はてなキーワード: 生徒会とは
キリスト教徒だろうが仏式の葬式に出れば式の進行に従うし、神前式の結婚式に出ればそれに従うんじゃなかろうか。
プライベートで神社に行っても手は決して合わせないキリスト教徒の知り合いがいるんだけど、お神酒はちゃんと飲んだよ。
いちいちなんで?どうして?と言うやつは正直言えば迷惑だと思う。
俺も面倒くさい性格の方で、小学校に入った頃は「なっとくするまでは帰りません」みたいなことばかり言う面倒くさいやつだった。
などといわれて納得するような物分りがいい小学生じゃなかった。
(しかもそれが「どうして日曜日は学校が休みなの?」とかそんなレベルでさえ、納得できないといって駄々をこねてた)
生徒会というものを知って、「なんか意味があるのか?権限とその範囲はどこまであるんだ?入会した憶えはない!」
とほぼあらゆる人間に噛み付いてた。
でもまあ、ちゃんと育った。
小さい頃から母はとにかく怖かった。
優しいときもあったけどでも怖かった。
ヒステリックで、怒鳴って、叩いた。
お母さんと友だちみたいに話す友だちが羨ましかった。
お母さんに好きな人を話している友だちを本当は羨ましく思った。
私もお母さんと仲良くしたかった。
お母さんが怖かった。
中学生になると、私も反抗的な態度も取るようになった。
でもお母さんが怖かったから怒られながら心のなかで「しねしねしねしねしね」と唱えるだけ。
キッチンばさみを投げつけてきた。
何かを言ったのか覚えてないけど、お母さんはものすごく怒っていた。
すごく雨がふっていた。家について玄関にあがろうとしたら
お母さんがものすごい勢いで泣き叫びながら私の肩を押す。何度も押す。
私は無抵抗にどんどん庭に押し返される。すごく雨がふっていて、お母さんは何かを叫んでた。
今まで怒られて私が泣いても、お母さんが泣くことなんてなくて、びっくりして雨に濡れた。
ちなみに私は小学校も中学校も生徒会の会長をしたり、成績も優秀な方だった。
大学の時がピーク。
当時付き合っていた男のことをお母さんがすごく嫌っていて
何かにつけて怒られた。私も反感を買う様な態度ばかりとった。
毎日2階の部屋にいるとお母さんがお父さんに私の嫌なところを怒鳴って話していて、
お母さんが本当に大嫌いだった。
だいたい口を効いてくれなかった。
そういう期間が半年くらい続いた日、同じようにお母さんと喧嘩をして
私はどたどた2階に上がってふてくされていた。
何時間かして喉が渇いたので1階に降りていくとお母さんが流しで
包丁を両手で持ち、首に当てて泣いていた。
驚いて姉を呼んだ。お母さんは死なせて、とか、うるさい、とかずっと叫んでいて、
お父さんが包丁を握ってお母さんを平手打ちして抑えた。
お父さんは手から血が垂れていた。
救急車を私が呼ぶことになった。
姉に言われて「サイレンを鳴らさずに来てください」とど田舎らしい注文をつけてみたが
おもいっきり鳴らしてきた。
お母さんは救急隊員の前では平然を装って病院には行かず、隙を見つけては包丁を持とうとした。
翌日お母さんは実家に帰り、私はお父さんと2人でご飯を食べた。
そこで初めて、お母さんが実はもう何年もうつ病だということ、リスカなど繰り返していることを聞いた。
怖い人じゃなくて弱い人だった。
心の弱いお母さんを自分がさらに苦しめていたんだと後悔した。
自分もお母さんに似てきた。
こんなところ似なくていいのに。
心が弱すぎて疲れる。
どんどん弱くなる。
表面を繕っても、それが剥がれた瞬間よけいに弱くなる。
http://anond.hatelabo.jp/20071219225747
と書いてしまうとあちらこちらから異論がくるであろうことはネットでさんざん見てきて承知してはいるけれど、
少なくともこう仮定することで様々な疑問があっけなく氷解することは確かだと思う。
それに「恋人ができないなんて奴は自己責任」と見知らぬ他人に叩かれるのもうんざりしてきたし、
ちょっと反論させていただきたい。
僕は小学校高学年の頃にNHKで再放送されていたとある青春ドラマに感化されて以来、青春や恋に強く憧れてきた。
高校では野球部で汗を流す傍ら、バンドや宅録等の音楽活動、短歌を中心とした文芸などにも打ち込んできた。
学外での実績もあるし、
文化祭や体育祭といった学内の行事についてもできるだけのことはやってきたつもり。
友達もたくさんできたし、そのうち恋人だって当然のようにできるだろう、
これだけのことをやっておけば間違いなく輝かしい青春を送ることができる。
そう信じていた。
ところが、結局恋人はできなかった。
ミュージシャンが歌い、小説家や漫画家が描くような素敵な恋に憧れていた僕はひどく落ち込んだ。
こう書いているいまも順調に「彼女いない歴=年齢」のいばらの道を進んでいて、
このことを思うとなにもかもやる気が失せるし、食欲もなくなるし、夜も眠れない。
しかも僕のように学校生活に積極的に参加してもなにも起きない人間がいる一方で、
なにをするでもなくへらへら笑って生きているだけの帰宅部の連中に恋人がいたりすることを思うと、
腹立たしいことこの上ない。
ニュース・サイトの恋愛に関するニュースや2ちゃんのスレをあれこれ開くようになった。
1. 日々の努力や生活ぶりは顔に現れてくる。がんばって生きている奴は顔立ちがよくなくてもかっこよく見える
→先述の通り、野球部という、いやでも生活習慣に気を遣わなきゃいけないし努力もしなきゃいけない環境にいたけれど、
恋人はできなかった。
一方で帰宅部でも恋人がいる奴はいる。本当に「がんばって生きている奴は顔立ちがよくなくてもかっこよく見える」ならこういうことは起きないはず。
2.ネガティブ/ひねくれた性格をしてる奴に恋人ができないのは当然
むしろポジティブで素直だったからこそ目標を達成するために学校生活に積極参加していたわけだし、
ポジティブで素直だったからこそ目標を達成できなかったことに傷ついて反動が一気にきている。
3. 学生時代なんて普通に生きていれば恋人くらいできるだろう
→「普通」ってなに?
4. 恋人がいない奴なんて友達も作れないようなコミュニケーション不全の人間ばかりだろう
生徒会や野球部、バンドといったコミュニケーション能力を要求される環境に身を置いてきた以上、
といった具合に、彼らの振りかざす理屈は僕の経験とまったく噛み合ない。
「顔なんてさして重要じゃない、むしろ性格と暮らしぶりのほうが大事だ」という彼らの主張は耳に心地よいし、
ところが、実際にはむしろ彼らが否定したがっている「世の中は顔だ」論のほうがよっぽど破綻が少なく、真実に近いように思える。
「中身がすべてだ」と仮定すると先ほど指摘したような矛盾点が湧き出てくるが、
「顔がすべてだ」と仮定すれば「顔がいいからなにもしなくても恋人ができる/顔がよくないからなにをしても恋人ができない」の一言ですべてが片づくし、
こっちも「そっかー、顔が悪いんじゃ仕方ないな」と納得がいく。
しかも顔がいい人間はますます自分の外見に誇りを持てるだろうし、
お互いいいこと尽くめだ。
というわけで、改めて提案させていただきたい。
いい加減「世の中は顔だ」と認めてはいかがでしょうか?
