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はてなキーワード: カティンの森事件とは

2022-06-13

anond:20220613090656

ロシア2000年代被疑者死亡、および国家機密を理由調査を打ち切ってるし、カティンの森事件ジェノサイドではないと公式声明出してる。

まあ、仮に謝罪したところでそれを信用する奴いるの?って話なんだけどね。

2021-06-01

ホロコースト否定派は常習的な嘘つき?

anond:20210527145539

元増田で、ホロコースト否定派の特徴をいくつか示したが、一つ書き忘れていた。それはタイトル通り、「ホロコースト否定派は常習的な嘘つき?」の可能性があると考えざるを得ないことである

 

実例

こちらのツイートを見てもらいたい。

https://twitter.com/lumberwendigo/status/1296814068490067969

この人はおそらく、日本Twitter上でも最も有名なホロコースト否定派の一人であると考えられる。何かに取り憑かれたように、否定ツイートが目立つツイッタラーだ。さてこのツイートにはこう書いてある。

調べた時に驚いたのですが、100万強というのも何にも基づいていない全くの妄想なのですよね嬉し泣き

400万はまだ証言という基づくものがあった数字だというのに、それより更に根拠がないというwww

この100万人強とは、正確には現在推定であるアウシュヴィッツユダヤ人犠牲者数110万人のことである。この人は自分で調べてこの数が「全くの妄想」だと書いている。唖然とする他ない。現在アウシュヴィッツ犠牲者数はユダヤ人以外を含めて150万人、ユダヤ人は110万人であるが、これはアウシュヴィッツ国立博物館勤務だったフランチェシェク・パイパー(Franciszek Piper博士研究成果であることは、アウシュヴィッツ博物館サイトにすら書いてある事実であるこちらのサイトのどこかに書いてあった筈なのだが、今回は探し出せなかった。

Auschwitz-Birkenau

博士Wikipedia解説にはこうある。

アウシュヴィッツ博物館歴史部門責任者であったフランチェシェク・パイパーは、ホロコースト史家やメディアによって何度も翻訳され、広く引用されている学術分析の著者である[3]。ピペルは、少なくとも合計130万人がアウシュヴィッツ強制送還され、そのうち110万人が収容所で死亡したと結論づけています。約20万人の囚人が、収容所の最終的な清算だけでなく、労働力の再配分の一環として、アウシュヴィッツから他の収容所送還された。ホロコースト列車アウシュビッツに運ばれたユダヤ人の約81%、89万人の男女と子供たちは、到着後すぐに死を迎え、登録されなかった。1946年ニュルンベルク裁判で発表された収容所司令官ルドルフ・ヘス戦後証言も、理由不明だが、信頼性が低く、著しく誇張されていることが証明されたのであるフランチシェク・パイパーの著書は『アウシュヴィッツ』として英語出版された。How Many Perished Jews, Poles, Gypsies』として、1991年1992年1994年連続して出版されている[4]。

博士研究手法の詳細はともかくとして、「何にも基づいていない全くの妄想なのだそうだ。いったい何を「調べた」のだろうか? このツイッタラーホロコースト情報に関し何を見ているのかはツイートを追えば大体わかるので、偏った知識しかないことくらいはすぐにわかるのだが、研究者の研究成果を「何にも基づいていない全くの妄想」呼ばわりできる神経がさっぱり理解できない。もちろん、「何にも基づいていない全くの妄想」は嘘である。この研究成果は広く知られているようで、多くの世界中研究者に認められたものである日本ホロコースト研究では有名な芝健介氏もその著書『ホロコースト ナチスユダヤ人大量殺戮の全貌』で触れている。こうした学術研究をやったことがある人がいるなら推測できると思うけど、膨大な資料や文献との取っ組み合いの末に算出された数字であることが疑いの余地がない。アウシュヴィッツ博物館なのだから所蔵資料だって豊富なのである。私もほんの一部だけこうした犠牲者数の推計方法を知っているが、出発地や経由地、あるいはアウシュヴィッツの到着時などで輸送人員数の記録がある程度残っているのである。何故なら、ドイツ帝国鉄道に対して輸送人員数に基づいた運賃ナチス親衛隊が支払っていたからだ。その上で囚人登録数やその他のデータを徹底的に照合することにより、適切な仮定を経て犠牲者数を算出していくのであるめっちゃ手間かかるが、基本は「アウシュヴィッツに入ってきた輸送人員の数」ー「囚人として生き残っていた数、どこか別の収容所移送されたりその他の理由収容所を出た囚人の数、病気等により死亡が記録されている人の数」=「登録もされずにガス処刑された犠牲者の数」になる。それをこのツイッタラーは「何にも基づいていない全くの妄想」呼ばわりするのである

