2010-02-28

真央とヨナの議論

私はフィギュアスケートにあまりと言うより全然興味が無かったので

真央とヨナの議論についてネットで初めて知り興味を持った。


はじめ、ネットで見た内容は真央は難易度の高い技に果敢に挑んでいるがヨナは無難な技だけで

技術的に低いのに高得点だと言う内容だったと思う。


スポーツの祭典であるオリンピック技術的難易度の高いものに挑もうとしない姿勢

高得点を叩き出していると言う状況から、当然私も真央の方が高く評価されてしかるべきと思った。


しかし、これについて嫁に見解を聞くと嫁はまったく逆の評価を下しており、このギャップに驚いた。

嫁の感想はヨナの演技はもう一度見てみたいと感じたが

真央はそう感じなかったと言うものだ。


嫁はもともと演技の難易度に興味は無く、ただ

自分が惹きこまれるか否か

自分が魅了されるか否か

かなり直感に頼った人間

いつも私は自分の考えとのギャップを

非常に興味深く観察させて頂いている。


そして、ますます興味が出たので、ここで初めて彼女らの演技を見た。

NHKスペシャルか何かだったと思う。


正直な感想


ヨナの演技も素晴らしかった。

真央の競技も素晴らしかった。


だった。


おそらく、フィギュアスケートと言う競技の評価基準が

スポーツと言うより、

表現力、観客を魅了させられるか否か

そういった方向にシフトしたために起きた議論なのではなかろうか。


もし、これが演劇ピアノ演奏?(基本この辺の芸術に疎い人間の書くことなので例の選定に自信無いですが)か何か

表現力や観客を魅了させられるか否かが大きく評価対象になるような演技として捕らえた場合、

ヨナの演技は女性的でしなやかで安心して見ていられて、全体的にまとまりを感じた。

真央技術に固執した演技より高得点が出るであろうと思えた。


具体的には真央安藤美姫が大技を決める前に

精神を集中させてるタメのような動作の停止

あれは、技の難易度の高低など興味が無い人間から見たら

マイナスになるんじゃないかなとか

それだったら余裕を持ってこなせる技に絞って

心の余裕を持って、表現力などに力を入れてやった方が

もっと観客を魅了できるんじゃないかなとか。


今回の議論はフィギュアスケートと言うものが

審査員、及び一部の競技者の中で、

そういった方向にシフトしたのに

残りの競技者及び、観客がオリンピックの競技としての感覚で捕らえて

取り残されて気づいてないから起きた議論なのではなかろうか。


高得点を叩き出している側の論理

オリンピックでやってはいるが、あれは演技の良し悪しを評価される演技なんですよ。

 難易度の高い技?そんなもの出来るかどうか分からないギリギリのラインで

 こなしたってお客は魅了出来ませんよ?」

みたいな。


ただ、ここまで評価基準が変わるなら

もう、オリンピックでやるべき競技じゃないと思った。


だって、この評価基準で勝てる人って

オリンピックで競ってる人以外にも

もっと優れてる人が出て来そうだと思う。

ある程度の身体能力があれば(それでもそんなに人数居ないことくらいは分かりますが)、

あとは、もっと容姿が素晴らしく

手足が長く、表現力に長け、観客を魅了させるオーラを秘めた別の人

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