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2024-08-03

新型NISAで株を始めた人は、リスクについて最低限知っておこう

利上げに日経平均株価の乱高下、特に下落幅が大きいのもあって界隈はなかなかの騒ぎですね。

特に自分の目にする株クラ(株式市場大好きクラスタ)では、3パターンの退場が相次いでいます

信用取引マイナスになったガチ退場、含み益が消えて含み損になり凹んで退場、額面がでかいマイナスになって呟くこと減ったのでいったん休止退場。

兜町が通じないヤツはモグリ以下という時代から長いこと株式市場を眺めていると、そもそも"リスク"について知らない人が多すぎます

新型NISAeMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー)を買う時に目論見書ちゃんと読んでないソコのオマエのことだぞ。

99点取る方法に書かれていないこと

普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」は良いですよね。

個人的にはこれを読み切って山崎元さんのコラムを何本か読めばもう他にやることは無いと思っています

ただ、実は99点をとる方法にも、オルカン交付目論見書にも、リスクのものが何かは説明がありません。

  • リスクとは、確実ではないこと、不確実なこと

証券会社で用いられるリスク定義上記のものです。今日はこれだけ覚えて帰ってください。

リスクについて

一般用語としてのリスクや、危険予知トレーニング等で用いられるリスクは、悪い事象確率を指すことが多いです。

なぜ証券会社では"悪い"ものだけでなく"良い"ものリスクに含めるかと言うと、「大きいリターンを期待して、大きいリスクを取る」という言い回しが出来なくなるからです。

リスクが悪い事象を指すのであれば、大きくする意味が無い。冷蔵庫効率を上げるために爆発の可能性をあげましょう!という話にならないのと同じ)

そのため、リスク資産とは"不確実な資産"のことを指し、無リスク資産とは"確実な資産"を指します。

現金や、個人向け国債が無リスク資産と呼ばれるのは、これがほぼ確実に将来のどの時点でも使えるからです。

リスク許容度/リスク選好/余剰資産とはなにか

さて、前述の「普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」で書かれていることは、

「オマエが許容できるリスク範囲内で、オルカンかS&P500を買っとけ。たまに見直せ」です。

ポイントは"リスク許容度"です。

99点を取る方法では資産が半分になることが許容できるか、という問いの形で数パターンを示していますが、これはリスク説明にはなっていません。

同様に、資産運用は余剰資産で、というのもほとんど説明にはなっていません。

これは、"何では無いか"で考えた方が分かりやすい部分です。

まり、"不確実な資産ではない資産"という理解から進めましょう。

娘の入学金は、不確実な資産か?

さて、あなたに娘がおり無事に大学合格し、来月末までには入学金を振り込まなければなりません。

引っ越し費用やもろもろの諸経費を見込んで、手元には200万円の娘の大学入学資金があります

では、この200万円を一ヶ月普通預金に入れておくのは勿体ないので、オルカンを買いますか?

この場合、この200万円をリスク資産、不確実な資産にしてはいけません。

不確実と言うことは、急に増えたり減ったりする可能性があり、誰にも分らないということです。

将来の、娘の入学金は、不確実な資産か?

さて、あなた今日娘が誕生し、将来は大学に入ってほしいな、と思っていたとします。

手元に将来の入学資金として200万円があります。これはオルカンを買っても良いですか?

これも"娘の将来の大学入学資金"とするのであれば、買ってはいけません。

逆に言えば、"この200万円は投資して、娘の将来の大学入学資金は、18年間で貯めれば良いから、毎月1万円づつ個人向け国債を買おう"であれば問題ありません。

まりリスク許容度/リスク選好/余剰資産とはなにか

殖えるまで待てるお金、もしくはその割合のことです。

例えば、生活資金以外のすべてを新型NISAオルカンに全突っ込みする若手独身男性は、リスクは高く余剰資産と言えるかも怪しいですが別に問題ありません。

なぜなら、彼は投資したオルカンが50%になっても気にせず全突っ込みを続けられるからです。

自分資産ほとんどがリスク資産であっても問題が無く、いつかオルカン100%を超えるまで待てるからです。

逆に、この男性結婚して子供が出来て、子供教育資金や様々な出費が予想できるようになったとしましょう。

その際には、"予想されうる出費"については、リスク資産にしてはいけません。なぜならば不確実だからです。

確実な出費には確実な資産を準備してください。

新型NISAオルカンマイナスになったんだけど?

