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2023-01-19

旗振り当番。

 今朝は旗振り当番だった。七時五分に家を出た。たぶん、その五分後には旗振りポイントに着いていたと思う。

 本来は七時二十分から四十分までが当番の時間なのだが、以前は七時に到着しても最初に通過する子供たちは既に通過した後というのが常だったので、決まりよりも早くからつのが習慣になってしまった。ここ二年ばかりは、年度初めの保護者会で、役員の人たちが「子供たちを旗振り当番の時間よりも早くに登校させる事がないように」と強い口調で保護者たちに言い聞かせている。その甲斐あってか、子供たちが先を争うようにして七時頃に旗振りポイントを駆け抜けて行くという姿は、あまり見られなくなった。

 子供たちが来るまで十分くらい、押しボタン信号の下で立って待つ。その間、鳥を見て過ごすのが好きだ。今日はほんの数羽しか見かけなかった。電線に留まったキジバトスズメカラスは声は聞けども姿は見えず。そして、あまり羽を広げて羽ばたかず、水面すれすれを跳ねるトビウオの様な動きで飛んでいった鳥。

 子供たちはまだかと、視線住宅街の中に向けたところ、どこからキジバトの特徴的な鳴き声が聴こえた。どこからか、というか、顔を上げればすぐそこの電線キジバトがまだ居るのだが、それと鳴き声とがすぐに結びつかなかった。鳴き声が家々の壁に反響しているのか、どの方向から聴こえて来るのか判らなかったのだ。電線キジバトを目を凝らして見れば、その胸の辺りが鳴き声に合わせて膨らんだり縮んだりを繰り返しているのだが、鳴き声がそこから聴こえて来るようにはどうしても感じられない。ほんの数年前までは、鳥のさえずりを聴けばどこで鳴いているのか大体見当をつける事が出来たのだが、今はそれが出来ないのだ。これも老い兆候なのだろうか。声は聴けども姿は見えずのカラスも、意外と見える所にいたのかもしれない。

 子供たちは予定通りに七時二十分頃に現れた。いつもどおり、四人ほどのグループを作って、こちらが挨拶をすればちゃんと応え、悪ふざけもせずに横断歩道を渡っていった。最近、この地区転入してきたばかりの家の子と思われる、中学年の女子が混ざっていた。どうやら親のどちらかが白人であるらしく、日本人離れした顔立ちをしている。この子には背の高くて顔立ちのよく似た兄がいるのだが、兄の方は姿が見えなかった。前回の当番の時は、その男の子けが早くに旗振りポイントを通過していったので、今日も私が旗振りに来る前に通過したのかもしれない。

 三十分になる前に、地区の子供たちは皆通過していったので、十分早いが帰る事にした。私の家は地区の外れにあり、地区の外側を取り囲む大通りを通って帰る方が早いのだが、旗を次の家に回さなければならないので、地区の内側の道を歩いて帰る事にした。実は今日本来はうちが旗振りの当番なのではなくて、うちの次の家と日を交換したのだ。本来はうちの次に当番の回る家はうちの斜向いの家なのだが、今日は次の次の家に回さなければならないということ。その家は地区の内側のちょっと入り組んだ場所にある。

 自分の住んでいる地区なのに、地区内を散歩でもするように歩くのは、かなり久しぶりだ。下の子供が小学校に上がったために、頻繁に散歩に連れ出す事がなくなった。一人でぶらぶらと歩いていると不審者かと思われて警戒されてしまう。ここは田舎だが、都会と同じかもしかするとそれ以上に近所の人達との交流希薄だ。昔、東京新宿の外れに住んでいた事があるが、その時の方が同じマンションに住む人達と顔を合わせれば挨拶ぐらいはしていた。今は、すぐ隣に住んでいる人達ともあまり挨拶を交わす機会がない。道やゴミ集積所で行き会ったとして、こちから挨拶をしない限りはお互いに無視して通り過ぎる事が多い。

 朝八時前だが、既に住宅街はひとけが乏しくしんと静まり返っている。人の気配がないとスズメも寄り付かなくなるので、たまにカラスや季節の鳥が鳴く以外は、本当に静かなのだ。歩きながら家々の外観や植えられた草花を見て歩くのが好きなのだが、この地方出身であるうちの配偶者は、そうやって人の家をジロジロ見るのは恥ずかしいし喧嘩売ってると思われるからやめてくれと言う。

