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2008-06-26

mixiの非公開コミュで人気者になれたよ!

http://mixi.jp/view_community.pl?id=3411896

tってのが元彼なんですけれどね

痴話げんかでいろいろあったのですが

人気者になれてるらしいのでこっそり覗いてみました。

>>1 2008年06月08日 09:18 t

だからオレのとこに足跡つけるなっていってるだろ!

オマケ

某方の日記におめおめとつけたコメント

>「お前は自分のことばっかり」という人間の9割は

>本当は自分も他人も客観視できない人だと経験上みてます。

それがオマエだっちゅーねん

あー朝からムカッ!

2 2008年06月08日 09:41 m

tさま続かせてくださいませ

えーと

いつもしくじると実家世田谷だー帰りたいと嘆いてますよね?自分の居場所は自分で作るものだし、そんなんだから彼氏さんかなしむんじゃ?

え?何が起きたかしってん??的外れな上、いい加減上から目線いらつくわー

頭いいのかもだけど…たまには慎んでください!

おめよごし失礼しました!

5 2008年06月08日 12:26 t

m

そうそう

そのコメみてホント腹立ったんだよね〜

オレの日記に書いたコメントはそれへの言葉だったんだよね

6 2008年06月08日 13:23 m

クレバーだし刺激的な方で学ぶ事はあります。

でも時々まともに首絞められてしまうので……

バランスって難しいし日記も難しいと思いました。

悪口ではなくある種悲鳴だと解釈していただけたら幸いです。

優越とか劣等とかもういいんだよ…

ただ吐きたかったんですあの夜は………

7 2008年06月08日 21:20 t

>ただ吐きたかったんですあの夜は………

そうだと思っただすよ

だから最近あんましコメつけなかったりすんだよね

コメ返すのも大変な時ってあるもんねえ

8 2008年06月09日 11:42 m

ちょっちね今弱ってるのでありがとうございます

11 2008年06月10日 07:30 t

はるか前に一回レビュー書いた

オレの作った本のレビューをまた書くって何?

そんなことしたって

踏みに絶対いかないよ

キミの言葉はボクにはもう二度と届かないっていってるじゃん

覗きにもくるな!

12 2008年06月11日 10:56 t

あーとってもキモイ

人に死ねばいいとか言う前に

自分見直してこい

いわれた人が可愛そうだ

17 2008年06月14日 17:16 t

なんかもう変

気持ち悪い妄想まみれ

オレのマイミクにそういう変なメッセ送るの本当に気持ち悪

狂った心の狂った行為に

早く気づいたほうがいいのに

18 2008年06月14日 19:19 苺。蜜柑。鰻。 確かに、あれはひどいよね…

さすがの温厚な静岡県民のおにーさんでも腹立つよねー

19 2008年06月14日 20:47 may 困りましたねなんとも…びっくりいたしました……………。

20 2008年06月15日 10:10 tkエラーコミュにて・・・

●●●●星●

マイミク外し\(^o^)/アクセス禁止(゜∀゜)キター

厄払い成功(笑)

●●●●●人

アク禁になさったのに足跡おつけになられてるよ(笑)エラー

これって全然トピック関係無いよねぇ

オレが恒常的に読んでると思って

そこに書き込んでいるんだろうけど

目障り

つーか

そんな自分のイタさに気づかないなんて

哀れだなあ

まあ

全然意識してないでメッセリンククリックしちゃったオレがエラーなのは確かだけど・・・

しっかし

全く関わり合いを持たないようにしてるのに

こーいうトコに書き込みしたり

オレのトコからたぐっていったマイミクのトコにコメしたりされてると

かなり萎えますな

21 2008年06月15日 13:55 n

久しぶりに某エラー見に行きましたw

この人に限らずトピ違いみると、「日本語読めないの?」ってちょいイラっとくるんですが…

22 2008年06月15日 16:12 t

なんかまた妄想爆発してんじゃん

いいかげん

オレの表の日記の中の登場人物なりきり辞めて欲しいけど

まあ

関わるとイヤな気分になるのはこっちだし

ワタクシのマイミクさまも関わりあわないほうが得策かと思いますので

お気をつけくださいまし

ワタクシはきっちりマイミク削除アク禁しております

日本語が通じる方ではないので

念のため

23 2008年06月15日 16:41 m

なんか、あまーい罠掛け始められてるな。

まーあきらかに自分がさみしいゆえの行動なのがわかるので・・・

揺らぎませんし心は開きません。

おかしいやん。急にさ。

どーすっかなぁ。。。

24 2008年06月15日 18:54 t

まあ

その程度の策士ですって(笑)

あたらずさわらずの展開が吉かと

25 2008年06月15日 22:26 m

隊長!了解です

まあまた毒づかれる日はそう遠くない気もしますが

f^_^;

31 2008年06月17日 06:40 t

>うさ。

いやいや別にそれ自体はなーんてことないのよ

ちょっと驚いただけだし(笑)

ただ

「自分からアクセス禁止したのに、足跡つけてますよ(笑)」

って高飛車に書いてたのがイラっただけで(笑)

世の中の子ども全てが不幸であって欲しいって

願ってるみたいね

自分の言葉とは裏腹に

あの人が過ごしてきた人生

他の人の責任じゃないっていうのにねえ

なぜ周囲にあたるのかがわかんないのよねぇ

32 2008年06月17日 09:28 m

よこからすみません

この日記記憶にある??

家もそんな裕福じゃなかったけど

なんか

へぇ??

って読んだんですよね。

そゆことだったんだぁ……

エラーは探すの大変でしたが見ました。

あのトピックなんですね…

お怒りはごもっとも………

33 2008年06月17日 09:36 t

今日の痛恨

受信拒否してなかったら

携帯メールが着ちゃった

あー

気持ち悪い

こういう狂ったメールを次から次へと思いついて

送る神経がイヤ

曰く「巻き込まれたマイミクがかわいそう」

って

ワタクシはなーんもいってもしてもいませんが

どこかでなんか起こってるんですか?

34 2008年06月17日 10:30 n

tさんに仲間外れでさらし者にされた私をみて楽しんでいただけましたか?(笑)

日記tkさんへのラブコールを書いたのでよかったら読んでね

届かないあの人にも教えてあげてくれたらうれしいです

…って昨日メッセージがきました。

痛々しいなぁ、と苦笑。

もちろん面倒なんでほっときましたよ。

でも、若干楽しんでる私が一番たち悪いな…(^ω^;)

親からの愛を理解しながら育てられた私の日記読んだら発狂しそうだなぁ。

35 2008年06月17日 10:58 i

なんだか彼女は少し病的・・・・・。

ミクシイだけのつながりですが・・・・

それでも怖くなりました・・・。

おそろしや・・・・。

36 2008年06月17日 11:52 m

怖い…ですよね……………

標的になる率が高いので余計最近怖いです

tさんに何がしたいんだろー

本当疑問です。

携帯拒否してゆるりと安心生活に戻ってくださいね

(^-^;

37 2008年06月17日 13:03 t

>n

えーっ

またニシヤンのトコに変なメール来たの?

ごめんね

ワタクシが不徳なばかりに

イヤな気分にさせちまって・・・

思い切り無視しといてくださいまし

38 2008年06月17日 13:05 t >i サン

そうだよね??

すでに怖いって感じ

だいたい

オレに仲間はずれにされたってどーいうことよ

って聞いてみたいけど

きっとマトモな答えは返ってこないから

スルー推奨(笑)

39 2008年06月17日 13:07 t >m

そうそう

mのとこってカキコミあんだよね??

だからコミュつけづらくてさ

ごめんね??

40 2008年06月22日 10:19 t

やっぱりかぶせられました

マイミク日記コメントすると

必ず並べられてイヤなんだよね

だから最近コメントつけづらくてさー

困ったこっちゃ

41 2008年06月22日 22:28 t

新たな標的を見つけてくれたみたい

やったー!

ただ

二次元系のお方みたいだけど(笑)

あーよかった〜

あの人

会社のパソから100ページも表の日記読んでたから

かなり怖かったのは内緒です(笑)

42 2008年06月24日 01:41 m

日記の書き方悪かったか

( ´∀:;.:...

43 2008年06月24日 08:18 t

なんか気分のトゲを感じるコメつけてくるんだよね〜

44 2008年06月24日 17:33 m

家族ネタとか。。。。悩むなぁ。。。

気にしてたらなんもかけんし・・・・orz

46自分のコメント削除する 2008年06月25日 22:50 増田

はじめまして

ここってこういうコミュニティだったんですね

あの、私も書いていいですか?

日記書いたんですけど

好きな歌手を応援したくて書いたのに

否定的なコメント付けられて困ってます

47 2008年06月25日 22:53 t

どもども

いっらっしゃいませ〜

読みました読みました

あれはコメント返しづらいですよねー

空気読めない野郎の多い事(笑)

まあ

かる〜く流してやってくださいまし〜

49自分のコメント削除する 2008年06月25日 23:00 増田

なんか、

皆さんは一人の方の話をずっとされてるんですか?

そんな痛い人がいるんですか?

50 2008年06月25日 23:25 t

いるんです

それが(笑)

ちょっと危ないから踏まないように

気をつけてね〜

51自分のコメント削除する 2008年06月25日 23:45 増田

え?そんなすぐのところで

こんなこと書いて大丈夫なんですか

52 2008年06月26日 00:36 m

わたくしマイミクきられましたよ(苦笑)

その後足跡もなし。

以上報告まで

53 2008年06月26日 01:33 k

>tにーさん

えぇえぇぇえぇ

つけてくっさいよ

気が引けるのはわかりますけど…

何か実咲の場合で言うと、例の元カレが共通のマイミクに先にコメつけてたら、書くに書けないような、書きたくないような、そんな感じですかね

54 2008年06月26日 08:33 i

報告!

私も今メッセきてまいみく切られました…

55 2008年06月26日 18:16 tk

>増田 サン

いや

大丈夫じゃないし(笑)

なんかここのメンバーでロムって相手に報告してる人が

いるみたいですよ

素敵なお話じゃありません?(笑)(笑)(笑)

56 2008年06月26日 18:18 t

>m

今後二度と変なメッセこないようにアク禁おすすめいたします

8471484

これこれ

57 2008年06月26日 18:19 t

>k サン

うーんすまぬ

だいぶ離れたら登場いたしまするよ

カカカサンってあの人とマイミクだっけ?

58 2008年06月26日 18:22 t

>iサン

よかったじゃんかー(笑)

まあ今後は気楽にやってみませうよ(笑) <<

一つのトピック丸ごと使ってもらえたよ!www

ひゃっほう!

2008-06-23

 理由を訊かれても答える準備がない。誰にも伝えたいことはいつも何もなく、ただ何もないなりに理解されることに飢えていて、だけどそれ以上に怯えている。何をいっても分かってもらえない、と弱者いいわけをする前に、何をいえばいいのだか分からなくなってしまう。私の不安、私の不満、私の不幸、私の甘え。「だけど、それがどうかした」現実を突きつける言葉の前にいつも口をつぐむ。どんなことも大したことがない、という事実を知っている。

 私は知っている。感情を殺すということを。

 私は知っている。目をつぶるということを。

 私は知っている。無関心の心のありさまを。

 そうしてそれが大した苦痛ではないことを。

 いつも、思う。耐えきれないと口にするから耐えられないのであって、耐えきれないと口にするまでは黙って頑張って耐えていけばよい。嫌だと思う感情と、それを抑え込む心とを別のところへしまってやれば、耐えきれないと感じる問題も実はさしたる苦痛ではなくなってくる。

 それが危うい意識操作であることを薄々は知っていながら、でもいつも、どこで音を上げて、どこで助けを呼べばいいのか、どの時点で悲鳴を上げ、どこまでいけば他人の手を借りていいのだか、私は分からないのだ。どうしたのと訊かれたって、いったい何が嫌で、どうしてほしいのか、そういう主体性と自主性を持った明確な主張ができず、明確でないしどろもどろの、ぐずついた訴えはするだけ邪魔くさいから、すると私はやはり、何もいえなくなってしまう。卑怯だと思う。

2008-06-22

http://anond.hatelabo.jp/20080622213522

人間の本性に対するどうしようもない遣る瀬無さを、

感じさせられずにはいられないのだ。

ほんとう。

カトウはあらゆる意味弱者だった。

経済的にも社会的にも。あとは、コミュニケーション弱者でもあった。学校の中で友達の多いか少ないかで決まる格差社会、と斉藤環氏が書いていたやつだ。

そういうありとあらゆる格差の中での弱者側だった。

弱者社会ストレスを吸収させられている。そいつらが吐き出すのは個人のストレスじゃない。社会全体が彼らにかけている負荷に対する悲鳴だ。

カトウだけじゃないはずだ、あんなに苦しんでいるのは。

いまもたくさんの人が苦しんでる。

それってなんだか同時テロを思い出してしまう。

社会全体で弱者によっかかって生きること。

そしてそのストレスを、わずかな違いによって弱者たることを免れた者たちが黙殺し、あるいは弱者だけになすりつけ、ネタにして騒ぐだけで流してしまうこと。

人の痛みがわからない。

2008-06-13

http://anond.hatelabo.jp/20080613083955

舌足らずなところがあったので補足すると、

俺にもずっと仕事があって、今の時期は特に忙しい。妻は、前は俺より仕事がキツかったので、

それで家事育児を俺が主にやるようになった経緯があるんだけど、最近になって休職した。

ところがそうなった今も、ほとんど惰性によって、家事は俺が要所要所をずっと続けてやっている。

具体的には、炊事、買い物、金の算段、子供の登園、病院、寝かしつけ、あとゴミの始末やら何やら。

妻には毎日、掃除洗濯、あと午後遅くからの子守などを、やってもらっている。

このところ妻とケンカが絶えないのは、

あたらしく家事配分を変えなきゃいけないのが、上手に移行できず、

そのあいだに昔の、「あのときあなたはああだった」みたいな古傷を持ち出したりして、

いい大人が、近所迷惑を顧みず、朝から罵りあいになったりする。

妻は妻で、体が弱いところを、よくがんばっているし、きちんと感謝の気持ちを伝えていないのは、

俺の至らないところで、反省しないといけない。

俺ばかり良い顔をしてると妻がいうのも、よくわかる。

ただ、元記事に出ている、男女の家事参加率が2:1に固定されてなかなか動かない、

夫婦どちらかが「家事の司令塔」になってしまう、というのは、

俺が一番困っているところで、ここらへんは記事でも、

結局、「人それぞれ」、「おたがい理解しあって、よく話し合いましょう」とかなんとか

即効薬はないようだった。

とにかく、ちょっと愚痴りたかっただけなんだ。

女はこれだから嫌だとか、俺様家事仕事もがんばってすごいだろうとか、

何だとか社会批評の類をするつもりはない。

小市民である俺が、なかなか生きていくのは大変だ、とピイピイ悲鳴をあげただけなんだ。

また前向きに、今日からがんばるよ。

2008-06-07

[]そしてニートになった

5/1に内定取り消しした会社と会ってきた。和解金で決着をつけた。

5月中までは積極的にエージェントと会ってきた。

しかし心が先に悲鳴を上げた。今まで言ってなかったが、自分は統合失調症という病気にかかっている。

その統合失調症が悪化した。薬の量が増えた。

医者からは就職活動をやめた方がいいと言われた。

友人たちにも相談したが、一旦休養を取った方がいいとみんなに言われた。

というわけで家を引き払って実家で静養することにした。

しかし再出発は厳しい。実家四国なので求人はおろか、大阪面接に行くだけでも交通費が大変だ。

東京に行こうにももろもろの事情で家を借りるのすら大変だ。

もう人生をあきらめかけてる。生きていく道は障害年金パートくらいしかないだろう。

将来は生活保護が待っている。

それでも生きていけるだけマシと思うしかないか。

誰か教えて欲しい。この最悪の状況を抜け出す方法を。

2008-05-24

非モテは今すぐ腹を切って死ぬべき

(^^) . 。o O(今日非モテについて書く

ホッテントリ(Hot Entry)メーカーhttp://pha22.net/hotentry/

でつくった非モテ記事のタイトル

これで不人気記事しかけないあなたも、はてな界だけでは大人気!!

