はてなキーワード: 安藤美姫とは
進学の失敗、就職の失敗、仕事の失敗、結婚、親、子供、友人、地元、社会的地位、文化資本とか。
そもそもアジア人(日本人)に生まれたことが試練になる人もいる。
試練を乗り越えて頑張ろうとする人はそりゃあ美しいし、かっこいい。
http://anond.hatelabo.jp/20130522180539
どこかの高校生が夢に敗れたらしい。
とりあえず思ったことを少しだけ書いてみる。
いや、思ったことというか、今まで色々考えていたことをまとめる。
もし自己啓発本しか読まない人であればまず知らないのではないかと思う。
死滅回遊というのは無効分散とも呼ばれる回遊魚の異常行動の一種で、言ってしまえば生きていけるはずのない場所へ旅立ってゆく群れのことだ。
それによって環境が激変した際などは、偶然それらのグループのほうが適切な環境にめぐりつき、種の存続が可能になる。
もし偶然環境の変化によって生まれた新天地に巡りあえば彼らはライバルの少ない環境を謳歌できるだろう。
まさにノマドや意識高い系の行動原理がソレに当たるし、そのように統計的に分析されれば確率的な危険度が顕になるためこういう概念が自己啓発本に載ることはないだろう。
ここまで書いてだるくなってきた。
まぁ、つまり日本というコミュニティーのための貴重な犠牲なんじゃないかという話です。
かっこ良くタイトルまでつけたのにハーメルンの笛吹き云々いってる時間ないや。
そこら辺は想像で補って下さい。
功利主義的に安藤美姫とかがノマドを煽るのは正しいじゃないかって可能性を考えてみたというお話。
というか滅びそうだし此の国
で、ハーメルンの笛吹きをやるほうもまぁ、自分たちの欺瞞とか当然知ってるだろうし。
それがわかった上で100人の若者犠牲にしても10000人の市民の命守る形になるんじゃないかなーとか
そしてそれって凄い辛いことなんじゃないかなーとか
そして、この僕も数々の講演会で彼ら言論人の言うことを純粋に真に受けて今の身分にまで堕ちた人間だ。責任をとれとは言わない。勉強を全然して来なかったのは僕自身の怠慢だからだ。
でも、「学生よ、もっと海外に出ろ」とか、「いい大学に入って、いい会社に入って、それで終わるつもりか?」とか、「安定を求めるな」とか言う前に、「当たり前だけど、勉強は大事だよ」という「前提」ぐらいは、講演会や学生向けの集会なんかでも言って欲しかったな、と。
という意見は最もだが、
私はフィギュアスケートにあまりと言うより全然興味が無かったので
はじめ、ネットで見た内容は真央は難易度の高い技に果敢に挑んでいるがヨナは無難な技だけで
技術的に低いのに高得点だと言う内容だったと思う。
スポーツの祭典であるオリンピックで技術的難易度の高いものに挑もうとしない姿勢で
高得点を叩き出していると言う状況から、当然私も真央の方が高く評価されてしかるべきと思った。
しかし、これについて嫁に見解を聞くと嫁はまったく逆の評価を下しており、このギャップに驚いた。
嫁の感想はヨナの演技はもう一度見てみたいと感じたが
真央はそう感じなかったと言うものだ。
嫁はもともと演技の難易度に興味は無く、ただ
自分が惹きこまれるか否か
自分が魅了されるか否か
かなり直感に頼った人間で
いつも私は自分の考えとのギャップを
非常に興味深く観察させて頂いている。
そして、ますます興味が出たので、ここで初めて彼女らの演技を見た。
NHKスペシャルか何かだったと思う。
正直な感想は
ヨナの演技も素晴らしかった。
真央の競技も素晴らしかった。
だった。
おそらく、フィギュアスケートと言う競技の評価基準が
スポーツと言うより、
表現力、観客を魅了させられるか否か
そういった方向にシフトしたために起きた議論なのではなかろうか。
もし、これが演劇やピアノ演奏?(基本この辺の芸術に疎い人間の書くことなので例の選定に自信無いですが)か何か
表現力や観客を魅了させられるか否かが大きく評価対象になるような演技として捕らえた場合、
ヨナの演技は女性的でしなやかで安心して見ていられて、全体的にまとまりを感じた。
