さらに本当のド新人の時期だと、もう「最初の月は100枚しか描けなかった」的な武勇伝を語る人とかいて、本当かどうかは怖くて確認してませんが、まあそれがフカシで本当は200枚とか300枚だったとしても、まるで食っていけない収入しかならないのはおわかりいただけると思います

昔は月産1000枚、2000枚といった嘘みたいな数字可能だったとは聞きますが、40年前のアニメと今のアニメを見比べると誰でも分かるように、絵が遙かにかに緻密になりすぎてそんなの無理ゲーです。

ですので、現在業界構造としては、

動画見習い期間」です。

ある程度の枚数こなしたらさっさと原画に引き上げて少しでも手持ちの収入を増やす機会を与えるようにしてしまます

これは無理矢理の促成栽培みたいなもんで、問題視している人も多いのですが、食ってけないポジション長期間若者を留めておくよりはマシってのは事実です。

ここの単純な解決策はすぐに思いつきます。たとえば「見習い期間は固定給として最低限食っていける給料保証する」とかです。

ですが、上手く行きません。アニメーター契約はほぼ全員がフリーランスで、極端な人材流動性の高さが特徴です。

今の狂った製作本数が続く限り、一定以上の腕前の人は(人格に少々問題があっても)まず間違いなく新しい職場はいくらでも見付かります

ですので、見習い期間が終わると、さっさと好きな人・憧れの人のいる職場に移る、なんてのは当たり前です。会社コスト負担して育ててさあこれから! って時期に逃げられて丸損って話ですね。

また、某社の偉い人が某大学で語っていたところによれば「固定給にしたら絵がまったく上達しなくなった」人もいる、なんて話もあるみたいです。これまた怖いですね。

また、もともと動画に関しては海外との競争という面もあり、そこまで単価を上げられるわけでもない、という根本的な問題があります

さりとて、動画を実際に描くというのがアニメーターの最良の訓練だというのは事実であり、誰がどうにかコスト負担していかないと、新しい世代が育たなくなってアニメ産業が滅んでしまます

応援の話

NPO法人アニメーター支援機構、という組織があります。そこがやっているプロジェクトこち

本当はアニメ産業構造を変える方法があればいいんですが、そんな青い鳥というか銀の弾丸は今のところ発見されてません。

新人の本当に食えない時期を抜けてある程度の技術さえ手に入れれば、今のところアニメで食っていくのは不可能ではありません。

そういうわけで、

会社が育成コスト負担するのが難しいなら、かわりに『みんな』に応援してもらってそれを実現しよう」というのがこのプロジェクトです。

昨年、寮を開設する時は少々ファンディングに応じたんですが、今期は青い円形の板の入った箱を買う予定が割とカツカツなんで、まだ支援してません、はい

終わりに

かなりの走り書きになりました。本当は自分の書いた下手な文章をよむぐらいなら、

URLを貼ったBIZ誠の記事とか、そのもととなったJaniCA日本アニメーター・演出協会)の実態調査報告、

http://www.janica.jp/survey/survey2008_rquest.html

概要報告書とか読んでもらった方がいいんですが、今まで現実世界で薦めた人は2人ぐらいしか読んでなかったので、そこはあまり期待しないことにしてます

本当はアニメ産業構造の話(海外発注意味とか、SHIROBAKOに絡めた制作進行という役職の意義とか)をした方が、逆に構図がわかって理解やすいかなと思ったんですが、「応援」という初期ワードを生かすのと、執筆時間関係でこんな形になりました。

 
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