遊びたいだけじゃん💦
どうせ金もないしキモいから他人からいい目で見られることはない、他人も社会も真っ当も知らんわ勝手にやらせてもらいます。にマインドセットすると、なんか辛うじて生きていける。強烈な希死念慮も最近来ない(ぼんやりとした死にたさはある)。人生無理バーに行っちゃいけないタイプの人生無理。
モテることはもういい。異性はもう知らん。何もわからん。でも誰かに認められることか、言語化できないけどその類への執着オバケに取り憑かれてる。そのくせ生存への執着がなさ過ぎて、選択肢に「死ぬ」が常に入ってる。大して仕事もしてない、誰かに良い影響を与えることもない、俺の思う品行方正に生きても、せいぜいなれても透明人間で、死ぬほど苦しい思いをすることは分かった。好きに生きても、結局KKOにコミットして周囲を不快にしていくのか。生きる意味とは。
真っ当に生きられる奴が羨ましすぎる。人間わからん。社会わからん。真っ当は辛うじて分かる、俺じゃないヤツだろ。せめて無能にも真っ当に生きさせてくれよ。
ヤングケアラーに注目が集まるのはいいと思うけど、子どもに介護のお手伝いをしてもらうことそのものが悪いように言われるのは嫌だなあ。
最近の学校ではインクルーシブ教育でお互いに苦手なことを助け合う取り組みがあって、時にはクラスメイトのケアをお願いすることもある。
ちょいとそこまでで、密になりそうなときは動けるところに行く(危機回避できそうな)ときはウレタンマスク。
出かけて帰ってきたら外して即洗うし、一回でも外したら替えるよ。
密になるかどうかわからない場合、長時間かも、誰かと喋る必要あるときは
いや、姪っ子はさっきまで、たしかに「ここ」に存在していたのだ。
姪っ子の皮膚の感触をまだ覚えている。
そこで私は思い出したのだ。
これは作られた夢であったということに。
この派遣型リフレのお姉さんは女性型アンドロイドであり、3万円で私に仮想現実サービスを提供してくれていたのだった。
客の脳内に直接、お望みの仮想現実を提供する夢のようなサービスである。
そうだ、そうだ、そうだった。
私はそれを望んで彼女をオーダーしたのだった。
あまりにも現実感があったため、ここが錦糸町のラブホの一室であるどころか、今までの自分の荒んだ過去を一瞬だがまったく忘れてしまったのだった。
最新技術の凄さに驚きつつ、私はラブホを出て帝鉄「錦糸町」の駅に向かった。
これぐらいなら傘をささずとも直ちに人体に影響はないであろう。
姪ドロイドとは姪っ子とメイドとアンドロイドを掛け合わせた造語であり、最近流行のフェティシズムであった。
あれを買えば仮想現実などではなく、現実に近い姪っ子がメイド姿で家で待っていてくれるのである。
ローンを組めばいいのだろうか、リボ払いならどうだろうか。
いや、その前に以前買ったムードオルガンを粗大ゴミとして処分する方が先であろう。
私は前の彼女との喧騒の日々を思い出しかけたが、それを姪ドロイドとの日々を想像して打ち消すことにした。
まず、購入したらちゃぶ台を挟んで姪ドロイドと会話をしたい、いや説教をしたい。
そして、姪ドロイドが「(泣)」姿を見るのだ。