だらだらと長い文章になったので最初に要約を書いておく。要約できている気はしない。
・推しの出演したイベントの運営を批判することはタレントの評判を落とすことにつながる。だからできない。今やってるけど。
・その他クソな出来事でも推しのことを考えるとSNSなどでネガティブな発言をすることができない、吐き出す場所がない。
・推しのコンテンツをただ楽しいものとして受け入れたいのにいちいち運営にヘイトが湧いてきて純粋に楽しめない。
・この意味不明なしんどさはなんなの。
以下、本文。
某VTuber事務所の話。伏せても意味はないと思うが一応伏せておく。
昨年の暮れ頃に事務所に所属するタレントの殆どが出演する大規模なライブイベントがあった。
自分の推しはそこに所属するメンバーであり、推し以外のメンバーについても配信をよく見ていたし
そうでなくてもコラボでよく見かけたりしていたため全員を応援する気持ちがあり、とても楽しみにしていた。
その事務所では以前に全体イベントを開催したことがあるし、事務所内グループのイベントや
タレントソロのイベントも多数実施した実績があったし、それら過去のイベントは内容、画質共に素晴らしいものだった。
そういうわけで、イベントの配信チケットは昼の部・夜の部で各8,700円で両方買うとさすがに財布に優しくないと感じてはいたが、
クオリティや体験は過去の実績から期待できるものであったしその値段でも満足だと思いどちらも購入していた、
イベントのブルーレイも当日購入に限定特典が付くというアナウンスがあったためイベント開催前にもちろん買っておいた。
イベントが終わったら感動の余韻で即買いすることになるんだから今買っておいても問題ないという判断だった。
しかし、当日の開演時間が来て待ちに待ったイベントが始まった瞬間とてつもない違和感に襲われた。
画質が最悪だった。どれくらい最悪かというと、出演者がアップになっても顔のパーツがはっきりは見えないぐらい。
鼻や口は絶対に見えない。目もそこに目があるということはわかるが、細かい形はわからない。
さすがに手足は見えるのでダンスは何となく見える。だが指の形はわからない。それくらい。
配信された画面は現地会場のスクリーンをカメラで撮影したもので、カメラ自体の性能や解像度は良かったのかもしれないが
スクショの取り方が分からない人がPCの画面をスマホで撮影してSNSに投稿しているアレと同等のクオリティだった。
どう反応していいものか戸惑ったが、コメント欄やハッシュタグは画質について多少の言及はあるものの特に荒れた様子もない。
ライブ会場の雰囲気を味わうための演出かもしれないし、否定から入るのではなく楽しもうという気持ちで参加すれば
良いところが見えてくるかもしれないと考えてしばらくそのまま視聴した。
出演者は皆何か月も前からファンを楽しませようという気持ちで一生懸命に練習に励んでいたのを知っていた。
そうでなくてもこんな大きな舞台にいい加減な気持ちで臨むやつなんて普通はいない。
みんなのパフォーマンスをこちらとしても可能な限り楽しみたかったし、出演者も視聴者もみんなが「いいイベントだったね」と言って
「いい思い出だったね」と言ってイベントを終えて、いつか「あの時は楽しかったね」と振り返りたい。
だからもやもやした気持ちが片隅にあるものの、画質のことは忘れて推しや出演者のパフォーマンスをめいっぱい楽しもうと努力した。
昼の部、夜の部と視聴を終えた結果、やはり気持ち的には半分楽しんで半分もやもやしていた。
「なんだこれは」という気持ちが少なくない割合を占めており、余韻が残るほど全力で楽しむことはできなかった。
配信画面は完全に運営の仕事の範疇であり、出演者のパフォーマンスを台無しにした運営に強い怒りも感じていたし
過去最高クラスに高いチケット代を昼の部・夜の部の2回も徴収していたことや、イベント開始前に特典を付けて
イベント終了後のTwitterや出演者の配信コメントの反応は概ね「いいイベントだったね」というもの。
当たり前だ。あんなに推しが頑張って出演したイベントを悪く言いたくない。「よかったね、最高だったよ」と言ってあげたい。
