今回は裏サンデー
いや、まあ元から「主人公が性別偽ってメイドカフェやる」という無茶苦茶なコンセプトを成立させるための世界観だからさ。
こんな外道集団いるなんて治安悪すぎだろとか、あんなちっちゃいナリの少女一人でそいつら返り討ちにできるわけがないでしょとか、というかこれもう殺しちゃってんじゃないという位ボコボコなんだけどとか言うのは野暮ではあるけれども。
仮にもメインキャラ加入のエピソードやるんだから、もう少しプロット練ってもいいんじゃなかろうか。
で、これだけメチャクチャやってる割に、一つ一つの要素をメタ的に見れば手垢まみれなんだよね。
仮にも生徒の中でトップクラスにやばい犯罪性を持つとされて出てきた新キャラが、イレギュラーに翻弄され気味ってのはどうなんかね。
格が大分落ちた感がある。
あと、一話の中で、同じ展開を2回も入れるってのは、贔屓目にみても構成ミスかと。
最後の、今さらラブコメ風味なことをオチとして持ってくるのは、「あえて」という意味でみればアリだけれども。
今回は、敵陣営の赤チームのヤバさと、主人公が自身の能力にどういうルールがあるかを探るっていう内容かな。
あの人が赤チームにさらっと取り入っているけれど、時系列的にも赤チームリーダーの人間性から考えても早すぎね?
あと、色んな能力者がいて今のところそれらがほぼカブっていない現状で、レア設定らしい身体能力倍化が早速カブっちゃてるのは説得力がない。
この作家の、こういう「訳アリ感」満載の描き方はかなり手馴れてきた印象があるな。
いつも一緒にはいられないけれど、それでも出来る範囲で親として振舞おうしているところとか、同じセリフを2回いうあたりとかは妙なリアリティがあってよかったかと。
一件落着して、後日談てきな。
ヒロインの好意が明確に描写されたり、物語の展開的にも冒険活劇としては正直「ひととおりやった」感があるかな。
もちろん、倒すべき敵とかはまだいるわけだけれども、これ以上は目新しい展開は期待できない自分がいる。
修行編に突入しそうな、中だるみしやすい状況だろうけれど、果たして今後どうなるか。
現実の投票と時期を重ねてきたのは面白いけれど、こういうネタはコミックスだとピンとこないんだよな。
内容としては、選挙でどちらの陣営が有利かの理由と説明、低所得者がなぜ低所得なのかを本質的に理解できていないと嘆く描写とか、盛り上げ前の段階なりに見所があったかと。
「人口の何割かは政策そのものに関心がないので、そいつらを取り込むにはキャラやパフォーマンス」とかは、笑うところじゃないのだけれどちょっと笑ってしまった。
そんな朝政陣営が不利な中、「君たちの心を動かそう」という意気込みで討論番組にクロガネが参加。
これまでの描写から考えて、久我山陣営をこちらに取り込もうと思ったら、ここはかなりの説得力が必要だぞ。
茶番にならなければいいが。
最近は、仕事仲間の関係に描写割いていたけれど、久々の仕事面でのギスギス展開。
待たされて客のイライラ感が伝わってきて、担当ではないのに裾上げやらせようとするのは、お互いのためにならんとも思うけれども。
まあ、客からすればそういう店側の都合に振り回されるのは知ったことではないから仕方ないのだが。
さて、次回どうなるかね。
それにしても、あんまり利用したことないからピンとこないのだが、こんなに店員が四苦八苦するほどスーツの店に人がたくさん来ることってあるもんなんかね。
些か空気を読まないところはあるものの、場合によっては妥当な発言をちゃんとする編集の描写はよかったかと。
まあ、アドバイスの内容としては妥当すぎる(事実上、大したことは何も言っていないのと同じ)けれども、読み切り書いている段階の人相手に何の根拠もないことは言えないしね。
あと、最後らへんで、よくある「実は近くで聞いてました~」展開があって、色んな意味で「あちゃ~」と思った。
話を展開させる上で便利なのは分かるけれどもさあ……。
今のところは御雷が優勢に見えるけれども、ガオランの見立てではサーパインに分があるらしい。
何だろう?
こういうのを推測するのも好きではあるんだけれども、そういうのって期待とかも混ざってしまうから、私としてはこのまま次回を待つことにする。
メガネくんが後戻りのできないところまでいってしまったが、果たしてどうなるのだろうか。
言動とか振る舞いがたどたどしい感じが出て、リアルかは分からないが妙な生々しさがあるね。
トーチャーポルノとかの趣味はないので、評価はしにくいけれども。
女たちの反応や発言は、環境による価値観の違いで済ますには、あまりにも非論理的なのだけれど、もしかして何か秘密があったりするのだろうか。
ニセサイコヘルットはあからさまに人間ではないように見えるのだけれども、そこに登場人物が誰も触れないのはまだ何か秘密があるってことなのだろうか。