精神を集中させてるタメのような動作の停止
あれは、技の難易度の高低など興味が無い人間から見たら
マイナスになるんじゃないかなとか
それだったら余裕を持ってこなせる技に絞って
心の余裕を持って、表現力などに力を入れてやった方が
もっと観客を魅了できるんじゃないかなとか。
今回の議論はフィギュアスケートと言うものが
そういった方向にシフトしたのに
残りの競技者及び、観客がオリンピックの競技としての感覚で捕らえて
取り残されて気づいてないから起きた議論なのではなかろうか。
高得点を叩き出している側の論理は
「オリンピックでやってはいるが、あれは演技の良し悪しを評価される演技なんですよ。
難易度の高い技?そんなもの出来るかどうか分からないギリギリのラインで
こなしたってお客は魅了出来ませんよ?」
みたいな。
ただ、ここまで評価基準が変わるなら
もう、オリンピックでやるべき競技じゃないと思った。
だって、この評価基準で勝てる人って
今オリンピックで競ってる人以外にも
もっと優れてる人が出て来そうだと思う。
ある程度の身体能力があれば(それでもそんなに人数居ないことくらいは分かりますが)、
あとは、もっと容姿が素晴らしく
順位には満足している。
ジョアニー・ロシェット選手は直前に、最愛の母を亡くすという最悪の精神状態下で見事に滑りきり、
観客の涙と拍手を呼ばずにはいられなかった。
鈴木明子選手の、最後のストレートラインステップからスピンまでは会場から自然と手拍子がわき上がった。
浅田真央選手は、最終滑走で最も氷の悪い状況で滑った長洲未来選手がつまずかなかったのに、
つまずいてジャンプのタイミングを逃してしまった。運が悪かったと思う。
「現状の採点方式において、どういう構成/要素で滑れば自分もミスが少なく、しかも加点がもらえるか」
を充分研究した演技構成で、きちんと滑った。
キム・ヨナ選手は浅田真央選手を「彼女はもうひとりのわたし。彼女がいるからがんばれた」と最高位の敬意を払っている。
そのキム・ヨナ選手は終了後のインタビューで「ミスをした浅田真央選手の気持ちを、わたしはいたいほど理解できる。だから手
放しでは喜べない」とも答えていた。
問題は「回転不足認定」「GOE」(できばえ点)のとり方である。
ショートプログラム(SP)において、キム・ヨナ選手は最初のコンビネーションジャンプの、セカンドの3トゥループは、
素人が見てもはっきりわかる「回転不足」であったが、ダウングレードされるどころか満点のGOEが付けられている。
つまり「そのコンビネーションジャンプはエクセレントですよ」と審査員から言われているのだ。
彼女と似たような3ルッツ-3ループを飛んだ安藤美姫選手は、セカンドの3ループはきちんと回転不足を取られ、
ダウングレードされている。
FPではキム・ヨナ選手は3回2アクセルジャンプを飛んだ(うち1回は2アクセル-3トゥループのコンビネーションである。
ちなみにこのコンビネーションは、つなぎ技のイーグルから飛んでいる。これはエクセレントである)。
彼女の3回目の2アクセルは、足首をひねった着氷で、通常なら回転不足が指摘されるところであるが、ダウングレードはされず
これも満点のGOEであった。
バンクーバー冬期五輪大会のフィギュアスケートでは、全体的にジャッジが厳しく(それだけ選手のレベルが上がった証拠)、
浅田真央選手も他の海外の選手も、よほどエクセレントでない限りGOEはそれほど得られていないのが現状だ。
それだけに、素人目にもわかるミスを犯しておきながら、そのミスを取らないジャッジに不審の目を向けざるを得ない。
それは、最高の栄誉を得たはずの(スケート選手においては、4年に一度しか行われない冬期五輪大会も世界選手権も、大きな大会の
ひとつでしかないが、やはり冬期五輪大会のプレミアムは「4年に1度」というところだと思う)キム・ヨナ選手も同様だろう。
キム・ヨナ選手、今後はどうするのかまだわからないが(おそらく暫く滑ったあとプロに転向・メダリスト・オン・アイスで活躍だと
思われる)、彼女の滑りはこんなGOEの取り方をされなくても、充分に金メダリストの価値がある。彼女の滑りはその持ち味である