 今はパンジービオラしか見られる花がない。山茶花や椿も季節の様な気がするが、さっぱり見かけない。かつては美容院だったらしい民家の軒先には、以前はよく何かしらの花の植わったプランターが置かれていたが、今はなかった。その先の家はここ数年に建てられた新しい家で、郵便ポストの下にレトロな薬缶が置いてあり、その口からパンジーの花が今にも溢れ落ちそうな格好で顔を出していた。そのまた先の家も比較的新しい家なのだが、敷地道路よりも高く、玄関口が階段数段分のところにある。そして最近の家だったら駐車場に使いそうな空間木造屋根を建ててある。屋根てっぺんが家の一階の天井の高さくらいのところにある。そして屋根の下には盆栽がいくつも並んでいた。盆栽棚だけの為に建てられた四阿だったのだ。見上げないと盆栽棚があると分からないので、ずっと気づかなかった。盆栽は、よく手入れのされた松や真柏のようだった。

 この辺は、まだ昔ながらに大谷石ブロックで出来た高い塀をめぐらした家が多い。そういう家にはいわゆるシンボルツリーではなく、豪農の家の庭のように見栄えのいい庭木が植えてあるのが見える。本職の植木屋によって剪定が施されたものだ。最近まで、本職の植木屋仕事というものに興味がなかったのだが、気をつけて見てみるとプロの技は本当に凄いんだなと思い知らされる。太さのある枝毎に丸い形に剪定されている木があるが、それらの丸の内側には葉があまりない。何故かというと、木の葉というのは日に当たる所しか機能しないからだ。それでも、夏場の木は内側だろうが外側だろうが所構わずに枝葉を生やす。そのまま手入れをしなかった場合は枝がごちゃごちゃに混み合ってしまう。植木屋は、内側を向いていてどうせ育たない運命の枝を優先的に切り落とす。だから手入れの行き届いた木の場合、樹形の外側にだけ枝葉があって、内側は綺麗に空いているのだ。そしてどの葉にも適度に日が当たるようになっている。

 ブロック塀だけでなく、生け垣敷地を囲う家も結構ある。生け垣プロ剪定したものと、家の主が自前で剪定したものは違う。プロ剪定した生け垣は、横から見ると緩やかな形のAの字になるよう剪定されているのだ。それは、頂部を強く剪定すると樹高が高くなりにくいという樹木性質を利用した、樹形管理方法だ。また、下の方の枝につく葉にも日が当たるようにするためという理由もある。一本の樹木は、葉で合成された養分によって主幹を養っている。ところが、その枝はといえば、他の枝で作られた養分を回してもらって生きるということが出来ない。枝は自らが生やした葉で作った養分で食べて行かなければならないのだ。という事は、日の当たらない場所に生えた枝は、樹全体がどんなに繁茂していても生きられない運命なのだ。自らの葉から養分を得られないためである。つまり生け垣のように上から下まで葉を繁茂させないと格好のつかない樹は、下の方の枝を長く、上部の枝を短く剪定して全ての葉に日光を当てるよう剪定すべきなのだ。それで、緩やかなAの字の様な形にするという訳だ。

 旗を次の当番の家のポストの下に置き、家に帰った。

 洗濯物を干す前に、昨日買ってきたばかりの紅目木のミニ盆栽剪定し、育苗ポットから駄温鉢に植え替えた。まだ植え替えの時期ではないが、週末には寒波が来るというので、水はけの良い土に替えて、厚みがあって保温性のある鉢に入れたかったのだ。

 道具を片付けて水をやり、しばらく紅目木を眺めてボーッとしていた。ぼんやりしているのは、何かに夢中になっているときよりも案外脳みそがせわしなく働いていて良くないらしいのだが、スマホを見て過ごすよりはまだマシな様な気がする。