非モテは今すぐ腹を切って死ぬべき 254 users(推定)

ニートの19歳女の子非モテの話をしたら泣かれた 249 users(推定)

非モテ好きの女とは絶対に結婚するな 185 users(推定)

■ 平等主義は何故非モテを引き起こすか 124 users(推定)

■ ドキ!丸ごと! 非モテだらけの水泳大会 117 users(推定)

非モテに見る男女の違い 97 users(推定)

■ 一流職人も知らない非モテ秘密 88 users(推定)

報道されない「非モテ」の悲鳴 現地直撃リポート 80 users(推定)

セックスと嘘と非モテ 67 users(推定)

ジャンルの超越が非モテ進化させる 53 users(推定)

非モテ情報をざっくりまとめてみました 41 users(推定)

非モテはなぜ失敗したのか 28 users(推定)

非モテを極めた男 23 users(推定)

■ 図解でわかる「非モテ」完全攻略 21 users(推定)

非モテはもっと評価されるべき 13 users(推定)

非モテ人気は「やらせ」 13 users(推定)

■ 5年以内に非モテは確実に破綻する 11 users(推定)

非モテが嫌ならソープへ行け 10 users(推定)

■ なぜか非モテ京都で大ブーム 3 users(推定)

非モテ論 3 users(推定)

非モテは腹を切って詫びるべき 2 users(推定)

オレは「ドキ!丸ごと! 非モテだらけの水泳大会」を読んでみたい。 

2008-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20080417224726

市原さんを送れと言われたものの部屋の場所を知らないわけで本人の横を歩いてついて行くほかなくその本人がどうみても飲み過ぎでふらふらとしているという状況でこれは帰り着けるのかなあと心配したのですが案の定コンビニ脇の小さな公園にさしかかったときに立っていられなくなって入り口看板にすがりつきええとね増田君言いたい事があるんだけどという市原さんの台詞の続きを待っていたらええとええとと繰り返した後にごめんやっぱり気持ち悪くなったと言って公園の脇の公衆トイレへ突進して行ったのでこりゃ大変だと追いかけるとバッグやら上着やらが滑り落ちて転々としていたので拾い集めつつトイレへ行くとけろけろと戻しておりしばし背中をさすって助けていたのですが充分に戻しきったらしく落ち着くと水で口をゆすぎたいというので水飲み場へ行ったのですが出てきた水が非常にカビ臭く悪いけどミネラルウオーター買ってきてと息も絶え絶えに言うので目の前のコンビニへ行って買ってくると象をかたどった滑り台の根本で膝を抱えて座り込んだ市原さんがごめんねありがとうと言って受け取った水をごくごくと飲み干しているときにそういえばさっきの言いたいことってなんですかと聞いてみたら盛大にむせたのでああすいません後で良いです後でといったらとてもほっとした顔をして立ち上がり歩き出したので荷物を持ってついて行くとええとあのことだけどやっぱり今日は言うのをやめとくわ気にしないでといわれてはあわかりましたとか言いまたしばらく行くとふと立ち止まって空を見上げるので何かと思ったら月が出ており二人で数分眺めていた後で私の部屋ここよとその背後のアパートを指さされたので玄関までついて行ってああ荷物ここに置いておきますねと顔を上げた瞬間スリッパを履き損じた市原さんが前から振ってきて後頭部がこちらの額にしこたま当たったかと思うとさとこちゃんが悲鳴を上げており落ち着いて落ち着いてどうしたのさとこちゃんと声を掛けたらあーあーだいじょうぶまた怖いおじさんに首しめられるのかなとおもったのというのであまりの境遇に大丈夫ですよ今は安心して良い場所なのですご飯食べますかと聞くと食べる食べると元気な声になったのでほほえむとインタホンが鳴ってまたびくりと体をこわばらせたので私もおっかなびっくり玄関へ出て行くと両隣の住人が心配そうな顔でどうかしましたかというので困るとさとこちゃんが私の陰から顔だけ出してごめんなさい転んじゃって大声出したのとさらりと嘘で説明しあらこの子はどなたという話に当然なったのですがええと僕の彼女の娘なんでそのうち娘になりますが訳あって匿っているのでできればここにいる事はご内密にというとまあよくわからんけどあんたの頼みならねえと納得してくれたので普段の近所づきあいは大事だよねえと思いながらお騒がせしました失礼しますとほほえみながらドアを閉め私の袖をつかんでいるさとこちゃんをそのままキッチンへ誘導して箸を渡して袖を放してもらいご飯を食べさせたところ少し野菜炒めが塩辛いとクレームを出されたもののたくさん食べてくれたので安心してソファーで食休みをしていると目の前にしゃがみ込みじいっと私を見るのでどうしましたと聞くとなんでもないと言ってベッドへ行きど真ん中で毛布をかぶって丸くなってしまった。つまりソファーで寝るわけですね私。

2008-03-26

[]わたしは『戦うアルジャーノン』という者です。 その二

こんな感じで10通もきてるんだ。読みたい奴いたら続きをアップするよ。

これにグラフ画像(多分新聞の切り抜き)が添付ファイルとして5枚貼り付けてある。やりすぎだ。

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グローバル化競争社会構造改革に対する疑問。

最近自殺殺人の横行はグローバル競争社会アメリカ型の投資金融の自由競争市場原理主義において負け組奴隷化、野垂れ死の危機に達し、絶望した人達悲鳴だと思います。

投資金融に興味のない庶民にとっては理解不能のステルス的な社会の変革です。

問題は、それをテレビ等のマスコミがほとんど問題提起することなく、又、国民もほとんど気にしないで、投資にあけくれたり、日本国内における産業(仕事お金)の奪い合い競争を無為に続けていることです。

政府国民に、世界全部がアメリカ競争社会に変わって行くグローバル化の闇や負の部分を公言、広報して注意喚起しないでいるせいで、政府は年1万人、10年で10万人の自殺者大量生産し続けています。(1998年よりの自殺者増加分)

10年前の1997年より日本アジア通貨危機から始まった金融投資経済、産業のグローバル化競争(政治経済、産業の支配者層の、半分やらせの出来レース)に巻き込まれ、経済、産業、社会の混乱状態が続いています。

現在セレブ盛況の裏側での弱者の野垂れ死にの現状の『グローバル化競争社会』を問題提起するのが禁句にでもなっているのか、庶民に伝わってくる現状の異常とその原因を伝えるジャーナリズムが少ないです。

弱者、庶民は現状のグローバル化社会における政府経済社会問題に対する理解、認識が欠落しており、仕事お金の奪い合いの世界競争の中で、政府にたいして救済もされず絶望して自殺、野垂れ死に、犯罪、殺し合いの共食い状態を続けています。

グローバル化競争社会の原罪、構造(金融)改革の目的アメリカ型自由競争市場原理至上主義の投資金融支配社会における格差と世界恐慌危険性を正しく国民認識させるとともに、きっちりとしたセーフティネットを設けて国民弱者を守るともに、再起可能社会を構築すべきです。又は、高税率の福祉国家とすべきであると考えます。

(1998年以降の国の異常を単なる不景気と片付けて、国民を惑わし混乱を作り、株や投資で儲けているセレブ政府官僚、又、旧来の既得権益でのさばる公団、公共事業主や、政府とつるんで新たな既得権益を得た公共事業補助金成金インサイダー投資家を、10万人を殺した大量殺戮の罪で訴えてやりたい。)

地方、現場労働者不景気感が拭えない割に日本経済GDPは伸び続けています。が、政府が政策と税政を誤っているせいで、日本国内の庶民の実体経済を細らせ、金融投資経済お金が流れ込む様に優遇しているせいで地方、労働者経済が細り、ひいては国全体の景気回復も進まないのです。又、ワーキングプア貧困層も発生させ続けています。

政府投資家企業が本来庶民が生産、消費で行なう経済活動(実物、実体経済)を細らせておいて、金融投資経済お金を集めて海外投資に熱を入れているようですが、金融投資で儲けたお金を地方や労働者還元して庶民の実体経済を太らせるのを忘れているせいで国内経済の活気が本格的に戻らないのを彼らは気付いているのでしょうか?

日本の地方や労働者層が不景気なのは彼らのセコさ狡さが原因です。

金融投資主体の社会利己的、独善的であり、官僚公務員行政主体社会と同じくらいモラルに欠けたもので、信用に足りるものではないと思います。

彼らに任せておくといたずらに国民を苦しめて国を滅ぼしかねません。

株価、為替、金利相場、配当等の投資金融経済だけが経済ではなく、経済を回し、社会を発展させ維持、管理、保護し続ける原動力は、何も効率重視の投資ではなく潤滑、バランス機能も兼ね備えた課税とその交付によって成されても良いのではないでしょうか。

グローバル化競争によって膨らみ過ぎた金融投資経済に対する十分な課税と、厳重な利権監査と課税のシステムを整えたうえでの、国家による非営利目的の福祉事業や社会保障(富の再分配)の交付、公共事業(社会投資)や補助金の交付によって経済、産業の成長戦略社会経済の安定が行われる、課税と税の再分配による共産性や社会主義性を取り入れた国政でもよいのではないでしょうか?

特に少子高齢化の現状では、無理な利益追求をおし進める投資社会より、高税率の共産的福祉社会の方が日本にはあっていると思います。

本来庶民が生産、消費で使っていた分のお金税金で集めて共産的に公共サービスや福祉、社会保障で使っていたお金を、富裕層企業が減税、補助金で吸収し、海外投資等に使って儲けてバブル状態となり、庶民は生産、消費で使用できるお金の量が年々減って貧困に至ったり、必要な公共サービスや福祉、社会保障を受けれなくなっていると疑います。

又、企業の高業績や投資の配当が好調にも拘わらず国全体としての政府発表個人消費が思った程伸びないのは富裕層は飽食気味で、貧困層は欲しくても買うお金が無いという事ではないかと推理します。

課税対象、課税方法を変える事によって国民生活の為にまともな経済バランスをとる事を政府に提言します。

現在投資金融経済主導の社会で今の税政だと投資金融経済社会に及ぼす影響と支配力が強く、弱者仕事(産業)と財(不安定な低賃金非正規雇用生活によって疲弊)を奪われ失業、貧困に至るとともに投資家企業投資金融経済お金が溜め込まれるシステムになっています。

バブル状態の投資金融経済から税金を取って弱者貧困層還元したり最低賃金規定を設けて給与を上げてあげないと縮小している労働者層の経済は萎んだままで弱者貧困層の消費はいっこうに上がらず国内全体の経済社会の活気は戻りません。

株主利益追求、高配当の為の労働者非正規雇用化以外にもグローバル化競争の為、産業の衰盛が地域、業種で激しく、それにともない労働力の需要も地域、業種で変動が激しく労働者正社員よりパート派遣雇用する企業が多いです。

グローバル化競争の為に企業は産業の衰盛に素早く対応しなければならずこれからも流動的な労働力としてパート派遣社員を便利な使い捨て低賃金労働者として利用し続けるでしょう。

企業の都合で一生をパート派遣雇用で生きてゆかざるを得ない人達がかなり発生する訳ですが、彼らの未来、将来のことを何も考えていない企業任せで、このまま彼らを便利な使い捨て低賃金労働者として利用させ続けて良いのでしょうか。

将来的な国力の衰退( 人口減少、人材不足)を考えた時にパート派遣労働者低賃金奴隷アルバイトではなく非正規雇用準社員として捉え、パート派遣社員でも結婚して家庭が持てる様にパート派遣社員の権利を保護、育成してあげる必要があると考えます。

同一業界内での最低賃金の規定とその保護やアップを勝ちとる為の労働組合の設置、福利厚生システム(労災雇用保険厚生年金交通費の支給、作業着等の備品の支給、育児介護の為の有給休暇)の設置と補助義務の規定、正社員と同じ労働基準法の適用、派遣元会社の中間搾取の監視と禁止規定を等を設るべきです。

この過激な競争社会のなかで安価低賃金労働者として必要以上に買い叩かれ、バブル金融投資社会のなかで奴隷的立場になっしまっているワーキングプア人達人権を、同じ国の現代社会人の一員として守ってあげる必要があると考えます。

現在労働者層のワーキングプア問題は日本不景気だから労働者失業するのではなく、グローバル化競争社会における投資金融の高配当目あての高収益化を目指した労働者低賃金化とリストラによる失業問題なので、賃上げ要求することは恥ずかしいことではなく労働者の権利だと思うべきです。

現在、貧し過ぎてまともな現代人の生活が出来ていないワーキングプア労働賃金アップによる貧困層の消費拡大による日本全体の景気回復や、貧困層結婚子育てを賃金アップにより推奨することにより将来的な国力の維持(少子化問題、人材不足等の解決)を考えるべきです。

これ以上、投資家富裕層による投資が過熱することは国力低下につながります。

彼らバカは優秀な人間企業にただ、たかって投資すれば大儲けできると考えているだけです。

日本円が高いことをいいことに、安い途上国企業や人材や労働力投資でたかれば高効率の配当や売買益を得られると無責任に考えているだけで、日本国内の労働者や地方の実体経済や庶民生活の細り具合が目にはいらず、自国の将来的な国力低下に気付いていない。

さもなければ今だけ儲かっていれば本国である日本が将来的にどうなろうとも気にもせず、夕張市公共工事にたかっていた建設業者や市職員みたいに国が傾いたら海外移住でもするつもりの無責任な人々なのではないしょうか。

日本貧困層の生活を保障したり、奴隷ワーキングプアを学ばせたり教育させたりして、将来を担うべき層の厚い人材を確保する考えのない、想像力の足りない愛国心ゼロ寄生虫的バカ投資家のせいで、将来的に日本海外に比べて人材不足に陥ることが予想され、日本未来が危なくなっています。