優雅さを存分に引き出す構成で、細かいミスを除けば、本当に見事な滑りだったと言えるのだ。演技終了後には観客からわれんばかり
の拍手と歓声がわきおこったのがその証拠だ。観客の反応は誰より正直だ。
極めて同意する。
うーん、安藤美姫は64.76かあ。もうちょっと出てもいいんじゃないのかと思ったけどなあ。後で採点を確認します。1位はキム・ヨナ、2位が浅田、3位にロシェット、4位に安藤、鈴木は11位。
なんかこう、ロシェットの順位と安藤の順位に作為を感じてしまうのはなんだろうねえ?(笑)
とりあえずSP終了、次はフリーだ!ああ、緊張の一日(半日?)が終わった〜。
やっぱり美姫ちゃんの3-3はダウングレードとられてる上に、GOEでもマイナス。すでにここでキム・ヨナの3-3とは点差が倍近い。あいたたたたた。次の3Flipもキム・ヨナはGOEで加点付いてるのに美姫ちゃんはマイナス。同じジャンプなのに2点近い開きが。真央ちゃんの3Flipもキム・ヨナのそれには1点も差がついている。キム・ヨナ恐るべし。
冬季オリンピックの華。女子フィギュアスケートの金メダルは誰か?世の中真央ヨナばかり扱うもんで、NHKですらその対立構造でニュースを組むんだから腹立ってしょうがなかったので、自分で書いてみます。真央ヨナ以外に金メダルいける選手他にもいるし、そのふたりばかりに注目するのは健全じゃないという思いです。
今回のダークホースではない「真っ当な」金メダル候補は4人。キムヨナ、ジョアニー・ロシェット、安藤美姫、浅田真央。これはちょうど去年の世界選手権1位から4位の4人。そしてロシェット以外は世界選手権金メダリスト。トリノ以降のシーズンを見てふつうに考えたらこの4人になります。この4人は得点ポテンシャル的に考えてほぼ横一線。後はいい演技を二つ揃えた選手が金メダルを取ります。
最有力候補。現採点法に最も適応している選手。ここ2シーズンの強さは圧倒的。世界選手権優勝したことから見て分かる通り最高の形でバンクーバーを迎える事が出来たといえます。
彼女は、ショートプログラム(以下、SP)にとても強いタイプで、SPでリードして逃げ切る勝ち方をして来ました。バンクーバーでもSPで大量リード出来るかどうかがポイントになります。一方でフリースケーティング(以下、FS)は苦手と言え、後半にミスが目立ちました。しかし、スタミナ強化した結果安定し、ワンミス(ジャンプの回転が抜けるなど)ぐらいに抑えられるようになり、去年の世界選手権の優勝に繋がりました。しかし、SPでリードが少なかったときにFSを安定して滑られるかは未知数です。
技術的な面では、全てに安定しています。ジャンプ、スピン、スパイラル、ステップ、いずれもで世界最高の評価(得点的に見て)を得ています。唯一死角があるとしたら先シーズンから指摘されているフリップジャンプのエッジエラーです。彼女の代名詞となりつつある3回転3回転も、第一ジャンプをフリップからルッツに変えています。今シーズンはフリップジャンプのエッジエラーを気にして崩れる場面がありました。そこだけが不安要素です。
オリンピックと言うと、地元の選手は「地元の選手枠」で紹介されます。彼女もそんな紹介の仕方をされますが、先シーズンの世界選手権銀メダリストで間違いなく金メダル候補です。不幸なニュースも入りましたが、あえて冷静に見るために割愛。
元の能力は高いもののなかなか評価されずにトップにひとつ落ちるグループにいたが、先シーズンにブレイク。SP、FSのどちらかを失敗してきたが、どちらも揃えられるようになりました。また、採点の傾向の変化も彼女の成績アップに貢献しました。今シーズンは試合での成績は良くないのですが、国内選手権ではしっかり調整して来たようで、問題は無いでしょう。
ロシェットが優勝するパターンはSPでの5点差をFSで上回るという形です。SPに3回転3回転を入れないのでその差が出来ますが、ノーミスのFSでワンミスのキムヨナを上回るのは十分にあり得るシナリオでしょう。
