2024-03-21

安楽死のついての記事シロクマが書かなかったこ

おっす。オラ工業高校卒。以前に学力テストについて話をかいてみんなにいろいろ突っ込まれたおかげで知見がすげえ広がってうれしかったぞ。

あれ以来はてなを読む専しながらいろいろ社会勉強中なんだ。


最近はてなスターシロクマ先生が以下のような記事を書いてたんだ。


安楽死合法化されたら日本は姥捨て山になる

https://blog.tinect.jp/?p=85698


これ読んでオラすげえ違和感があったんだ。だってこの文章では

こうした認識があったものから、『安楽死合法の国で起こっていること』を読んだ私は安楽死の導入に大きな不安を抱くようになった。欧米、とりわけアングロサクソンの国々で安楽死制度化されるのはまだ理解できる。だが、日本のように自由責任の建付けの曖昧な国で安楽死制度化したら、その安楽死はいったい誰の自由意志によるものなのか、その安楽死はいったい誰のためのものなのか、やっぱり曖昧になるだろう。

と、人権感覚の進んだ欧米では安楽死制度運用可能かもしれんが、人権後進国の日本では無理」みたいな感じで書いてあったんだ。

でも、この文章ネタ元になっている『安楽死合法の国で起こっていること』では、安楽死制度を導入した国で起きたエグい問題についての話がガッツリ書いてあって、人権先進国だろうがなんだろうが、とても人間には運用不可能制度って印象なんだ。

でも、シロクマ先生記事だけ見ると「多少の問題はあるが、人権意識の進んだ国ならおおむね運用可能だし将来の有望な選択肢」みたいに見える。本を読んだオラからすれば、地球人を信用しすぎてないか?って気がするぞ!


シロクマ先生はこのあたりの事件センセーショナルすぎて、持論を書くには邪魔になると思ったのかもしんねえ。確かにこういう事件感情的な反応をする人が多いから、本質的議論ができなくなるってことはありそうだ!

でもオラは、シロクマ先生が書かなかったことはみんな知っとくべきだと思うんだ!ブコメでもあんま突っ込まれてなかったしな!

詳しくは『安楽死合法の国で起こっていること』を借りるなり買うなりして読んでほしいんだけど、本で挙げられている安楽死制度を導入した国で起きたエグい事件について参考リンクを示しながら書いてみるぞ!


参考:https://www.bbc.com/news/world-europe-49660525

最初に書いておくが、安楽死担当した医者安楽死ガイドラインを逸脱はしていないとして無罪となっているぞ!

アルツハイマーを患っていた患者は、以前から介護施設に入るようになるまで症状が悪化したら安楽死したい」「死ぬ時期については自分で決めたい」と意思表示していて、書面に残していたんだ。

で、実際に症状が悪化して施設に入ったんだけど、患者状態悪化していて意思疎通ができなったので、医師がほかの医師とも話し合って安楽死の日取りを決めたんだ。

当日、家族が見守られる中、鎮痛剤入りのコーヒー(これはガイドライン違反)で大人しくして安楽死をさせようとしたんだけど、安楽死用の薬剤を注射しようとしたとき、手を引っ込めちゃったんだ。

どうやら鎮痛剤が効かなかったようだ。そこで医者家族にその患者を押さえつけさせて、抵抗する中で薬剤を注射して安楽死を行ったんだ!

これが「本人の意思確認たか」という点で裁判になったんだ。死ぬ直前になって怖がるなんてこといくらでもあるからな!

結果、最初に書いた通り医者無罪になったぞ!ついでに安楽死前に鎮痛剤とか使って大人しくするのも合法化されたんだ!

うっひょー!そんな死に方はちょっとしたくねえな!


参考:https://www.frontiersin.org/journals/psychiatry/articles/10.3389/fpsyt.2022.933748/full

19歳のとき境界性パーソナリティ障害と診断された患者がその障害の重さから仕事私生活で苦労し続けていて、大学卒業してパートナー暮らし始めて安定したところで、薬物使用パートナーからDVとそれによる別れで鬱を発症、なんとかうまく行きかけてた人生で大きな挫折をしてしまうんだ。

もとからあった希死念慮さらに強くなってたところにセカンドオピニオンで他の医師受診するんだけど、その医師安楽死を推進する団体をやっているような人で、患者アスペルガー症候群であると新しい診断をしたうえで、それの治療を試みることなく、アスペルガーパーソナリティ

障害が併発していることを理由安楽死申請して、認められ、患者安楽死してしまったんだ。

この件は本だと無罪になったとされているが、現在は遺族が大陪審に上訴して現在も争ってるぞ。


たぶん、

こういう記事をふむふむって読んで知識仕入れてる層は原典どころか取り上げた本すら読まねえから適当に書いてインプレ稼いだもん勝ちだしどうせバレない。

って思われてるんじゃねえかな?Webで物書いて飯を食うには確かにこのスタンスは強いと思うぞ!でも見習いたくねえな!


ちなみに、本だと

あたりも書かれてる(むしろ、こっちのほうが議論になりうそうな問題が多い)ので、このあたりの知識がない人間安楽死制度問題を考えるなら、まず一読するべき本だぞ!

というよりこれすら読んでない人は””制度としての””安楽死の是非についてはあまり語らねえほうがいいと思うぞ!自分死にたいとか言うのは勝手だけど、他人を殺す基準を作るなら感情リブンで話しちゃだめだ!

Amazonリンク置いとくから、気になったら買ってくれよな!:https://www.amazon.co.jp/dp/4480075771/


あと、著者のインタビュー記事が本の内容に触れてるから、これ見た後で気になったら買ったらいいぞ!

https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/426/

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