先週の昼、休憩が重なった同僚二人と日替わり定食を食べた。
この二人は偶然にも同窓の者だったらしく、共通の知人Aの話題に花を咲かせていたのだが、
一方がこちらに配慮し、Aという人物に関しての説明をしてくれた。
「この子の部活の先輩で~」やら「当時生徒会の役員をしていて~」やら「今は地元の商社で~」 云々、
とにかく校内では有名人で独特のキャラクターが笑いをとっていたとかそういう知人がいると。
実際のところ興味関心は一切沸かないもののお気遣いに感謝しつつ空気を保とうと話半分頷いていたのだが、
途中、「Aはガイジって呼ばれてたんだよ。」と、
残酷小説の言い回しを借りるなら「子供がなにか楽しい遊びでも思いついたかのような顔で」言った。
ちくりといやな予感がした。
それに続いてもう一人も「あーそうだったそうだった!!」とひとしきり思い出し笑いをしてから、
ねぇ面白いでしょとばかりに、どや感あふれる笑顔をこちらへ向けられた。
こちらが乞わずとも話は展開されていく。
「なんで ガイジ って呼ばれてるかわかる?」
大体見当はついていながら言葉を濁していると、小笑いとともに答えが返ってきた。
いわく「"障害児"の ガイジ だよ。」そして爆笑。
平均的な人見知りで、社内にも親しいと呼べる人はそれほど多くない。
平均的な人見知りだから、ほんとうに親しい人以外に強く主張したり反対を唱えることはできない。
しかしながら、今回は「そういう冗談は苦手なんだよね。」と話を遮らずにはいられなかった。
案の定「なに過剰反応してんの?」と期待通りの反応を得られないことへの不満をぶつけられたが、
全く気にしていないそぶり(のつもり)で食事を終え、私は仕事に戻った。
身内に障害者障害児がいるわけでもない。自分が障害を有するわけでもない。
実際の障害者をどう思っているかは置いておいたとしても、
ただ、この手の冗談をなんの衒いもなく成人が言っているいることが怖くて仕方がなかった。
悪意をもってそう呼んでいた・呼ばれていたのではなかったとしても、それはそれで怖い。
障害者関連ワードの使用に過剰反応してしまう私のような人間の方がよほど差別的だと言われやしないかとそれも怖い。
(ちなみに「障がい者」の方を使いなさいとかそういう方面に言及する気はない。)
テレビ等で耳にするようになった、
「障害者たちは腫れ物を扱うように接せられるよりも、普通の人間として接してもらいたいのだ」という言葉が浮かぶ。
その観点でいうと私よりも普通に扱っているのは同僚たちなのだろうか?
いやいや、「普通に」侮蔑用語として使用されることにやっぱり恐怖を感じる。
ついでに言えばワードの悪用に対する嫌悪感を抜きにしても障害児が爆笑の対象になるとはどうしても思えない。
理解できない。怖いもんは怖い。
http://anond.hatelabo.jp/20100921220114
生徒会だって何だって社会の縮図になるよう仕組んであるでしょ。学校ってのは黙って教師に従ってれば、一通りの「政治活動」は理解出来るようになってんの。中身はちゃちくて、結局、先生が仕切ってるだけだったとしてもさ。
それと前提は「バレたとき」なわけで、もう「占いを素直に信じる年齢の子」じゃなくなっちゃってるわけよ。で、子どもの成長は誰にも見えないから「いつ」その日が来るのかは、誰にもわからない。今日かも知れない。明日かも知れない。少なくとも、自分たちのクラスのやり方が「他のクラスと違うこと」には、もう気がついているはず。危機感もって対応した方がいいことだと思うけどなあ。
No.306
■タイトル あともう少し☆
■氏名 フェイトちゃん
■日時 2010/08/29 19:09:42
応援してます!頑張ってください!
No.290
■タイトル お父さんお母さん育ててくれてありがとう
■氏名 渚
■日時 2010/08/29 16:37:00
私は小さかった頃に病気になってしまったのでお父さんとお母さんは大好きなお
私は体が弱くて高校3年生を3回もしましたが、何とか卒業し2回目の3年生の時に
お父さんとお母さんのおかげです。
No.289
■タイトル 頑張って!
■氏名 陽菜
■日時 2010/08/29 16:36:10
同じ「はるな」ということで親近感が湧きます(笑)
私は学校の寮で、寮長の姉と視ています。
昨夜は姉が寮長なのに「一晩中視る!」と言いだして消灯時間を過ぎても自分の
部屋に戻ろうとしませんでした(笑)
私は幼くして母を亡くし、以来姉を心の拠り所にしてきました。でも、シスコン
は卒業ですね。はるなさんを見ていてそう思いました。
でも今は、姉と二人で見る24時間テレビ、この幸せな時間を楽しんでいたいです。
No.288
■タイトル 大好き
■氏名 なぎさ
■日時 2010/08/29 16:34:10
友達も家族もみんな大切で好きだけど
お兄ちゃんが一番大好きです。
でも照れくさくて「大好き」なんて伝えられない
「大好き」どころか恥ずかしくて「ありがとう」すら言えません。
でもいつかちゃんと伝えたいと思います。
ずっと見てるからねお兄ちゃん… 大好きだよ…
No.287
■氏名 ゆり
■日時 2010/08/29 16:32:56
私は自分の人生を恨んでいる。自分の人生に全然納得していない。でも、24時間
テレビを見ていたら、人の生きる力が伝わってきた。つらいことがあっても、そ
れでも前を向いて人生を歩んでいく力強さを感じた。
もしかすると、人生もいいものなのかなって・・・私の人生も捨てたのもじゃな
いのかなって、そう思えた。
だから、私も前を向けるように、何かしてみようと思う。これから、今すぐに。
だって、人は10分ぽっちだって、待ってはくれないんだから。
No.285
■タイトル はるなさん、がんばってください
■氏名 おかざき潮
■日時 2010/08/29 16:28:56
はるなさんがんばってください
私は今お父さんとみています
私は小さいころ体が弱くてすごく苦しかったんですけど、お父さんがずっと一緒
にいてくれて病気と戦ってくれました
今はすごく元気です!
はるなさんも今苦しいけど最後まではしってください
No.280
■氏名 つぐみ寮一同
■日時 2010/08/29 16:25:21
昨日から島の寮でみんなと一緒に応援させていただいてます。
はるなさん頑張ってください!
僕たちもこの寮を守りきるために頑張ります!
No.279
■氏名 ひろし
■日時 2010/08/29 16:25:35
地球に「ありがとう」の言葉が広がるといいなと思っております。
No.278
■タイトル 大切な人
■氏名 直井
■日時 2010/08/29 16:24:37
だからぼくは唯一出来る事「ありがとう」を伝える事を怠らないようにしています!
音無さん、ありがとう!
No.267
■氏名 ことぶき
■日時 2010/08/29 16:16:00
今年友人に進められてはじめて24時間テレビを見ました!とても感動しています!
私の家は若干余裕があるので、できるだけたくさんのお金を募金してきました。
是非、恵まれない人たちのために使ってください。
No.266
■タイトル 応援してます!!
■氏名 特車2課
■日時 2010/08/29 16:16:22
私の職場はちょっと特殊で、とても大変なんです。
でもいざとなるとみんなで力を合わせて、とてつもないパワーを生みだします!
出演者の皆さんもチームワークで乗り切ってください!!
No.261
■タイトル がんばってー!!
■氏名 山中さわちゃん
■日時 2010/08/29 14:17:25
私は高校の先生をしています。
ですががんばって楽しくしてます。
部活には障害者の子がいるんですが、周りのサポートもあり、学園祭ライブも成
功しました!!
みんなありがとう!!
No.255
■氏名 りっちゃん
■日時 2010/08/29 14:15:01
最後の学園祭が終わってしまい、寂しい気持ちでしたが、この番組を部活の皆で
見ている今、とても楽しいです。
大切な仲間達とこの番組を見れることがとても嬉しいです。
応援しています!
No.254
■タイトル がんばって!
■氏名 前原圭一
■日時 2010/08/29 14:14:17
毎年6月から忙しくなって見れませんでしたが、
今年初めて24時間テレビを見ました。
とてもいい内容で心も温まりました。
はるなさん、マラソンがんばってください!
