2013-07-07

ヨハネスブルグの読者たち

うあああ自称SF読みども超気持ちわりーーーーーーーー。

(13.7.11追記) うわああああ気持ちわりーブクマいっぱいついてるううううー。

伊藤計劃幻視したヴィジョンをJ・G・バラード手法で描く、というが読後に感じたのはバラード的なものを読んだというよりは、90年代に読んだいくつかのサイバーパンク小説に通徹していた一種の非情無常をはらんだ物語たちのことであった。バラードテクノロジー3部作や『ウォー・フィーバー』に近いものがあることも確かだがそれらと比較するのは野暮であろう。これは21世紀に生きる我々の問題を扱った「今」を生きる小説なのだから


政情不安内戦グローバリズムの暗部、といった人類の憂鬱現在未来。そこで生きる人々の日常とともに、「未来ガジェット」をも魅力的に描き出す。現代日本SFにとって亡霊のような存在になってしまっている伊藤計劃が、代表作『虐殺器官』で実現したこのスタイルを、宮内悠介はこの『ヨハネスブルグの天使たち』で踏襲しています


テロが頻発し、持つ者と持たざる者が極端に現れつつある現代社会の延長線上に待つものは何か?それを問うているのが本書である。(略)どのような宗教民族イデオロギーといった価値観は対立するものと表裏一体であることを、強く意識させられる。

「今を生きるための小説」「グローバリズムの暗部」「イデオロギーの対立」「民族紛争」「考えさせられた」…。

いつからSF読者こんなに気持ち悪くなったの?

SF小説それ自体が社会を語るものであることは否定しないけど、

「とにかく作品を通じて社会を語らなければならない」という強迫観念が、同調意識として

ここ最近増しに増してるのはなんなんだよ。あー気持ち悪い気持ち悪い。

伊藤計劃の『虐殺器官』『ハーモニー』といった大天才の大傑作があって、以後立て続けに批評家レビュワーによる伊藤作品を踏まえた社会評が発表されて、

あーやべーSFスゲーじゃんめっちゃ社会語れんじゃん、俺が社会語れんじゃん!といった風潮ができて。

虐殺文庫版が10万部を超えるベストセラーになり、SF野郎のみならず意識高い学生たちもここぞとばかりに殺到し、ぼくのわたしの社会評を発表する最高にダルい場所ができあがった。あー気持ち悪い。

しかしその死後気鋭の作家ポンポン表れるはずもなくて、ラノベ作家による駄作JA・Jコレの連発にガッカリしながらも

いかに救いようのないゴミを褒めちぎるかとか、イヤミスブームに乗っかったどうしようもない駄作コミュニケーションを図ったりといったあたらしい遊びで時間を潰したり新時代体現する新人作家を探していたのは読者も恐らく出版社も同じこと。

そこにようやく以後を書けそうな作家が現れた。それが「盤上の夜」で創元SF短編賞山田正紀賞を受賞した宮内悠介

小説の腕それ自体は処女作がいきなり直木賞候補にノミネートされたことで折り紙つき

そんな奴が地域紛争911テーマ連作短編集を出したもんだから既存社会語りたいおじさんはもちろん、伊藤ウェーブに乗り遅れたぼくも社会を語りたいぼくがわたしが殺到して、結果こんなんになるよねーって感じ。

おまけにそのムーブメントを煽るような帯。”伊藤計劃幻視したヴィジョンをJ・G・バラード手法で描いた”。

何が言いたいのかさっぱりわからないが社会語りたいマンにはこれが何かの免罪符に見えるんでしょうかね。

やるせない。そういう思いが読後、胸の中を占め尽くす。登場する高層建築物言語宗教の問題はバベルの塔彷彿とさせて。間違いなく、9.11後、世界の在り様は変わってしまったのだろう。作中で言うところの分岐点だったのかもしれない。DX9はそのままLARsの運用問題を問うているように思える。DXに人格コピーすることは果たしてその一つの解になり得るのか・・・考えさせられる良作だった

こういう輩は「意識させられました」「考えさせられました」をいくら繰り返したところでなんの意味もないことを社会科見学で学ばなかったんだろうか。

んなもん「あなた恋人が突然死んでしまったら、どうしますか?」系クソ映画感想にでも垂れ流しとけばいい。

お前は著者が丁寧に羅列してる参考文献の一冊にでも手を伸ばしたのか?

せめてタイトル検索をかけるくらいのことはしてるんだろうな?

最後に賢そうなことを言おうとして一番アホっぽく見える、最大公約数感想引用して終わる。あーイラつく全員死ね

まず舞台がねー、ヨハネスブルグニューヨーク、ジャララバード(アフガニスタン都市)、ハドラマウト(南アラビアの一地域)、それから西東京バリエーションに飛んでいるがそのいずれもがアフリカやら中東あたりのなんかとっても危なそうな地域と絡んでいる(すげー知能の感じられない把握の仕方だが)まずこの舞台設定が珍しいよね。

追記。

補足で言いたいことはだいたいブクマで書いてもらってると思うんで、

twitterに書かれてたこれにだけ返事しときます

ところで他人の感想をこき下ろした本人は”ヨハネスブルグの天使たち”を読んでるのかね?そしてなぜ自分感想を書いて勝負しないの?作者である宮内先生にではなく、近親憎悪的に他の読者に当り散らすのはなぜ?つまり一番語りたがってるのは自分なのに、口に出すのが怖いの?やり返されるから

A1.読んでます

A2.えっ…感想で勝負?wwwwしょwwwか、かか、かんそうで、しょ、しょうぶ?

  感想ってあの?か、かんそうでww??しょうぶwwwwか、感想でしょwwww勝負www

  ブハーッwwwwプッ…クハッ…ゲェェェェーッwwwww

  褒めちぎり野郎が互いのレビューを舐め合うためのセルフプロデュース会場での相互オナニー作法なんざ知るか。

  小説はてめえの装身具でも承認欲を満たすためのツールでもねえんだよ。本から出てけ。

A3.俺が気持ち悪いと思っているのは作者でも作品でもなく読者だからです。

  ブクマで「SF小説はそもそも社会を語るものから~」とかいってるバカ共もそれくらい読み取ってください。

  「お前は本当に気持ち悪い」という文章からSFは昔からそうなんだ」とか「お前はどうなんだ」を導きだして「感想で勝負しろ!!!」とか抜かしちゃう人すごいなー。ボーグバトルじゃねえんだぞ。

  あー気持ち悪い。

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