2018-05-03

anond:20180503190740

如是。我聞。一時。仏住。王舎城耆闍崛山中。与

比丘衆万二千人倶。皆是阿羅漢。諸漏已

尽。無復煩悩。逮得己利。尽諸有結。心得自在

其名曰。阿若?陳如。摩訶迦葉。優楼頻螺迦

葉。伽耶迦葉。那提迦葉。舎利弗大目?連。摩

迦旃延。阿?楼駄。劫賓那。?梵波提。離婆

多。畢陵伽婆蹉。薄拘羅。摩訶拘?羅。難陀。孫

陀羅難陀富楼那弥多羅尼子須菩提阿難

羅?羅。如是衆所知識。大阿羅漢等。復有学

無学二千人。摩訶波闍波提比丘尼。与眷属

六千人倶。羅?羅母耶輸陀羅比丘尼。亦与

眷属倶。菩薩摩訶薩八万人。皆於阿耨多羅

三藐三菩提。不退転。皆得陀羅尼。楽説弁才。

不退転法輪。供養無量。百千諸仏。於諸仏

所。植衆徳本。常為諸仏。之所称歎。以慈修身

善入仏慧。通達大智。到於彼岸名称普聞。無

世界。能度無数。百千衆生。其名曰。文殊

菩薩観世音菩薩。得大勢菩薩。常精進

薩。不休息菩薩。宝掌菩薩。薬王菩薩。勇施菩

薩。宝月菩薩月光菩薩満月菩薩。大力菩薩

無量力菩薩。越三界菩薩。?陀婆羅菩薩。弥

菩薩。宝積菩薩導師菩薩。如是等菩薩

訶薩。八万人倶。爾時釈提桓因。与其眷属。二

天子倶。復有名月天子。普香天子。宝光天

子。四大天王。与其眷属。万天子倶。自在天子

大自在天子。与其眷属。三万天子倶。娑婆

界主。梵天王。尸棄大梵。光明大梵等。与其眷

属。万二千天子倶。有八龍王難陀龍王。跋難

龍王娑伽羅龍王。和脩吉龍王徳叉迦

王。阿那婆達多龍王摩那斯龍王優鉢羅

王等。各与若干。百千眷属倶。有四緊那羅王

緊那羅王。妙法緊那羅王。大法緊那羅王

持法緊那羅王。各与若干。百千眷属倶。有四

乾闥婆王。楽乾闥婆王。楽音乾闥婆王。美乾

闥婆王。美音乾闥婆王。各与若干。百千眷属

倶。有四阿脩羅王。婆稚阿脩羅王。?羅騫駄

阿脩羅王。毘摩質多羅阿脩羅王。羅?阿脩

羅王。各与若干。百千眷属倶。有四迦楼羅王

威徳迦楼羅王。大身迦楼羅王。大満迦楼

羅王。如意迦楼羅王。各与若干。百千眷属倶。

韋提希子。阿闍世王。与若干。百千眷属倶。各

礼仏足。退坐一面。爾時世尊。四衆囲繞。供養

恭敬。尊重讃歎。為諸菩薩。説大乗経。名無

義。教菩薩法。仏所護念。仏説此経已。結跏趺

坐。入於無量義処三昧。身心不動。是時天雨。

曼陀羅華。摩訶曼陀羅華。曼殊沙華。摩訶曼

殊沙華而散仏上。及諸大衆。普仏世界六種

震動。爾時会中。比丘比丘尼。優婆塞。優婆夷。

天。龍。夜叉乾闥婆。阿脩羅。迦楼羅緊那羅。摩

?羅伽。人非人。及諸小王。転輪聖王。是諸大

衆。得未曾有。歓喜合掌。一心観仏。爾時仏放。

眉間白毫相光。照東方。万八千世界。靡不周

遍。下至阿鼻地獄。上至阿迦尼?天。於此世

界。尽見彼土。六趣衆生。又見彼土。現在諸仏。

及聞諸仏。所説経法。并見彼諸。比丘比丘尼。

優婆塞。優婆夷。諸修行得道者。復見諸菩薩

摩訶薩。種種因縁。種種信解。種種相貌。行菩

薩道。復見諸仏。般涅槃者。復見諸仏。般涅槃

後。以仏舎利。起七宝塔。爾時弥勒菩薩。作是

念。今者世尊。現神変相。以何因縁。而有此瑞。

今仏世尊。入于三昧。是不可思議。現希有事

当以問誰。誰能答者。復作此念。是文殊師利

法王之子。已曾親近供養。過去無量諸仏。必

応見此。希有之相。我今当問。爾時比丘比丘

尼。優婆塞。優婆夷。及諸天龍鬼神等。咸作此

念。是仏光明神通之相。今当問誰。爾時弥勒

菩薩。欲自決疑。又観四衆。比丘比丘尼。優婆

塞。優婆夷。及諸天龍鬼神等。衆会之心。而問

文殊師利言。以何因縁。而有此瑞。神通之相。

放大光明。照于東方。万八千土。悉見彼仏。国

界荘厳。於是弥勒菩薩。欲重宣此義。以偈問

 
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