はてなキーワード: 水素イオンとは
化学全く詳しくないんだけど、論文のアブストのfigureを見る限り、H2Oから水素イオンを引っぺがしてO2ができ、その水素イオンを使ってCO2から蟻酸を作っているように見える。
https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2015/EE/C5EE01314C
ηC was significantly decreased from 93% (at 0% O2) to 6% (at 7% O2) with an increase in the oxygen concentration due to selective O2 reduction (O2 → O2−) competing with CO2 reduction. Therefore, a system was developed to enhance the CO2 reduction selectivity over RuCP, even in the presence of O2. A porous carbon cloth (CC) sheet made of carbon fiber was applied, which possesses a low activity for hydrogen generation (Fig. S3, ESI†), and a surface area that is two orders of magnitude larger than that of the flat and smooth surface of a conventional semiconductor film. ηC for formate formation over RuCP coated onto CC (CC/p-RuCP) is also shown in Fig. 1A. CO2 photoreduction reaction was conducted at +1.41 V (vs. RHE). An ηC of 76% was observed, even in the presence of 7% O2.
その蟻酸生成プロセスにおいてO2がCO2より反応性が高くてCO2を分解するプロセスが走らず困ってたのをどうにかするようにしたと言っているように見える。実際figure3ではO2が最終生成物として増えていく様子がプロットされてるように見える。
結論から言うと「マジメに科学をやってる人の邪魔になるから」です。
こういった偽科学が蔓延ると、実際の科学も、信用ならないものという印象を持たれかねません。
ただでさえSTAP細胞騒動や原発問題で科学というものへの信頼感が損なわれてるわけですし。
あの2つも、科学自体というよりは、人や組織の問題だったわけですが、多くの人はそういった理解をしてくれているわけでもありません。
ちなみに、水素を添加した水を飲むことで活性酸素の発生が抑えられるから、細胞の損傷を押さえられる可能性がある、という医学研究は存在しているようです。
http://shigeo-ohta.com/%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/ あたりが参考になります。
太田成男さんは日本医科大学の教授です。ちゃんとした人です。 http://www.nms.ac.jp/ig/biocell/profile/profile.html
ただし、市販されているようなボトルでは水素はすぐに抜けてしまうので、効果が出ることはまずありえないです。
私は専門家ではないので、あまり細かい所に突っ込まれても困るんですが、伸びたので少しだけ頂いている意見などへの所感を記しておきます。
> その論理でいいの?。水素が抜けにくいボトルと宣伝している伊藤園を検証した上での批判?。 (ブコメより)
おお、それは知りませんでした、ありがとうございます。
ただし、そこまで言うのであれば伊藤園側が健康効果があるという所まで踏み込んで説明する必要があるように思われます。
なぜ途中で「水素イオンの事だろうイオンも知らないのかお前」みたいな流れになってる人が居るのか理解に苦しみます。(健康効果があるかもって言われてるのは分子の方だぞって指摘してくれてる方ありがとう)
先に上げてあるURLから追っても、健康効果があると医学的見地から注目されているのは水素分子が溶け込んだ水であるというのは分かるのでは…?
水素イオンだって言い訳を販売者側がするというのはあり得ますが、それがただのこじつけであり悪質であることには変わりないと私は考えます。
元増田は、そんなこと言ってませんよ。
たしかに、リトマス紙を「アルカリ性があるか/ないか 酸性があるか/ないか」とか「水素イオン/水酸化物イオンがあるかないか」を判別するものだと思っている人が居ることは、ここを読んでわかりましたけど。後者の人って、言葉知ってるくせに、酸性水溶液に水酸化物イオンがないとでも思っているのか。
水素イオン濃度/水酸化物イオン濃度のどっちが高いかを、ある程度大まかに判断するために使うのがリトマス紙。もとはアナログ量のイオン濃度の測定を、赤と青で二値判断に持ち込むツールですね。
で、元増田は、「人間性」という本来測れないものを、「彼女いる/いない」という二値である程度測定している人が多いようだというのが論旨なので、「リトマス紙」を比喩に使うのはそんなに外れてない。違うのは、イオン濃度は別の方法できちんと測れること。
ブックマークコメントに見るに見かねて。色々言いたいことはたくさんありますが・・・
この方法で陥るのは酸欠状態ではありません。過呼吸の状態です。
通常人間の血液の中にはある程度の濃度の二酸化炭素が溶け込んでいます。
これは人間の体のつくりがそうなっているのであって、やたらめったら酸素を
取り込めばいいというものではありません。
実際、二酸化炭素は血液のpH(ペーハー)を安定させるという役割があります。
血中でpHが高くなると(アルカリ性になると)炭酸は解離し血中に水素イオンを放出し
逆にpHが低くなると(酸性になると)炭酸イオンと水素イオンは結合し、血液のpHを
安定化することができるのです。ここら辺、高校で化学をやった人だったら解離定数が
一定であったことを思い出すと、納得がいくかもしれません。
まあ要するに、人間の体は二酸化炭素を使って自動的に安定化されているわけです。
排出してしまうとうまくいかなくなるわけです。血液のpHがうまく調整できなくなれば
体内の正常な状態から、すぐにバランスを崩していくわけです。たとえて言うならば
政府が金利の操作をできなくなってしまうものだから。そりゃ、気分も悪くなるわ。
俺は科学やってる人間として、こういう記事を見逃しておくのはあんまり好きじゃないので
こんな文章を書いてみた。これって似非科学批判とかいうのか?よくわからんが、少なくとも
自分の体に関する多少の知識をもってほしい。