テレビの前で応援しています!
どうか完走してください。
それだけが私の望みです。
No.251
■氏名 浅羽特派員
■日時 2010/08/29 14:11:16
いつのまにか夏も終わり、ついに24時間テレビがきた!ランナーの愛さんはム
リをせずに最後まで走り切って!僕は合宿で山にいたのですが帰ってきました!
No.239
■氏名 キョン
■日時 2010/08/29 13:59:35
とても勇気を貰いました。
ありがとうございましたアッーーーー!
No.237
■タイトル ありがとう、君に会えて嬉しかったよ
■氏名 最後の送シン者
■日時 2010/08/29 13:56:50
僕は最初、何のために生まれてきたのか分からなかった。でも、彼と出合って人
間の愛を感じた。僕は彼を好きになった。たぶん、彼も僕を好きだった。
でも僕がいると彼は幸せになれない。だから僕は自ら消えることを願った。
24時間テレビを見てもう一度彼に会おうと思いました。ありがとう24時間テ
レビ。
No.235
■氏名 ういうい
■日時 2010/08/29 13:55:31
友達の瞳もマシュマロみたいにふわふわです。
憂ちゃん、いつもがんばる君の横顔
ずっと見てても気付かないよね。
夢の中なら二人の距離縮められるのになー。
夢のような時間ください。
そして応援してくれる部活のみんな、そしていろんなことを教えてくれる憂ちゃん
ありがとう!!!
No.232
■タイトル フンガー!!
■氏名 美羽
■日時 2010/08/29 13:54:45
私は小学6年生ですが、今までは友達とふざけてるだけの人生でした。
これからは一日一日を大切にしていきたいです。
No.231
■タイトル 祝福の風
■氏名 Hayate.Y
■日時 2010/08/29 13:52:59
私は幼いころに両親を亡くし、更に病気で車いすの生活をしていました。
でも、海外から来た親戚や友人のお陰で、笑顔で過ごすことが出来ました。
今は、病気も治り、その友人と同じ職場で働くことが出来ました。
私は、その親戚と友人にありがとうの言葉を送りたいです。
そしてはるな愛さん、みなさんの応援という祝福の風を受けて、がんばるんや
で~!!
No.219
■氏名 草薙素子
■日時 2010/08/29 11:32:41
私も幼い頃に大きな事故にあって大変な思いをしたことがあります。
そのときにたまたま病室が一緒だった人が、不自由な体で折り紙を折ってくれた
んです。その折り紙はまだ大事にとってあります。
私たちに元気を与えてくれて、本当にありがとう。
No.211
■タイトル ありがとう
■氏名 みっちゃん
■日時 2010/08/29 11:27:50
私には大切な友達がいます
今は世界中で困ってる人のために一生懸命頑張っているのでありがとう芳佳ちゃ
んと伝えたいです
No.209
■タイトル 柱になれ
■氏名 手塚
■日時 2010/08/29 11:27:13
はるな愛さんの、勝利に向かって突き進む姿は
我々テニス部員の志気を高めさせてくれます。
頑張ってください、応援しています。
No.200
■氏名 和ちゃん
■日時 2010/08/29 11:22:36
24時間テレビ、多くの方のチャレンジを見て勇気をもらっています。
私も、ショートケーキのイチゴを取り合って以来二ヶ月間絶交している幼馴染の
友達に、
はるなさん、みなさん、頑張って!!
じゃ、私はこれから生徒会に行きます。
No.198
■タイトル 本当にありがとう
■氏名 碓氷拓海
■日時 2010/08/29 11:21:14
この番組を見て鮎沢さんに告白する勇気を貰いました。みなさんも頑張ってください
No.194
■タイトル 私も頑張ります!
■日時 2010/08/29 11:19:13
私の先輩は色んな所にシールを貼るので困っていました
はるな愛さんの頑張りを見て、そんな先輩についていこうと思うようになりました
私の地方ではまだ学園祭のライブはやっていないので頑張って成功出来るよう頑
張ります!!
No.187
■タイトル 頑張ってください!
■氏名 みっちゃん
■日時 2010/08/29 11:16:08
私は走るのが苦手なので、はるなさんは凄いと思います!
最後まで頑張って走ってください^^
お菓子を食べながら応援しています^^
o.183
■氏名 ジュドー・アーシタ
■日時 2010/08/29 11:14:21
今仲間達と一緒に観てます。
以前俺も大人の都合に付き合わされて大変な時期があったけど、仲間達がいたか
ら乗り越える事ができた。
24時間マラソンは大変だと思うけど、「辛い」とか「キツイ」とか、自分の頭だ
けで考えるな!
はるな愛さん、頑張ってくれ!!
No.171
■タイトル ありがとう
■氏名 山中
■日時 2010/08/29 10:25:17
放課後に部室にあつまりお菓子を食べたりみんなと会話したり・・・もちろん
ちゃんと練習もしています。
時にはやんちゃもするけどそんなみんなが私は大好きです
イモトさん頑張ってください
No.168
■タイトル がんばって
■氏名 高町なのは
■日時 2010/08/29 10:23:13
がんばってください
今局の友達と一緒に見てます。
私もフェイトちゃんも応援してますなの。
No.167
■タイトル 大好きをありがとう!!
■氏名 あずにゃん
■日時 2010/08/29 10:21:57
私は部活の先輩と顧問の先生と友人にありがとうを言いたいです。
面と向かっては恥ずかしいのでここで伝えます。
今の私があるのはみなさんのおかげです。
本当にありがとうございます!!
No.143
■タイトル がんばってください!
■氏名 ムギ
■日時 2010/08/29 09:58:40
24時間テレビのみなさんがんばってください!!
No.141
■タイトル やったね!
■氏名 たえちゃん
■日時 2010/08/29 09:58:19
いま私はコロちゃんとテレビを見ています。じんじんと暑い日ですが
めげずに頑張ってください。辛くてなきたいときは泣けばいい
いまから叔父の家にいってくるんで実は見れませんでもみんな頑張ってね!
No.140
■タイトル がんばって!
■氏名 とみたけじろう
■日時 2010/08/29 09:58:31
はるな愛さん頑張ってください!
僕はとある村でカメラマンをやっているんですが、
ぜひはるなさんを撮りたいです!
気分をリフラッシュしつつ、頑張ってください!
No.121
■タイトル がんばってください!
■氏名 シンジ
■日時 2010/08/29 09:49:48
はるな愛さん壮絶なマラソンだと思いますが逃げずにがんばってください!!
ゴールしたときはともに泣きましょう!そして心のそこからおめでとうと言わせ
てください!
No.112
■タイトル ありがとう
■氏名 高町なのは
■日時 2010/08/29 09:46:17
その一言の大切さを24時間テレビを通して見つめ直したいと思います。はるな
No.111
■タイトル はるなさんがんばって!!
■氏名 秋山澪
■日時 2010/08/29 09:46:30
No.109
■タイトル 楽しみです
■氏名 大河
■日時 2010/08/29 09:45:47
夫と一緒に拝見しています。おしゃれというのには興味があるので楽しみです。
ですが私は背が低いので参考になるかは分かりません(笑)
No.23
■タイトル がんばってください!
■氏名 中野 梓
■日時 2010/08/28 15:44:24
24時間テレビの皆さん、がんばってください!
軽音部の皆さんと見るつもりです!!