それに「推しのイベントが良くなかった」ということがTwitterなどで広まってしまったら推しの活動に支障が出るかもしれない。
だからみんな心の中に大なり小なり何かあったとしてもそれは決して表に出さない。
それがわかってたから自分も何も言わず、次に同じことがなければ許してやろうと考えて何も言わなかった。
内容は2日後に事務所内のタレントのグループを全て廃止し、全員をグループ所属ではない個人タレントとするというもの。
グループを解体して事務所の名前で押し出していくつもりらしい。
発表の文面には「前向きな変化なので応援してね」というような内容が書かれていた。
また、グループを解体する理由(?)として今後どのようなことをやるかという内容も列挙されていたが
過去にもできていたこと、グループを解体しなくてもできることしか書かれていなかった。
少なくともグループを解体しないとできないことは1つも書かれていなかった。
自分はある1人の特定のメンバーを推してはいたが、その所属グループもまた推していた。
それが2日後にはなくなるのだという。それを2日で受け入れろと。前向きに受け取れと。
そもそも事務所所属のタレントのチャンネル登録者数は10万人未満、5万人未満が多くとても売れているとは言えない。
事務所として収益を上げていく、または事務所や所属タレントが存続するためになにかしら手を打たなければならず
それがグループの廃止、事務所直属への統合だということならそういう考えもあるだろう。
それでも「2日後になくなります」はないだろ。「前向きな判断です」って言ってもどう前向きなのかは書かれていない。
それで「応援してね」って言われてもバカなのかという感想しか出てこない。
所属タレントの反応が「反対したが止められなかった」「運営の判断だから仕方ない」というもので
「そうした方がいい」「そうすべきだ」という意見が少なくとも自分の観測範囲では1つもなかったのも受け入れられない原因だった気がする。
なんにせよ、推しの所属グループがそんな軽いノリで軽さで消されるのは納得がいかない。
それでも多くのファンは我慢、ないし無理やり前向きに受け入れようとしていたように見える。
こんなクソな発表でも推しの周りに悪評を立てまいと多くは無理にポジティブに振舞っていた。
このあたりからかつては「いい運営」として評判だった事務所運営が炎上したり批判の対象になり始めた。
いろいろ文章にしてスッキリしたのかそろそろ書くのが面倒くさくなってきたが、
・運営の責任(担当者のバックレ)による所属タレントのライブの準備不足、という怪文書が発表されたり
・それを理由に別のタレントが誕生日ライブを自粛し活動休止したり
・事務所からタレントへのアカウント引継ぎに関する操作で誤ってアカウントの収益化を止め復活のめどが立ってなかったり
他にもあったと思うが思い出すために頭を回すのがもういやだ。
事務所が炎上したり批判の対象になっていることについて、所属タレントのメンタルにもダメージがあるようで
一部は運営に代わって配信で謝罪したり、やはり気に病んでいる素振りを見せたりと影響を感じざるを得ない。
最近は事務所主催で歌イベントのようなライブ配信があったり、今後事務所主催のライブイベントが控えてたりするけど
正直もう事務所の名前が出て来た時点で何か心にもやっとしたものを感じて素直に楽しめなくなった。
自分はただ推しの楽しいトークをニヤニヤしながら聞いたり、歌を聴いて楽しい気持ちになったり
そういうことがしたいだけなんだよ。
それでも最近は運営がいちいちでしゃばって何かやらかすせいで、タレントのコンテンツを楽しもうとしても
常に黒い影がついてまわるようになった。
何か最低限の基本的なところが欠落しているような話題が多い気がして、今後も何もないとは到底思えない。
とにかく何が言いたいかというと
キミなら運営がそれの上を行くクソだったけど輝夜月ちゃんが好きだったオレの気持ちをわかってくれるはず
俺はお前みたいな「推しを運営に人質にとられている」みたいなこというやつが一番キライなんだよ