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2015-02-15

ワールドイズマインなんてくそくらえ

わりと今の会社がやりづらいな転職かなーってぼんやり考えてたら、

原因はやりとりの多い先輩(30代男性)のワールドイズマインっぷりだなと気がついた。

当方アラサー女。

リア充路線の日本人男性で、「俺の常識世界常識」とばかりに日常会話を進める上に仕事納期をたびたびすっ飛ばすのに反省せず、他人ミスにはとても厳しい。

「女は25過ぎたら結婚しないやばい」「鬱病患者に甘い就業体制は健常者に不利」とかSNS発言したら即炎上レベル差別発言をどかどか吐くのでくたびれるし、

「あのアイドルは終わった」だのどや顔評価することも多く、俺基準ISオールって感じの物言い。常時マウンティング

「目下に教えてやる」っていう姿勢ベストポジションっぽくて、

上司の前だと打って変わって弱腰で声まで小さくなってる。あと無意識だろうけど上目遣いになってる。残念ながらかわいくはない。

俺こそが世界の中心で、それがわからない他人理解できないのかもなあ。

(私は最低限しか相手しなくなって久しいけど、入社一年目の女性社員とかよく長時間つかまってて、あーーーーーってなる。)

仕事愚痴から話は突然でかくなるけど、今とってもホット曽根綾子氏の例のコラムも根っこは似ている気はする。

彼女もきっと、自分幸せや快適さがどの人にも共通の真理だと思い込んでるから新聞にあんなこと書けるんだろう。

幸せのかたちや快・不快基準性別年代国籍とかの大きめのセクションだけでなく

個人個人でまったく違う。日本単一民族国家だし「マジョリティ」が固定化され気味のきらいがあるので

マイノリティには居心地が悪い部分もけっこうある。特に女性であるとやりづらいって思うことも「社会」に出てから多々ある

脱線するけど私は「社会人」という言葉が嫌いだ。往々にして「社会人」は「俺様の知ってる世界理解できている奴」をさすから

いろんな人がいて当然っていう世界になったらいいなあ、とぼんやり祈りながら紅茶をすすりながらキーボード叩くしかできないけど、

私の世界けが世界じゃないってことだけは忘れずにいたい。

2013-12-04

産後

anond:20131202121619

出産の話を書いたところその後の話を…というトラックバックをもらったので、その後のことをおおざっぱに書いた。

シモの話も多いので、お食事中の方や苦手な方は注意してください。

初日母子は別室で過ごした。私の両親や兄弟、遠方にいて立ち会えなかった夫が訪ねて来た。出産という大きな出来事を終えて、神経が興奮したのかあまり休めなかった。

二日目から私の眠るベッドの隣に、赤ちゃん眠るケースが置かれた。母子同室だ。赤ちゃん眠るケースというのは、ミルトンCMなんかで見る透明のキャスターがついた箱のようなものだ。私も赤ちゃんも疲れきっていたのか、二日目の昼過ぎまでグースカ寝ていた。出産の疲れと当日の来客ラッシュで、ベッドの近くに助産師さんが来ていても気づかずに爆睡していた。助産師さんは私の様子を見て、夜からお世話のしかたを教えてくれた。

まずオムツの替え方。

昔むかしは布オムツこそ正義、紙オムツは発育を妨げる!という論調があったらしいが、病院では普通にオムツが使用されていた。紙オムツにはテープタイプパンツタイプがある。病院で使ったのはテープタイプだった。余談だがオムツは市販されていない新生児用のメリーズメリーズは通気性がグンバツで人気も高い。近所のドラッグストアでは常に品薄。中国人がまとめ買いをするらしい。

オムツは新しいものを開き、お尻の下に敷く。赤ちゃんの履いているオムツテープを剥がし、おしり拭きでお尻を拭く。おしり拭きを古いオムツの中に入れて、くるくる丸めて捨てる。下に敷いておいた新しいオムツを履かせる。おわり。

助産師さんには赤ちゃんのおしりをごしごし拭き過ぎないようにと言われた。赤ちゃんは肌が薄いので強く肌をこすられるとすぐ荒れてしまう。もし赤ちゃんのおしりがかぶれてしまったら、温かいお湯でおしりを流してあげ、よく乾かしてからオムツをはかせるといい。ペットの糞尿を始末する時に使う吸水性のシート(水色っぽいやつ)を赤ちゃんの下に敷いて乾かすと、おしっこをされても床やベッドが汚れるリスクが減る。部屋の室温は赤ちゃん風邪を引かない温度に。