彼女もまた技術的に優れた選手です。唯一スピンが他のトップ選手と比べて劣っているところがあります。しかし、ジャンプに関してはトリプルアクセルはないものの5種類の3回転を跳べる選手です。キムヨナはループが、浅田真央はルッツとサルコウを苦手としているのですが、ロシェットは5種類のジャンプを満遍なく跳べるという点で優位に立っています。
なじみのないかたにプログラムを紹介するとしたら今季のFSであるサムソンとデリラをおすすめします。彼女のスケーティグの良さ、ジャンプへの助走の無さ、プログラムの盛り上げ方、そして筋肉の美しさが堪能出来る素晴らしいプログラムです。ちなみに愛称は兄貴です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9440916
色々ありましたが、先シーズンの世界選手権で盛り返していい流れで入って来たバンクーバー。
今シーズンはGPSで優勝しているものの、とにかく試合の結果が読めないので、当てにはなりません。が、世界選手権や全日本選手権などの大事な試合では常とは行かないものの好成績を残してきました。トリノ以降、金を含めて2回の台乗りは立派な成績。元増田は真央より金の可能性が高いと読んでます。元増田がファンなのもありますが、他にも理由があるのですが、それは真央の所で説明します。
もともとジャンプの天才で、さらに他のエレメンツも強化した結果、高い技術的な評価をもらってきたのですが、今シーズンはいわゆる芸術的な評価もあがってきていて、国際大会で芸術面での評価が今最も評価されいてるキムヨナにかなり近い評価を得ました。オリンピック優勝するには充分です。SPはあまり失敗しない選手なので、勝負はFSでしょうか。
技術的にはSP、FSともに3回転3回転、ダブルアクセルからの3回転という大技を入れられます。今シーズンは入ってませんが、調子が悪くても2007年の全日本選手権のように突然大技を入れてくるのが彼女の特徴です。練習もあてにならないファン泣かせの選手です。というか、演技中は心臓止まる。またロシェットと同じで5種類の3回転が入ります。そしてジャンプのダイナミックさは随一。とにかくジャンプに関しては天才なので、演技中にそれが発揮される事を願います。ほんとに。一方でジャンプ以外が劣るかと言えばそうでもなく、特にステップとスピンでは高い評価を得ています。スパイラルも加点を貰えるものの、他のトップ選手よりはもらえないためスパイラルが欠点です。
この人を評価するのは今とても難しい。他の3人に比べてあまり良いとは言えないバンクーバーへの4年間の流れでした。
総合的なポテンシャルで言えば、間違いなくこの4人のなかで一番なのですが、そのポテンシャルを今の採点の傾向に合わせていないために得点が重ねにくい状態です。しかし、一旦はまれば高得点が期待出来るため、金メダルかメダル無しかぐらいの博打を感じます。今の採点傾向に合わせていない、というのはトリプルアクセルにこだわることだけを言っているのではありません。彼女はどうも世界選手権でエレメンツのレベルを落とすことが多いです。今季もスパイラルでレベルが取れていませんでした。他の3人に比べてレベルをしっかり取る事が劣っています。そのため点数を少しずつ落としてしまうのです。
また四大陸選手権でトリプルアクセルを2回決め、ほぼノーミスで終えたFSの芸術面での評価が低かった事も不安要素です。
バンクーバーでどうなるかはSPが鍵です。SPでキムヨナに5点差に迫れば勝てる可能性がかなり高いと踏んでいます。しかし、大事な試合でSPが決まらないことが続いています。SPのトリプルアクセルがどうなるかで真央の金メダルは決まるでしょう。しかし、回転不足が取られやすいトリプルアクセルにかけるのはあまりにも博打なために安藤よりも金の可能性を低く見ています。
技術面で言うと、先ほどあげた通りルッツとサルコウを跳ばないことぐらいなもので、それをトリプルアクセルで補っているので決まれば死角はありません。スピンは安藤とロシェットが出来ないビールマンが出来ますし、そのビールマンもとても美しい。ステップも他の3人に差をつけていると言っていいでしょう。