恥ずかしい話。
厳密にいうと、投票したのが初めて。事前投票とかもしたことがなかった。逆に、投票所まで付き合いなどで足を運んだことはあったんだけど。
前回の衆議院選挙がいやに盛り上がってて、これで行かなかったらもうずっとこのまま権利を行使することなく墓場まで行くんじゃないか、と思ってたけど、あっさり覆った。
それこそ中学2年生くらいの頃から、「選挙」が嫌いだった。生徒会とかそういうのでも、無効票を入れるか学校を休むかという対応を極力とってきた。別に確固たるポリシーがあったってことではないつもりなんだけど。とにかく、当選者に対して後から文句をいう人を見るのが嫌でしかたがない。票を入れた人が「期待外れだった」というのも嫌だし、入れなかった人が鬼の首をとったかのように非難するのも見ていて辛い。だから、先に自分だけでも文句をいう事が許されない立場に置きたかった。
なんで今回、投票したのかは自分でもよくわからない。年をとって鈍くなったんだろうか。どんだけ中二病拗らせてたんだって話だけど、まあ、行かないより行った方が良いのは多分間違いないから、よしとするか。
成績も優秀だった。地元トップの高校を目指していた。
当然モテた。生徒会室にはK先輩目当てでダベりに来る、妙にハイテンションな女子が常に居た。
K先輩は生徒会の地味な事務処理を、成績だけが取り柄の地味な後輩である書記の私や、地味な会計男子に押しつけて、女子と喋っていた。
そしてよく竹製の長い定規を持っていて、パチパチと机を叩いていた。
その、足を組みながら机に座って無造作に定規をパチパチしている姿が、イケメンゆえにモデルのようにキマっていて、中学生ながらに私とK先輩とのランクの違いのようなものを感じた。
私とK先輩は同じ高校に進学した。
中学時代、K先輩はかなり目立っていたけれど、高校に入って以降は噂を耳にしなくなり、私はほとんど存在を忘れてしまった。
私も彼氏が出来たり、受験勉強したり、第一志望に落ちて親に浪人を許してもらえず滑り止めの私大に行くことになったり、全然家事ができないのに上京して一人暮らししてコンビニ弁当ばかり食べて味覚がおかしくなったりと色々忙しかったのだ。
この間、久々に地元の友達から電話があって、K先輩の続報を知った。
医学部に進学するため三浪して、宅浪だから引きこもっているらしい。
すごく太って、別人のようになっているらしい。
昔から地味でどうでもいい奴って思われてたら、「あの人は今!?」なんてこと誰も気にしない。
でもなまじデキることで有名だったから、みんな彼の今が気になるし、探ろうとする。
私はそこで初めてK先輩の祖父と父が医者で、二人の兄も医学部に進学していることを知った。
私はK先輩の家族構成をそこで知ったのだけれど、中学時代からかなり有名だったらしい。
優秀なイケメンで目立っていると、皆その人の背景を気にする。調べつくしたくなる。
そして、「昔はあんなに凄かったのに、ねw」と、本人の預かり知らないところで侮蔑交じりに語りたくなる。
地味な存在で良かった、と心から思った。
成績も優秀だった。地元トップ高を目指していた。
当然モテた。生徒会室にはK先輩目当てでダベりに来る、妙にハイテンションな女子が常に居た。
K先輩は生徒会の地味な事務処理を、成績だけが取り柄の地味な後輩である書記の私や、
まあ似たような感じの会計男子に押しつけて、女子と喋っていた。
そして常に竹製の長い定規を持っていて、パチパチと机を叩いていた。
その、足を組みながら机に座って無造作に定規をパチパチしている雰囲気が、
中学生ながらに私とK先輩とのランクの違いのようなものを感じた。
私とK先輩は同じ高校に進学した。中学時代、K先輩はかなり目立っていたけれど、
高校に入って以降は噂を耳にしなくなり、私はほとんど存在を忘れてしまった。
私も彼氏が出来たり、受験勉強したり、第一志望に落ちて滑り止めの私大に行くことになったり、
全然家事ができないのに上京して一人暮らししてコンビニ弁当ばかり食べて味覚がおかしくなったりと色々忙しかったのだ。
この間、久々に地元の友達から電話があり、K先輩の続報を知った。
医学部に進学するため三浪して、宅浪だから引きこもっているらしい。
すごく太って、別人のようになっているらしい。
昔から地味でどうでもいい奴って思われてたら、続報なんて誰も気にしない。
でもなまじデキることで有名だったから、皆気になるし、今どうしてるか探ろうとする。
私はそこで初めてK先輩の祖父と父が医者で、二人の兄も医学部に進学していることを知った。
私はK先輩の家族構成をそこで知ったのだけれど、中学時代からかなり有名だったらしい。
優秀なイケメンで目立っていると、皆その人の背景を気にする。調べつくしたくなる。
そして今、「昔はあんなに凄かったのに、ねw」と、自分の預かり知らないところで語られている。
地味な存在で良かった、と心から思った。
「メイドいんジャパン」からぶっこ抜いた構造(http://anond.hatelabo.jp/20100328131122#tb)に、この前映画館で見た、『誰かが私にキスをした』から連想したものをぶち込んだらこうなった。男一人で恋愛映画を見に行くのは正直キツかった。不自然なところをこれから直していっている途中なんだけど、無理がでてきた。出てきた無理を直していく作業に苦労している。「どんな言葉をぶちこむのが適当か」を判断するもの(思考ツール?)を用意しないまま思いつくままに言葉をぶち込んだのが敗因か。ぶち込まれる空欄(=以前に増田に貼り付けたもの(http://anond.hatelabo.jp/20100328131122#tb)のアルファベット)間の関連性をもっと意識すべきだった。というか、それさえ意識すれば何とかなるんじゃないだろうか。というか、それを意識して、いま思いついているものをぶち込みなおしたら、すんなり物語の形になるのではないだろうか? アルファベット間の関連性について今週の土曜日までに考えてみる。ぶちこみ直しの作業は土曜日に始めて土曜日に終わらせる。
・
神酒薫(ミキ カオリ)が視点浮動者として存在する。高校二年生の女子。視点浮動者は、自分がどの視点から物事を見るか、どの記憶から物事をデコードするかを決められないでいる。
視点を決定すると、通常ならば、その視点向けのコマーシャル(=企業が配給する良質のドラマ)を見ることができるのだが、県から支給されたモバイルを使っている神酒薫は、コマーシャルを見ることができない。だから、視点を決定するインセンティブがない。
モバイルによる拡張現実は、学校での授業に必要になる。モバイルから発せられる電界が、それを身につけている者のコンタクトレンズや眼鏡に像を映す。神酒薫の父親は特別に教育に厳しい人なので、薫に個人向けのモバイルを買ってくれない。
神酒薫は他人からの視点を気にせずに生きることを求める。タイムラインに、他人が発言した自分の振るまいが蓄積されるので、自分の振るまいが正しいかどうかがひどく気になる。視点を決定している人たちは、自分の視界内の発言しか見る余裕がないので、他人の視点というものを気にしない。というか、視点を決定すると、カーソルの初期位置から一番近いのが返信欄になり、それから遠く離れたところに検索欄が移動するので、他人を検索すると言うことが少なくなる
