「無医村」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 無医村とは

2014-02-13

何かが違う気がする。

おとといだったかテレ東番組で、アフリカ僻地無医村で自腹で巡回医療をやってる女性医師を紹介してた。

立派な人だなぁ、と素直に思って関連するTweetとか見てたら、「頭が下がる思い」「マジ尊敬!」みたいな意見がたくさんあって、 うんうん、そうだよなー、と思ってたんだけど。

ところが、単に誉めたり感動してたりするだけじゃなくて、「それに比べて日本の政治家は!」とか「大企業!お前らが搾取した汚い金でこういう人を援助しろ!」みたいなことを言ってる人がチラホラいるの。

みんな一様に命令口調で、それでプロフィール見ると、間違いなく「脱原発!」って書いてある。

何かが違う気がするんだけど。

2013-10-19

上小阿仁の件で同県の住民が一言いっとくか

秋田県 上小阿仁村かいう「医者追い出し村」の実態wwwwww

http://www.mudainodocument.com/lite/archives/54639402.html

 

上小阿仁村の一件がたびたび話題になっているのは、「赴任する医師が何度も変わるくらい怖いところ」という噂がひとり歩きしているから。

たいして話題にもならない私の住んでる同県自治体の話をしようと思う。

から20~年くらい前、公営の歯科医院ができることになり

元々はこの自治体出身で、東京大学病院で働いていた若い医師がわざわざAターン(笑)で赴任した。

うその人は生きていない。数年前に心不全で死んでしまたからだ。それとは別にずっと鬱病を患っていた。

 

スレ文と私の自治体とを照らしあわせてみる

無医村医者も呼べない村長最初から住民にナメられるという

不文律があるンゴwwwwwwwwwww

上小阿仁村人間にとっては、医者いじめて追い出すより、

医者がいない無医村である

蔑まれることのほうが嫌ンゴwwwwwwwww

いや秋田県民にとっては

無医村という蔑みは堪えるンゴwwwwwwwww

ジレンマンゴwwwwwwwwwwwww

これは本当。

上小阿仁も私の自治体も、車で30分程度の場所総合病院がある。大きな怪我をしたり、長期的に病気を患っている人はここへ行く。

住民的には「別に診療所なんてダサい使わないか関係ないけど~、無医村って言われるとすごくダサく見えるんじゃね?」みたいな感じ。

私の自治体は公営歯科医院の他に公営診療所もあった。

診療所に赴任した医師は他県出身の人が多く、時には上小阿仁と同じ頻度で変わっていた。

でも「また医者変わるんだって~」「ふーん」、もしくは変わったことを知らない人すらいる。

歯科医師はこの自治体出身ということもあり、耐えちゃったんだと思う。

 

第一、秋田県民は基本的に

人に頭を下げることを嫌うンゴwwwwwwwwww

「治してください」というより「治せんだろ」って感じで

医者にかかるンゴwwwwwwww

もうここの住民は最初から公営診療所というもの馬鹿にしていている。

オラたちの診療所にわざわざ赴任する医者なんかどうせたいしたことないヤブだと思ってる。

「治せんだろ」→「どうせ診療所でなんか治せない」→「治せない医者はヤブ」

診療所意味をわかってないんだと思う。

 

秋田県民にとっては「医者にかかる」=「薬をもらう」ことだか

それは仕方がないンゴwwwwwwwww

これもマジ。薬を減らされると不安なっちゃう人が多い。

なんでもいいから貰った薬を飲んでおけばとりあえず安心で、薬を出さない医師はヤブとみなす傾向がある。

 

ということを踏まえて、歯医者の話を始めます

 

根拠なくヤブ医者扱いされる

同級生や周りの大人たちは、あの公営歯科医院を利用していると聞くと微妙な顔をする。

「ヤブでしょ?」「となり町の歯医者民間経営)の方がしっかりしてるよ」

私はその歯医者以外行ったことがないので違いがわからない。その人達も一度も公営歯科を利用したことがないから実態はわからない。

でも「こんなとこに来るくらいだから絶対ヤブ医者」というレッテル貼りはずっとあった。

同級生の中で公営歯科を利用していたのは1割程度で、他の人はみんな隣町の歯科へ行っていた。

※余談だけど、実際この医者の腕はまともで、他県に出てみるともっとひどい歯医者はたくさんいた。

歯医者になっても扱いは中学生の時と同じ

この歯医者努力の人だった。家業飲み屋だったが、勉強して国公立医大歯学科に入学した。

うその店はとっくの昔に畳んでいるのに、歯医者になっても周囲の大人と同級生から飲み屋の息子」と言われる。

飲み屋の息子」に歯医者なんて仕事できるはずもない→ヤブ という偏見もあった。

ここに住んでいる人たちは一旗揚げて帰ってきた人にやさしくない。昔のポジションで付き合いたがる。

 

職場いじめ

歯医者は意外とベッドに座らされてから待っている時間が長い。医者が何らかの用で席を外したとき歯科助手のお姉さんは私へこう尋ねた。

先生キモくない?」そしてニコニコ笑う。

質問意味がわからなかったので、素直に「わかんないです」と答えると、すごくつまらなさそうな顔をした。

多分アレは嫌なものを共有しようと話を持ちかけたんだと思う。

先生がいなくなると、歯科助手のお姉さんたち4人くらいは先生の悪口を言い始める。ハゲとか息が臭いとか。それでクスクス笑う。

権力を持った男の人が一人いると、下につく複数の女の人が徒党を組んでその男バッシングする的なアレ。

確かに頭髪は薄かったけど、息はくさくなかった。なかなかファニーな外見だったけど気持ち悪くはなかった。

 

