2018-05-05

はてなB層といえばいいのか

はてブの人気コメントがひどい。いやサービス当初からひどいけど、最近は読むに耐えない内容のものが多すぎる。


昔 (2012年) の人気コメント

2012年くらいまではまだよかったと思う。支持政党思想に偏る事なく(ないとは言わないが)、記事に対して要旨をまとめていたりきちんとした反駁をしているものが人気コメントに上がってきていた。

はてなブックマーク - 「ルーピー鳩山に怒り心頭だったオバマ大統領 アジア政策を支えた側近の回顧で明らかに (2012/03/21)
http://b.hatena.ne.jp/entry/jbpress.ismedia.jp/articles/-/34803

  • 筆者をみて眉に唾を。もしアメリカを怒らせたなら、それって結構すごいことではないかと。
  • あんな男が首相をやっていた、ということが今だに信じられないよ

当時不人気であった鳩山首相記事なのでさぞ同意コメントが、と思いきや「この記事おかしい」「筆者がおかしい」「記事を読んでの意見」とかもきちんと上がってきている。

こういう状態だと、それぞれの立場から意見があり公平な視点で読むことがしやすい。

(賛成、反対の意見があった上で自分はどちらなのかまた第三の意見なのかという発想ができる)


最近の人気コメント

はてなブックマーク - 麻生財務相セクハラ罪という罪はない、殺人とは違う」:朝日新聞デジタル (2018年5月4日)
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASL547FDDL54ULFA00P.html

  • こういう奴を辞めさせようともしないんだからそりゃ衰退するよ

麻生氏はメディアブーストも相まっての失言メーカーである事は昔から知られているし、こういう意見も出るのは納得できる。
メディア発言しない方がいい人なんだけど、マイクを向けられちゃうんだろうな)


しかし、

こういうコメント最近上がってこない。(「全てのコメントから探してみるとある


ネトウヨネトサヨ意見に流されるB層になってしまっていないか

上記の 2 ページを見比べてもらえれば分かりますが、2012年当時と今ではブコメ数もスター数もかなり増加しています

昨今の TwitterFacebook などの SNS の影響により気軽にスターをつけたりコメントを書いたりする敷居が下がったのかなと思います。(スマホリアクションする人も当時と比べると相当に増えたんだろうな)


人が多ければ集まるリアクションコメントも多いし大衆化するのは仕方がない事ではあるのですが、もう少しどうにか、はてブシステム的な解決でもよいですし、スターコメントをつける方々に良識を持ってアクションしてもらいたいなと思います

ex. スターコメントをつけるその文章を、口に出して家族友人や学友同僚に言える意見なのかどうか。)


知性なきスターコメントあなたの知性をも下げかねないんじゃないかなと思います。お気をつけください。


また、自分が平常であるかどうかも気にした方が良いと思います2012年当時の自身ネトウヨ活動を自省した記事がありましたので引用しておきます

[雑記]かつてネトウヨであった「私」から、今ネトウヨであるあなた」への手紙 (2012-05-26)
https://megalodon.jp/2012-0608-0033-45/d.hatena.ne.jp/akio71/20120526/p1
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/akio71/20120526/p1

自分と直接、関係のない人間


自分家族でもなければ、隣人でもない人間を、一方的侮蔑し、罵倒し、悪いことが起きれば彼等のせいにし、良い人間は「彼等ではない、自分達の同胞であるとする。


日本人」「親日」という、広すぎるくくりで、成果をあげた人間を褒め称え、自分達はなにも努力をせずに、自尊心を満たせること。

いっけん、まっとうに見えるニュースの裏を陰謀論で読み解き、「一足はやく真実に気付いた私達」同士で、悦にいること。

1999年も、2000年も何事もなく過ごしたくせをして、「いずれ来る、反日勢力による危機」という未来に楽しく怯え、「選ばれた私達の手によって、その危機回避できるのだ」「選ばれた私達だけが、その危機に備えられるのだ」と誇ること。


ネトウヨとは、なんとも楽しく、誇らしく、胸のすく、「溜飲の下がる」遊びでした。



これは、私の、ごく個人的事情ですが、ネトウヨだった頃の私は、職場で大きなストレスを抱えていました。


仕事場だけではなく、家庭内にも問題がありました。

ストレスの源をどうにかする方法は「会社を辞める」か「家を出る」しか、当時の私には思いつかず、ネトウヨとして誰か、自分とは縁もゆかりもないがゆえに、完全に自分正義の側に立てる相手を、あげつらい、笑い、糾弾し、いずれ彼等は滅びるのだと信じ、実際には自分の味方などしてもくれないような相手を「日本人」で「愛国」で「親日」だから信頼できるとすがり、どうにもできない自分の状況のかわりに、わかりやすい異国の弱者を助けたいと、思い上がっていました。


熱狂現実逃避ネット上だけの仲間。


ネトウヨであることに、当時、私は酩酊していた、と思います

  • たった2ページでなくもっといろいろと比較しろよ。 おまえも印象だけであれこれ言ってんじゃねえか。

記事への反応(ブックマークコメント)

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