神酒には、勉強ばかりしているというイメージが、他者のタイムラインの中では固定化されている。高校一年の学校祭の準備のとき、神酒はキキに励まされながら土砂降りの雨の中を自転車で木材を運んだ。それをきっかけに、ポジティブでアクティブな自分に変われそうな気がした。しかし、学校に戻ると、
「このときの神酒さんとイメージが変わった」
と、クラスメートに過去のタイムラインを見せられる。クラスメートは肯定的な意味合いでそれを言ったのだが、神酒はとても恥ずかしくなる。もう、自分のイメージからはずれた行動はしないようにしようと決めた。
視点を決定しなければならないという切迫感が存在する。
神酒薫は視点を決定しなければならないという切迫感を取り除くことを求める。
電子アシスタントが存在する。電子アシスタントはキキを含む。キキは、白いウォンバット。常に神酒の近くを付いてまわり、神酒を常に必要としてくれる。
電子アシスタントは、その所有者が設定したように、その所有者を誉めたり注意したりしてくれる。モバイルに勝手にソフトをインストールすることを父は怒るのではないかと神酒は思ったが、キキの機能を見て、彼はキキを気に入る。
キキを持っていることで、神酒薫は視点浮動者であることを隠す。電子デバイスに興味があるんだというフリができる。
津島修一は、神酒と同じ中学校・同じクラスだった男子。神酒薫にキキをくれたのは、津島修一だった。
津島は、男子からはハナコと呼ばれていた。というか、誰かに対して陰口で使っているハナコという呼び名を、津島に当てはめると、無矛盾なのだった。だから、津島=ハナコは憶測。
ハナコの良いところは顔だけ。ハナコは男なのに生理がある(精神が安定していない)。ハナコは……。
ハナコがハナコと呼ばれるようになったのは、ハナコが男子トイレの個室で泣きながら、ボールペンの先端を彼の腕にぶつぶつと刺していたから。
卒業式に、津島修一に呼び出される。呼び出されたその瞬間まで、会話をしたことは一度としてなかった。卒業式の日に、神酒薫を好きだと言って、その贈り物だとしてキキをくれた。津島修一が勝手に、神酒薫のモバイルにインストールしてしまったので、神酒薫はキキをアンインストールする方法を知らない。それに、日本語を喋る存在をアンインストールすることは、殺しと同じことに思えてしまい、できない。
「ヒメ! ヒメ!」と、キキは神酒の足にすり寄る。
「うざかったら、ワンス・ア・ウィークって言えば、彼はしばらく動きを止める。週に一回くらい、電子アシスタントですらうざくなるときがあるでしょう?」と、津島は言う。「今日の夜八時に、キキが指定する場所に来て」とも。
そのとき神酒は、「うん、行く」と答えてしまう。
神酒は、クラスの中核をなす声の大きい集団からはジミーズと呼ばれていた。仕返しに、神酒は心の中で、声の大きい集団を、彼らの化粧のけばけばしさを由来にケバブと呼んでいた。ジミーズはジミーズなりに地味な人同士で集まっていたので、ケバブが思っているように友達がいないわけではない。卒業式の帰り、仲の良かった友達とカラオケに行く。神酒の視界の中には、まだその存在になれられないキキがいた。キキは、友達に見えないようにしてあった。
カラオケからの帰り道、道の関係で一人になった。信号待ちをしていると、ラブホテルが横断歩道を隔てた向かいに建っている。
ラブホテルの裏道から、高校生のカップルが、自転車の二人乗りをしてでてくる。
ラブホテルの電光掲示が目に入る。
『まだまだ寒い夜 あつあつのラーメンを! プレミア価格5○○円(会員様)』
「ラーメンって、おいしい?」キキが訊いてくる。
「ワンス・ア・ウィーク」キキを黙らせる。
給食で食べたソフト麺のベチャベチャした味が、舌の上で思い出された。その味をかき消すために、津島からもらった連絡先のメモを、小さく、小さく畳んで、制服のスカートのポケットに入れた。ポケットに紙を入れたまま、洗濯機にスカートを入れ、スイッチを押した。
キキがしゃべり始めるたびに、「ワンス・ア・ウィーク」をした。そして約束の八時が過ぎ去るのを待った。
津島のタイムラインの卒業式前後のものを見ないようにしようと決めた。見ないために、神酒は視点浮動者になることを選んだのだ。
自分に自信を持てていない神酒薫は、彼からの告白を何かの悪いいたずらだと思い、津島修一とは連絡を取っていない。しかし、津島修一と神酒薫は同じ高校に通っているのだ。ときどき廊下ですれ違うと、気まずい。
ほかの人は、タイムライン上に友人との約束を記憶させる。神酒はキキに約束を覚えさせる。どちらも、モバイルを使って約束を管理しているので、他者は神酒がすでに視点を決定しているのだと勘違いしている。
神酒薫は、他人のタイムラインに自分がどう記録されているかを気にすることを取り除きたい。
電子アシスタントは他人のTL上の自分を気にすることを取り除く手段になるように見受けられる。神酒はキキに、神酒が他人のTLを気にしたらキキが神酒を注意するようにコマンドする。
神酒薫が他人のTL上の自分を気にすることを取り除くことは失敗する。キキの注意が煩わしくて、神酒はイヤフォンと眼鏡を外してしまう。ワンス・ワ・ウィークしなかったのは、キキに自分を注意するようにコマンドしたのに、注意を理由にキキを黙らせるのはかわいそうだと思ったから。
友人との会話:「モバイルを忘れたら、記憶が不確かになって約束の1日前に待ち合わせの場所にいることになって、困った」
イヤフォンも眼鏡もつけずに図書室に行く。
そこには、一人の女性がいる。上靴のいろは赤なので、一つ学年が上の三年生の先輩。神酒が一年生のころ、彼女は貸し出しカウンターの内側にいたことを神酒は覚えている。彼女のノートには、たくさんの三角形が書かれている。また、たくさんの三角形が書かれているページの反対のページには、三角関数表がセロハンテープで貼り付けられている。
図書室の端に行くと、先輩が突然、「私のアシスタントを動かさないで」と言う。神酒はあわてて、拡張現実を身につける。
キキがしきりに神酒の足下で、「ヒメあぶない! ヒメあぶない!」と言っていた。先輩のアシスタントは、天使の羽。神酒がぶつかった勢いで、空中を漂っていた。
五時間目の授業から、モバイルをオープンにしたままだったことを思い出す。(授業中はオーソリティが先生に移るため、電子アシスタントはオフになる。)
「痛い男が、彼女を呼ぶみたい」と先輩は言う。「彼氏からプレゼントされたの?」
神酒は、終わった、と思った。誰か男にキキをプレゼントされたとタイムライン上に記憶されたら、全てが終わってしまう、と神酒は思う。
神酒は先輩のタイムラインを展開しようとする。彼女が、伊庭瑠璃という名前の三年生であることが表示される。偶数組だから、文系クラスだとわかる。ローディングを示す輪がくるくるまわり続けるだけで、タイムラインが表示されない。
「私の知ってる男も、彼女をヒメって呼んでいて、痛々しい」と伊庭は言う。
「彼氏からもらったわけじゃなく!」と神酒。
「ヒメ! ヒメ!」とキキ。
「キキ! ワンス・ア・ウィーク(黙れ)!」
キキはぴたっと止まる。
「え」
「だって、ワンス・ア・ウィークって、シュウイチってことでしょ?」
「そうだったのか!」
キキをもらってから二年間、ずっと気づかなかった!
