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2021-03-29

シン・エヴァンゲリオン庵野秀明の手になる死海文書である

 ネタバレあり。

 つまり散逸してバラバラになった過去記憶の断片という意味合いで、それは死海文書なのである

 はっきり言えば今作で庵野のやりたかたことが十全に表現できているとは思えない。本来別の青写真があったにも関わらず、着地点が微妙にズレている気がする。

 例えば、アスカシンジ行方だとか、マリの作中での扱いとか、あるいは、ループする世界とか、月面の世界とか。

 そういうものが完全に描き切られていたとは思えない。

 庵野忸怩たる思いなのではなかろうかと、外野ながらに推測する。

シン・エヴァンゲリオン庵野秀明の手になる死海文書である

アスカシンジ行方

 アスカヒロインであるしかシンジとは最終的に結ばれることは無かった。最終的に彼女の心を射止めたのは相田ケンスケである

 正直なところ、アスカの扱いがやや雑なのは否めない。当方アスカ派なので、「お、おう」といった気分である

 庵野秀明がアスカ役の宮村優子にフラれたのが原因であるとか、そういう説もある。

 実際のところよく分からないけれど、要するに庵野自身アスカを受け入れられない理由があったのは間違いあるまい。旧劇のラストシーンに見られる通りである

 旧劇のラスト解釈は様々に別れるのだけれど、アレは結局、他者自己エゴの延長としてしか捉えられないことへの絶望だったのではなかろうか。

 他者を愛しているはずが、結局他者を介して自己投影し、その自己愛着しているに過ぎないことへの絶望があのシーンには表れていたように思う。

 他者に決して行き着くことのない煩悶こそが、旧劇のラストシーン意味ではないか個人的には思っている。

 とは言え、旧劇における破滅的なラストを、今作で繰り返すことは無かった。

 否定的評価を随分と集めている今作ではあれど、あのラストシーンの繰り返しにならなかったことは庵野における重要進歩であることは間違いない。あれをもう一度繰り返さなかっただけでも、今作は評価に値する。

 庵野アスカへの執着を振り切り、別の愛を見つけたのである

 それは良いことなんだけれど、やはり視聴者としては少しばかり置いてけぼりなのだ

 そして、マリ=モヨコ女史説が頻りに訴えられている通り、マリ庵野にとってどこまでもエゴとはかけ離れた場所からやって来た存在であり、だからこそ、エゴ呪縛に苦しめられることなく、庵野マリヒロインとして愛することができたのではないかと、そう思う。

 それにしてもシンジ心理描写も雑であるそっくりさんとの悲劇的な離別を経て、彼が何かを学んだことは間違いない。

 つまりそっくりさんクローンであり、偽物であったとしても、その一回の生を全力で生きており、そこに生命尊厳があったのだ……ということをシンジは学んだのであろう。

 これは、後述のループ世界観とも合致する成長プロセスである

 とは言え、やはりその描写簡素というか説明不足な感が否めない。というかまだまだシンジは「神話になれ」と唄う例のテーマソング示唆する精神状態には、行き着いていないのではなかろうか。まだ成長の途上段階なのではあるまいか。まだ、父親を救済できるほどの人格を備えてはいなかったのではあるまいか

 彼は本当に神話になれたのであろうか。

 ラスト近くにてゲンドウを救済するシンジくんの姿に、些か置いてけぼりの感があった。

マリの作中での扱い

 散々言われている通りである

 庵野氏が相互的な愛情をほぼ初めて維持できたのが、伴侶であるモヨコ女史との関係性だったのだと思う。

 庵野エゴの外側からやって来た彼女によって、彼はエゴ呪縛から解かれたのであろう。

 でもそのエゴ呪縛が解かれるシーンを作中でちゃんと描いてないから、やっぱり展開が唐突に見えてしまうのだ。

ループする世界

 あの世界はループしているというのはもはや自明だったと思う。真っ赤になった海は、旧劇のラストシーンの流れを受け継いでいる。

 また、貞本義行によるコミック版のラストシーンもまた、ループを思わせる展開に収束する。

 エヴァ世界ループしている。それが庵野秀明の世界であることに間違いはあるまい。

 我々の暮らす宇宙は遥か昔にこの座標に生まれ、未だにそのエントロピーは激しく運動し続けている。

 しかし、いつかはそのエントロピーが相似形を描き、同じような結末と始まりを繰り返すのではないか、などと想像したことのある諸氏は多いことと思う。

 エヴァ世界は、そのような意味合いループしている。その周期は何年周期なのだろうか?

