おそらくアラフィフ以上の世代でないとリアルタイムの記憶はないのだろうが、あの頃の参議院の政見放送は“奇妙な人々の展示会”のような様相を呈していた。
参議院選挙の全国区が廃止されて比例代表制が導入されたのは1983年だそうだが、そのせいで参院選挙には雑民党、地球維新党、日本世直し党などなど、普段聞いたことのない政党が続々と候補者を送り出すこととなり、政見放送で独自の主張を繰り広げていた。
なにしろ“政見放送”という仕組みを使えば、NHKを通じて、なかなか普段はお届けできない独自の主張を全国の皆様に送り届けることができるので、彼らは皆、熱かった。
下手に近寄ると奇妙な熱に火傷しそうなので、ブラウン管(当時)を通して見るくらいがちょうどよかったけど。
その後、供託金が引き上げられたり政党要件が厳格化されたりして、そういうミニ政党は一部の好事家に惜しまれつつ、大半の常識ある人々からは全く惜しまれることもなく表舞台から姿を消してしまったのだが、ここにYouTubeという格好のオモチャが現れてしまった。
なにしろ政見放送なんてものに頼らずに、日頃から自分たちの“正義”を余すことなく伝えることができて、あまつさえ広告収入さえ得られてしまうのである。
しかも、過激であればあるほど話題を呼び、世間に拡散され、一部その熱にやられた人が面白がって支持者になってくれる。
“ある種の人々”にとって、こんなに面白いオモチャはあるまい…
というわけで、N国やら、つばさやらのような人たちは、なにも最近出没したわけではなくて、昔から一定数いたのが技術革新によって新たな形を取り始めた事例の一つなのでは?と思ってるんだが、どうだろうか?
「人間が発見したものは存在し、そうではないものは存在しない」という認識論があるが、これは客観的ではなく、主観である
食べ物は分子からできており、成分を完全に特定・分離すれば、化学方程式で表す方法は存在する
「騙される人間にもダメなところがあった」と考え出すと、被害者に対する攻撃性が表れる気がするからだ。
同時に、自分が何らかの形で騙された際に「騙された人間として対策は十分だったのか」という後悔をするのが目に見えているので、すべての人間を疑っている。家族ですら。
増田って巨大な知の未整理書庫のようになってきてるのだなあと思った。図書館の10進分類のような分類タグを機能追加できないものだろうか。でもってボランティアが粛々とタグ付けをしていったら、なんだかすごいものができあがるような気もする。
画面から出てこれないんじゃない?
日本で言えばオウムが北朝鮮に喧嘩ふっかけて、北朝鮮が日本人を虐殺するようなもんだろ。
化学式やろ。なんか未知数入ってんの?