納得したことで、もう隠しようがないことに気づき、神酒は硬直する。
「いや、でも、気のせいかもしれない。津島修一なんて人が私の知り合いにいたかは、タイムラインを確認してみないとわからないな……」と、苦しいとりつくろいをする。
伊庭は、ふっと笑いを漏らす。
「そういえば、私の知り合いに津島なんていないかもしれない。私はタイムラインを持ってないから、確かめようがないや。名前なんて忘れちゃった」
「伊庭先輩は、視点浮動者なんですか?」
伊庭はうなずく。「私とあなたの間には、一年の学年の違いが横たわっている。だから、私は視点浮動者というよりも、視点を持たないものと言った方が正しいかもしれない。県が私に貸し出したモバイルは、タイムラインを見る機能を持たない」
「伊庭先輩の親も、個人用のモバイルを持つことに反対なんですか?」
「ううん。中学受験のために塾に通わされたときに、安全のためのモバイルは持たされた。私は親に反発して、モバイルを川に投げ捨て、塾にも行かなかった。それ以来、親は私にモバイルを与えようとしない。そして中学受験をしなかったから、私はいま、公立高校であるこの学校にいる」
図書館で話していても大丈夫か、すごく気になる。遠くで、溶けた雪がどさっと落ちる音が聞こえたから。それに、伊庭のアシスタントがあまりに寡黙だから。しかし、三月の土曜登校日の放課後なので、二人のほかに誰もいない。
「私は前の図書局局長だから、私がルールみたいなものだ。大丈夫」と伊庭は言う。「私と貴方の関係は、少し長いものになると思う。私が名前を忘れた誰かのせいで。貴方の呼び方を決めていい?」
先輩は手を振る。視界上に、私の情報を展開したのだと思う。
「神酒さんって呼ぶのは、距離が遠くて好かないな」
「呼び捨てで、いいですよ」
「呼び捨てと、さん付けの間をとって、ミキクンっていうのはどうかな」言った伊庭先輩が、ひとりで笑う。「変だな」
「慣れれば、慣れますよ」
伊庭先輩は、ミキクン、と十回繰り返した。「やっぱり、変だよ」自分が言い出したのに、くすくすと笑っていた。
「土曜登校日の放課後に図書館でなにをしてたんですか?」と神酒。
「私の彼氏ーー名前は忘れちゃったーーは、一つ下の学年にいるんだけどーーつまりミキクンとおなじ学年なんだけどーーその、名前を忘れちゃった彼氏は、精神的に不安定なところがある。だから図書館にいる」
「彼氏さんとの関係に、疲れてしまったの?」と神酒。
「ううん。疲れていないから、ここにいる。臨戦待機中」
「それと、その三角形とどういう関係が?」
「ただ待っているだけだと、頭が暇になる。かといって、彼から連絡があったときに何かに没頭していると、すぐには動けない。だから、私と私のアシスタントと彼のアシスタントを三角形の頂点に見立てて、彼のアシスタントと私との間の距離を求めていた。彼のアシスタントは、彼の近くにいるから。彼を意識しながら、頭に作業をさせることができるから。そして彼が「死にたい」って言ったら、すぐにでも私は駆け出す。死にたい気分を、逸らしに行く」
「死にたい気分って、そんなに簡単にそらせられるものなんですか」
「なんたって私は、彼より一年年上のお姉さんだから」
「どうやって?」
「その」伊庭は、一瞬迷う。「一緒にラーメン食べに行こう、とか」
「へ!?」
「え……」
「……」
「……」
給食のソフト麺のべちゃべちゃした味を神酒は舌の上で思い出す。二人の間にすごく微妙な空気が流れる。訊いたことを、神酒はすごく後悔する。
伊庭先輩は、タイムラインを持たないので、神酒は、自分がタイムライン上でどういうキャラクターであるかを気にせずに、勇気を持った行動をできる。津島と伊庭先輩を引き離そうと決める。伊庭先輩のために。
「伊庭先輩が津島くんを支えようとすることは、よいことだとは思わない。きっと、彼の負の力に引きずられてしまう。彼の行動をタイムラインに記憶してる友達を、何人か紹介するよ。それを見たら、伊庭先輩はきっと津島くんから離れようと決心してくれる」
「私はタイムラインを持たないから、複数の他者の発言を根拠に、いますでに読みとっている彼からの愛の意味を変更することはできない。それに、彼の愛から読みとった意味は、私の内部にある。タイムライン上の外部化された記憶のように、消しされるものではない。そして私は、私がもう津島を助けられないという言葉を私のタイムライン上に蓄積することができないので、津島を助け続けなければならない」
デスクトップから書き込んだタイムラインはないかと、伊庭瑠璃の名前で検索する。伊庭瑠璃から見える津島を知りたかった。しかし、伊庭瑠璃はデスクトップ上のタイムラインも所有していない。
検索ワード「図書局局長」でサーチをかける。彼女についての噂を書いているタイムラインが、いくつかある。図書室だより、生徒会だより、男性からの、そして女性からの、あこがれのまなざし。「どうしてハナコが、図書局局長と付き合っているんだ」という、いらだちの声。図書局局長は、自分の身を削って他者に尽くす、素晴らしい人間だということになっている。「八方美人だ」と言って、彼女を攻撃する人間にすらも。
視点浮動者である神酒薫は、津島修一のタイムラインを見ることができる。見ないと決めたものを見ていることに、罪悪感がある。しかし、彼女が見ないと決めたものは卒業式前後の記憶だったので、決めたことをやぶっていることにはならないのだ(と、神酒は自分をだます)。
津島修一は精神が不安定なので、膨大な数の書き込みがタイムライン上に堆積している。津島修一は過度に記憶を外部化している。それを読む限りでは、津島修一は伊庭瑠璃からの自立を求めているらしい。伊庭に依存してばかりいる自分の弱々しさを嫌っているらしい。
津島はタイムライン上で、他人の反応を待ち続ける。しかし、他人がこない。反応がくるまで、じっとうずくまる。しかし、どれだけ待ってもこない。死にたい気分になる。その気持ちを消したいがために、他人の反応を待ち続ける……。他人の気持ちを引くために、自虐を繰り返す。そして、自傷をする。アップロードされた自傷画像には、ハナコがそうしていたのと同じ、ボールペンを腕に突き刺したものもあった。傷が治癒していく経時変化もアップロードされている。「そういうことをやめろ」という声が、彼には心地よい。しかし、心地よいのだが、しかられたダメージはしっかりと受けている。スパイラルは、次第に破滅的な方向へと落ちていく……。
津島の頭の中では、津島のタイムライン上に書き込まれた、伊庭瑠璃からの「愛してる」がリフレインしている。だから、伊庭瑠璃から離れることができずにいる。「愛してるから、なんでもできる」と伊庭瑠璃が過去において言ったことを口実に、津島は伊庭に依存している。いや、その言葉を自分に言い聞かせることで、伊庭が自分をいやしてくれるという現実から、抜け出さなくてもいいのだと自分をだましている……。
伊庭の都合の良さは、まるで電子アシスタントみたいだ。そして電子アシスタント的な伊庭に依存している津島の生き方は、独りよがりで弱々しくて、気持ち悪い、と神酒は思う。
「伊庭が記憶を外部化していないことを理由に、津島の記憶の外部化をやめさせられるのでは。ペアルック的な感覚で」と神酒は思う。
津島の神酒との思い出が存在する。神酒は津島のタイムラインを遡行していると、自分のことについては外部化されていないことに気づく。
廊下の端。普段なら、カップルがそこにいるような場所。そこで神酒と伊庭は待ち合わせる。
伊庭は、天使の羽を背中につけて待っている。それは、伊庭の茶目っ気でもある。伊庭のねらい通り、それをしている伊庭を神酒はかわいいと思う。伊庭のアシスタントが天使ではなく天使の羽なのは、伊庭は天使ではなく天使になることを求めているから。
人が少ない場所。伊庭はタイムラインを、モバイルではなくデスクトップ上でしか見られない。伊庭と神酒の二人で津島について話をするため、電界通信をオープンにして、伊庭と神酒は手をつなぐ。二人の拡張現実が共有される。
「伊庭の都合の良さは、まるで電子アシスタントみたいだ。そして電子アシスタント的な伊庭に依存している津島の生き方は、独りよがりで弱々しくて、気持ち悪い」と神酒は言う。伊庭は表情変えずに、「そうね」と言った。
