2021-09-12

オタクが恥ずかしくなった日

前置きとして、私は一般的に言うオタクです。

中学生の時はリ○ーンや銀○や○.Gray-manなんかを通り後に、女性向けジャンルにハマって「○○くんは旦那さん☆」なんて言って1020代は順当に黒歴史を積み上げて生きてきた人間です。

30を少し過ぎた今、オタクであることが恥ずかしくて仕方がないと痛感したもで書き捨てていきます

コミュニケーション

前述のような痛いオタク青春時代を過ごした私は、学生時代の友人も同じような趣味人間に偏っていました。

ここで友人をA子B子しま

2人に共有しているのは、極度に他者とのコミュニケーションが苦手なこと。

例えば友人とファミレスに行くと、オーダーの時2人とも小声で自分の食べたいものを私に向かって言い、私が同じことを店員に伝える。

オー!マイキー』に登場するボブ先生とボブママ状態と言えばわかる人がいるだろうか。

オタク同士で趣味の話をする時はやたらデカい声で騒ぐのに、それ以外の人間とのコミュニケーションが全く取れない。

私は昔から我が強く比較外交的タイプであった故か、友人たちと外界との窓口になってきた。

お互い大人になってたまに集まると、未だに相変わらずオーダーは私に向かって小声。

店員はA子やB子に向かって紅茶ホットアイスか尋ねているのに、2人とも私を見て小声で「アイス」なんてって言ってくる。

どんなお店でもこの状態で毎回店員さんはやりとりをしづらそうにしている。

でも自分の好きなジャンルの話は周りもドン引きテンションで話す。

私はそのジャンル全く興味ないって何度も言ってるのに布教と称して一方的に語られるのも辛かった。

趣味で盛り上がるのも学生時代は楽しかったけど、今では冷めた感情を抱くしかなかった。

TPOがわからない

学生時代仲が良かった友人Pちゃん結婚式の時があった。

Pちゃん自体オタクではないが、私を含めてA子とBことも接点があったため招待してくれていた。

席に着くなり2人のカバンから出てくるわ出てくるわ俗に言う『もち』『まんじゅう』『アクスタ』の数々。

彼女たちは自分推しを、テーブルに綺麗に並べてスマホ撮影

そのスマホキャラクターデカデカプリントされてたり、どう見ても本人に似つかわしくないデザインなのでキャラクターモチーフ系と思われる物。

挙句Pちゃんと友人みんなで写真を撮る時も彼女たちの推しも一生。

もう一度言うが、新婦であるPちゃんオタクではない。

そして私たちも30といういい歳した大人なのである

テーブルにグッズを並べ始めた時点で流石に見かねて「そういうことは他人結婚式という場でやるものではないよ。」といった旨を彼女らに伝えたが、「えーでも〇〇くんたちもお祝いしたいって言ってるからぁ〜...フフフッ!」と言った返答で諦めた。

後に確認して彼女SNSには写真と共に『(推しカプ名)が結婚しました/////』と投稿されていた。

A子が行きたいと言い出して誘われた格式高めのホテルアフタヌーンティーでもずっと男言葉全開で自分の好きなBL推しカプの話をされた時も嫌だった。

どんなシチュエーションでも自分がどう思われるか全く気にせず趣味を主張し続けることが何かのステータスなんだろうか。

ファッション

遊びに行くときB子格好が、タボダボの無地のネイビーシャツ・パツパツのデニムダボダボのグレーのロングカーディガン・黒のショルダ・爪先のところがくしゅっとしてる茶色バレエシューズ。そしてすっぴん

目立つのが嫌だからと地味な色しか買わなかった結果、地味な色オールスター感謝祭結構されてしまう。

本人は地味な色という統一感を感じて安心して家を出たかもしれないが、一般的には大事故だ。

というか、根本的な問題として学生時代の持ち物と変わらない。

新しいものを買っていないというわけではなく、毎回似たものを買い続けているせいで不変が生まれている。

A子の服装は『擬態』と称したファッションであるサイズ感や着丈のバランスもめちゃくちゃ。配色も全身推しキャラ担当カラーを好きなCPイメージで固められている。そしてすっぴん

一般的に『擬態』の定義は、オタクっぽくない非オタキレイ女性雰囲気に近づくことを指していると考えていた。

まり「えっこんな綺麗なお姉さんがオタクなの〜!?」というノリを想像しているのだろう。

他者からの外見的印象とは、洋服だけじゃない。

髪型や髪色、アウターや靴や靴下カバンも含めて洋服バランストレンド感、自分の体型にあったもののチョイス、それらとバランスの取れたメイクか。

パッと考えたけで『擬態』端的に言えばオシャレな人に見せる行為というのはものすごく大変である

見様見真似で1日2日で簡単にどうにかできるものではないのだ。

そしてこれは男性オタクダメファッションにも挙げられるが、自分の服のサイズがわかっていないのは共通している。

原因としては、MやLだと入らない気がしてXXLなどを毎回購入しているとのこと。しかし2人とも中肉中背である

そしてメイクもよくわからないし、グッズ買い過ぎてお金に余裕がないかコスメを買おうとも思わないと。

自分はオシャレではないが、20代前半で自分ダサいことに気づき、遅れを取り戻すようにPC診断や骨格診断を行い3サイズや肩幅なども定期的に測って洋服サイズを細かく見て必ず試着して購入、美容室にもこまめに通って特にコンプレックスがあった部分なので昔の自分ダサいと気付かず30を越えた場合の姿を見ているようで本当に許せない気持ちになっていた。

結論として、自分自身もオタクであった。

しか学生時代20代前半は許せていたいたことが年を重ねるにつれどんどん許せなくなり今に至る。

公共の場オタクグッズを広げないで欲しい。

公共の場BLとかの話をしないで欲しい。

公共の場で汚い言葉使いやプギャーとか死語含めてオタク用語を交えて離さないで欲しい。

大人なんだから他人と会話できるようになってほしい。

大人なんだからグッズ買いすぎてお金ないとかやめて自己管理して欲しい。

大人なんだから求められる身だしなみが歳とともに変わることに気づいて欲しい。

こんなことが20代の後半から積もっていき、30を超えてついに爆発した。

一緒にいるのが恥ずかしい。もっとオシャレな友達が欲しい。

オタクであるというのは彼女たちと同類世間的には見られるんだろうか。

昔は楽しかったのに、今はこんなにも恥ずかしい。

恥ずかしい。恥ずかしい。

気づいたらずっとクローゼットしまったきりだった過去に買ったグッズの処分を始めていた。

山のようなゴミ服を見つめながら色々な思い出を振り返りこれを書いている。

書き終わったらA子とB子LINESNSブロックする。

2人がそのままでいいならいいのだ。

こちらが強制的に変えたいわけでもない

しかし私は変わってしまった。

ただそれだけの話。

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