はてなキーワード: 復讐するは我にありとは
日本の映画って申し訳ないけど駄作としか思えない映画が多くて。主観だからしゃーないですけど。
何が駄作かって言うと、やっぱり基本的に儲からないからか、ホント申し訳ないけど優秀な映画人が集まらないってことなんじゃないかなと思う。
全体的に雑と言うか、緻密に作られてないって言うか、もちろん予算も少ないんだろうけど、見てて楽しむより疲れることのほうが多い。
どうしても役者の台詞・演技に頼り過ぎのところがあって、絵で見せようとしない。
じゃぁハリウッドならいいかって言うとそうでもないんですけど、期待値としては海外作品のほうが高くなります。
昨年は『シン・ゴジラ』や『この世界の片隅に』などはありましたが。
で、『凶悪』。
ノンフィクション小説が元の映画で、実際に起きた事件に基づく映画なんですけど、酷い凶悪事件は日本でも結構あって有名どころでは「北九州一家監禁殺人事件」(※こいつはあまりに酷すぎて流石に映像化は無理だろう。読んでないけど「闇金ウシジマくん」で書かれたようですがかなり評判が悪かったらしいですね)、『冷たい熱帯魚』の元になった「埼玉愛犬家連続殺人事件」、えーっとあんまり詳しくないので他はググって貰うとしても、とにかく昔からこうした胸糞悪くなるような凶悪事件ってけっこうあります。
古くは『復讐するは我にあり』など、凶悪事件を映画の題材にするって言うのは一つの定番みたいなもので、ショッキングだから映画会社もそこそこ売れると思ったりするからなんでしょうかね。
でも、映画はやっぱり映画なんですよ。リリー・フランキーさんやピエール瀧さんの演技は、まぁそれはそれで特に悪くはない。ピエール瀧さんは相変わらずちょっと滑舌がよくないけど雰囲気は悪くないし、リリー・フランキーさんのへらへらした薄気味悪さみたいなのもそれはそれでいい。山田孝之さんは・・・普通かな。
それはそれとしても、見ててイライラしてきます。脚本なのか演出なのか、作り方に日本映画の下手さがあちこちに見られるので。
例えば、記者の山田孝之が現地取材に行って地元の人に取材するシーンがありますが、どうしてあんなに地元の人がすぐにすんなり喋るんだ?とかね。
あまり意味のない撮影・編集部分もいっぱいあります。全体を通してきちっと組み立てられてない感満載なんですよ。て言うかなんかやっぱり下手だな、と。
正直、だらだらと長すぎて、途中で何度か見るの止めようと思いました。動画の時間を示すバーを見て「え~?まだ半分しか終わってないの?」みたいな。
以前にホッテントリ入りしたブログで『凶悪』が取り上げられてて結構いい評価されてましたが、ブログだから広告クリック狙いもあったのかもしれませんけど、とてもじゃないがいい評価は上げられないな、と。
見ないで日本映画を批判する、ってのも良くないのかなぁと思ってたまに確認の意味で見てみようって気になるんですが、やっぱ駄目ですね。もうちょっと色々見てみようと思ってますけど。