「伊庭が記憶を外部化していないことは津島修一が津島の記憶の外部化を取り除く手段に、きっとなるよ」と、神酒は伊庭に言う。「だって、たとえば、私に告白したことを津島くんはタイムラインに載せていない。全ての記憶をタイムラインにゆだねているわけではない」
津島が、二人のいる廊下の端に現れる。三角測量で、伊庭の位置を知っていたのだ。文系の伊庭が三角測量で津島の居場所を求めていたのは津島の影響をうけていたからだったのだ。
津島が現れたとき、伊庭はびくりとして、手を引く。
「大丈夫だよ」
神酒は伊庭の手を押さえる。
知らない、大人の女性の声が聞こえる。
「他者のために尽くす貴方は素晴らしいわ……」
声のするほうを見ると、伊庭のアシスタントがいた。
伊庭は、彼女の電子アシスタントの声を聞かせたくなかった。だから、彼女の電界をクローズドにしたかった。しかし、神酒が手を押さえたために、それができなかったのだ。
津島の三角測量は、伊庭のとは比べものにならないほど優れている。伊庭が緊張のためにかすかに肩を膨らませると、津島の三角測量の、小数点以下の数字の変動としてインディケートされる。
「君たちは、僕について語っているのだろう?」と津島。「君たちは、悪である僕について語る。そうして、善であることを偽装したいんだ。そうだろう? 二人で語るだけで、実際には善の振る舞いをしないにも関わらず。僕は来てやったよ。善をなし得ない、君たちふたりの為に。どうだ、潔いだろう」
(ここから)
津島が、タイムラインに載せていない記憶を持っていることは、津島がタイムラインに依存していることを取り除き得ない。高校時代における津島の精神の脆弱さのきっかけは、ほかならぬ、神酒による津島の拒絶だったのだ。津島がタイムラインに依存しているのは、タイムラインに載せることのできない記憶が存在しているからこそなのだった。神酒が津島を振ったトラウマは伊庭瑠璃が津島修一からの自由を得ることを阻む。
時間の一回性(=神酒が津島との約束をやぶったこと)は、神酒薫が神酒が津島を振ったトラウマを取り除くことを阻む。
神酒は、津島を振ったことを謝ろうとする。
津島は、神酒がどれだけひどいことをしたかを伊庭に語る。タイムラインを持たない伊庭は、津島視点の神酒の行為を、疑わずに信じてしまう。
「貴方は、津島にそんなひどいことをしたの? 見損なう」と、伊庭は神酒に言う。
「まって。津島くんは、私を好きだったんじゃなかったの?」と神酒は言う。
「津島くんは、私を好きだったんじゃなかったの?」という神酒薫の発言は神酒薫が神酒が津島を振ったトラウマを取り除くことを助ける。
神酒薫は時間の一回性を取り除くことを求める。
「愛してる」ではどうにもならないことが存在する。
「愛してる」ではどうにもならないことは神酒薫が時間の一回性を取り除くことの手段となる。
「おまえの視点は確定的じゃなかったのか」と、津島は神酒に対して言う。
天使の翼が「愛してる」ではどうにもならないことを取り除くことを求める。
「おまえの視点は確定的じゃなかったのか」は天使の翼が「愛してる」ではどうにもならないことを取り除く手段となる
天使の翼が「愛してる」ではどうにもならないことを取り除くことは成功する。
「私のアシスタントの声を聞かれて恥ずかしい」と伊庭は言う。
「アシスタントに誉めてもらうなんて、みんなやってること。恥ずかしくないよ」と神酒。
「恥ずかしいよ! 恥ずかしくて、弱々しくて、気持ち悪い! アシスタントに頼っていないと自分を保てないなんて、一人の独立した人間として恥ずかしい! しかも、そんな恥ずかしい生き方は、私のアシスタントが求める生き方じゃない!」
電子アシスタントは、神酒薫が時間の一回性を取り除く手段になる。
電子アシスタントに含まれるキキは、天使の翼が電子アシスタントを取り除く手段になる。
伊庭瑠璃は、「神酒薫が他人からの視点を気にせずに生きることを得たこと」を求める。(どこかで神酒が、他人からの視点をとても気にして生きている描写が必要になる。そしてそれを伊庭が見たという描写も。)
「津島くんは、私を好きだったんじゃなかったの?」という神酒薫の発言は、伊庭瑠璃が「神酒薫が他人からの視点を気にせずに生きることを得たこと」を得ることを阻む。
はいどうも。ラノベ書いてるかい?
文章力を上げるにはどうすればいいのか?
まあ結論としては文章力なんて、どうでもいいわけだ。どうせ勢いさえあればなんとか読者も編集も読んでくれる。
あ、編集は人にもよるけどな。
どっちにしても文章力なんて「読みたい」と思わせることに成功すれば、どうでもいい要素になるんだ。
問題は話の筋だ、って議論になって、それで、オタク的ネタを入れたくなくても入れないと賞に選ばれないってだれかが言ってたよなあ。
違うんだよな。
ジイッと我慢して、設定もしくはネタは小出しにしていかないとダメなんだ。
たとえば良くある出だし、
とかな。
そんなのいきなり書かれても仕方ないんだ。プロット帳にでも書いとけ。
出だしは、
「どかーん!」
これだ。
究極的には最初の一ページか二ページ、誰がしゃべってんのかはほとんどわかんなくて良い。
「生徒会の一存」売れてるよな。文章はへたくそだしネタの入れ方もワザとらしい。
けどウマいのは出だしだ。
「俺」「会長」の二人が出てくるけど、その二人が何者なのかまだ最初の2,3ページ読んだだけではまったくわからないわけだ。
なおかつ初めてのナンタラとか、読者の興味を引くような単文で読ませていく。
こいつら誰? って読者が思ったところで、二人の紹介が入る。
ウマいよな。
賞取れないワナビはすぐここを
「俺は杉崎鍵、生徒会には特待枠で入った高校生だ。特待枠というのは云々」って書いちゃうんだよな。
ダメだよな、そんなの。
なんというかさ……
押しつけがましいんだ。みんな。
プロットとか設定とか、すごく考えてるのはわかる。設定におもしろいものがあることもある。でもそうじゃないんだよ。出来るだけ小出しに、設定が百あったら一か二をぽつぽつ出していく感じで出さないと行けない。
読者にいきなり全体像を押しつけちゃダメなんだよ。
「こういう世界である。こういう人物が居る。さあ物語を始めよう」じゃないんだ。
これがへたくそなヤツになると何行も何行も設定を書き連ねていく。
ラノベで我慢して読めるのは二行までだ。二行が何文字かは応募する文庫読んで数えてくれ。だいたい80文字ぐらいだろ。
80文字超えちゃった設定は、読者の頭ン中に入らないんだよ。
いや、正確には超えても良いんだ。
超えても良いんだけど、そう、この記事だとこの辺。
書き出してから何ページ分か、少なくとも三十か四十行分書いた頃に、出すんだよ。
ここまで来たら、読者もだいたい物語を受け入れる準備が完了しているんだ。
物語を受け入れる準備もなしに、いきなり設定をごちゃごちゃ書き連ねられたって、あなたの頭の中では展開している世界かもしれないけど、読者まで世界を共有させることはできないんだ。
な。
そうだろ。
それを考えると銀英伝の出だしなんかビックリだけどな。まあアレは例外扱いしとけ。あれだけの設定があるんだったら書けばいい。でも十行ぐらいの設定で、それを初っぱなから書き出すのはよろしくないよな。
薄めろよ。
徹底的に薄めるんだ。
アイデア勝負になってきてるのはわかる。けど、アイデアなんてしょせん物語を彩る、言うなれば、味の素みたいなモンだ。
味の素だけ食ってもしゃーないだろ?
それから、作った料理に対して「味の素の味がしますね」って言われたら、絶対ホメてないだろ?
そういうことなんだよ。
後ほかにもいろいろアドバイスはあるけど、それを言ったら俺が食ってけなくなるので、この辺にしとこう。
http://anond.hatelabo.jp/20091027181046
本屋に並ぶような物とタメを張る、だって?
あれとタメ張るのが目標なんて言うんじゃ、まぁ、底が知れてるな。
多くの読者……オタクにとって、エロマンガと同等程度の地位のものでしかない。
書いてる方だって、本当は、下らないと思ってるよ。
それでも俺たちクリエイター系列の人間にとって、読者はお金を恵んでくれる有り難いお客様だからな。
ウケているものを分析して、ライトノベルサイトをチェックして、その結果出て来たのが
「読み易いというよりは子供でも読める文章」
「中流で育った中高年が望む『中高生』の姿」
ラノベサイトの奴ら、中学生の教科書に載ってるような小説程度で悲鳴あげてるぜ?