人は育てなければ育ちません。企業労働者競馬の馬でも家畜でもありません。

投資家は一人で育って優秀になったつもりなのでしょうが、本当はかなりの思いやりある人と運に恵まれて投資に対する知識や人間性を形成してきた筈です。それと同じ様に、庶民も社員も周りの人間社会に支えられ、学びながら成長していきます。

グローバル競争社会において投資により、その庶民社会をぐちゃぐちゃにして庶民の生活を破壊し、放ったらかしにして成長を妨げておいて、能無しの奴隷家畜としてたかっているのが利己的なバカ投資家です。

もし、日本の支配者層としての自負があるのなら、人材育成や教育社会維持に対する考えを持ち、庶民を含めた日本の将来を担うべき人材を育てあげたり、社会維持のための納税や投資を惜しまずに、日本未来に対しての責任を持つ考えを持って欲しいものです。

1月7日NHKクローズアップ現代」ので、グローバル化による金融投資経済の1京6000兆円(実体経済の3.2倍)にのぼる膨張とアメリカサブプライム問題による先物投資過熱と原油価格高騰、アラブロシアによる投資支配戦略によって、アメリカ投資による世界支配が揺らいでいる現状をスクープしていました。

国内外の金融投資お金をかき集め、それを一斉にファンド等々にして世界にばらまき、発展途上国等や先物商品投資することで、他国、企業労働者の実体経済にたかるアメリカ金融投資による世界支配の実態と、投資の配当等による収益や、投資対象(住宅等)の値上がりをあてにしたローン等によるアメリカの大衆消費促進経済限界を問題提議し、世界におけるアメリカ投資金融支配社会の信用低下をスクープしていました。録画等があったら是非見て下さい。

日本にはアメリカみたいに、金融投資により他国(企業労働者)にたかり、その配当で豊かに生活を送る海外投資による大衆消費社会に変えることが出来る国力はありません。

日本アメリカと違います。日本円はドルと違い基軸通貨ではありませんし、低金利政策です。お金は発行されず国内外で流通する円の総量は一定です。それを証券、債券等により、見せかけのお金を増やしてファンド等々により海外投資して他国にたかろうとしているのでしょうが、バカ投資家連中はその元になる投資の資金を地方や労働者層に求めて彼らを苦しめつつ地方交付税の削減や、労働者低賃金化や、配当課税の減税によって得ているのです。

投資家企業は焦って利己的に利益追求や保身にはしらずに国民全員に還元すべきです。いずれ途上国通貨切り上げによって円の価値は下がります。その分の保険としての海外投資なのでしょうが、通貨切り上げ、切り下げは国家間での話し合いなので、投資をしていない庶民に還元することで通貨切り上げ幅を小さくする容赦を途上国に提案するべきと考えます。日本金融投資経済に課税する事で途上国の溜飲を下げるとともに国民生活の為にまともな経済バランスをとる事を政府に提言します。

途上国の輸出攻勢により現代先進国では失業者が必然で発生する為、関税を失業保険生活保護費に当てる考えも必要です。

2008-03-14

[]

マリンジェットドリルつけてあたごに挿入してあたごの中に大量の海水をぶちまけたい

ビービー鳴いてるあたご悲鳴を聞きながら何度もあたごの膜を破ってみたい

自衛隊に助けを求めるも迅速な対応で逃げられて涙目になってるあたごを見てみたい

「1500億のくせにここはずいぶん弱いんだな」と卑猥な言葉浴びせながら

あまりの絶頂ぶりに油をダラダラ流しながら激しく燃え上がるあたごを見てみたい

2008-03-13

宇宙一詳しいデビルマンのあらすじ 3/4

http://anond.hatelabo.jp/20080313111227←この続きです

0.59.25 国同士が戦争を始めたというナレーションで、黒髪のアップ。一言で世界戦争開始です。

0.59.45 ヒゲ職場農業試験場らしい。もうすぐ刈りいれ時の稲穂を見つめるヒゲ。さっき見た田んぼ稲刈りが終わってたんですがね。

1.00.00 黒髪が重箱を持ってくる。

1.00.10 重箱の中身はおせち料理

1.00.40 ヒゲ愚痴。誰も仕事にこねぇよ。

1.00.45 稲刈りセットを両手に抱えて、黒髪が「手伝いますよ」え?鎌で稲刈りするの?まあいいけど。ものすごーく広大な田んぼですよ。

1.00.55 稲刈り開始。

糞台詞開始

1.01.00 ヒゲが左にいる黒髪の手元を見る。腕にはうろこ状のアザがある。黒髪が空を見上げて「ほわーん」。

1.01.20 で何事もなかったかのように下を見る黒髪。

1.01.25 ヒゲ、立ち上がる。「俺は変わらないよ」と棒読み。やる気が無いのは分かるけど大人なんだからギャラの分の仕事をしようよ。

1.01.35 黒髪、ヒゲを見上げて「・・おとうさん」 

1.01.50 一人うなずくヒゲ。糞台詞終了。

1.02.30 帰り道。いつものショッピングモール警官が徒党を組んで一般市民を射殺している。黒髪がヤメローと言いながら止めに入る。ニ三発蹴っただけで警官逃走。

1.02.35 上の階から下の人たちをパスパス射殺している警官がいる。

1.02.40 ヤメローといいながら黒髪ジャンプっていうか釣られてるね。びよーんと。

1.02.45 ヤメローともう一度言う。

1.02.55 その警官は銀髪だった。黒髪が歩み寄りながら「生きてたのか」 銀髪「サタンだからな」(←隠れ糞台詞)

1.03.15 なぜかミサイル爆撃される。銃をきちんと両手で持って銀髪が逃げる。サタンのくせに徒歩。

1.03.40 ボブニュース外国日本デーモン国家と認定して、ミサイル攻撃開始。日本もこれに反撃。戦争が始まりました。とボブ。ボブ、カンペを見る視線が怪しすぎる。

1.03.50 団地ロケット花火が打ち込まれてるようにしか見えないけど日本空爆されてるらしい。

1.04.10 数分前まで気味が悪いといっていた怪物ストラップ携帯につけたヒロインと黒髪が自宅でいちゃついてる。戦時中にそんなことしてていいのか?と思うが、「(戦争がどうなるか)わかんないよ」という黒髪の台詞で妙に納得。等身大演技って奴ですね。この国が戦時中だって言う設定もあっという間に無かったことにされる悪寒がビシビシします。

1.04.25 私の質問に答えて、とヒロイン

1.04.45 会話のキャッチボールがなってないのでこっちで二人の会話を要約すると、ヒロイン神様はすぐ傍にいる、と信じてて、黒髪は信じてない、と。

1.05.00 二人がいちゃつく。外では今も空爆

1.05.40 「あたし達生き延びられるのかな?」「世界が滅びたって俺がミキちゃん(ヒロイン)を守る!」と意気込む。なんだか、論理矛盾がないか?と思うのだけど、ヒロインは満足そうな顔で黒髪を見つめているので、この会話は奴らのペッティングの一つなんだと気付く私。

1.05.45 例の六階建てのビルからデーモンが脱走したらしい。建物の五階までしか画面に移さないという小技のおかげで建物が何階建てかを見せない、ってさっき六階建てって見せたのに効果が薄いよ。

1.06.15 逃げたのはツトム君だった。ドブっぽいところを逃げる。さっきの実のシーンと言い、ナスは逃走=泥だらけで濡れるというイメージしか持てないらしい。ツトムの目の前にミーコが到来。ツトムとミーコが見つめあい、横穴(下水道)に駆け込む。二人が出会って下水に逃げ込むまでの間、特捜部隊の乱射はストップ。

1.06.40 ショッピングモールにたどり着く二人、物が散乱している、共に疲労困憊、へたり込む。後ろには死体らしきものもある。【この二人はホント、健気に演技をしています。あと、ショッピングモールはもう飽きた。】

1.07.00 ツトムが空を見ると遠くの町が燃えている。「おねえちゃん、どこへいくの?」 ミーコはきゅっと表情を締める。

1.07.20 深夜、ツトム(死んだように寝てる)を背負ったミーコがヒロイン宅の前にいる。

1.07.25 ストーカーヒロイン宅を覗き見。ミーコとツトムにも気付く。

1.07.35 ミーコは躊躇ったのち、ヒロイン宅から遠ざかる。

1.07.45 路地裏に入ろうとするミーコの後姿にヒロインが声をかける。

1.07.50 「ごめんなさい」泣くのをこらえながらミーコがツトムを降ろす。

1.08.05 「あたしはデーモンだからどうなってもいいの。でもこの子は人間なの。お願い、助けてやって。」と地面に倒れこむようにミーコ。ここでも血反吐を吐くような演技を見せるミーコ。萌え。。。今は亡きトルシエが「小野が11人いたら・・・」という台詞を残しましたが、「ミーコが11人いたら」って気分です。別に原作を死ぬほど読めってことじゃなく、人並みの想像力を駆使して、納得できる演技をして、自分の情熱をぶつけてほしいのですよ。特にクロギンコンビと、ナス夫妻。

1.08.15 ヒロイン、もじもじしてる。ミーコ、ついに嗚咽。そりゃぁ泣くよ。泣く。緊張の糸が切れた、と一言で言ってもさ、演技してみろと言われてきちんと演技できるのが役者です。みーこ萌え。。。

1.08.20 ヒロイン、ぐったりしてるツトムを抱きかかえて「とにかく中に入って!」

1.08.25 瞳に涙を浮かべ、うるうるしてるミーコの顔のアップ。ヒロインの後姿を見つめてる。

1.08.35 家の中。黒髪がツトムを抱きかかえてくる。風呂に入ったらしくこざっぱりしている。そんなもやしっ子にうちのツトムを抱かせてお父さんは心配ですよ。

1.08.50 ヒロインの部屋に入る。ヒゲ妻、ヒロイン、ミーコが既に座卓を囲んでいる。爆弾おにぎりが山のように積んである。一つを取って頬張るツトム。

1.09.00 その姿を見つめるミーコの手にも爆弾おにぎり。頬張りながらツトム「おいひい・・・」ヒロイン「私のお父さんが作ったお米だよ。」どうでもいいじゃないか。とおもったら隅っこにヒゲがいる。コクヨロングランデスクに腰掛けている。

1.09.10 お父さんお母さん、ちょっと、とヒロインが階下へ両親を誘い出す。

1.09.25 緊急家族会議は数秒で終了。二人をかくまうことに。ヒゲ妻の演技がくさすぎ。

1.09.40 部屋に残された三人、黒髪「君はこの子を助けたんだな。俺は君を偉いと思うよ」ってあんた何様?という感じでミーコが黒髪の方を向く。というのは嘘で「ありがとう」とミーコ。ミーコ世渡り上手。

1.09.50 ヒロインが部屋に駆け込んでくる。「ここに居れるわよ」と、ら抜き言葉です。嬉しそうに見詰め合うミーコとツトム。ホントに嬉しそうだよ。良かった良かった。

1.10.20 深夜になる。ヒロインの部屋で雑魚寝をするのはツトムとミーコとヒロイン。ミーコがむくっと起き上がる。

1.10.25 自分のパジャマの袖を捲くるミーコ。それに気付くヒロイン

1.10.55 ヒロインの化粧台からコンシーラー(?化粧には詳しくないので良く分からないのだけど)を取り出し、自分の腕に塗りつける。ミーコはデーモンに侵された醜い腕を隠したかったのだ、って絶対に無理。人並みの想像力があれば絶対に無理ってわかる。この子も分かってたはず。絶対無理なことを何でナスは強要するのか。意味わかんねぇよ、ナス夫妻。でも、真面目な顔して演技をするミーコ。

1.11.00 ヒロイン「何してるの?」って見れば分かるよ。ミーコ「ごめんなさい、私」とおびえた演技

1.11.15 ミーコ「私、人間じゃないのにバカみたい。」ヒロイン川本さんは人間よ」ってなんか主従関係ができてるよ。

1.11.25 さっきまで深夜だったのになぜか朝焼けヒロインがミーコを座らせる。

1.12.00 ヒロインがミーコに化粧を塗ってやる。ミーコの表情がミーコの心をしっかりと伝える。始めはちょっと下を見て、そのあとじっとヒロインの方を見つめて、塗り終わったあとにヒロインが鏡の方を促して、ミーコが鏡を見る。ヒロインは最初からアイドルスマイルフルパワーって感じなんだけど、ミーコが躊躇いがちに、少しづつ笑顔になる。

1.12.05 そして一言、「牧村さん、キレイっていいね」で、いきなりミーコがイイ笑顔。ってナス!こんな台詞持ってくるな!そしてこんな演技指導させるな!この映画のミーコとススムに関しては好き勝手にやらせろよ。

1.12.10 さっきまで朝焼けができるくらいの晴れだったのになぜか雨。ヒロインの家。

1.12.30 きたろうストーカーが牧村宅の門の前で叫ぶ。自警団に入れってさ。それに応対するのはヒゲヒゲ

1.12.55 それを断るヒゲ警察に任せましょうだってさ。

1.13.05 デーモン特捜隊の白塗りワゴンが近づいてくる。通報されたかもしれないbyヒゲ自業自得だ。

1.13.30 出て行ったほうがいいbyヒゲ。みんながちょっと忙しくなる。黒髪が持ってきたポンチョを速攻で着るススム。気をつけ、をしちゃって緊張をしている。頑張ってる。「あそこなら誰も居ない」と言って職場の鍵をミーコに渡すヒゲ

1.13.40 「皆さんのご恩、決して忘れません」ってなんかこの台詞は棒読み。そうだよな。家の前まで追っ手が迫っているのにお礼をいう立派な大人はいないもんな。「行こうススム君」とミーコ。

1.14.05 ヒロインアイドルスマイルで「これ」と口紅をミーコに渡す。ヒゲ妻は「ありあわせだけど」とバッグに入れた食料をススム君に渡す。袋の口が閉まっていないので、林檎だのバナナだのが見える。「おにぎり、美味しかったです」とシリアスな顔のススム君。

1.14.15 スローモーションになる。玄関からススム君とミーコが駆け出して路地に入る。

1.14.25 雨がひどい。土砂降りの中、特捜隊の車が来る。

1.14.35 黒髪(この日もAのロゴTシャツを着ていた)が外を見てくる、と言って玄関を開けると、白装束の特捜隊が銃を構えながら乱入。黒髪、びっくりする。黒髪、ドアスコープを覗いてたし、白装束を見てたはずだし、と言うか、おまえデーモンだろう。外の音くらい聞こえてたんじゃないのか。

1.15.05 カクホーとか言いながら牧村一家を拘束する。ヒロインマウントを取られたあげく髪をつかまれる。白装束がウン!ウン!とか言いながら腕をぶんぶん回すと、ヒロイン悲鳴が聞こえてくる。ああ、暴力をふるってるのね。外の景色が映る。土砂降り。

1.15.20 土砂降りが小雨になる。庭で牧村一家と黒髪が正座させられてるからです。雨がたくさんあるとひ弱な黒髪は文句を言い始めるのです。それにしても正座ってあなた。

1.15.55 庭で尋問開始。銃を突きつけられてるけど暴力は無し。ヒロインの目つきが悪かったのでヒロインデーモンに違いない、と言われる。いえ違うんです私がデーモンです。とヒゲ妻。いいや、俺がデーモンだ。とヒゲ。何のコントですか。

1.16.10 ちがう、人間じゃないのは俺なんだ、と黒髪。銃口が一斉に黒髪に突きつけられる。

1.16.20 ハフーウウウと唸って黒髪がデビルマンに変身。うわぁと白装束が放射状に尻餅をつく。いったい何のコントですか。

1.16.45 ノブモードに変身。延々とデビルポーズをとりつづけるノブオ。白装束と一緒にヒゲまで腰を抜かす。たまらずヒロインノブオに胴タックル女の子の胴タックルでしゃがみこむノブオ。

1.17.00 違う、アキラ君は人間なのよーと叫ぶヒロイン。違ってるのはあなたです。とは誰もいえないままヒロインの暴走は続く。ノブオに公衆の面前でキス。やっぱりバカカップルだ。

1.17.15 ノブオの肩から胸にかけてを撫でるヒロインお礼を言うノブオ。なぜそこでありがとうと言う?