市販の紙オムツには大体どのタイプでも「おしっこお知らせライン」みたいなものがついている。仕組みはよくわからないが、赤ちゃんおしっこをするとオムツの一部にあるラインの色が変わる。リトマス試験紙オムツの中に入っているようなものかと思う。赤ちゃんオムツはこまめに買えてあげた方がいい。ラインの変色はその目安になるので便利だ。赤ちゃんの体調は排泄物の量や色でチェックする。オムツ替えの際は助産師さんが健康赤ちゃんのうんちはどんなものか、危ないうんちはどんなものか教えてくれる。これは母子手帳にも書いてある。

次に授乳

助産師さんに授乳する時の赤ちゃんの抱き方や、乳首のくわえさせ方、離し方を教わる。これが一番きつかった。

私が出産したのは総合病院だった。出産中何かトラブルに見舞われた場合、すぐに対応できる大きな病院がいいなと思ったので。その総合病院母乳育児に力を入れている病院だった。母乳外来という母乳トラブル対応した外来もあった。母乳で育てようと考えている人は、出産する病院産後のことをどこまで相談できるか調べておくといいかもしれない。身近に赤ちゃんがいない人でも、赤ちゃんが飲むものといえば母乳粉ミルクというイメージが湧くと思う。たぶん離乳食がはじまる生後半年くらいまでは、ほとんどの赤ちゃん母乳粉ミルク以外のものは飲まないと思う(例外があるとするなら、赤ちゃん用のイオン飲料か、赤ちゃん用の麦茶くらいかと)。母乳粉ミルク以外のもの(果汁やはちみつを溶いたお湯など)は体によくないらしい。

病院では母乳だけで育てることを「母乳栄養」、粉ミルクのみで育てることを「人工栄養」、母乳粉ミルク両方を使って育てることを「混合栄養」と呼んでいた。それぞれにはメリットデメリットがある。

母乳栄養」のメリットは、赤ちゃんがぐずったり泣きだしてから授乳するまでにあまり時間がかからないこと、生後半年まで母乳を経由して赤ちゃん免疫をつけられることかと思う。デメリット乳房トラブルが起こりやすいこと、いい母乳を出すために食生活に気をつけなければならないこと…など。

「人工栄養」のメリットは、母が薬を服用していたり出先でも授乳ができることだろうか。それから母乳では不足しがちなビタミンKも、ミルクでは補うことができるらしいと聞いた。デメリットミルクを作るのに時間がかかること、出先で荷物が多くなることかな。

私は母乳9割の「混合栄養」で育てている。体調が悪い時や夫に面倒を見てもらう時はミルク、それ以外はほとんど母乳だ。

母乳出産したら出るというものではない。赤ちゃん乳首を吸うと母親の脳が刺激され、母乳が分泌されるらしい。母乳は「練習」をしないと出ない。赤ちゃんはうまく乳首をくわえて吸う「練習」、お母さんは赤ちゃんを抱っこして乳首をくわえさせて、母乳を吸わせる「練習」。こう書くとごく簡単なようだが、実際は大変だった。

育児書には赤ちゃんは3時間おきに栄養必要します的なことが書かれている。助産師さんに赤ちゃんの抱き方から乳首のくわえさせ方などを指導してもらい、3時間置きに授乳する。とはいえ大人が思うように赤ちゃん母乳を飲んでくれるわけではない。赤ちゃんにも都合がある。乳首をくわえずに泣いたり、くわえながら眠ったりしてしまう。しかもベッドに置くと泣く。私ははじめの一日から五日目までは、赤ちゃん泣く→授乳→置く→泣く→授乳→置く→授乳…のエンドレスパターンで、ほとんど眠れなかった(あとから調べてわかったことだけども、赤ちゃんお腹の中にいる時、昼間眠って夜は起きているらしい)。

入院中、乳首が擦りきれて出血した。痛かった。大きなかさぶたが出来た。血は毒にはならないから痛みが我慢できないようでなければそのまま授乳してと助産師さんに言われた。私はできれば母乳栄養で育てたかったので、そのまま授乳を続けた。乳首の傷には母乳を塗ったり、馬油を塗って、ラップでパックをすると治りが早いと教えられた。