そういうもんです。不確実なんですから

いつか振り返ってみた時に年率4~5%程度に成長していたなあと言えるのが株式投資の強みです。

今回のような下落が続くのか、反発して上がるのか、また落ちるのか、急に上がるのか、誰にも分らないのが不確実な資産です。

ただ、3ヶ月なのか10年なのかはわからないけれども、いつか戻って経済成長するだろうと成長に賭けるのが株式投資です。

じゃあFIREはそういうものにも対応しなきゃいけないの?

今回はてな匿名ダイヤリーにこの愚痴を書き込もうと思ったきっかけがそれです。

直接的な知り合いに、資産が1億円を超えたか会社を辞めてFIREしたヤツが居るからです。

他人には資産運用アドバイスはしないというのが自分に課しているルールです。知り合いの決断にも特に何も言いませんでした。

ただ、1億円のほとんどをあるリスク資産で持っている旨は聞いていました(特に銘柄は言いませんが、株クラ界隈では割とポピュラー投資信託です)

今その知り合いは、すさまじい勢いで減り続ける絶対額を自虐めいた言葉で呟き続けており、正直心配です。

もしも、5000万円を現金で、5000万円を投資信託で持っていれば、少なくともこの程度の相場で慌てるようなことにはならなかったはずです。

なぜならば、その知り合いが10年程度はゆうに生活できるだけの現金が手元にあれば、たとえ第二のサブプライムローンが弾けて第二のリーマンショックが起きようとも問題いからです。

不確実な状況に耐えられないのであれば、それはリスク資産で持つべきではないのです。

まとめに代えて。リスクとは不確実なこと、使うお金は確実な資産で持っておけ

リスク資産は、いつか全戻しするだろうと待てる金額だけにとどめてください。

それがあなたの余剰資産であり、リスク許容度です。

いつ暴落するのか、それが戻るのに何年待つことになるかは誰にもわかりません。

そのため、定年後に夫婦旅行に行きたいねせっかくだから強羅温泉とか豪華に行っちゃおいうか、と言う人はその資金NISAに入れてはいけません。

逆に、手元にあるとガチャ回しちゃうし、経済回しちゃうけど将来不安なんだけど別に使うあてもないしと言う人は、その分NISAに突っ込んで忘れましょう。

使うあてがあるお金に手を付けてはいけません。

手を出してはいけない金に手を付けてからギャンブルだというのは、言うだけにして実行は止めましょう。

蛇足愚痴

個人的には、日本人は貯蓄傾向が高く、証券会社が余計なことをしなければそのままで良かったのにな、と今でも思う。

そもそもイギリスISA個人貯蓄口座(Individual Savings Account)で、お前ら貯蓄少なすぎるから貯めてくれよマジでという制度からスタートしてるわけで、日本投資にだけ振るのマジで良くないと思う。

ただなあ、日本銀行含めて証券会社がなあ。退職金でがめつく稼ごうとして結構やらかしたからなあ。

じぶん年金とか言って、東電NTTに全額つっこんどきゃ配当金で将来安泰ですよみたいなのも結構あったからなあ。

そういう意味で旧つみたてNISA20年と言う期限も含めて結構良い感じだったと思うんだけどなあ。

でも、個人貯金してる現金を、投資に回してくれたらその分でだいぶ盛り上がるけどどうにかしてリスク資産で持たせらんないかな、という検討会は常に行われているわけで。

から普通の人は、現金で3~4万円、NISAに3~4万円を積み立てておいて、適宜現金を使って、定年後に1800万円のNISA口座の中身を取り崩して老後資金にするのがまあ無難な使い方だと思うわけよ。