1.17.35 ノブオ「俺は絶対に戻る。」右を見る左を見る。「だから離れろ。」あのね、棒読みの台詞にはさんで右見て左見てもね、単なる挙動不審な餓鬼ですよ。ノブオがヒロイン押し返すが、ヒロインは再度胴タックルテイクダウンに一応成功。オープンガードの上体で下から攻めようとするノブオ。(体育座りになりましたとさ。)

1.17.50 ヒロインの手によってテイクダウンされたノブオに銃口を突きつける白装束。今思ったんだけどさ、ヒロイン邪魔しなければデビルマンって優勢じゃなかった?「もう会えない気がする」と言うヒロイン自業自得

1.18.05 ノブオから引き離されるヒロイン。連行されるノブオ。

1.18.40 二??トラックの荷台に載せられた×の形をしたSM十字架みたいなのに拘束されるノブオ。連行されてゆくノブオに向かって泣きながら叫びつづけるヒロイン。さっきのミーコほどには同情できないのは演技真実味が無いから。そして、自業自得だから。

1.19.05 拘束具のままマシンガンライフルハンドガンで背中を乱射されるノブオ。白装束が、死亡確認。

1.19.10 コンビナートのような野焼きのような火葬場のような場所から撤退する白装束。

1.19.55 深夜、暴徒が牧村家に詰め寄せる。それを見たきたろうストーカーがおびえる。

1.20.25 暴徒が門を乗り越える。何故かスローモーション。包丁を手にする両親。娘にナイフを一本渡し、二階へ行くよう促す。

1.20.40 いやだと言うヒロイン。相変わらず棒読みヒゲ妻が「私達は親よ。子供のためなら鬼になれる」

1.20.55 結局アキラの部屋へ戻るヒロイン。ますます熱狂する暴徒。

1.21.15 暴徒の懐中電灯の明かりを恐れて台所方面へ逃げるヒゲヒゲ妻。マッチの火をつける。原作みたく火炎瓶でも作るのか?

糞台詞

1.21.30 ヒゲ妻によるヒゲ浮気調査開始。「一つだけ聞かせて。あなた、浮気したことある?」「ないよ、ずっとおまえ一筋だったよ。」「嘘でも嬉しい。」糞台詞終了と同時に暴徒がリビングガラスを割る。待っててくれたんだね。

1.22.10 暴徒は速攻でバカ夫婦を見つける。リビングに引きずり出してリンチヒゲ妻叫ぶ。暴徒の声が聞こえる中、ヒロインはベッドに横になり、「アキラ君・・・」と黒髪のことを考える。

1.22.25 息も絶え絶えなヒゲ妻が刺されて死亡。

1.22.30 ヒゲもあっさり刺されて死亡。そのときもやっぱりスローモーション。

1.22.35 電車の車内。

1.22.45 ミーコとススムが地下鉄の車内に駆け込んでくる。誰もいないはずのヒゲ職場にいるんじゃないの?

1.22.55 いたぞ!脱走デーモンだ!の声を聞き、走って逃げる二人。地下鉄から降りる。

1.23.15 関係者以外立ち入り禁止の扉の中に入って逃げる。ミーコは緑色の光線を温存してるのか?

1.23.30 場面は牧村家。バカ夫婦死体を見て、もう一人いるぞ、と暴徒の一人。

1.23.55 部屋の中に一人で入ってくる暴漢。クローゼットの中から奇襲するヒロイン。そこで一言。「私は魔女よ。ナメルナ!」

1.24.10 場面はミーコとススム。直線の道を走る。二人を追いかける白装束。

1.24.20 階段を上り、建物の屋上に出て、行き止まりになる二人。

1.25.00 ごめん、と言うミーコが進むの背中を押して二人でビルから飛び降りる。落ちるときの合成がめちゃくちゃしょぼい。手を繋ぐ二人。ミーコの腕が光る。ミーコの背中から光る翼が生える。と思ったらススムは地面に転がされる。手を繋いでたんじゃないのか。「誰?」とミーコに聞くススム。ミーコ(背中が光ってる)が「私よ、ミーコよ」と答える。

1.25.20 お姉ちゃんキレイだ。とススム。ミーコの腕がキレイになる。と言うか、化粧をして髪もセットしなおしてもらい、何故か日本刀を持ってポーズをとる。

1.25.25 そのまま浮かぶ、と言いたいところだけど、かなり不自然にふらふらしてる。ミーコを釣る方ももっとちゃんと固定してあげようよ。

1.25.40 屋上に戻ってきたミーコ。背中の光が消えてます。そこで一言「悪魔はおまえら人間だ!」原作ではデビルマンが悟った台詞なんですけどね。口で言うなよ。原作デビルマンは、人間達が殺し合い、ミーコを拷問し、牧村夫妻を拷問して殺し、その他の何の罪も無い人たちを遊び半分で拷問して、殺しまくったのをみて、悟るんですけどね。追いかけられたくらいで他人を悪魔呼ばわりできるなんて、この脚本を書いたナス夫妻の人間性を疑います。

1.25.45 バトル開始。何故か左手には機関銃が。

1.26.45 バトル終了。と言うか、キルビル?最後の一人までかっこよくミーコが片付けて終了。月夜にミーコの顔が凛々しく映えます。

1.27.10 というかススム君、あなたはどこにいるのかね。ナスがまたテレポートさせやがった。どこかの部屋にいるススム君が、窓から空爆を見つめる。爆撃の炎が進君のいる建物まで迫る。

1.27.40 ボブニュース世界大戦がはじまりました。ボブがデーモンになりました。阿修羅マンみたいなデーモン。皆さんさようなら、と言いながらいつもの調子で笑うボブサップ

1.27.50 うつぶせになっているノブオ。

1.28.30 ノブオ、吐血。血の中に弾丸。匍匐前進。人間死体を数個見つける。(エキストラが少なすぎ)それをみて立ち上がる。

1.28.35 道の向こうから黒髪が歩いてくる。町の至る所から黒鉛が立ち昇る。徒歩。

1.28.55 家の近所の路地に来る。一面に物と死体

1.29.10 うーん、荒廃してるなぁと思いつつ、ひっくり返った車を上ると、道の向こうは普通のアスファルトの道路。おいおい。せめてエキストラ死体くらい置いておこうよ。黒髪が、ヒロインの家へ駆け込む。

1.29.20 おじさんおばさん、ただいま!お帰りあきら君っていう情景を想像していたのに、玄関からちらりと見える景色はいつもと違う。

続きます→http://anond.hatelabo.jp/20080313111011

2008-03-10

めちゃめちゃすげぇと思った俺の有名人

もう20年近く前だが、上京して間もないころ。東京駅で人波に揉みに揉まれて悲鳴をあげそうになっていた。そのとき、地下通路のかなたに、ひとごみから超然と肩口を突き出した人影が見えた。

馬場さんだ、ジャイアント馬場さんだ!」

でけぇ!本当にでかいんだ!本当に興奮したよ。

http://anond.hatelabo.jp/20080310151843

2008-03-04

http://anond.hatelabo.jp/20080304134236

いや、あんまみえてないけど、痛いとは思わないな。

楽しそうでいいじゃんか。

インタビューをねっころがりながら受けられる度量があるヤツはなかなかいない。

ちなみに、

「せざるをえない」と「せざるおえない」の話題は昨日TVでやってるのを見た。

指摘したひとはそれをみて、ハタと思いいたっただけなんじゃないか?

自由にのほほんとやればいいとおもうあるよ。


つーか、ぷろぐらまーずかふぇはまだですか?まだですか?

関係ないけど明後日に新しくカフェオープンする人がいるんだけど、

まだ工事が全然終わってないんです!と悲鳴が聞こえてきた。

大丈夫かな……。

かふぇ経営自由人にしかできない。。

2008-03-01

アブソリュートラップ <前編>

TRACK1(INTRODCTION)

 激しい喉の乾きで突然目が覚める。枕もとの煙草ライターをまぶたも開けずに手に取りカサカサに乾きあれ果てた、割れ果てた、唇にくわえ火を付ける、ここまで3秒だ。

 ふた息ほど肺に送り込み喉の乾きが最高調を迎えてから立ち上がり、冷蔵庫の中のうんと冷えたコカ・コーラの缶を開け、流し込むように飲む。

 ようやく意識がはっきりと戻ってから今が朝か夜かを確認する。僕は起きた時はここまでしないと喋ることも考えることもままならない。起き抜けの煙草と飲み物、ここまでが見物。この2つで僕はやっと僕という存在になる。察するに今は夕方、だいたい4時といったところか。部屋の中を見回してもいつもと変わった様子は見られない。脱ぎ散らかされた服、いつもどうりだ。汚くて狭い部屋。その通りだ。僕の部屋を末期症状と呼んだのは誰だっけか、そろそろ掃除のしどきかもしれないな。

 とりとめのないことをそこまで考えたところで、僕は自分が泣いていたことに気づいた。いや、正確にいうとさっきまで泣いていたのだ。足元に転がった鏡に顔を写し、見ると目の下に涙が乾いた跡がある。それは、とても妙なことだった。なぜなら泣かなきゃならない理由がない、思い当たらない、仮に嫌な夢や怖い夢。憶えないよね?見ていたとしてもそれは妙なことに分類される。僕は眠れば必ずといっていいほど夢を見、またそれをことごとく覚えているという割合特異な人間なのだ。特別何もなくても、何はなくとも、何かの拍子に涙がこぼれることがあるのだろうか。窓の外では子供の声がする。今、何時?汝、そういえば僕は寝る前、何をしていたんだっけ。

 僕は、なんで泣いていたんだろう。僕は何してたんだろう。ねぇ。

TRACK2

 何年前?5年前。

 僕は浪人生だった。とある大手の美術予備校に通っていて、それなりに志を抱いてもいた。一体、僕の志って何だろう?愛称は「ダル夫」、同時にそういう悩みを抱え始める年でもあったのだが、最初、風向きはすっかり僕にあるような気がし、そして何かが僕の思うとうりに、旗幟、動きはじめるそんな気がしてもいたのだ。単純に浮かれていたといってもいいのかもな。

 その年、僕が夏の捕獲に成功したのは5月ごろだった。

 「何してるの?」

 「昼寝しようと思って」

 「あ、そうなの」

 あたりさわりのない会話の中でもとびきりあたりさわりのない、言葉を交した。裃から下。僕は臆病な割にはずうずうしい人間なので、誰もいない屋上のベンチの彼女の隣に座った。これから寝ようとしてる時に、よくしらない男に隣に座られることがどのくらい嫌なことかなんて気に、考えたこともないし、考えてもよく分からないし。なので考えないけどどういう訳か彼女は眠った。

 時計は2時を回り僕の居る建物の廻りでは人がせわしなくぐるぐると回る、その証拠にたくさんの音を巻散らていた。カサカサと葉擦れの音。聞こえ出すと。彼女の少し茶色い髪もさわさわとなびきだすのです。とたん、工事現場の騒音も人びとの喧騒も、不思議と遠のき、何も、聞こえなくなってしまった。僕はなんとなく彼女の髪を撫でた。訳もないけれど。

 僕は何も確かなことは分からなかったけれど、ショートカット彼女の髪の暖かさと連動。この世界に、やがて、ほどなく、やってくる季節のことをそっと教えてくれた。

 僕は鉛筆カッターナイフで削る。これは僕にとってとても落ち着く行為なのだ。何故か。別に僕が文明の利器を忌み嫌い、しつこくアナログにこだわっているというわけでもなく、純粋に絵を描くためには、そのためには、字を書くときに比べ長い芯を必要とするだけの話だ。

 どういうわけか、というわけで。僕は鉛筆カッターナイフで削っていた。全部で30本くらいは削ったんじゃないだろうか。この時は時間潰しのつもりで筆入れの中の鉛筆という鉛筆を削ってしまおうと思っていたので、だので、むやみに使うあてのない鉛筆を中心に削っていた。

 僕の座っていた場所、もう人の通ることのなくなったアトリエの前の廊下普通はこの時間アトリエの中で一生懸命になっているものなのだが僕はそこにいた。ふとした拍子にドアが開き、見覚えのある髪の色が目に飛び込んで。時、綻んで。

 「描かないの?」

 その髪を知っている。

 驚いたことに、僕は隣に座る彼女の名前さえ知らない。驚愕に値。なのにこうしてもう随分と話をしている。

 彼女も自分の鉛筆を削っているが、並んでこんなことをしているのは、なかなかどうして変なものだ。僕はもう指が痛い。意味あんのか、だいだい。

 「カッテぇなこれ」

 「貸して、こういうのは…ほら」

 と、その髪。

 「うまいね」

 鉛筆の木の部分を大きく削り取り芯を露出させた。彼女にそう言うと少し得意そうだった。6Hの鉛筆ともなると、異様に固く、尖らすのにも苦労するのだ。

 「ねぇ、ご飯食べないの?」

 「うん。俺はあんまり減ってないからいいや。食べたら?」

 「…わたしもいいや。お昼ご飯とかっていつも食べないから」

 「そう」なんて言っていいか分からなかったからそう答えた。

 僕も彼女も結局絵なんて描きやしなかった。なんだか知んないが、かったるくなってしまったのだろう。

 その何日か後。僕達は1度だけデートした。

   TRACK3

 J子さんの髪の色には変化、少し変わった。どのへんが?あそこのへんが。あ、そこらへんか。

 彼女は僕よりも歳がひとつ上で。その上でそのせいも有るのか無いのかそれは分からないけれど、ときおりお姉さんぽい態度をとろうとした。しかしながら、彼女は僕と同じ年度に卒業している。留年したからだ。入院したからだ。とにもかくにも、彼女は何となく僕に世話を焼いてくれてるようだった。

