自分も結婚して落ち着き、昔を懐かしんで久々にGoogleで元彼の名前を検索した。入社したのがベンチャーだったから、メンバーの写真が会社のホームページにそのまま載ってた。
びっっくりするほど太ってた。
美しさに惚れ込んで、今でも忘れられない、そして思い出す度に胸が痛む元彼だったのに、本当に1ミリも恋愛感情が無くなってしまった。
最早、彼が美しい時代の恋人のまま終われて良かったとすら思える。
意外と自分は薄情なことを知った。
イスラエルにとっては打撃らしいけど、まぁそれはそうなんだろう。
平和ってなんなんだろうな。スンニ派、シーア派の対立って、イスラエルが裏で糸を引いている部分もあるんだろう。
十字軍国家も200年も持たなかったから、イスラエルが数百年後存在しているイメージがわかない。
ってことをぼんやり思った。
中国の富裕層の生活は、米国と変わらない感じなので遠く離れた世界だなと感じられるのでいい。
一般的な人が、街歩いて今どきのお店が次々オープンしたり、家の中で良い家電使ってそうだなとか、そういうのが見え始めると辛い。
実績も無いのに何言ってんの?小便にしか使ってないのに。
最初はSNSでいいねを付けたり、たまにリプライしたりする程度だった。
「通話してみたい」という内容だった。
正直、性別も違うだろうし、年齢も違うからめちゃくちゃ迷った。
でも、話をしてみたい気持ちもあったので、通話してみることにした。
彼女は色々な話をしてくれた。
趣味のこと、家族のこと、やりたい事、ほんとに色々話をしてくれた。
携帯電話の番号も交換した。
遠方へ遊びに行った時も電話したりしてた。
やんわりと誘われたけど、彼女が住んでるところは直線距離でも900kmくらい離れている。
悩んだけど行く事にした。
イベントの前日に会う事になった。
これがあーだとか、それがどーだとか。
内容はあまり覚えていない。
緊張して寝られなかったようで、体調が悪いと言う。
レンタカーを借りて迎えに行く事にした。
迎えに言って、イベント会場に着いた。
ご飯を一口あげたり、デザートを半分こするっていって全部食べられたり。
イベントが終わって、帰ろうかという時に
「ドライブしよ」って言われた。
正気か??寝てないし眠いだろうけど、彼女なりのお礼がしたかったのだろう。
適当に車を走らせて、話をしたりした。
途中で彼女は寝ちゃったけど。
その後、お店に入って晩ご飯を一緒にたべた。
家まで送っていって、そこでバイバイした。ちょっと寂しかった。
翌日、いつも通り通話した。
「イベント楽しかったねー」とか「ドライブ楽しかったねー」とか話をした。
大事にしたいと思った。
全財産の半分取られるんだぞ