それが出来る、それ以上のことが出来る人たちを超優遇する制度になっている感じはあって、個人的にはうーん、それもなあ、という気持ち

新型NISAだって年初一括投資できた組はまだまだプラスで高みの見物なわけでしょ。まだ増加率で10%越えてるし。

せめて個人向け国債とかもちょっとわかりやすくならんかなあという気持ちはある。でも儲かんないからなあ。

新型NISAで株を始めた人は、リスクについて最低限知っておこう

利上げに日経平均株価の乱高下、特に下落幅が大きいのもあって界隈はなかなかの騒ぎですね。

特に自分の目にする株クラ(株式市場大好きクラスタ)では、3パターンの退場が相次いでいます

信用取引マイナスになったガチ退場、含み益が消えて含み損になり凹んで退場、額面がでかいマイナスになって呟くこと減ったのでいったん休止退場。

兜町が通じないヤツはモグリ以下という時代から長いこと株式市場を眺めていると、そもそも"リスク"について知らない人が多すぎます

新型NISAeMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー)を買う時に目論見書ちゃんと読んでないソコのオマエのことだぞ。

99点取る方法に書かれていないこと

普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」は良いですよね。

個人的にはこれを読み切って山崎元さんのコラムを何本か読めばもう他にやることは無いと思っています

ただ、実は99点をとる方法にも、オルカン交付目論見書にも、リスクのものが何かは説明がありません。

  • リスクとは、確実ではないこと、不確実なこと

証券会社で用いられるリスク定義上記のものです。今日はこれだけ覚えて帰ってください。

リスクについて

一般用語としてのリスクや、危険予知トレーニング等で用いられるリスクは、悪い事象確率を指すことが多いです。

なぜ証券会社では"悪い"ものだけでなく"良い"ものリスクに含めるかと言うと、「大きいリターンを期待して、大きいリスクを取る」という言い回しが出来なくなるからです。

リスクが悪い事象を指すのであれば、大きくする意味が無い。冷蔵庫効率を上げるために爆発の可能性をあげましょう!という話にならないのと同じ)

そのため、リスク資産とは"不確実な資産"のことを指し、無リスク資産とは"確実な資産"を指します。

現金や、個人向け国債が無リスク資産と呼ばれるのは、これがほぼ確実に将来のどの時点でも使えるからです。

リスク許容度/リスク選好/余剰資産とはなにか

さて、前述の「普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」で書かれていることは、

「オマエが許容できるリスク範囲内で、オルカンかS&P500を買っとけ。たまに見直せ」です。

ポイントは"リスク許容度"です。

99点を取る方法では資産が半分になることが許容できるか、という問いの形で数パターンを示していますが、これはリスク説明にはなっていません。

同様に、資産運用は余剰資産で、というのもほとんど説明にはなっていません。

これは、"何では無いか"で考えた方が分かりやすい部分です。

まり、"不確実な資産ではない資産"という理解から進めましょう。

娘の入学金は、不確実な資産か?

さて、あなたに娘がおり無事に大学合格し、来月末までには入学金を振り込まなければなりません。

引っ越し費用やもろもろの諸経費を見込んで、手元には200万円の娘の大学入学資金があります

では、この200万円を一ヶ月普通預金に入れておくのは勿体ないので、オルカンを買いますか?

この場合、この200万円をリスク資産、不確実な資産にしてはいけません。

不確実と言うことは、急に増えたり減ったりする可能性があり、誰にも分らないということです。

将来の、娘の入学金は、不確実な資産か?

さて、あなた今日娘が誕生し、将来は大学に入ってほしいな、と思っていたとします。

手元に将来の入学資金として200万円があります。これはオルカンを買っても良いですか?

これも"娘の将来の大学入学資金"とするのであれば、買ってはいけません。

逆に言えば、"この200万円は投資して、娘の将来の大学入学資金は、18年間で貯めれば良いから、毎月1万円づつ個人向け国債を買おう"であれば問題ありません。

まりリスク許容度/リスク選好/余剰資産とはなにか

殖えるまで待てるお金、もしくはその割合のことです。

例えば、生活資金以外のすべてを新型NISAオルカンに全突っ込みする若手独身男性は、リスクは高く余剰資産と言えるかも怪しいですが別に問題ありません。

なぜなら、彼は投資したオルカンが50%になっても気にせず全突っ込みを続けられるからです。

自分資産ほとんどがリスク資産であっても問題が無く、いつかオルカン100%を超えるまで待てるからです。

逆に、この男性結婚して子供が出来て、子供教育資金や様々な出費が予想できるようになったとしましょう。

その際には、"予想されうる出費"については、リスク資産にしてはいけません。なぜならば不確実だからです。

確実な出費には確実な資産を準備してください。

新型NISAオルカンマイナスになったんだけど?