 彼女の作ってきてくれたお弁当を一緒にたべながら、僕は彼女に好意を感じたが、それははっきりした形をとる様なものではなかったし、言わなければいけないのであろう一言が僕にはどうしても言えなかったのだ。あるいは彼女はただ親切だっただけなのかもしれないのだし。シット。

 何月だったか忘れたがとりあえずは冬のとても寒い日だ。ラッシュアワー時よりはいくらかは空いた、電車から降りてきた僕はそう急がずに改札をくぐり、彼女の姿を探す。姿を捕捉。細かい位置まで指定しなかったのに、彼女はきちんと分かりやすい場所にたった今定刻どうりに立っていたわけだ。

 「ごめんね。待たせちゃった?」

 「ううん。そんなに待ってないよ、さっき来たから」

 そう言って読んでいた雑誌を閉じカバンにしまう。

 「来たね」

 「来たよ」

 僕はそう答えて微妙な顔つきをした。

 なぜ僕達がこの朝などに待ち合わせをしたのか。といういきさつはこうだ。前後するが戻る。

 この頃僕の足は予備校から大分遠のいていて、ほっといてたまに行く程度になっていたのだが、たまたまクラスの奴(ボケ)が僕のことを学校に連れて来いと彼女にちょこっとほのめかした。軽い冗談ぐらいにしか僕は考えいなかったのだが、帰りがけ彼女はこう言った。

 「何時にする?」

 僕は驚く。

 「早目に着くようにしよっか、そしたらいい席取れるし。わたし達来るのとても遅いでしょ。だから、変な場所でばっか描いてるから、やる気にならないんだよ。8時じゃ早いか、8時15分は?早すぎる?」

 早過ぎるし、展開早過ぎるし。早く過ぎるシーン。

 「がんばるよ」

 彼女の乗る電車はもうすぐホームに入ってくる。それを知らせるアナウンス

 アーッ、アーッ。…イエスッ、プラットフォームナンシックス、まもなく打診。

 「ちゃんと来るんだよ。いい」

 そして彼女を乗せた電車は行ってしまった。

 アーッ、アーッ。ンンッ。…イエスッ、プラットフォームナンシックス、まもなく打診。答えはアイ、シー。

 ネクスト・デイ、という呈。

 2日目の待ち合わせも同じ時間・場所で行われた。まるで口の中にドライアイスでも入ってるかのように白い息がもわもわと凝固せず出る。当たり前のような話、僕はそんなもの食べたくない。けど、でも。あたりの人という人の口からも同じように白い煙が出ても、誰ももうドライアイスなんか食い飽きたとは言わないので、僕も不平不満を口からは出さなかった。出したのはまさに白い煙だった。

 腰の絞られた濃いグレーのピーコートのポケットに手をつっこみ、眠い頭と当惑する気持ちをこさえ、彼女を迎え、姿を残さねぇ。そんな背が高くないというよりは小柄と言ったら正しいくらいなのに、彼女はロング丈のコートが意外に似合った。

 「や。時間どうりに今日も来たね」

 と彼女と翳す手。

 「そりゃね」

 と僕。

 言葉少なにそう歩き出す。

 「こうやってお互い待ち合わせればきちんと行けそうだね。こういう風にしてればわたしも行くしかないしね」

 「俺だって早く起きないわけにはいかないもんなぁ。7時くらいに起きてんだよ俺」

 「えらいじゃん」

 初めからそうだったけど僕達は相変わらず言葉少なだった。けれど、淡々としているというわけではないのだけど、大はしゃぎするふうでもない。笑いはしても、腹を抱えてゲラゲラと笑うなんてことはなかったようなという記憶で。19才になったばかりの僕と20歳の少女、差異があると、「サイ」が変わるの。そう彼女は20才になっているにも関わらずその印象は少女のままだった。その2人がこんなにも、まるでうっすらと積もった雪の上を静かに歩くように言葉を交すことは、僕にある風景を描かせた。

 描く、書くと。

 その風景とはこうだ。

 (ムーボン、ムーブ、オン。見えるか、聞こえるか。始まるぞ、濃そうな妄想のシーン。)

 陽の光がとても弱々しく感じられる。風が強いせいか肌寒い、ここは何処だろう?

 見慣れた風景と感じるのはきっと有るものがすべて決まりきっているせいなのだろう。僕はここが何処か分かった。学校、おそらく高校だ。びゅうびゅうと風が空想の怪物の呼吸みたいに聞こえるので僕は心細くなりフェンスにしがみつく。その僕の指を固く食い込ませた金網の向こうに彼女が見える。小さくしか見えないが僕の知っている彼女は僕だけが学校と分かり得るぐらいの小ささで建つ建物と僕の中間に立っている。なぜか僕も彼女制服を着ている。バサバサと髪が巻き上げられ服の皺がとたんに生命を持ったように暴れる、風が僕達の世界の全て、有体から思念体、一切合財何もかもを飲み込もうとしているみたいだった。

 「     」

 僕は胸が潰れそうになって必死に彼女の名を呼んだけど全てかき消されてしまい、届かない。すると、髪を服を草を巻き上げる耳を裂く風の音、一切の音という音を彼女が遠ざからせてくれた。

 あたりにはもう心配する事なんて何もないのだ。

 けど、けれど、何で彼女はまだ思いがけず不幸に命中してしまったような悲しい顔をしているのだろう。

(ちょっと調子が悪いのか、そうか。なら、鬱蒼など晴らそうか。そのスイッチを押せ、行くぜ。)

 リブート。

 その後。

 僕は何度か彼女の悩み事のような話に付き合ったことがある。そのたびに快方にむかったように思われた彼女も、それはしばらくするとまたがくんと調子を落とす。こういうふうに言うと冷たいかも知れないけど、そういうのはどうにもこうにも本人次第だ。何とかしたいが、したいが、悲しいけどどうしようもなく本人次第だ。SPみたいに、彼女にへばりついて、いつ降ってくるか分からない災いの流星群から守ってやることもできないし、だいたい、彼女が望むかどうかも不明じゃ現実的じゃないじゃない。

 というわけで僕はただ見ていた。

 その日も彼女は複雑な表情。僕はと言えば相変わらずも怪訝な顔。それらには触れられずに帰りの道を僕は彼女と歩いた。

 「ご飯食べていく?真直ぐ帰る?」

 「お腹も減ったんだけどそれよかコーラが異常に飲みてぇよ。どっかに自販機ないかな?」

 下がる血糖値、命の危機。

 「ここら辺ないね」

 仕方がないので彼女の知っている店へ向かった。彼女の指差す先は目的の店の電飾で、その店はばっちりコーラが飲めたのだ。

 「行く?」2本目のマールボロに火をつけながら僕は尋ねる。

 食事を済ませた僕達は向かい、駅構内へ降りていく地階からは長い。長いエスカレーターに乗っていると改めて僕は彼女の横顔が視界に。そしてきっと僕には何もできないだろうなと思ったのだ。何故そんなことをこんなときに思わなければいけないのかさっぱりだが、僕はその顔を愛いと感じた。ウイ。

 またホームへ電車が入って来た。けたたましいブレーキ音とまるで抜けた魂、知性の感じられない雑踏のミックスジュース、もう嫌気がさす、ミキサーから出す、一息で飲みほしてしまいたい、彼女の声が途切れる前に。耳を澄ましたが池袋駅でははっきりと聞こえない。もし今が初夏だったら。その奇跡の力ならば。

 「     」

 「え?」

 僕は憂う。

 何であの時みたいに必要なものだけ、必要な声だけ、それだけを抽出してくれないんだ。僕には必要な世界があって、そんなこと勿論はなから分かってる、多分そんなに重要なことは言ってないんだろう?僕はそんなこと勿論分かっているけれど、彼女の表情はそうは見えないし、多分そうじゃない。なんだか胸が詰まりそうだ、僕の傍、彼女の顔が無理やり笑ったみたいに見えた。胸が潰れそうだ。

 「バイバイ」

 電車が行ってしまったあとには言葉を遮るものは邪魔も何もない。だけどきっと遅かったんだとは思う。彼女は誰かに救いを求めたかったのだろうし、あのいやらしいノイズがかき消したのは、彼女のなんとなく悲しげな顔に含まれた聞かなきゃいけない一言だったかも知れないのに。そしたら途切れないのに。

 「ふぅ…」

 僕はため息をひとつついてみた。人とすれ違う。

 あくまでも推測だ、多分僕の考えすぎなんだろう。

 でも、僕に何かができたんだろうか。何だろうか。見当つかない、それは分からない。

 ねぇ、笑ってよ。

 止めてぇよ。

TRACK4

 「なぁ、花火大会行かねぇ?俺の友達の女の子も来るんだけどさ」

 昼ご飯時で人の多い通路に,5・6人もかたまり地べたに腰を下ろし、カップラーメンOR出来合いの弁当、貧相な食事を僕らは済ました。それぞれ煙草を吸ったりジュースを飲んだりと全身からやる気を排出していた。

 お弁当後、僕のコメント

 「あ、俺行きてぇ。女の子来るんでしょ。何人来んの?」

 フィルター近くまで吸った煙草を床で潰しもみ消し。

 「多分3人くらいは来るんじゃねぇの。行かない?」その場の全員に振るのは主催。良い返事下さい、と同意求め。

 「行く行く」

 「花火かぁ花火かぁ」

 「女かぁ女かぁ」

 「俺は無理だな、無理無理」

 めいめい自分なりの反応を示し、僕はデニム地のベルボトムのパンツで灰に汚れた手を拭きながら尋ねた。

 「そんでその花火はいつよ?」

 それは皆が知りたい重要な事だ。

 「今日

 結局一緒に行ったのは僕だけだったとか。

 僕が挨拶をすると2人の女の子も同じ要領で続けた。1人はショートカット、割合奇麗な娘。もう1人はロングのパーマの表情の豊かな娘。有体に言えばそういう子。僕はニコニコ

 「良かったね、ちょうど人数あって」

 僕がそう言うと彼はあまり同意はしなかった。聞いた話によると田舎恋人がいるとのことだ。そうは言っても毎日モチーフとにらめっこしていて大分クサッていたところなのだ、遠くの恋人恋人じゃない。4人は電車目的地へ向かった。話をしながら。

 目的地がもう目の前という頃まで近づくと、僕とロングの娘はすっかり仲良くなった。いざそうなると最初に感じたファースト・インプレッションも変わり、「ケバイ」も「チャーミング」に変わろうというものだ。僕はそういうところが調子良いようだ。

 「次の駅で降りるよ」彼の指示で僕達は降りた。

 僕にとっては見知らぬ街で、駅から出たとたんに潮の香りで、満ちるような海辺の街に降り立つとダウン。僕はロングの仲良くなった彼女と並んで、先導する友達の後をついていった。途中、道で擦れ違うのは真っ黒に日焼けしたサーファー風の男女ばかりで、

 「サーファーしかいないのか?もしかして」

 と、誰に言うともなしに言うと、

 「なんか、あたし達だけ格好が違うよね、みんなショートパンツビーサンとかなのに」

 「俺なんかめちゃくちゃ浮いてるんじゃない。Tシャツ小せぇしパンツの裾開いてるし」

 「そしたら、あたしも浮いてる。だって格好似てるじゃない」

 馬鹿馬鹿しくも会話。サーファー外野

 そんなことを話しているうちに波の音のするところまで来てしまった。多分、僕は相当うかれていたんだろうと思う。だって波の音がする。潮の香りもする。僕のような人間にとって、海という所は、そう簡単にほいほい来れる場所ではないので、しかもそれが、もう目の前とあっては高揚せずにいられるものか。浜辺に降りるには多少なりとも道なき道を行かねばならぬもので、僕達も慣例に従い膝丈くらいの草を踏み倒して進んだ。16ホールの編み上げブーツは砂利だろうと草だろうと蹴散らして行ける。爪先にスチール入りの頼れるタフガイ彼女の履いていたサボ状のサンダルとは違い、あちらはどう見てもタウン用なのでそれが理由かどうかは知らないのだけれど、結果、我々一行の中で彼女は遅れぎみだった。

 「ほら」

 差し出す手、手出して、握り返して、そのまま固く封印。

 僕の手を握る彼女の手の平は汗でじっとりにじんでいた。

 花火なんてない。いらない。

 クラスメイトの彼は相当がっくりきたらしくご機嫌斜めでショートの娘の相手すら放棄している。その娘にも悪いんだけど、本当に悪いんだけど、僕とロングの彼女は楽しんでいた。途中で買ってきたビールを開けひとしきり、

 「ちょっと海の方いってみない?」

 と彼女は言った。

 僕達は軽く走りだす。別に急ぐこともないのだけど何故か足早に。渚は玉砂利を転がした様な音だけをたて、波が僕の足の下にあるものを掴もうかと、否かといった感じで近ずいたり遠のいたりする。

 「わ」

 ふいに勢いのある波が靴のソールを濡らす。

 「靴脱いで足だけ入っちゃおうかな」

 「いいね、そうしようか」

 紐を解いてブーツをほうり投げ、サンダルを脱ぎ捨てるとジーンズの裾を捲り上げて。ちょっと悪いことをするみたいな顔をちらと僕に見せて。確信犯の顔、隠し得ぬと、一歩、また一歩と沖の方角へ歩を寄せると、いともあっさりと捲った裾が波に晒され、「ひゃぁ」と背中を撫でられた様な声を彼女は発した。うかれた僕達にピークがやってきて水をかけたりする行為をとらせ、あろうことか渚を走らせた。ここで擬音、もしくは無音、体だけはムーブ・オン。手をしっかりと繋いで。はぐれないように。

 そのとき、彼女悲鳴が聞こえた。知らないうちに波がさっきよりも満ちて僕達の靴が波にさらわれかけた。僕は悪の魔王からお姫さまを救出する、まるでブロンド王子白馬にまたがり魔の手ののびる靴たちをひどく格好良く助け出すのだ。彼女は、幸せに暮らしましたとさめでたしめでたし、といった顔をして笑った。 一番最後に僕も何も特別なことはないようなフリをして、そして笑った。

 二人は幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし。

TRACK5

 話はそう簡単じゃない。人生は長く複雑である。というのがまさに一般論だぜ。

 僕は中央線に乗っている。僕の用事はパーマをかけたロングのあの娘に海で借りたハンカチを返しに行くと言う至極下らないものだが。だがもちろん、世の若者が往々にしてそうであるかは僕の知ったところではないんだけど、僕の用事がそれだけであるはずがない、僕は彼女に会わなくてはいけない。いや、会うべきだ。

 待ち合わせ場所のファーストフード店で、コーラを飲みながら過ごすこと数分。彼女はやってきた。奇麗な茶色のタートルネック、サマーニットジーンズという出で立ちに画材道具の入ったトートバッグを抱えて。気持ちの良い笑顔と一緒に駆け寄ってくる。本当ならばハンカチなんてここで渡せば用事はそこでフィニッシュなのだが、あいにくと僕はおみやげを持参していたのでそういうわけにもいかないのだ。おみやげの名称は下心っていうんだけど。そこら中で見かけんだろ?