女子はどんなジャンプが跳べるかで金メダルが取れるかどうかが決まります。ジャンプの種類で難しいルッツとフリップ、このふたつを跳べることが金メダルの条件になります。すると上記の4人以外の金メダル候補は3人。カロリーナ・コストナー、長洲未来、レイチェル・フラットです。
今のロシェットの位置は前回のオリンピックではこのひとが占めていました。地元出身でその前の世界選手権のメダリスト。
とにかく成績が安定しないのでダークホース扱いですが、女子で一番の身体能力を持っています。長い手足に関わらず、その動きはキレが抜群。ステップの評価も浅田真央といい勝負というか、女子初のステップレベル4の持ち主。またジャンプも癖が無く5種類跳べて3回転3回転も持っています。柔軟性はないもののリンクの端から端までをあっという間に過ぎていくスパイラルは高評価です。ただ、スピンは崩れる事も多く一歩劣っていると言えます。
成績が安定しない以外にも今までノーミスのFSを決めた事がほとんどないというのもダークホース扱いせざるを得ない理由です。SP、FSともに音楽と一体化するような、音に合わせた美しい演技をします。
少し古いですが今季もこのイメージでやっているので2007年の世界選手権SPを貼っておきます。このような演技がSP、FSともに来る事を願ってます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2411655
不利な状況を全米選手権一発勝負に勝って、バンクーバーにやって来ました。
技術的に素晴らしいものを持っていて、柔軟性を生かしたスピンは他を寄せ付けません。ジャンプは回転不足を取られる事が多いのですが、素晴らしいスピードで入り、そのままの流れで出てくる上にさらに高さもある質のいいものが跳べます。5種類は跳ばないようですが3回転3回転をいれてくるようです。若い選手はステップが弱いことが多いのですが、そんなこともなく高いレベルのものを持っています。
ジャンプ以外のエレメントが強い事はそのままSPが強いことと同義です。実はSPとFSではジャンプ以外のエレメンツの数は同じなのです。なのでジャンプが決まれば未来が3位、場合によっては2位に入る事も不思議ではありません。FSでの回転不足を最低限に抑えれば表彰台も見えてきます。
また、調子に乗ったときは気迫にあふれた演技で他を圧倒します。直前の全米も2位ですが1位をしのぐ盛り上がりでした。というわけで全米のFSを貼っておきます。ちなみに5位だった全米の解説の訳をニコニコにつけたのはわたしです。他もいろいろやってますが、ミスあってもゆるしてね。この全米の演技が出来れば長野のリピンスキー、ソルトレイクのヒューズのようになるかも。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9491998
現全米女王。トリプルアクセルのない女子としてはほぼ最高難度のジャンプ構成で挑んできます。アメリカの選手としては柔軟性が少ないほうで、スピンとスパイラルで点数をあまり稼げません。さらにジャンプ自体は可もなく不可もなくなのですが、ジャンプの安定性でアメリカの強力なライバルに勝ってきました。とにかくフラットはジャンプで失敗をしない。長洲には劣るもののアメリカ人らしく他を巻き込む演技力もあります。
最近ついた愛称は社長。フラットは学業も優秀でスタンフォードから入学許可が既に出ています。そんなフラットが今年のGPSスケートアメリカでソファに座って足を組んだところ、外見も相まって社長のような風格が出たところから着いた名前です。ぴったりだと思います。ということで全米のSPの演技を貼っておきます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9492291
こんなに書いても書き足りないのですが、明日に備えて寝ます。ここまで読んだ暇人はぜひ知ったか等に生かしてくださいませ。あとそれは違う!と思ったら増田でも増田じゃなくても自分の意見を書いてね。質問があったら答えます。みんなノーミス神演技を期待しましょう!