余談だが赤ちゃんの吸う力というのは意外に強力だ。ある時赤ちゃんの顎を肩にのせるような形で縦抱きしていたら、いつの間にか肩に吸いつかれていた。あとで見てみると、肩に大きな赤あざができていた。あざはしばらく消えなかった。どうせなら星型に切り抜いたマスキングテープでも肩に貼っておけばよかった。うっかり指を吸われた夫が「ギャーッ!痛い!持ってかれる!」と叫ぶことも時々あった。

産まれた直後から何のトラブルもなく母乳を吸う赤ちゃんも、吸わせることができるお母さんも、そう多くは無いと思う。だから母乳で育てようとしているお母さんのまわりの人々は、くれぐれも「おっぱい出てないんじゃない?」「赤ちゃんお腹空いてるんじゃない?かわいそう」とか言ってはいけない。母乳ストレスで止まってしまったりする。どんなゲームだってはじめはレベル1の初心者からはじまる。プレイヤー以外がやいのやいの言ったところで、上達するわけではない。栄養が足りているかどうかは赤ちゃん体重おしっこの量で見ればいい。心配ならお母さんを質問責めにするのではなく、その道のプロである助産師医師相談したらいいと思う。

また赤ちゃんは産まれた時におおよそ3~4キロくらいあるので、授乳する時に結構腕が痛くなる。育児書には授乳は15分程度とか書いてあるけども、ベストポジションを探す、乳首をくわえさせる、吸わせる、ゲップさせるの流れを2回分(両乳分)やるので、私は毎回30分くらいかかっていた。赤ちゃんによってはちょこっとずつ飲んだりするので、さら時間がかかったりすると思う。こんな時は授乳クッションが便利だ。授乳指導をする病院や産院にはきっと置いてあると思う。もし家になかったら、あらかじめ買っておくといいと思う。

それから何度か乳腺炎になりかけたこともあった。乳房にしこりができ、触れるとひどい筋肉痛のような痛みがある。夫がふざけてしこりをつついた時、強い殺意を感じた。それくらい痛かった。乳汁が乳腺で詰まってしまうとできるらしい。熱が出ることもある。悪化すると乳腺をとる手術を受けなければならない。私は生クリームを口にした直後、よくしこりができていた。

母乳には和食のようなあっさりした食事がよいらしく、高脂肪のものはよくないそうだ。たまには甘いものが欲しいとうっかり食べてしまって、後々とても後悔した。それから洋菓子は避けておやつわらび餅煎餅を食べ、豆乳やにぼしを意識的に食べるようにした。とはいえ、生クリームを食べても全然大丈夫な人もいる。乳腺炎スイッチになる食べ物は人によって違うらしい。

私自身が母乳で育てているので母乳寄りの話になってしまったけど、母乳ミルクに優劣はないと思う。どちらにもそれぞれの大変さ、メリットがある。

沐浴は産前に母親教室でも勉強したけども、病院でも教えてもらった。手順は大体同じだった。

赤ちゃんのお世話を教えてくれる母親教室には、なるべく夫婦家族で参加した方がいいと思う。赤ちゃんは重い。沐浴はなるべくなら2人以上でやった方がいい。水場では足元が濡れていて転倒する可能性もある。大変だけど1ヶ月の辛抱だ。助産師さんには生後1ヶ月たつと親と一緒の湯船に入れるようになると言われた。

赤ちゃんは大人より新陳代謝がいいので、毎日風呂に入れなければならない。夏は一日二回、午前と午後に入れる(この場合、午前はシャワーで汗を流すだけでもいいと言われた)。どうしてもいれてあげられない時は、シャワーで汗を流してあげたり、お湯で濡らしたガーゼで全身を優しく拭いてあげる。

私は生後1ヶ月後、赤ちゃんと2人でお風呂に入るのが怖かったし、季節は真夏だったので、赤ちゃん用のバスチェアを買ってシャワーで済ませていた。生後1ヶ月たったら大人用の石鹸を使ってもいいと言われたけども、肌荒れが怖かったのでしばらくは赤ちゃん用の石鹸ボトルに入っている、ポンプを押すと泡状のやつが出て来るタイプビオレのやつがいい感じだった)を使っていた。しばらくは赤ちゃんの頭から男性加齢臭のような匂いがしていた。ちゃんと洗っているのに何でだろう?と不思議だったが、思いきって石鹸を大人用の牛乳石鹸に変えたらすぐに加齢臭が消えた。やっぱり大人用の石鹸の方が洗浄力が強いんだな、赤ちゃんって思っているより汗をかいてるんだなと思った。

