2008-06-22

http://anond.hatelabo.jp/20080622213522

人間の本性に対するどうしようもない遣る瀬無さを、

感じさせられずにはいられないのだ。

ほんとう。

カトウはあらゆる意味弱者だった。

経済的にも社会的にも。あとは、コミュニケーション弱者でもあった。学校の中で友達の多いか少ないかで決まる格差社会、と斉藤環氏が書いていたやつだ。

そういうありとあらゆる格差の中での弱者側だった。

弱者社会ストレスを吸収させられている。そいつらが吐き出すのは個人のストレスじゃない。社会全体が彼らにかけている負荷に対する悲鳴だ。

カトウだけじゃないはずだ、あんなに苦しんでいるのは。

いまもたくさんの人が苦しんでる。

それってなんだか同時テロを思い出してしまう。

社会全体で弱者によっかかって生きること。

そしてそのストレスを、わずかな違いによって弱者たることを免れた者たちが黙殺し、あるいは弱者だけになすりつけ、ネタにして騒ぐだけで流してしまうこと。

人の痛みがわからない。

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