http://anond.hatelabo.jp/20081217003010
採点が分からないという声に対して。
ソルトレークシティでの採点疑惑というものがあったのが直接のきっかけだったと思いますが、詳しい経緯はWikipediaあたりを参照してもらうとして、新採点方式の方針は、曖昧さの排除です。そうすることで、技術的に正しい事をやっている選手が勝つようにするという事です。技術点何点、芸術点何点というのでは、演技の中でなにが得点に貢献しているのかさっぱり分からないので、それを各要素に分解して評価しようと言うものだと解釈してます。先シーズン導入され、浅田真央選手が受けていたロングエッジ(Wrong Edge = 間違ったエッジ)判定の導入もその流れにあると思われます。
その結果、転倒した選手が優勝する事も増え、一見ルールが分かりにくくなったと言えるでしょう。しかし、新採点方式のもとでは確実にジャンプ以外のスピン、ステップ、スパイラルのレベル(難易度という意味での)が上がったと言えるでしょう。
今、旧採点方式の競技のビデオをYoutubeなどでみると、ジャンプ以外のスキルは現在のレベルより低いものが多いです。ジャンプも旧採点では回転不足でも認定されがちです。競技としてのフィギュアスケートは、新採点方式の導入で確実に向上したと言えるのではないでしょうか。
各要素ごとに採点する新採点方式に対し、演技全体を評価する旧採点方式は、観客から見たときの分かりやすさが優れているのは確かなのですが、新採点にもこのようなメリットがあるのです。
(追記ここまで)
ルールと採点の仕方を理解する事でフィギュアスケートの今の状況を俯瞰出来るようにと解説を書いてみます。
http://www.isuresults.com/results/gpf0809/gpf0809_SeniorLadies_FS_Scores.pdf
これは国際スケート連盟(ISU)のサイトに出ているリザルトつまり結果なのですが、このPDFは先日行なわれたグランプリファイナルのシニア女子部門のフリースケーティング(FS)におけるスコア集となってます。ここには、そのスコアがどのように計算されて出たのかの詳細が表となって各選手ごと、フリースケーティングの順位順に並んでいます。
最初の一ページ目から見ましょう。Mao Asadaとありますね。名前の横にJPNと書いてり、その右に線で区切られて Total Segment Score = 123.17とあるはずです。これがFSの得点にあたる部分です。略してTSSと言います。今回、浅田選手は123.17点をFSで取ったということです。
その右の Total Element Score + 64.57 は略してTESと呼ばれます。これは旧採点における技術点と言われるのですが、直訳すると「要素の点の合計」でしてこちらの解釈の方が正しいと思います。新採点方式では各要素(女子の場合はジャンプ、ステップ、スパイラル、スピンの4種類の要素があります。FSではステップ1回、スパイラル1回、スピン3回、ジャンプ7回の合計12個の要素をこなします)ごとにその要素の難しさに応じた点数とGOE(Grade of Excusionの略で日本語にすると技の出来映えになります) に応じた点数がつけられます。それらを合計したものがTESなのです。
TESの右の Total Program Component Score + 59.60 はコンポーネントの点数の合計です。略す時はPCSとなります。このコンポーネントは5つあり、ファイブコンポーネントとも呼ばれています。日本語ではしばしばプログラム構成点と言われる事もあります。TESは要素の点数の合計なのですが、PCSはプログラム構成という字面から分かる通り、演技全体を5つの軸から評価するものです。ですから表現力の点数とされています。
最後に Total Dedcutions です。減点にあたります。減点は転倒したときにつきます。1.00となってるのは3F(トリプルフリップ)で転倒があったからですね。そのほかにも演技時間がオーバーなどでつく時があります。
ここまではテレビ放送でも表示される部分です。どのようなものかお分かりになったでしょうか。