まとまりなく書いてしまったけど、産後は3ヶ月くらいまでストレスマッハだった。こんなことを書くと「赤ちゃんが可愛くないのか!」「母親失格だ!自覚が足りない!」「産む前にもっと勉強して覚悟しろ!」と言われそうだけど、聞くとやるのとは大違い、百聞は一見に如かず、とにかく毎日初見殺しだった。

お父さんになる人や同居の家族は、できれば家事を手伝って欲しい。洗いものとか料理とか、1人暮らし男性ならできそうなことをやってくれるだけで、とてもとてもとて~も有りがたい。夫はもともと料理が好きだったので、時々土日にご飯を作ってくれた。私にとってそれは天恵だった。嬉しかった。今でもすごく感謝している(欲を言えば料理した後の食器も洗って欲しかった…)。反対に「夕飯は作るの大変だろうから、外で食べて来るよ~」という気の遣い方はノーセンキューだった。ご飯炊いちゃったよ…、私ひとりでゆっくりご飯食べられないよ…、一緒に食べられないのは寂しいよ…ボスケテ…という心情だった。

4ヶ月を過ぎて首が座り、赤ちゃんの表情が豊かになってくると、少しずつ精神にゆとりが出てきた。赤ちゃんは生後3ヶ月くらいまでイロモネアの観客も引くくらい無表情だ。頬笑みかけても変顔を見せても、ほとんど笑わない。相手の気持ちがわらからないのは辛い。言葉も話せない赤ちゃんのことを、わかってあげたくてもわかってあげられないのはすごく辛い。たまにニコッとするけれど、それはいわゆる生理的微笑で、「あっ、ここ笑うところだな」と判断して笑っているわけではない(それだってとても可愛いのだが)。けれどめげてはいけない。赤ちゃんは大人の笑顔を見て、笑うことを学習していく。

赤ちゃんが笑うと、心の底から幸せを感じる。私は産前あまり子どもと接することが得意ではなかったので、ちゃんと赤ちゃんを可愛がれるのか心配しかたなかった。けれど今は何でこんなに可愛いのかよくわからないと思うくらい可愛い

夜のお世話で寝不足が辛い。朝起きられない。夫のお弁当が作れない。泣く子の相手をしていると、洗濯掃除がなかなかできない。買いものにいけば暑さや寒さで赤ちゃんが苦しくないか、車や自転車死角から向かってこないか、急に泣き出したらどうしよと気が気でない。料理中に泣くといちいち火をとめないといけないので、料理時間がかかる(こんな時、シリコンチーマーが私をよく助けてくれた)。お風呂に入れる頃にはへろへろ…。私はもともと家事が上手ではなかったので、夫には色々と迷惑をかけてしまった。家事赤ちゃんのお世話もうまくやりたいと思えば思うほどうまくいかないことが辛くて、時々授乳しながら泣いていた。

時々、夫が「毎日ありがとう」「今日赤ちゃん可愛いね」と言ってくれることが、とても嬉しかった。ある時「家に帰って赤ちゃんの顔を見ると、とても癒される」と言ってくれた。そういう気持ちを口にすることは気恥かしくてためらわれるかもしれないけど、ほんの少しでいいので勇気を出して伝えてみて欲しい。きっと心を支えてくれる大切なお守りになると思う。

思うまま書いてしまったけど、私の失敗や経験が役に立てば嬉しい。

これから赤ちゃんが産まれるご家族の方、おめでとうございます赤ちゃんのいる毎日を楽しんでください。携帯カメラコンデジ毎日写真を撮ると、後から成長がわかって楽しいですよ。赤ちゃん写真を残しておこうとすると必然的に一緒に時間を過ごすことの多いお母さんが撮ることになるけど、そうするとお母さんと赤ちゃんが一緒の写真がなかなか残せないので、ご家族の方は意識的赤ちゃんとお母さん、赤ちゃんとお父さんのツーショットを撮ってあげてください。

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