 

こうしたネット否定派の嘘には事欠かなくて、最近では「カチンの森」に関する明確な嘘話をする人もいた。ネット否定派はこのカチンの森事件の話が大好きらしい。何故なら、ホロコーストに関してソ連への疑惑を深めると共にドイツへの疑惑を薄める材料として使うことができるからであるカチンの森事件を知らない人はこちらを参考にして欲しい。

カティンの森事件 - Wikipedia

最近出会った「嘘つき否定派」は、「カチンの森事件はニュルンベルク裁判ソ連ナチスドイツ糾弾するために用いた」などと言う。ところが、このWikipediaにある通り、カチンの森事件はニュルンベルク裁判では審理すらされていない。この「嘘つき否定派」は他にも「アウシュヴィッツ第一火葬場は旧ソ連が忠実に再現したと言っている」(第一火葬場はガス室のあったところだが戦時中ガス室での絶滅ビルケナウで行われるようになると使われなくなり防空壕に改修された。戦後ポーランド中途半端ではあるが元のガス室に見えるよう復元工事を行なった。が、この件でソ連どころかポーランドですらなんらかの声明をしたなど全く知られていない)など、嘘を言いたい放題だった。

 

こうしたネット否定派の嘘は本当にキリがない。

 

ネット否定派の最も悪質なホロコーストに関する嘘

「最も悪質な」は完全に私の主観であるが、数限りなくある否定派の嘘で、これほど悪質な嘘は滅多にないと思う。完全な悪意でしかこんな嘘は作れないからだ。

"アウシュビッツ産科病院には3000人の出産記録があり、一人も死んでいない"

このダブルクォーテーション付きでGoogle検索すると、現時点で三件引っかかるはずである。一つはこの嘘に関する解説、残りは日本での嘘の発生源と、それをコピペした2ちゃんねるスレッドである元ネタ自体は、解説記事にもあるとおり元々は海外なのだが、この日本での嘘の発生源はそれをわざわざさらに悪意を持って酷い訳に変えたものである

アウシュヴィッツの様々な議論(12):否定派は、感動的な話ですら否定論へと捏造する。アウシュヴィッツの3,000件の出産、助産師スタニスラワ・レズチンスカの話。|蜻蛉|note

詳しくは解説を読んで貰えばいいと思うが、しばしばこの話は二名看護師が出生児を抱いて写っている出所不明写真が添えられていることも多い。例えば以下のサイトではその写真が添えられているのを見ることが出来る。

Lets stop with the Auschwitz lies

ともかく、実際の話は「レズチンスカが分娩した3,000人の赤ちゃんのうち、半数は溺死、1,000人は飢餓や寒さで即死、500人は他の家族に送られ、30人は収容所で生き残った」と言う決して喜ばしい話であるどころか悲惨アウシュビッツの実情の話なのに、アウシュヴィッツ平和だったかのように変えてあるのである。悪質なのは、この話は助産師レズチンスカの話を知っていなければ、出てこない話であることだ。