 相対性理論的に、物体運動に基づいてのみ時間を測定しうるのであれば、そこに時間的経過を求めることは難しそうだけれど。

月面世界

 Fly me to the moon.

 And let me play among the stars.

散逸した記憶としての死海文書

 人々の記憶を結びつけるものを俺は描いてもらいたかった。

 何度闇を潜り抜けても息づいている記憶の姿を全力で描いてもらいたかった。

 庵野が描いてくれたものには、ある程度は満足することができたのだけれど、完全な青写真ではなかった感がある。

 それはあくまで、後世に受け継がれた、散逸した記憶の断片の内の一枚に過ぎなかったのではなかろうか。

 まだ、散逸した断片は幾つもこの世界残留していることと思う。

 それを繋ぎ合わせるのは庵野ではなく、この世界に無数に存在している無名有名のクリエイター達なのかもしれない。

2021-03-10

シンエヴァイケメンランキング(超ネタバレあり)

いぇ〜い👏

〜正体がわかった後もやっぱイケメンだった〜

第一位 渚カヲル

正体はヴィレの司令だったのかな?

真の目的人類補完計画生命死滅統合)される前に、種を地球から逃すこと。

想像以上に規模のデカい男(そもそも使徒だけど)だった、でもシンジ君は変わらず好き❤️

しかし、その好きは共依存だった。

なのに、それに気づきシンジの独り立ちを見た途端に切り替えられる余裕、素敵。

綾波と一緒にシンジ大人に育てたシンジ心のパパ。

〜お子さん、素直に育っていますよ〜

第二位 加持リョウジ

暗躍するカヲル君を支え続けた右腕。

自分の命を賭してニアサードを止めたヴィレ精神リーダーニアサードを止めたのってカヲル君の槍じゃなかったっけ?よくわからん

まぁなんかよくわからないけどとにかく良い奴だった!

なんかよくわからん奴が二位になれるのがエヴァのいいところって事でいいかな?(正直いちいち書くのがめんどい

奇跡の起きた後の世界新世紀)ではカヲル君と土いじりするっぽい。

ちゃんと服を着せなさい〜

第三位 相田ケンスケ

シンジアスカ絶妙距離感を取りつつ確実に支えになっていた。

一生懸命生きているのにあの余裕、あの距離の取り方、アスカも好きになるよ。

シンジのことをガキ呼ばわりしてたけど、素直になれなかったアスカもやっぱ子供だね、と再認識させてくれる存在

末永く幸せに。

〜お父さんは強い〜

第四位 鈴原トウジ

赤ちゃんのほっぺた触りたい👶

〜もうウジウジなんてしないよ〜

第五位 碇シンジ

エヴァファンを救ったと同時に現実という絶望へ叩き落としたこ物語主人公

ポストアポカリプス集落通称農村)で相変わらずウジウジしていたが、地獄のような世界で精一杯生きている人たち、かつての同級生タイムリミットがあることを知っていながら懸命に生きて最後魂を手に入れたそっくりさんのおかげで成長し、大人になった、なってしまった。

関係ないけど最後アナザーインパクトの爆心地でアダムスの器にそっくりさんの魂がちゃんと宿っていることがわかる描写は良かったね)

20数年でようやく世界とみんなを救うことができて良かったね、と思いつつ、以下のように叫んでいる自分もいる。

「お前が大人になったら終わっちゃうじゃないか!」(カツマタ君状態ファン心の叫び

あと、やっぱ最後おっぱいの大きさだよね!わかる!わかるよ!