次にうつります。今まで見てきたものの下を見ると、なにやら記号が表になってならんでますね。1〜12までの番号が振ってある記号は、各要素になります。要素がこなされた順番に並んでいます。1番をみると3A-2Tとなっています。これは浅田選手が演技の最初に跳んだトリプルアクセル-ダブルトゥループというコンビネーションジャンプを表しています。ジャンプの記号は「回転数」+「ジャンプの種類(A = アクセル、Lz = ルッツ、F = フリップ、Lo = ループ、S = サルコー、T = トゥループ)」で表されているのですね。
要素名が書いてある右の9.50は Base Value、基礎点です。各要素にあらかじめ決められている点数のことです。この要素はコンビネーションジャンプなので、3Aの8.20と2Tの1.30を合計した9.50点となっているわけです。さて、その右の0.80にうつりたいと思います。これは先程も述べたGOE、要素の出来映えの点数です。これには+と-があり今回は0.80点の+となっています。つまり出来映えの良いジャンプだったということです。
このGOEは複数の審判によって採点されます。それが右の The Judges Panel です。点数が 1 1 2 1 0… と並んでいますが、これはそれぞれのジャッジがつけたGOEの点数なのです。それらの平均がGOEとなりますが、その前に何人かの審判の採点は抽選であらかじめ採用されないことが決まっています。基礎点とGOEを加えた点数が10.30で、この要素の点数です。
ジャンプ以外の要素はSpと最後の数字の前についているものが、スピン。Stはステップ。SpSqはスパイラルです。最後の数字はその要素のレベルを表します。レベルは1〜4で、トップ選手となるとステップはレベル3で、そのほかはレベル4が当たり前、それ以下だった場合は取りこぼしと言われてしまいます。
ジャンプでついている<の記号はDG(ダウングレード)、日本語では回転不足を表します。基礎点は一つ下の回転数となり、GOEも引かれます。つまり二重に減点される構造があります。そのため回転は足りている3回転ジャンプの転倒は、回転が不足しているがきちんとした着地のジャンプの点数とほぼ同じになることがあります。例えばカロリーナ・コストナーの4番目の要素の3Loの要素点(基礎点+GOE)は2.0。そこから転倒による減点があるのでこのジャンプは1.0の価値があるわけです。一方、安藤美姫の2つめの要素3Fは1.16。安藤選手の3Fは着地が少々乱れた面はあるものの転倒はしてないのですが、点数はほとんど同じです。この問題はショートプログラム(SP)で浅田選手のコンビネーションジャンプの二回目が回転不足となったためにジャンプが一回転になってしまったキムヨナ選手に順位で負けたことの原因です。
TESの解説でもう疲れたのでPCSの解説はしませんが、TESの読み方が分かれば理解可能だと思います。
より詳細なことを知りたい方はこちらのホームページへ。まぁこちらに私の書いた事すべてあるんですが。。。
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/9074/index.html
ニコニコでフィギュアスケートを見ると、各要素の点数が要素が実行された後にコメントとして表示されるので、フィギュアスケートの勉強に便利です。もちろんこれはリザルトの結果を書いているので、生放送中には出来ないのですがね。
これでリザルトの読み方が分かったと思いますが、これが分かるといろいろなものが見えてきます。今回の結果のみならず、他の大会や男子のものを見ると、フィギュアスケート界の採点の歪みが見えて来ます。このままではスポーツとして危ういという現状があります。バンクーバーオリンピックは問題はないでしょうが、次のオリンピックでは実施競技から外されてしまうのではないかという危機感がフィギュアスケートファンの中にはあります。
を書こうとして疲れたからもういいや、また今度!
要は二つで、
安藤美姫選手には4S、やって欲しいです。それが彼女へのプレッシャーになってると言えばそうなんですが、それでもやってほしい。最高難度のジャンプが練習でかなりの確率で出来るのに試合で回避するってのはスポーツであるフィギュアスケートにとって良くない事だと思うんですよね。フィギュアスケートがスポーツであることを止めたくないなら、高難度の技への挑戦をしやすくなる方向に競技全体を持って行かないと、と。