 彼女、FMの部屋は一般的なワンルームから比べると少し広めで、あまり物がないせいか当時僕が住んでいた部屋とどっこいぐらいの、な、はずなのにもっと広く感じた。備え付けのキッチンの小さな開け放した窓からは小気味良いまな板を叩く野菜を切る音が空へと帰り、その間、僕はただ彼女の後ろ姿を眺めていた。

 手慣れているとは言い難いものがあった。が、毎日自炊しているというのもままんざら嘘ではなさそうではあった。借りたハンカチを返すだけで手料理が食べられるなんて僕は全然知らなかったけれど、割とメジャーな潮流に乗った、そんな不問律らしいとの噂は聞いた。女の子からは何はなくとも、必ずハンカチを借りることを是非おすすめしたい。

 出てきた料理は手の混んだ代物ではなかったがそれだけになかなか感動的でもあった。味よりもむしろこの事実、リアリティが僕を満腹にさせる。その後、僕たちはマットレスの様な寝床でごろごろと転がり、何を話すでもなくうだうだ雑談していただけなのだが、僕が帰るためにはそろそろ私鉄電車時間が近ずいてきていた。ここで。僕はけっこうな勇気カロリーを消費しなくてはならない。

 「あ、もしかしたらうちの方へ行く私鉄がもう間に合わないかもしんない。やばいな、多分今からじゃ終わっちゃうかも」

 本当にもう正気の沙汰ではない、この白々しさといったら。真っ白だよ。

 「どうしよう」

 こんな風に反応を伺うのももう最悪だ。

 「…いいよ。泊まっていっても」

 まさに、まさに。嘘をつくのは大変な作業である。でも無理も道理も通った。押しの一手、おっしゃる意味が分かりません。

TRACK6

 僕と僕との会話。

 『気分はどうだい?』

 「ああ、すこぶる良いね。まるで風が僕に吹いているみたいだね、別に強がりじゃないよ。だって、そうだろう?もはや何の憂いもない」

 『そう?』

 「そうだよ。見ててみなよ、きっとうまくいくから。そういつまでも同じことは繰り返されないさ、アンラッキーだなんて言わせないね、君にもだよ」

 『別に運は悪くないよ』

 「立ち位置の問題なんだよ。僕はここなら平気さ。大丈夫。ノープロブレムだね」

 『そうなの?』

 「そうさ。僕も捨てたもんじゃないだろ?」

 『どうだろう?』

 暗転、という呈。

TRACK7

 同じ布団の中、僕も彼女も眠れていない。大分個人的な話へと突入し、立ち入った空気男と女意識させる。いや、意識せずにはいられない。話の途中で彼女はごく自然寝返りをうち、肩を下にして僕の方を向いた体制をとった。その鮮やかさに感心する。明鏡止水、拳法の極意。きっと僕の寝返りはとてつもなくみっともないんだろうから。

 向かい合った体制の均衡がふいに破られ無我夢中できつく抱き合う、が、彼女は僕の足を自分の股にきちんとはさんだ形に。一枚上手だ。僕は自分のイニシアティブの存在をないがしろにするわけにはいかないのであえて言わせてもらうが、僕達は破ってはいけない沈黙を破るように同時にキスをした。同じ心音、同じタイミングってことだ。正確なところは僕が気づいたときにはすでに彼女の舌は僕の喉内に潜りこもうという意気込みであったがとりあえずそういうことだ。そこから彼女の前の彼氏の話が始まる。

 長いので省略。

 「うん」

 曖昧に、何も言うまい。このスタンスはとても便利だ、いつも僕を助けてくれるのだ。言うべきことなんか在りはしないんだから。たかだか、僕らの歳などでは。

 あっけなくマウントポジションをとられ、僕は彼女を見ている。

 「あたし、けっこううまいよ」

 彼女は唇を舐め、僕の性器に手をかけてトドメとばかりに、

 「前の彼氏より大きい、してあげよっか?」

 と舌舐めずり。

 返事はあとまわしにして僕はマウントポジションを取り返す、そして彼女のくりんくりんとうねるライオンのたてがみみたいな髪の毛を見つめていた。彼女はしっかりと現実を見つめている、だけど僕に見つめられるのはその髪ぐらいのものだ。ひどくうつろなまま彼女の服に手をかけひとつひとつボタンを外しにかかり、ワン、トゥー、スリーで3つまではずしたところで彼女ブラジャーをつけてないという当然のことが分かったが、かまわず全部はずした。ワン、トゥー、スリーで出るのは鳩ばかりとは限った話じゃなく、ハッとする。乳房だったからね。

 でも僕はぜんぜんダメだった。

 「あたし生理なんだけどバスタオル敷いてしようか?」

 うん、とも、ううん、とも言えなくなってしまった僕に腕をまわし、そんな僕をよそに、

 「なんか、あたし、したくなっちゃった

 「あたし、したいよ。しない?」

 もはや疑いようもなくなってしまった。セックス

 「よそうよ」

 10秒経過、残り20秒。10秒。5秒。持ち時間は無常にも、少なくなる。こんなときには異常に早くだ。

 オーケーと気軽に言えたらどんなにか楽だったか知れない。軽く堕落踏み込む覚悟もできていたはずだ、なのに、僕はダメだった。ぜんぜんダメだった。一体何の為だった?

 胸の内、頭を抱え。イエス、ノー、オー、ノー。いや、不能なんだよ。

 僕ははっきりいって怖かったんだと思う。肉欲が、彼女が。そして一切の現実が。

2008-02-24

旅行

隣国で女王交代の儀が執り行われるとの話を聞いたので、愛用している小さく丈夫な革の旅行鞄に、筆と帳面とありったけの乾物を入れ早速出かけることにした。助平と思われるかもしれないが、私は人様に助平と申せる程に助平ではない。照れや恥からではなく、真実人並み程度の助平心しか持ち合わせていないのだ。それならば何故、女王交代の儀の知らせを聞くや否や隣国まで出かけることにしたのかと言うと、理由は三つある。

一つは私がしがない物書きであること。それも自らの世界を書く創り手ではなく、異境の珍奇なる事柄を面白可笑しく書く記し手であるからだ。十日程前に大家に納めた店賃で蓄えは全てなくなってしまったので、ここ何日かは温かい飯を食らうこともできずにひたすら乾物を囓っていた。何か書かねば飢えてしまうし、飢えはせずとも店賃を払えなければ追い出されて凍え死んでしまう。しかし書くことがない。諸国を放浪した際に見聞きした珍奇なる事はほとんど書いてしまっていた。どうしたものか。嘘八百を書いてしまおうか。そんな時に女王交代の儀の話を聞いたのだから、一も二もなく飛びついたわけだ。

二つ目は私が珍奇なる事柄が三度の飯よりも大好きであること。食うや食わずの物書きなど堅気の人間はやりたがらぬことを望んで生業としたのはそのためである。稚い頃から記し手の話を手に入れると飯を食うのも忘れて何度も何度も読み返し、頭に浮かべたその珍奇なる世界に思いを馳せていた。商家の倅として生まれた私だが、数をパチパチ弾くだけの変わり映えしない生活に飽き飽きしていたせいか、尋常ではない入れ込みようであった。そんな私だが隣国の女王交代の儀は未だ見たことがなかった。前回の儀は十六年前。既に珍奇なる事柄に興味を持っていたのだが、十をようやく超えたばかりの子には隣国は少し遠すぎた。夜明け前に荷を持って出かけたのだが、翌日の夜には親から捜索を頼まれた者たちに連れ戻されてしまった。三つ隣りの村だった。それ以来、女王交代の儀には並々ならぬ関心を持っていたというわけだ。

そして三つ目。いくら書くことがないとは言え、いくら稚い頃から関心を持っていたとは言え、隣国はそれでも旅に出るにはまだ遠い。容易ならぬ山道を幾日も歩くよりは、手っ取り早く嘘八百を記してしまうなり、それでなくとも以前に書いた珍奇なる事柄を記してしまった方が、良いではないか。そう考えるのが常であろうし、他の珍奇なる事柄ならば私もそう考えたかもしれない。しかしそれでも私は迷うことなく家を出た。すなわち三つ目の理由とは、二つの理由を後押しして迷わず出かける程度にはある、私の助平心ということだ。

そうして乾物を囓りながら小さな旅行鞄を片手に私は隣国へと旅立った。

隣国へ着いたのは儀の一日前だった。儀は取り決められてから十と五日後に執り行われる。噂を聞いてからすぐに飛び出た御陰で間に合った。街の外れの安い宿屋でなけなしの銭を渡し部屋を取ってから、まずは儀の執り行われる広場へ足を向けた。広場には縦横五丈、高さ一丈程の舞台のようなものが造られていた。何人かの職人が最後の仕上げに舞台へ上がる段を拵えていた。明日執り行われる事を考えると何とも言えない気分になるが、それを見たさに来ているのだから我ながら始末が悪い。

陽も沈んできたので宿に帰ると何やら賑わっていた。先ほどは裏通りから入ったので気付かなかったがどうやら宿があるのは裏手であって、その向こうにある中央の通りと面してる方に酒場があるようだった。宿の奥にある細い通路を抜けると賑やかな酒場に出た。中央の通りに面してるとは言っても街の外れには変わりがないので上等な客層ではなかった。眺めていると顔を真っ赤にした日に焼けた中年男が声をかけてきた。私が旅の者で、しかも記し手であることがわかると、珍奇なる話を求められたので話してやると、大層気に入ったようで酒を奢ってくれた。こうして珍奇なる事柄を多く知っていると得なこともある。話をし尽くし、奢ってってもらい尽くした自分の街では使えないのが残念だが。男と話をしていると明日を大層楽しみにしていることがわかった。新たな女王誕生だ。これから国は良くなる。そうは言っていたが下卑た笑いからは、それが本心とはとても思えなかった。

男が酔い潰れてしまったので酒場を見回すと俯いて飲んでる男がいた。酔い潰れた男が注文していた酒を手に持ち、その男のもとへと行き、酒を注いでやった。特に驚くことも嫌がることもなかったので、そのまま前の椅子に座り酒を飲むことにした。しばらくすると男は愚痴り始めた。幼いときから知っている。心の底から崇めていた。しょうがないことなんだろうが。やりきれない。自分より少し若い男はそう愚痴をこぼしやはり酔い潰れてしまった。恐らく初めての女王交代の儀なんだろう。もし自分がこの国に生まれてたらどう思うだろう。そんなことを考えながら酒場を後にした。部屋に戻るとすぐに睡魔に襲われ眠りに落ちた。久しぶりの酒のせいだろう。結局答えは出ずに考えだけがぐるぐる回っていた。

翌朝、太陽の眩しさに目が覚めた。朝は大分過ぎているようだったが、儀が執り行われる昼にはまだ時間があるようだった。乾物を囓りながら広場に行くと街中の人間が集まっていた。下卑た笑いを浮かべる男に、俯きがちな男。そんな男を呆れた目で見る女に、にやにやしながら待つ女。恐らく街中の人という人が集まっていた。そんな様子を見ていると太鼓の音が鳴り響く。後ろを見やると兵士に連れられた女王が、いや元女王がやってきた。手を縄で縛られ、襤褸切れの首の所だけに穴を開けた服で、歩く度にちらりちらりと肌が見える。しかし、それでもなお女王の風格を纏っているのだから、なかなかの傑物だったのだろう。囃し立てる男達に、罵声を浴びせる女達。その中を兵士達が道を作り、元女王舞台へと上がった。

そして仰々しい礼装をした老人が束ねた紙を手にして舞台へ上がる。女王を補佐してた中で一番の有力者が告げると聞くので彼がそうなのだろう。老人は恭しく女王の罪状を述べた。曰く不作。曰く日照り。曰く疫病。さしもの女王でも如何ともし難いことばかりだった。罪状を告げ終わると兵士が元女王の身を纏う襤褸切れを剥ぎ取り、性器を模した木型を手にした老人が女王の股間に突き刺す。女王の小さな悲鳴と共に赤い血が流れる。老人が破瓜の血を吸った木型を掲げると大きな歓声が沸いた。その後は代わる代わるに犯され続けた。脂ぎった男に、木型を持った女に、行為の意味もわからぬ稚児の拳に、そして昨日酒場で悩んでいた俯いてた男に。

陽が暮れるまで犯し嬲られ罵倒されつくした女王には、もう女王の威厳は宿っていなかった。それどころか人としての心さえも壊れてしまったようで、目の焦点は合わないままだった。そして呻き声しか発せられなくなった白濁の元女王が横たわる舞台に火がつけられる。人々はその周りを騒ぎながら踊る。夜が明けるまで。国を悪くした元女王がいなくなったことに喜びながら、新たな女王が国を良くしてくれることを祈りながら。

翌朝、国へ帰ることにした。金穴と好奇心と少しの助平心で来たものの、人並み程度の助平心しか持たない私には少し重すぎたようだった。満たされた好奇心以上に後味の悪さが残る。それでも飯の種ができただけいいかと街を出る途中、城の前を通りかかると新女王の戴冠式が行われていた。そこにはまだ物心もついてないだろう稚児が、数えきれないくらいの人間に崇められていた。何かわからない子ども達は不思議そうにしていたが、大人達は皆真剣に頭を下げて女王を讃えていた。

少し歩くと、酒場で出会った日に焼けた中年男がいた。周りと同じように真剣に崇めている様子だったが相変わらず下卑た笑みを浮かべていた。何かを期待するような下卑た笑みを。またしばらく歩くと、酒場で出会った自分より少し年下の俯いてた男がいた。彼もまた真剣ではあったが日に焼けた中年男と同じ顔をしていた。この街ではこうして大人になっていくのだろう。真剣に崇めれば崇めた分だけカタルシスは大きくなる。だからこそ、この街の大人は皆真剣なのだろう。不思議そうに大人の真似して頭を下げてる子を見て、一昨日の問いが再び頭に上る。小さな旅行鞄から取り出した乾物を囓りながら、私は隣国を去った。

2008-02-13

http://anond.hatelabo.jp/20080213112235

男は発情しないと種付けできないんだよ。だから、発情しやすい仕組みだと思う。これは俺の勝手な思い付き。

男が町ですれ違う女性も性的に品定めするってのは、俺に関する限り事実。でも、そんなのはおくびにも出さない。あたりまえ。それでも高校生のころは、それこそ一日何回勃起していたかわからないよ。「風が吹いても勃起する」なんていうから、その年代はみなそうかもしれない。

女だってみな、性欲をもてあましているってのはよく語られるファンタジーだ。とくに、妙齢の男から見て美しく熟した30代の女性なら、セックスなしではつらかろう、というのは男性向け週刊誌ポルノでよく語られる。

「奥さん、その体でだんなとやれないんじゃつらいだろう。正直になれよ」

ってやつ。ただし、そのファンタジー事実に基づくかどうかはわからない。

本当に大多数の女性がそうなのかどうかは、男からは永遠にわからないだろうな。「私だってセックスしてほしい。熟れた体をもてあます30代主婦悲鳴」なんてのは、男性向けメディアを除けば女性向け週刊誌婦人公論くらいだろ。煽りが入ってるんじゃねーのと思ってしまう。ネットでは切実な声も聞くが、統計的な意味はない。俺が男性の性欲を代表して語れないのと一緒。

ある女性は、たまに町を歩いていても体が火照ることがあると言ってた。でも、それは誰かを見てって事じゃないらしい。

勝手な思い付きで言えば、女は簡単には性欲をもてない傾向があっても不思議ではない。ある程度強い動物では、性選択が強く、メスがオスをじっくり選ぶ。男に言い寄られる前に勝手に発情する体じゃ、下手な種仕込まれて子孫が劣ってしまう。

2008-02-11

時速3キロメートル 小説版

俺は今、ベッドに寝転がりながら自分の手元にある機械を眺めていた。一見ただの黒くて薄っぺらい塊の、その機械iPod touch今日帰り道でたまたま拾ったものだ。多分人並みには道徳心を持ち合わせていない俺は、その機械をもらってしまうつもりで拾って家に持ち帰った。そして今、そいつと顔をつき合わせている。

イヤホンをしてそいつのイヤホンジャック差し込んで、そして前面に一つぽつんとつけられたボタン押してみる。そうしたら、前面のパネルに『ロック解除』と光るスライドボタンが現れた。てっきり本体のボタン押してしまえば音楽が聴けるものだとばっかり思っていた俺は、肩すかしを食らうのと同時に困惑した。一瞬戸惑ったが、そのパネルに表示されたボタンタッチして見た目の通りにスライドさせてみると、今度は電卓の様な画面と一緒に『パスコードを入力』という表示が現れた。

またもや肩すかしを食らった。どうやら曲を聴くには、数字を4つ入力しないとならないらしい。試しに適当な数字を入力してみるが、『パスコードが違います』と赤い表示が出てくる。

こいつでは音楽が聴けないのか?