ところが、私はこれをあまりに酷い嘘だと思っていたのだが、前述した「嘘つき否定派」は「でも3000人の出産はあったと認めるんですよね?」などと問い返してくるからさらに呆れてしまった。「嘘つき否定派」は自身も嘘つきであるためか、この嘘に関する悪意を全く認めず、平然とそう問い返すのだった。私は呆れて「3000人は多過ぎだと思うけど、女性囚人も何万人もいたし、ロマ人(ジプシー)は家族収容されてたし、出産くらいあって当たり前だろ」と返すだけだった。ちなみに1940年代くらいの乳児死亡率は現代とは全く比較にならず、ざっと乳児の半数は死んでいた時代である日本だと1950年で約六割の乳児は死んでいた。そうした歴史を知れば、出産現代よりもはるかに当時の方が日常だったとわかるはずで、強制移送されてきた女性囚人の何割かがすでに妊娠していても別に何も不思議はあるまい。

 

歴史修正主義者に嘘つきが多いのは何故?

歴史修正主義者が嘘ばかり言ってるのは日本歴史に関する場合でも珍しい話ではないのだけど、どうしてこうも平然と嘘を言えるのか、ほんとに理解しにくくて。例えば、クローズドSNSで仲間しかいない中でそれを言うならまだわかるけど、Twitterなどの公開の場で、ググる検索できてしまうところで平然と嘘をつける神経がわからない。以前は、「お前らは嘘つきだ!」のような具合に批判するだけで終わらせていたけど、最近は、批判ではなく、一体どうしてそうまでして嘘が言えるのか、その理屈が知りたいという気がしている。私だってしょっちゅうネット上で間違ったことも言っているけど、間違っていることに気づいてその都度削除するとか訂正するとか、それが無理な場合反省するとか、ともかく自分の間違いに気づくとそこそこ恥ずかしいと思ったりするのだけど、それら嘘つきはそんな感覚は全くないのだろうか?

 

ホロコーストの嘘に比べたら微々たるもの」って感覚? その辺がさっぱり理解できない。それとも普段から日常生活でも嘘ばかり言ってるのだろうか? どうもこの後者のような気がしてならない。ともかく、なんであの人たちは平然と嘘ばっかりつくのか? 理由を知っている人がいたら教えて欲しい。

2015-08-12

第二次世界大戦におけるソ連所業

おもしろtogetterまとめがはてブにあがっていた。

http://togetter.com/li/859344

ふむ。まあ対日については言いたいように言わせておけばいいと思う。我々の祖先はかつて枢軸国として世界大戦引き起こしたのはまぎれもない事実だし、ソ連宣戦布告をしないままに攻め込んできたなど極めてどうでもいい。パールハーバーの方が100倍酷い。

 

だがしかしヨーロッパ戦線においてソ連があの当時何をしたのか、それだけはみんな正確に知っておいてもらいたいので増田に書く事にした。

ポーランド人はいまだにロシアを恨んでいる

第二次世界大戦において最も甚大な被害を受けた国の一つがポーランドだ。

まり近現代史に興味が無い人はよくソ連がWW2当初より連合国側だったと誤解してるが誤りだ。アメリカイギリスフランスのようにナチス毅然と立ち向かった「純・連合国」と比べるとソ連の狡猾さ、言い換えれば卑怯さが際立つ。

 

ポーランド世界大戦勃発直後にソ連ドイツ分割占領され、その一年後には有名なカティンの森事件が起こる。ソ連ポーランド兵士将校を1万人も虐殺して埋めた悪名高い事件である。WW2で各国がやらかした「残虐さ」でいえばドイツが独走で1位確定であり、2位は原爆落したアメリカ(落したこと自体批判する意図は無い。ただ残虐さは否定できまい)、3位はソ連じゃねーかって俺は思ってる。「悪い順」ならナチスドイツ日本のワンツーでもいいし我が国侵略正当化するつもは一切無いが、しかし残虐さで言えばこいつらがトップ3である。それは譲れない。捕虜1万人も殺して埋めるとか旧日本軍も真っ青ですわ。南京?ねーよ。寝言は寝て言え。

 