人事決定権が歯医者にない

そういう歯科助手をやめさせようとしても、医師にはできない。

なぜなら、公営歯科で働いている助手のお姉さんたちは全員ぶっといコネで入ってきているから。

こういう田舎自治体ではコネがないと公営の職場で働くことなんてできない。幼稚園もそう。

大体が議員から推薦状持たされて入ってくる。そんな人達をクビにしたら「俺の面子が」という話になってくる。

さらに不幸なことに、事務のお姉さんがちょっとした横領やらかした。でもクビにできない。

 

 

などの状況が合わさり、数年後に歯科医師は鬱を発症した。

けれど仕事はちゃんとしていた。医師の都合で休院になった日はなかった。責任感の強い人だったんだと思う。

自分の生まれ育った自治体だし、何か役に立てるかもしれないと戻って来たんだろうけど、結果逃げられなくなってしまった。

家人がこの医師を他の場所で見かけたとき、元気がなく、ぐったりと肩を落としていた、と言っていた。

ずーっと長い鬱を経て、ある日ぱったり亡くなってしまった。

この歯科医院を利用していた人は悲しんだだろうけど、大体の住人は利用していないし、ヤブだと信じてているから「へー」くらいの反応だった。

ヤブと言っていた住人も、働いていた歯科助手も、医師を呼び寄せた有力者も、誰ひとりとして「あの医師が亡くなり、自分にも少しだけ非があるのかもしれない」なんて思っていない。

だって直接的に何かやったわけじゃないから。鬱になったのは医師勝手にそうなったんだし、心不全勝手医師がそうなって死んだみたいな感覚

 

今は診療所歯科医院ともに常勤の医師はおらず、外部から招聘した医師が診察にあたっている。上小阿仁に赴任した医師は逃げて正解だったと思う。

2012-07-15

上小阿仁村無医村問題で問題になってるのが一部村民によるイジメ

3年連続で1年毎に公募医者退職する村、上小阿仁村では当該医師らに対して一部村民による陰湿嫌がらせがあったことが分かった。

この問題はどうしてその一部村民を晒さないのか分からない。その一部村民を村から追放すれば無医村問題も一応の解決を見せるのではないか

僕は、そんな単純な案件も解決できないこの村の陰湿な体質に苛立ってます

2011-05-21

http://anond.hatelabo.jp/20110425002755

原発を止めてしまったがために熱中症になり、重篤な障碍を惹き起こしたり、そのまま死に至ったりする人が続出する事態をどう考えるのか?

弱者の命などどうでもいい、とでも言うのか。

無責任かつ非人道的ではないか

ここでふと悩んだ。

電気が止まったことにより死んでしまった人は電力会社による殺人なのだろうか?

あるいは止めることを望んだ人々による殺人なのだろうか?

電気が止まったくらいで死んでしまう人は究極的には「自然な死ではなかろうか」、と。

電気が止まったくらいでは死なない人は、電気が止まったら死んでしまうような人のために、リスクを冒さなければならないのだろうか、と。

目の前に治療が必要な人がいたとして、そこに医者がいない。

JIN世界でもいいし、無医村でもいいし、難民キャンプ的なものを想像してもいい。

高度医療に頼らないと延命出来ない人が死ぬのは自然なことではないだろうか?

それとも、そこに居合わせ自分には「なぜ医療免許を取らなかったのだ!!」「おいおい、CTくらい持ち歩くのは当然だろう?」という罵声が浴びせられることを受け入れなければならないのだろうか。

あ、一応、原発推進まではいかないけど、容認派です

日本という国は電気を使って、ガンガン機械を動かすことで回っている国で、それはやめられないと言うことは理解しています。為念。

2011-01-31

http://anond.hatelabo.jp/20110131132134

それ以前に東北無医村にいって三ヶ月で逃げ出した国境なき医師団って誰だ?って聞いてるんだ。

国境なき医師団(中略)三ヶ月で逃げ出した」という話

原文「@waterman1996 全然話かわりますが、「国境なき医師団飢餓内戦に苦しむ地域に赴任しても泣き言一つ言わなかったお医者さんが、東北某県の無医村に赴任したら三ヶ月で逃げ出した」って話を思い出しましたw」 http://twitter.com/noiehoie/status/30784612783362048

これって http://2bangai.net/read/kamome/newsplus/1268472983/ ここの話が捻じ曲がりに捻じ曲がった作り話だと思ってたんだけど、実話なの?

2010-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20100921010110

無理矢理ホメオパシーにたとえるなら、

普通治療法で治せない医師が、ホメオパシーを使って、見かけ上患者を安定させている

という状態だろ。そんでもって医師が、「私の今の能力では、このホメオパシー以外に病気コントロールする方法を思いつきません。ホメオパシー以外の方法で病気を何とかしろというのであれば、申し訳ありませんが私の能力を越えていますので、私より有能な先生主治医を交代する事を提案致します」とか開き直っている状態。この占い教師を肯定的に評価している人たちは、自分家族主治医が、こんなヤブ医者でもかまわないのであろうな。少なくとも、医師を代えてみるよな。どうして教師は代えてみようとしないの?

標準医療へのアクセスがきわめて悪い国(インドなんかはそうだと聞く)では、ホメオパシーにも一定の役割はあるだろう。でも、国民皆保険制度がある国ではホメオパシーは要らない。少なくとも、「ホメオパシー以外は方法を思いつかない」などと言うヤブ以外の医師にかかれる選択肢があるのが先進国と言える。この占い教師の逸話は、「能力の低い教師を代える選択肢へのアクセスが困難」という教育制度貧困さを示していると思うよ。学級崩壊より占いのほうがマシだけど、そりゃ、無医村よりホメオパスでもいた方がマシというレベルの話。

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