軽くいらだちながらあれこれといじっているうちに俺は、最初に押したぽつんとしたボタンを2回連続押してみた。すると、ギターを持った山崎まさよし写真と一緒に再生ボタンだと思われる三角が表示された。

俺は当たりを引いたらしいことに軽く興奮し、今度こそと思いながらその三角タッチした。

するとどうだろう、見事にギターのイントロが聞こえてきた。

その曲は、『One more time, One more chance』だった。

俺はもっと他に曲が入っていないか、再生ボタンと同時に現れた早送りボタンや巻き戻しボタン押してみたが、どうにもその曲しか流れない。

やっぱりちゃんと音楽を聴くにはこのパスコードをなんとかしなければならないことに気づいて俺は軽く落ち込んだが、今しばらくはこの山崎まさよしの名曲に聴き入ることにした。

その曲で俺はふと、中坊だった頃の出来事を思い出した…。

その日は俺にとって特別な休日だった。小学校の頃から密かに憧れていたあの子と、一緒に映画を観に行く約束をしていたからだ。しかも、二人きりで。最初はクラスの奴ら5、6人で、みんなで観に行く予定だった。ところが約束の日が近づくにつれ一人抜け、二人抜け、最後には俺とあの子以外のみんなが揃って予定を悪くしてしまった。あれはきっと誰かが気を回してくれた結果だったんだろうと思ってる。要するに、隠していたつもりの俺の気持ちはあいつらには筒抜けだったというわけだ。そのことに多少気恥ずかしさを覚えたが、しかし折角もらえたチャンスを俺はモノにするつもりだった。

薄曇りの寒い冬の日、俺と彼女は昼前に待ち合わせて一緒に電車に乗り映画館のある街へ向かった。

あの日の俺は冴えていたと思う。まずは映画館に向かい午後半ばのいい席のチケットを買ってからファミレスでお昼ご飯を食べて、上映時間になったら再び映画館へ行って映画を観た。そしてその後あの子のウィンドウショッピングにつき合って、あの子が色々と眺めていた小物のうちで俺もいいと思ったものをあの子に気づかれないように気をつけながら内緒で買った。本当にいい手際をしていたと思う。

冬の日、早くに日は暮れはじめ、さあそろそろ帰ろうと、駅で切符を買おうとしていた時だった。

俺はだんだん緊張してきていた。帰りはあの子を家まで送っていって、告白しながらプレゼントを渡すだけ。たったそれだけが俺の完璧な計画に残った最後のシナリオなのに、それを迎える勇気はまだ出来ずにいた。

「あれっ!?」

そんな俺の逡巡を、あの子の短い悲鳴が断ち切った。

俺は驚いて彼女の方を向いた。

「どうしよう?お財布落としちゃったみたい…」

自分でも信じられないといった様子で、彼女は俺に告げた。

シナリオにないそのトラブルに、俺は非常に焦った。動揺しながらも、彼女と一緒に今日立ち寄ったところを、財布を捜して一通りまわってみた。でも、見つからなかった。

駅に再び戻ってきたとき、あの子は泣き出しそうな顔をしていた。俺もどうしようか途方に暮れていた。さっきプレゼントを買ってしまったため、電車賃は自分ひとりの分しか残っていなかった。

だから俺は、あの子に自分の財布を押し付けながらこう言った。

「お前電車に乗って帰れよ。俺は歩いて帰るから」

俺は、トラブルでの動揺ぶりを少しでも挽回したくて、余裕を持った振りをしてこう言った。

「でも、そんな…」

そう答えるあの子に、俺は更に余裕を見せつけるべく、ポケットの中から当時ようやく普及しはじめていたMDウォークマンを取り出し、

「大丈夫だって。これがあるから退屈しないし」

と強がった。

そうしたら彼女は、少し考えた様子で、

「じゃあ一緒にそれ聴きながら歩いて行こう。私もウォークマン聴いてみたいし」

と提案してきた。

俺はなおも彼女電車に乗せようとしたが、彼女の「ウォークマン聴きたい」という意見を退けられず、結局二人して歩いて家まで帰ることになった。

そのウォークマンで流れていた曲が、山崎まさよしの『One more time, One more chance』だった。その日観た映画主題歌だった曲だ。

ほどなくして、雪が降ってきた。

もう日は暮れていて、街灯の明かりにだけひらひらと光る雪が。

俺たちは、ふたりで一つのイヤホンをして線路沿いの道を歩いた。雪の寒さに身をかがめ、黙ったまま歩いた。何度も何度もリピートしてかかる『One more time, One more chance』を聴きながら。

「ねぇ、知ってる?人が歩くスピード。時速3キロメートル

不意にあの子はそうつぶやいた。

「家までずいぶんかかることになっちゃうね」

そして、

「ごめんね」と。

その言葉に俺は、

「何言ってんだよ。老化は足から来るって言うし、俺ら若いもんは歩いて当然なの」

はっきりとは覚えていないが、確かそんな感じのことを答えたと思う。考えてみれば、中学生の発言としては多少ジジ臭かったかもしれない。

そのまままたしばらく、黙ったまま道を歩いた。

だんだんと白くなっていく足下に、並んで、一定のテンポで、黒い跡をつけながら、黙ったまま道を歩いた。

信号待ちで立ち止まった時、俺はふと気づいた。家に電話をして親に迎えにきてもらえば帰れると。なんでこんな簡単なことを今まで思いつかなかったのか、軽く後悔しながらあの子の方を向いて、口を開こうとした。

あの子はただ、まっすぐ前だけを見ていた。

その目元は、なんと表現したらいいのだろうか?はにかむ、というのか、優しげで、切なげで、でも幸せそうな。そんな横顔をしていた。

それを見て俺は言葉を飲み込んでしまった。そして、このまま歩いて帰ろうと心に決めた。

信号が青に変わり、俺たちはまた歩き始めた。

何度あのギターのイントロを聴いた頃だっただろう?結局地元の駅に着いたのは夜の11時過ぎで、駅の前に待ち構えていたお互いの両親にたっぷりと怒られた。俺としてはあの子を家まで送っていくつもりだったけど、そんなことは出来ず、俺たちは別れてそれぞれの親と一緒に駅から家までの短い道のりを帰った。

その短い道のりの中で、俺は両親になんで電話しなかったのか問いつめられた。あの信号で思ったことをそのまま言うことは出来ずに、「別にいいだろ」とぶっきらぼうに答えたのを覚えている。

そして同時に、こう思っていた。

あの子も俺と同じ気持ちで歩くことを選んでくれていたらいいな、と。

あの子との特別な思い出は、それっきりだ。俺たちは違う高校に進学し、疎遠になってしまった。

そんなことを思い出しながら俺は、きまぐれであの子の誕生日パスコードに入力してみた。当然ながら、正しくはない。

「だよな」

そう思いながらそのiPod touchを一旦は机に置いたが、ふともう一つのきまぐれを起こして今度は自分の誕生日パスコードに入力してみた。

そうしたら、ロックが解けた。

俺は一瞬固まってしまった。でもすぐに我に帰り、何かに取り憑かれたかのように、左下に現れたミュージックボタンタッチする。そしてプレイリストアーティスト、曲、アルバム、その他、すべてをチェックした。

そのiPod touchには、山崎まさよしの『One more time, One more chance』しか入っていなかった。

俺はそれを見て、あの結局渡しそびれてしまったプレゼントをどこにやったのか思い出そうとしながら、「また、歩くか」とつぶやいた。

窓の外には、雪が降っていた。

2008-02-08

鉄道に関する素朴な疑問

 ガソリン税を安くすると車社会依存した社会に逆戻りとか環境団体が言ってるけど、ならば何故名鉄岐阜市内線鹿島鉄道線と言った廃止赤字ローカル線を「車依存社会からの脱却」のために保護しなかったんだろうか?

 整備新幹線並行在来線第3セクター悲鳴を上げているとか何とか報じられてるけど、第3セクター側もJRからお古の車両を譲ってもらって改造して特急快速でも走らせれば良いのにと思う。

 京浜東北線で走っている209系は「走るんです」とか「プレハブ電車」などとこき下ろされたのに、いざ新車への置き換えが始まると名残惜しむ輩が増えることについて。

解読しよう

セクハラは相手を選ぶ


この文章だと

セクハラ(をはたらく人間)は(触る)相手を選ぶ

と解読される。

そんなことはよく言われない意見ではあると思うが、元増田の周りではそうなのかもしれない。

たとえ合コンで皆がよってたかって電話番号を知りたがるくらいモテていたとしても


この一文からは確かに誰がモテているのか全くわからない。次の文章を見てみよう。

その娘が悲鳴を上げてその後、数時間泣きじゃくった以上は


その、という言葉を使っている以上、すでに言及された登場人物であると思われる。

よって電話番号を知られたがるぐらいモテていたのは娘と仮定する。

スキンシップのつもりだった」

と言い張っても


この発言は誰が発したものだろうか。

セクハラ以外の何物でもない。


同性でのスキンシップなら、不快なものだとしてもセクハラとは呼ばれにくい。

つまり娘とは性別が異なる人間が登場していたと推測される。

スキンシップのつもりだった」はセクハラを行った人間の発言である。

この場合観察者の元増田男性であると仮定すれば、娘にセクハラをはたらいたのは元増田だろうか?

ここで冒頭の「セクハラは相手を選ぶ」発言が気に掛かる。

セクハラをはたらくような人間思考回路は特殊なものだろう。

一般的じゃない意見をさも普遍的な事象のように語っている元増田は特殊な思考回路人間ではないのか。

というか、いくら嫌ってはいない相手であっても


人が誰かを好いているか嫌っているかというのは第三者からはわからないものだ。

やはり元増田登場人物の一人であることは確定した。

増田は娘から嫌われているとは思っていなかったのだろう。

やっぱり公衆の面前で両チチをわしづかみにされれば

一瞬で嫌いになるとは思うんだがね。

官能小説じゃないんだから。このままもう、社会に出てくるなと。


自嘲気味な呟き。元増田が自分の行為を反省している様子が伺える。

というわけでモテていたのは娘。

セクハラを働いたのは元増田

http://anond.hatelabo.jp/20080208172050

セクハラ野郎

セクハラは相手を選ぶとはよくいった話で

たとえ合コンで皆がよってたかって電話番号を知りたがるくらいモテていたとしても

その娘が悲鳴を上げてその後、数時間泣きじゃくった以上は

スキンシップのつもりだった」

と言い張ってもセクハラ以外の何物でもない。

というか、いくら嫌ってはいない相手であっても

やっぱり公衆の面前で両チチをわしづかみにされれば

一瞬で嫌いになるとは思うんだがね。

官能小説じゃないんだから。このままもう、社会に出てくるなと。

2008-02-02

http://anond.hatelabo.jp/20080201221443

そんな感じなのか・・・

自分はあまり考えずに声をかけてしまったり体が動いてしまったりする。

電車にはさまれてひきずられてるひととかドアに挟まってるひととかを助けたこととかあるよ。

子供のころは何度か表彰されたりもした。

きっとそのころにおだてられちゃったからだとおもう。

悲鳴になるまえに適当な行動にうつせるぶん大事にならずに処理できてると思う。

だけど、きっとそのうち体がついてこなくなって一緒に巻き込まれてしまうかもしれない。

運が尽きることってあるとおもうんだ。

今日は去年、踏み切りで女性を助けようとして殉職した警官の命日らしい。

この事件とかを思うと涙がでてくるけどみんながそうやって助け合ったり声をかけあったりすれば、

人間の群れとしての生存確率はあがると思うんだ。

異変があったら黙って離れる方が個体としての生存確率は格段にあがるんだけどね…。

この矛盾

2008-01-22

はしごたんの例のエントリを男同士にしてみた

Aさんに了承もらってるので… あったことをありのまま話すよ

ホッテントリ載ってウザくてすみません。前記事の続きです。

コートだけ脱いで大きなベッドの上に寝転がるAさんにおずおず聞いてみました。そっちに行ってもいぃい?って。いいよって言うからそろそろとベッドにあがるとAさんが抱き寄せてくれて唇が重なってすぐ舌が入ってきたのでわたしも一生懸命舌を出してAさんの舌をつついたり絡めたりしました。あ、ふぅ、はぁ… き、気持ちいいよう、でも舌だけでいいの?って解らなかったのでとにかく夢中でAさんの歯列の裏を舐めてると、唇を突き出してって言われたのでむうぅって突き出すと、私の唇を挟み込むようにAさんがちゅぱって吸い上げてくれて、んんん、あん、感じちゃうようっ… 夢中で舌を絡めながらそっと目を開くとすぐ近くに瞳を閉じたAさんの顔が… あぁ、わたし夢を見てるの?いつまでこれが続くのかな、も、もう舌が疲れちゃったよう。でもやめたくない。あん、もう限界かもってタイミングでようやく唇が離れて、ベッドの淵に移動して二人で腰掛けていると、