そういうもんです。不確実なんですから

いつか振り返ってみた時に年率4~5%程度に成長していたなあと言えるのが株式投資の強みです。

今回のような下落が続くのか、反発して上がるのか、また落ちるのか、急に上がるのか、誰にも分らないのが不確実な資産です。

ただ、3ヶ月なのか10年なのかはわからないけれども、いつか戻って経済成長するだろうと成長に賭けるのが株式投資です。

じゃあFIREはそういうものにも対応しなきゃいけないの?

今回はてな匿名ダイヤリーにこの愚痴を書き込もうと思ったきっかけがそれです。

直接的な知り合いに、資産が1億円を超えたか会社を辞めてFIREしたヤツが居るからです。

他人には資産運用アドバイスはしないというのが自分に課しているルールです。知り合いの決断にも特に何も言いませんでした。

ただ、1億円のほとんどをあるリスク資産で持っている旨は聞いていました(特に銘柄は言いませんが、株クラ界隈では割とポピュラー投資信託です)

今その知り合いは、すさまじい勢いで減り続ける絶対額を自虐めいた言葉で呟き続けており、正直心配です。

もしも、5000万円を現金で、5000万円を投資信託で持っていれば、少なくともこの程度の相場で慌てるようなことにはならなかったはずです。

なぜならば、その知り合いが10年程度はゆうに生活できるだけの現金が手元にあれば、たとえ第二のサブプライムローンが弾けて第二のリーマンショックが起きようとも問題いからです。

不確実な状況に耐えられないのであれば、それはリスク資産で持つべきではないのです。

まとめに代えて。リスクとは不確実なこと、使うお金は確実な資産で持っておけ

リスク資産は、いつか全戻しするだろうと待てる金額だけにとどめてください。

それがあなたの余剰資産であり、リスク許容度です。

いつ暴落するのか、それが戻るのに何年待つことになるかは誰にもわかりません。

そのため、定年後に夫婦旅行に行きたいねせっかくだから強羅温泉とか豪華に行っちゃおいうか、と言う人はその資金NISAに入れてはいけません。

逆に、手元にあるとガチャ回しちゃうし、経済回しちゃうけど将来不安なんだけど別に使うあてもないしと言う人は、その分NISAに突っ込んで忘れましょう。

使うあてがあるお金に手を付けてはいけません。

手を出してはいけない金に手を付けてからギャンブルだというのは、言うだけにして実行は止めましょう。

蛇足愚痴

個人的には、日本人は貯蓄傾向が高く、証券会社が余計なことをしなければそのままで良かったのにな、と今でも思う。

そもそもイギリスISA個人貯蓄口座(Individual Savings Account)で、お前ら貯蓄少なすぎるから貯めてくれよマジでという制度からスタートしてるわけで、日本投資にだけ振るのマジで良くないと思う。

ただなあ、日本銀行含めて証券会社がなあ。退職金でがめつく稼ごうとして結構やらかしたからなあ。

じぶん年金とか言って、東電NTTに全額つっこんどきゃ配当金で将来安泰ですよみたいなのも結構あったからなあ。

そういう意味で旧つみたてNISA20年と言う期限も含めて結構良い感じだったと思うんだけどなあ。

でも、個人貯金してる現金を、投資に回してくれたらその分でだいぶ盛り上がるけどどうにかしてリスク資産で持たせらんないかな、という検討会は常に行われているわけで。

から普通の人は、現金で3~4万円、NISAに3~4万円を積み立てておいて、適宜現金を使って、定年後に1800万円のNISA口座の中身を取り崩して老後資金にするのがまあ無難な使い方だと思うわけよ。

それが出来る、それ以上のことが出来る人たちを超優遇する制度になっている感じはあって、個人的にはうーん、それもなあ、という気持ち

新型NISAだって年初一括投資できた組はまだまだプラスで高みの見物なわけでしょ。まだ増加率で10%越えてるし。

せめて個人向け国債とかもちょっとわかりやすくならんかなあという気持ちはある。でも儲かんないからなあ。

 
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