多くのラノベ読者やラノベ支持者は、重文・複文の段階で、もう理解のキャパ超えてるんだよ。
ラノベとは、そんな人たちのための「ライト」な「ノベル」なんだ。
アニメやマンガやラノベしか知らない人間、国語のテストはトラウマになっている人間、そんな人たちが相手。
そう思って書かなきゃウケない。違うか?
こっちもなるべく損な事はしたくねぇんだ。
応募作の文章力が酷いと嘆くのなら、文章力に優れた文学的な作品を、ネタものを完全に沈黙させるぐらいに売ってみせろ。アニメ化させてヒットさせてみろ。
そうしたら、そいつを超える作品を死力を尽くして書いてやる。
一発ネタで金になるんなら、それでいいじゃないか。
「俺の妹が云々」とか言うのだって、話題になったろ? ウケたろ? 金になったろ?
金がなきゃ暮らしていけないんだから、ウケるためにはなんでもする。
生活苦しいんだよ、俺ら末端の「クリエイター」は。
未来に希望が持てないだけじゃなく、真面目に明日食うにも困ってるんだ。
だから、俺らみたいな末端が、この最悪な状況をなんとかしたくてラノベの賞に応募し始める。
一般小説でいいだろう? って?
一般小説よりは門は広く、手堅く金になる可能性が高いんだ。そう言う風に見える。
blogでいかにもワナビ的な事を書くのは、そう書いた方が読者受けがいいからさ。でなきゃ、誰があんなしちめんどくさい事するか。
呑み会だって、みんなで励まし合ってるような言葉良く言ったり聞いたりするけど、それがそこでの空気だからさ。
誰一人、本気で「俺すげぇ」なんて思ってなんかいない。みんな自信ないんだ。どうやったらウケるか、その事について自信がないんだ。
それを認めたらうずくまってるしか出来ないし、隙を見て誰かに取って食われそうだから虚勢を張ってるのさ。
あと呑み会の場合なんかでは、上下関係上のある席の場合も多いから、「俺は夢を追っているワナビだから安い賃金で働く馬鹿ですよ」とアピールするため、って事もあるかな。
自分を利口に見せようとすれば、他人の反感を買う。上の立場の人間であれば、尚の事だ。金を出す人に取って、手下は従順な僕であって欲しいものだからな。
一般的な会社でどうだかは知らないが、いわゆる「クリエイター」関係ってのは、そういう世界だ。
こっちは下手の一手しかないんだわな。ま、一般の会社に入らずに、こんなチンケな仕事続けてる俺たちは、実際、馬鹿には違いないが。
別に好きで下手に書こうとしている訳じゃない。
好きで「オタク的な一発ネタ」なんか盛り込もうとしている訳じゃない。
そんな事は本当は、どうでもいいんだ。そんなものが楽しいのかどうか自分じゃ分からねぇよ。
読者がそれを望んでいるのはラノベサイトを見れば明らかで、そういう物が売れるから仕方なしに盛り込んでいるんだ。
そういうものなんだよ。
もっともツカミという意味では、一発ネタのアイデアは必須の要素だ。
そうでなきゃ、全ての小説が登場人物の名前を変えただけのテンプレ芝居になっちまう。
ところが、ラノベは、この「一発ネタのアイデア勝負」が、全くアイデア勝負になってないと来ている。
とは言え、ラノベの読者が求めているのは、テンプレ芝居と萌え要素なんだから、書く方はそれに従うしかないのさ。
ここに文章力の論議の入る余地はない。
読み切りがいちばん面白くて、次に面白かったのは第二話で、あとはすさまじい下降線をたどっている。
なんでかなあ、なんて考えるまでもなく、キャラの作り方が悪いからだろう。
まずサブキャラで最も出番の多い不知火半袖が致命的に可愛くない。ただ小さくてよく食べてよく喋るだけ。かわりに葵井巫女子をおいとけばよかったんじゃないだろうか。自作ならパクリなんて言われる心配もないし。わざと可愛くないように作っているのかもしれないが、でもあれって黒神めだかに嫉妬させる役割も負っているんだぜ。普通に萌えるキャラにしとけよ。
次に、生徒会書記のイケメン柔道がよろしくない。キャラデザがじゃっかん主人公とかぶってるし、言動もあまり面白くない。生徒会に入れられて以降、空気化しているし。そして、柔道部にはもっと強烈な鍋島猫美というキャラがいたのに、ちっとも有効活用していない。一人で済んでいたキャラの役割を二人に分割した結果、失敗した好例になってしまっている。要するにあのイケメン柔道は不要で、柔道部編では鍋島猫美と対決して生徒会に引き入れ、しかし全然仕事をせず卑怯な柔道部長のまま――という展開にしときゃよかったのだ。無理にキャラを増やして、キャラの印象もストーリーも薄まってしまった。
水泳大会編ではこの傾向がもっと顕著になる。水泳部の男二人、完膚無きまでに不要だ。なんで編集は指摘しなかったんだろう。無理矢理ないい話をねじ込んでる場合じゃないだろう。
規制対象ジャンル および キーワード (倫理機構より指示された対象から抜粋)
上記以外にも、意図とする内容やキーワード ( JC / JK / U18 / U15 など ) を含みます。
また、対象が追加されることがあります。
また、テキスト情報 ( シナリオ、セリフ、隠しキーワード、サークル名、ブランド名 などを含む )
だけでなく、画像 ( CG・実写を問わず ) も規制の対象となります。
これだと世界中の神話が『生徒会』と『車内わいせつ』意外全部引っかかりますね。
近親相姦のない創世神話なんて太陽神ラーくらいじゃないですか?
兄妹神イザナギノミコトとイザナミノミコトがきゃっうふふと近親相姦して妊娠出産。
そして、死んだイザナミノミコトはあの世でおぞましいなにかと複数プレイします。
え? やっぱり子供に悪影響を与えるから禁止?
きっと貴方たちがバカなのも、こんなくだらなくて有害で気持ち悪い日本神話を子供の頃から聞かされていたからなんでしょうね。
とりあえず規制に引っかからなそうなエロゲーを考えてみました。
これらのくだらない規制をクリアするもっとも楽な方法は、男を出さないことです。
男を出すだけでレイプ、逆レイプ、妊娠に引っかかる恐れがでてきます。
これを避けるため、女性と性行為を行う相手は道具がいいでしょう。
自らの意志を持たないただの道具であれば、
がクリアできます。
・主人公は私服の18歳女性(『ロリ』ではありません。あらゆる制服は『生徒会』を連想させる危険性があります)
・場所は青い空の下に地平線まで穏やかに起伏の続く緑の丘陵(部屋の中ですと『監禁』の可能性が否定できません。外にするべきですが他人がいると規制に引っかかる恐れがあるので無人とします)
・直径2m程の丸い球体が置いてあり、様々な形をした棒や道具が突き出ている。(巨大なバイブの集合体であり、なんの意志も知能も持たないただの物体です。『奴隷』ではありません)
・女性は球体にくっついているあらゆる道具を使って激しく楽しく自慰行為をし続ける。(女性は合意の上で妊娠の可能性のない性行為を楽しんでいます)
・球体は時折、青いどろどろの液体を噴出させます。(白い液体だと妊娠可能なのではないか、と勘違いされる恐れがあります。おむつのCMを参考に青く色をつけてあります)
・二人での性行為及び同性愛が規制されていないため、バリエーションとして女性をもう一人だすことは可能です。女性が三人以上になると『複数プレイ』のため禁止です。