じゃあ風呂入ろうか、別々に入る?それとも一緒に?って聞かれたので思い切って「一緒に入る」って言っちゃいました。

気がつくといつの間に服を脱いだのか目の前のソファに脱ぎ捨てられたAさんの服があって、シャーッてシャワー浴びる音が聞こえてきたので、あわてて私も服を脱いで下着だけの姿でお風呂をそっとのぞきました。するとシャワーを浴びるAさんの姿が… あっ、おちんちんも見えちゃう。たくましくて男の子らしい体… それに若い。ああん… は、入ってもいいのかな?扉の隙間からおずおず聞いてみました。「僕も入っていぃい?」するとAさんは、早く入れば?って雰囲気だったので躊躇いながら下着を脱いでタオルであそこを隠しながらお風呂にエイッ!って思い切って入っちゃいました。するとAさんはシャワーを浴び終わったみたいで、ザザァッと広い浴槽に浸かって風呂場に備え付けのテレビチャンネルを切り替えてました。あぁ、あぁ…って時々AVチャンネルの喘ぎ声が聞こえてくるのを聞きながら僕もシャワーを浴びて頭の先から足の先までびしょ濡れで、浴槽の中のAさんをチラチラ横目で見ながらようやくあそこまで洗い終えたので僕も隣に入ろうとすると半分スペースを空けてくれたのでそこにちゃぷんと浸かりました。あー… 熱ぅい。

……。

どうすればいいのかな、頭が軽くパニック状態。すると、おいでって感じで浴槽の中で抱きしめてくれたので僕も広い背中にしがみついてAさんの膝の上に跨りました。あ…ん、股間におちんちんの竿が当たってる。備え付けの入浴剤を垂らして泡風呂にしてくれたので、ホイップクリームみたいな泡の中に溺れるように体を重ねて、あふあふと顎についた泡を指でのけているともがいてるのに気付いたAさんが泡を止めてくれて、その後体勢が入れ替わりました。僕が下になる格好で体が平行に重なってギュウウッて上から抱かれてしまいました。あぁん、お、溺れちゃうよう。僕が苦しいようって言うとAさんの体が離れてザザァッと浴槽から出たAさんが立てかけられていたマットを見ながら、やってみる?って聞くから、あ、あわわと答える間もなく気付くとすでに床の上にマットが広げられていて二人でしゃがみ込んでローションをぱちゃぱちゃとかけました。体にもローションをかけてマットに横たわったAさんのたくましい体の上に恐る恐る重なると、動いてって言われたのでぎこちなく体を揺らすとAさんはちょっと物足りなかったようで、今度は僕が下になって上からギュウギュウ圧迫するようにおちんちんとおちんちんを重ねながらヌルヌルしてもらいました。はぁん、はぁん、すごい… あぁ、あぁ、気持ちいいよう何これ、あっ頭の先が風呂場の扉にぶつかっちゃってるけど止めないでもっとぉっ。今度は僕もAさんを気持ちよくさせてあげたいから僕が上になって同じようにおちんちんとおちんちんを重ねてヌルヌルしてあげました。あ、今度はAさんも気持ちイイみたい。あっ、そんなにすると出ちゃうよ?って言われたけど、もうイってもいいよ気持ちいい… 僕のおちんちんでおちんちんを弄んでって言われたので一生懸命弄ぼうとしたけどテクが足りませんでした。えーん… ごめんなさい。

マットでじゃれてるうちにAさんのおちんちんが見事に立っていたので目が釘付けになっちゃいました。あ…… 僕が興味深々でそこを見てるのに気付いたAさんが「…? これ?」って感じでおちんちん差し出してくれたので、おずおずと先っぽを舐めてみました。あ、ローションの味がする。先の方を銜えただけで、あん駄目ぇ、太すぎてアゴが外れそう。全部は無理って太さで1/3銜えるので精一杯。しかも歯が立っちゃったみたいで下手糞でごめんなさい。でもAさんはそれを責めるでもなくサッと立ち上がると遊び終わったマットを洗ってシャワーを僕にもかけてくれました。二人でローションを落としてすっきりすると、Aさんが先に風呂場を出て体を拭く音が聞こえてくるので、僕は風呂場の中でおろおろしながらタイミングを待ってから扉を開けるとAさんがガウン羽織ってるところだったので、続いて僕も体を拭いてガウン羽織りました。

風呂場と繋がった洗面室のドアを開けると夢のように広いお部屋が広がっていて、テレビを見ながらお茶でのどを潤すAさんが居ました。僕も喉渇いちゃった。Aさんが注いでくれたお茶をもらって、はぁ…ってソファに腰掛けてボーッとしばらく放心状態でした。

………。

何この沈黙?どうすればいいの?Aさんは広いベッドの上で大の字に寝そべって無言で天井を見ていた。わからないので、そっちに行っていぃい?って聞いてみました。うん、っていう雰囲気だったのでペタペタ裸足で移動してベッドの端っこからそっと上がると腕を広げてギュウって思い切り抱きしめてもらいました。あん、嬉しい。耳の穴の中までくちゅくちゅと舐められて、あぁ、はぁぁん、これも夢なの?すごい気持ち良くて、声が出ちゃう。抱き合いながらガウンを脱がせてもらって、僕もAさんのガウンを脱がせると二人で明るい部屋の中で裸になっていました。脱ぎ飛ばされたガウン… あぁん、電気消さないの?汚い体でごめんなさい。

練習してみる?って言われたので、うんってうなずいておちんちん銜える練習させてもらいました。嬉しい。おちんちん自由にしていいよって言ってくれるんだけど、でもこんな太いのお口に入らないよう… Aさんがベッドの淵に腰掛けて私が床にひざまずいて犬のような体勢とか、色んな角度で練習したけど、1/3以上銜えるとどうしても歯が当たっちゃう。下手糞でごめんなさい。

Aさんは僕の包茎手術の傷跡も舐めてくれて、こんなの気にならないよと言ってくれました。優しい… その後、乳首とおへそも舐めてくれて、あ… あぁん、亀頭もペロンと舐められて、臭くない?って聞くと大丈夫って言ってくれました。よ、良かった。亀頭をこうやって舐めると、気持ちいいの?って聞かれたんだけど、うぅんヨクわかんない頭おかしくなっちゃってるから上手く答えられないけど気持ちイイ。でも今は亀頭より、お、おしりの奥… 奥に早くおちんちんが欲しい。奥におちんちん入れて欲しいって言っちゃいました。

え?いきなり入れるの?ってAさんは少し驚いた風でしたが、枕元の袋からゴムを出すと、これはこうやってね… とゴムの付け方も丁寧に教えてくれました。太い竿に苦労してゴムをはめると体勢が入れ変わって僕が四つんばいになって、足を横に広げられて、ググッと一気に太いおちんちんが根元までずぶずぶと奥まで入ってきました。あ、ああん、腸が破裂しちゃうほど太いぃ… はぁ、あぁぁん!って声が自然と出ちゃうよう。ぐっ、と引いてまたズン!って突かれる度に、あぁああん!気持ち… いいよぉ、気持ちいいよぉ!って声が止まらなくて、すごい強引な動きでほんと男は止まれないんだすごいすごいよぉ、こんなの初めてぇ、あぁん、あぁん、って喘いでる合間にどんどん体勢が変わって僕が上になって動くように指示されたり… あん、Aさんは事前の自己申告ではMじゃなかったの?下からの突き上げは獣みたいに野性的でMなんかじゃないよう。男って皆こうなの?すごいよう… あぁん。腰を回したり、横に動かしたり。最後は膝を思い切り抱え込まれた形で、こうするともっと深く入るからってなされるがままにされていると、……ああ!

ズン!って直腸が強引に押し上げられて内臓がズクンとするような鈍い痛みが走って、ほとんど悲鳴に近いような大きな声で、あぁぁん、壊れちゃうよぉ!壊れちゃうよぉ!やだぁ、壊れちゃうぅ!ああん!って叫び続けて、でも止めないで止めないで!って心の中ではお願いし続けてました。Aさんは時々動きを止めてゆるく突いたり、入れたままじっとしたりで、適度にじらしながら安心した頃に不意打ちでまたズン!って突いてきて膝を抱え込まれてもう後はなされるがままで、入れたまま体制をバックに移動して突かれたり、そのままベッドから降りて床の上で立ったまま後ろから突かれたり、またベッドに上がってたくさん突かれながら亀頭を指先で弄られて、どんな感じ?って意地悪に質問されたり… どんな?って、あ、頭が可笑しくなっちゃうよう、ヘンになっちゃうぅ、駄目ぇって擦れた声で懇願するとようやく手を止めてくれて、その後おちんちん入れたまま隙間から指を一緒に入れられたりで、す、すごいよう、大好き… 大好きだから止めないで。そのまま貫かれた状態で体を抱え上げられて抱っこされたまま歩かれてロ××マ×××に乗っけられておしりを滅茶苦茶にされてるうちに動きがすごすぎておちんちんが抜けちゃって、またベッドに戻って… って感じでAさんは持久力が凄くてなかなか出さない人なので… すごく、ヨカッタです……

壊れちゃうぅ、直腸つぶれちゃうぅ、下半身麻痺してイクッて感覚が解らなくなるほど何度も体でイッてしまいました。セックス中の記憶はすべてが繋がっていて何回やってもらったか確実には覚えてないのだけど、四回以上あったような気がしています。いや四回だったかな… あ、Aさんに後で聞いてみようかな。

痔になってったのでシーツの上には血が薄く滲んでました。

ほんとに有りの侭すぎてすみませんでした。 …続く。

・・・やばかったら消します。

2008-01-06

罪なき人は誰

キリストが街を歩いていたら、群衆が女を輪姦していた。

キリストが群衆の1人に『何故女をまわしているのか』と尋ねたら 、

その者が『この女は罪人だからだ』と答えた。

それを聞いたキリストが群衆に向かって

『それでは今まで罪を犯したことのない者だけが強姦せよ』と群衆に言った。

群衆は反省して去っていって

最後に残ったのはキリストと女の悲鳴だけとなった。

2007-12-26

http://anond.hatelabo.jp/20071009200109

その日は、よく晴れて暖かく、けれど風の強い日だった。

僕は約束の時間に待ち合わせの場所に立っていた。彼女は来ない。予想通りの結末。僕はため息をつき、その場所を離れた。歩きながらふと携帯をみると、「着信」の二文字が表示されている。はたしてそれは、彼女からだった。

僕は近くのベンチに座り履歴からコールバックする。呼び出し音が三回鳴って彼女が出る。「元気にしてた?」いつもの台詞から無為なループを繰り返す会話が始まった。沈黙の方が長いその会話の背景に時折環境音が混じる。「今どこにいるの?」そう尋ねると、「月が奇麗なところ」、と彼女はこたえる。空を眺めると観覧車の向こうにほとんど欠けていない月が浮かんでいた。

再び外からのノイズがスーピーカの向こうから聞こえてくる。今度は悲鳴のような。その楽しげな悲鳴に僕は聞き覚えがあった。観覧車の横を走るレールの上。僕は半ば確信してもう一度彼女に聞く。「今どこ?」、「だから、月の奇麗なところだって」。僕は通話状態のまま園内を歩き回る。階段を下りて、アトラクションの間を縫ってベンチに目を凝らしながら。幸い今日はこんな日だ。ベンチに座っているのは十中八九男女二人で、一人きりで電話をかけている女の子なんていやしない。

中心からは少し外れた見晴らしのいい場所に、彼女はいた。ベンチの端に座り、携帯に向かって話しかけている。その姿と電話からの声がリンクした。「見つけた」そう言って電話を切る。彼女と少しだけ間をあけベンチに座る。「元気にしてた?」そう口を開く。

ご飯を食べながら、手をつないで歩きながら、まるで久しぶりに再会する恋人のように互いの近況を報告する。それでも結局、彼女のわだかまりは解消されなかったらしい。「友達になれないかなぁ」そういう彼女に、僕はノーの返事を返す。以降、会うこともないし、会いそうなところには行かない。そう宣言して、手を振る。

電車を待ちながら、携帯電話の履歴と、アドレス削除する。ものの5分で作業は終わり。あとは。ポケットの中の感触を確かめる。帰り道の途中の橋の上からリングを思いきり投げた。やっぱりこういうものは海でするものなのだろうか。ふとそう思った。

2007-12-20

早くブログSNS週刊誌並みの信頼度になればいいのに。

店頭にある週刊現代12/22・29合併号に「『マクドナルド』を食べてはいけない!」という記事がある。

先日起こったマクドナルドサラダ賞味期限切れ問題を「一部のフランチャイズ店だけじゃなかった!!」として、匿名の元店員らによる話を並べている。

店では当たり前のように賞味期限切れの材料が使われていました。

お客から見えない厨房の衛生状態はひどかった。一番の問題はネズミです。営業中も走り回っていて、店員の足にぶつかったりするんです。ネズミが客席まで出て、お客が悲鳴をあげるなんてこともありました

ネズミがパンとパンの間にいたこともあったし、カウンターの中にあるバーベキューソース、マスタード、砂糖コーヒーミルクなどもかじられました。ネズミにかじられると、痕がギザギザになるのですぐ分かるんです

営業時間中にドッボーン! とネズミが揚げ油の中にダイブしたことがあったんです。その油は捨てました

ゴキブリは油の上に浮いていました。小さい茶色のゴキブリが多かった。でも店では、ゴキブリをすくって捨てたあと、油をそのまま使っていました。毎日1回はゴキブリをすくって捨てていましたよ

こんな話が並んでいるが、しかし、誰も問題視しない。炎上したりしないし、本気になって「マクドナルドの油にはゴキブリが入っているんだってよ」なんて言わない。

みんな、「週刊誌に書いてあることなんて」と、記事の信憑性を分かっているからだ。

実在するかも分からない関係者がさもありそうな話をする、なんて言うのは週刊誌常套手段で、こんな記事が出てきても、みんなちっとも大騒ぎしたりなんかしない。

おんなじ話がブログにあったら。誰かめざとい人が見つけて、2ちゃんはてブに晒され、コメント欄が記念カキコと通報であふれ、本社が公式にコメント発表したりするだろう。現にKFCはそうだった。その話を書いた人が本当に働いているかも分かっていないのに。

みんな、ブログSNSを信じすぎだと思う。ブログSNSなんてどこの誰が書いているかも分からなくって、みんなが本気にしない週刊誌よりも裏取りはおおざっぱで、大騒ぎしても結局そんな事実はなかったりするのが大半なんだって、ある種醒めた目で見たら、あんなにも毎日炎上が起こったりしないだろうに。

でも、ブログSNSなんてのは限りなくおしゃべりやウワサ話に近くて、ウワサ話なんて時に信用金庫を一つ取りつけ騒ぎで破綻させかけたりするのに、全然根も葉もなかったりする。ひとはその手の話が大好きで、だからこんな騒ぎは永遠に無くならないのかもしれない。

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