はてなキーワード: コンフォートゾーンとは
子供の頃、両親になにか聞かれて「知らない」っていうのは禁句だった。というのもそこから果てしないマウンティングが始まる。
両親はマウンティングしたいのかも今となっては不明だが、質問に正解すると更に質問を浴びせてきて「わからなくなるまで」聞き続ける。
そして一度「わからない」って言うと、満面の笑みで「おーwwwwwwwwwそうかwwwwwwww○○はXXXを知らないのかーwwwww」
となって長々と話が始まる。
ただ、あまりにも話が長いために最初「A」と言っていた話が「Z」くらいに変わることがある。「ことがある」と書いたが嘘だ。9割以上の確率で変わるから「たまに話が一貫する」ほうが正しい。
どのくらい変わるかというと「手を離せばものは落ちる」と言っていたのが「ものっていうのは常に浮かんでいないとおかしい」位変わる。
だがこれこそが罠だ。
「さっきAって言ってたのにZって言ってる」と指摘すると地獄が始まる。
「Aなんて言っていない!」となってそこから徹底的な精神的な虐待が始まる。そしてガンガンに精神的にメタクソに叩き潰された後で結論が今度は「F」位になる。
これも罠だ。突っ込んではいけない。だが話の整合性が無茶苦茶になる。気持ちが悪くなる。そしてたまらず「今度はFなんだ」と言う。そうすると「Fなんて言うわけがないだろう!今話しているのはPのことだ!」とまたもや激怒。
こうやって文章にしてみるとわかる。あいつは明らかにおかしい。そして自分はそうして何言っても叩き潰されて精神的にとことんまで追い詰められる状態がコンフォートゾーンなのかついついそこに行ってしまう。
そして社会に出てわかった。わからないということが怖い、意見を言うことが怖い。というか周囲の人間は「いつ俺を叩き潰してやろうか」と機会を伺っていると思うようになっていた。
社会に出てわかったのは、学校にいる間は人とかかわらなくても死にはしないからだ。社会に出たら人とかかわらなければならない。だから明らかになる。
もう本当に嫌だ。どうすれば楽になるんだろうか・・・
自分はiPhoneユーザーだ。また、今まで雇われのiOSアプリ開発者として仕事してきた。個人的にもアプリを作っていて、ストア上にいくつかアプリもある。その内の1つをアップデートしようと先日Appleにその更新版を送ったのだが、今日審査で却下された。
却下理由は「4. 2 Design: Minimum Functionality」、つまりクソアプリなのでストアに公開出来ないということだ。
便利だと思って開発し、実際便利に使っていて、2年以上このアプリをマメにメンテしてきて、アプリ特有の機能もあり、ユーザーも結構ついてきた今コレを言われるのかと愕然とした。
最近Appleはソフト面に注力してきたと言うが、こういう意味だったのだろうか。
とりあえず、なぜこのアプリに価値があるかの説明をAppleに送り、今その返事待ちだ。しかし以下のような話があるので、これから承認までは長い道のりとなる可能性は高いだろう。
正直言って、この件でAppleの今後に失望してしまった。自分はここ5年はiOSアプリ開発者として金を稼いできた。頭を悩ますような却下も何度だってあったし、頭を悩ませている人も多く見てきた。もちろん審査のことやそのメリット・デメリットを承知で今までiOSアプリを開発してきた。しかし今回、今まで問題ないとされていたのに突然ダメと言われてしまい、そしてそれにぶち当たったのが自分だった事が大きなショックとなっている。もう怖くて何も作れなくなってしまうなと、分かっていたハズなのにやるせなさがこみ上げてくる。
そんなこんなで、今後自分はiPhoneから離れAndroidに移るだろう。主な理由は開発者としての精神的安定の為。Androidとの両刀はしない。自分がアプリを作らないプラットフォームを使い続けるのは苦痛なので。iOSで何が出来るのかを逐次追う程度に留まるだろう。
Androidについてはセキュリティ面での懸念は若干あるがそれでも若干だし、その他の機能面で不満は無い。そうなってくると今自分がiOSに固執しているのは単純に慣れと、職歴の為くらいだ。それらコンフォートゾーンから抜け出すのは正直つらいものがあるが、長い目で見れば幸せになれるだろう。むしろ手遅れになる前にやった方が良い。