ようするにWW2初期はドイツソ連はタッグを組んで欧州荒らしていたわけ。何が戦勝国側だよって話。ただ、すぐに仲違いしてソ連もvsドイツを宣告する。

 

で、その後ソ連ポーランドに対して決定的に非道いことをやらかす。

ワルシャワ蜂起だ。

 

1944年夏にソ連ドイツが治めるワルシャワ(ポーランド首都)へと侵攻する。そしてワルシャワ市民レジスタンス(ドイツに反抗していたポーランド亡命政府を支持する市民ゲリラみたいなもの)へ向けて、ナチスドイツへの反抗を促したのだ。「我々が外から攻めるから君達は中から攻めろ」とね。それを信じたワルシャワ市民は全力を挙げて蜂起する。

 

しかソ連ドイツの反撃を食らってあっさりと侵攻を諦めた挙げ句自分達はもうワルシャワに攻めこまないという情報すらも中のポーランドレジスタンス側に伝えなかった。装備で圧倒的に劣る市民兵士落ち目であったとはいナチス正規軍単独太刀打ちできるはずもなく、ワルシャワ都市ごと完全に崩壊。実に20万人もの市民が装備の整ったナチスドイツ虐殺され、炎で真っ赤に染まるワルシャワの空ををソ連赤軍ワルシャワ郊外傍観していたという。ひでえ。

 

その後、ナチスドイツイギリス等の連合国側に押され瓦解したタイミングを見計らって、ソ連赤軍はがら空きのワルシャワに侵攻し無血占拠。火事場泥棒挙げ句ポーランドレジスタンスを静粛し、当時イギリス亡命していたポーランド亡命政府無視し、ソ連の息のかかった傀儡政権を立ち上げる始末。ひでえ。

 

ポーランド国民ソ連への悪感情をよそ目にまんまと東ヨーロッパ陣営に引き入れる事に成功したのだ。

 

何なのこの鬼畜っぷり。ひどいでしょ?終わってるでしょ?あんだけポーランドにひどいことしておいて、戦後子分にするなんて凄過ぎますわ。

 

WW2を学ぼうとすると、どうしても日本当事者だし、さら極悪非道代名詞ナチスに目がいきがちだけど、ソ連も相当糞なんです。こんだけひどい立ち回りしておきながら、戦後戦勝国としてアメリカとため張るぐらいの大国として君臨したソ連ある意味凄い。感心する。

 

そしてそんなソ連を頑張って何十年も押さえ込んできたアメリカはやっぱり偉い。

アメリカ地球警察を気取っていなかったら、今頃世界地図全然違ってたはず。

からみんなもっと感謝の意をこめてお盆マックハンバーガー食べよう。

2013-04-07

Apes! Not Monkeysが歴史修正主義である

右翼論壇、ネトウヨにおいて差別主義歴史修正主義は一体不可分

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130406/

このような記事を書く彼自体が度々、ソ連歴史修正を容認するエントリを書いているのだ

例えば、

カチンの森虐殺から70年

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100408/

これプーチンは慰霊碑の前で跪いたが、謝罪などしていない。

正当化できない全体主義による残虐行為」とソ連責任を認めた。ただし、ロシア国民に罪をかぶせるのは間違っていると主張し、謝罪はしなかった。

また2011年、墜落事件の追悼碑の碑文がロシア側により作り替えられ、当事件の記述が削除されていたために物議をかもした。

それに2004年ロシア検察捜査は「被疑者死亡」、「ロシアの機密に関係する」などの理由で終結した。さらロシア連邦最高軍事検察庁は事件の資料公開を打ち切り2005年5月11日に「カティンの森事件ジェノサイドではない」という声明を行った。

また、ソ連およびロシア捜査によって責任を追及されたり、訴追されたものは一人も存在しない。

このような状況でロシアの「カチンの森の事件」対する姿勢を賛美するのは、南京大虐殺などの歴史修正主義者を賛美しているの変わらないだろう。

 
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