〜老人が老人を介護する未来

第六位 冬月コウゾウ

ゲンドウよりおじいちゃんだけど、実質ゲンドウのヘルパーさん役だった男。

みんなしょんべん臭いゲンドウから離れていった中、最後まで付き添ってあげた男。

ゲンドウはユイのことしか考えてなかったけど、冬月の愛というか憐れみの心もなかなかすごかったと思う。

当初はユイに会いたいという共通目的があったと思うが、割と早い段階からこの惨めな男(ゲンドウ)に付き合ってやろうというヘルパー魂が冬月を突き動かしていたと思う。

ナイス軍師であり、ヘルパーさんであったと思う。

ユイはずっと側にいたのに…〜

第七位 碇ゲンドウ

本作唯一の子供。みんなが成長して真面目に生きている中ずっと厨二ワードを並べまくったフォーエバー厨二。

厨二拗らせすぎて人外にまでなってしまった。

厨二ワード自分を守りながら、惨めで寂しい男だった自分を隠し続けていた。

あんなに惨めだったからこそユイにあれだけ執着してたんだね。

でも、あんなに惨めな姿を最後によく観客の前で晒すことができました!

ランキングとしては低くなっちゃうけど、その勇気拍手👏

他にも委員長のお父さんとかヴンダーの操舵士?とか若い男三人衆とかいろいろいたけど省略!

庵野分身としてのゲンドウとかそういう話もできると思うけど、とりあえずこのテンションで語るのがこの作品には正しい気がする。

2021-03-08

相田ケンスケ大人(28歳)になってめっちゃ落ち着いたオタクになるのってあまりリアリティ無くない?

お前らの28歳ごろってもっと痛々しいオタ活動に盛んだったじゃろ。結婚なんかしないぞーみたいなこと言ってさあ……

エヴァ見てきたよー(最速感想報告)

自分用の感想メモ

映像はもう全部3Dになってて手書き作画のシーンは無くなってた。

・トウジは実は前作に登場してた

相田ケンスケ存在していたらしい。キャラとしては出てこないけど言及はされてた。

・冬月先生さりげにゲイであることを告白

・多分今回のゲンドウが呼び出した巨大ユイは前回の巨大アヤナミセルフオマージュ

・無理矢理TV版と繋げる為にラスボス撃破した時にラスボスに「おめでとう」って言わせるのなんだ

・新キャラの伊積アヤナちゃんがド直球にティンと来た。今更ロリコン向けキャラ出すとか。

ほか、思い出し次第追記してく。

2018-06-19

シンカリオンで分かるエヴァに足りなかったもの

・良好な家族関係

学校における居場所

理解のある大人

友達として仲間として支えてくれる相棒

クールと熱さを兼ね備えた仲間

・ひたすら熱血バカで場を盛り上げてくれる仲間

・皆を引っ張ってくれる兄貴

主人公の良さを分かってくれる後輩

自分もロボに乗って戦ってくれる大人←New!


エヴァにあってシンカリオンにないもの

・ロボには乗れないけど主人公バカやってつるんでくれる友人


漫画版を読むとよく分かるけど、エヴァ世界って相田ケンスケによって救われている部分はかなりあると思う。

エヴァに乗ったり機密情報に触れる事を目的としたスケベ心が関係性の始まりはいえ、その過程でなんだかん普通に友達になっているわけだし。

なによりロボに乗れるってことに対して望まぬノブリス・オブリージュの強制ではなくただただ純粋な憧れの目で見てくれる数少ないキャラがいたのは、シンジあの世界を守ろうとした気持ちを支えるのに3%ぐらいは貢献してると思う。

2009-10-06

中田氏。おめでとう。

http://anond.hatelabo.jp/20091004232244

中田氏、おめでとう。

39歳、おめでとう

「僕は僕が嫌いだ」

「でも、中田氏できれば好きになれるかもしれない」

「僕は中に入れてもいいのかもしれない」

「そうだ、僕は僕でしたくない」

「僕は僕でしたくない」

「僕は中に入れたい」

「僕は中に入れてもいいんだ」


テロップ

『嫁に、ありがとう』

『ホロに、さようなら』

『そして、全ての非モテ達に』

『おめでとう』

 
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