2017-10-19

BASIC!のプログラミング教育適応性について

題:BASIC!のプログラミング教育適応性について

副題:Androidで動くBASIC!でプログラミング教育を行うメリットデメリット

少し考えてみたのでまとめとして投稿します。

01.はじめに

この文章は、Androidで動くBASIC!でプログラミング教育を行うメリットデメリット

ついて記載しています

02.BASICとは

BASICプログラム初心者向け言語として1960年代に発表された古い言語です。

極めて簡単文法インタープリターによる即時実行や1970~80年代パソコン

無償で搭載されていたこから沢山の人に利用されていました。

しかし、簡単ゆえの機能の少なさと即時実行方式のための性能の低さやその後の

優れたプログラム言語発表によりBASICの利用は著しく低下しています

03.BASIC!とは

BASIC!はアンドロイドタブレットスマートフォン上で動くアプリです。

Google playからインストール可能無料で利用できます

BASIC!

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.rfo.basic&hl=ja

BASIC文法踏襲していますが、Android向けに大幅に命令拡張されており、

GPS等の各種センサー情報取得やSQLiteデータベース機能WEBVIEWを利用

したHTMLCSSJS表示・実行など約500程度の命令群で構成されています

無料広告なしのアプリインストールするだけでこれらの機能が利用可能

インタープリターなのですぐに実行することもできます

04.BASIC!でプログラミング教育を行うメリット

メリットについては以下があげられます

a.BASICプログラミング知識を持つ人は以外と多い

 過去の栄光というかBASIC自体は広く利用された時期が過去存在パソコン

 だけでなくポケコンゲーム機等でも利用できました。

 BASIC!は基本はBASIC拡張であり文法変数の取り扱いにおおきな違いは

 ありません。

 その当時、少しであってもBASICを触った人は多いのでメンターとしての

 再教育は容易だと考えます

b.HTML,JS,CSS勉強継続してできる

 BASIC!は手続き型と呼ばれる非オブジェクト指向言語であり最新の言語

 とは異なっています

 BASIC!のネイティブ命令群だけだと他の言語へのスムーズな移行は難しい

 かもしれません。

 しかし、BASIC!にはHTML5アプリのようにBASIC!自体webViewでHTML,JS,CSS

 を動かすことができます。(HTMLモード

 HTML,JS,CSS現在Webの標準であり、進化を続けています

 特にjavascriptオブジェクト指向言語進化採用される領域フロント

 エンドからバックエンドまで広がっています

 

 BASIC!自体webViewは他のAndroidアプリ同様、chromiumベースAndroid

 システムWebviewの更新により常に最新化されています

 HTMLモードではjQuery,Angular,ReactなどのJSライブラリも利用できます

 最初BASIC!ネイティブプログラムHTMLモードJSを利用したプログラム

 とSTEPを踏んだ学習可能だと思います

c.インストール環境設定が容易

 前述の通りアプリインストールするだけで利用できます

 追加の課金プラグインなどは不要です。

 またAndroid2.3以降でインストール可能です。

 但しAndroid5.0あたりからAndroidシステムWebviewが導入されているので

 Android5.0以降の端末を選択する方が無難です。

 インストール後、環境設定をする必要もありません。

 端末のルート化も不要です。

d.Androidデバイス等が安価

 安いタブレットであれば1万円程度で新品が買えます中古スマホであれば

 更に安価です。

 またプログラムを作るのでキーボードもあった方がいいと思います

 キーボードも2~3千円程度で安価です。

 もちろんソフトウェアキーボードフリック入力など)でもプログラム

 作れます

 パソコンよりもはるか安価プログラミング教育が実現可能です。

e.子供Androidデバイスに慣れている

 iPhoneの登場以来現在の子供たちはタッチパネルAndroidデバイス

 慣れています

 通常のノートパソコンに比べ違和感は少ないと思います

 また教える大人側も日頃パソコンよりスマホを触る人は多いと思います

 教える側の負担も小さいのではないかと考えています

f.可搬性が高い

 ここで述べる可搬性とは別のデバイスで同じプログラムを動かす場合

 容易さの事です。

 BASIC!はインタープリタなのでソースファイルのみを別のデバイス

 SDカード経由等でコピーすれば基本的には動作します。

 仮にHTMLモード場合は併せてHTML,JS,CSSコピーするだけです。

 別のデバイスにはBASIC!さえインストールされていれば動きます

 BASIC!独自プラグイン拡張モジュールなどは特にありません。

05.BASIC!でプログラミング教育を行うデメリット

メリットだけでなくデメリットもあります。以下の通りです。 

a.性能上の問題

 BASIC!の実体Javaで出来ています。すなわちJavaよりは性能は悪い

 ことになります

 実際、大量の繰り返しや大量の文字列を扱うプログラムは性能が出ないので

 処理に時間がかかります

 Androidスマホタブレット自体パソコン演算能力には劣ります

 大量の実験データ演算するような教育には向いていません。

 但し、プログラミング教育には大きな障害にならないと思います

b.BASIC!自体の仕組みの問題

 BASIC!はプログラムを作るアプリである以上当然文法エラーを実行時に

 表示する仕組みになっています

 ただ一部エラーチェックが甘い部分もあり本来エラーとすべきところを

 そのまま実行する場合もあり想定外の結果となる可能性もあります

 次にエディタは単なるテキストエディタと同等の機能しかなく最近

 エディタにあるようなシンタクスハイライト入力補完といった機能

 ありません。

 ただ比較シンプルプログラムを作る教育では大きな影響は無いと

 考えています

c.一部機能に制約がある

 前述の通りHTMLモードではJSが動かせます。ただし制約があります

 JSローカルモードで実行されるという事です。

 非同期通信などを行おうする場合JSが実行時エラーになる可能性が

 あります

 またデータベース機能であるSQLiteへの操作についても文字型項目しか

 利用できない制約があります

 JSローカルモードのみなのは教育の事を考えると少し残念ですが

 それでも多くのフロントエンドJSは実行可能なので教育には

 使えるという理解でいます

d.参考となる文献がほぼない

 教育には教科書またはそれに準ずる書籍必要だと思います

 該当する書籍がないのが実情です。

 ただ1冊だけ日本語で書かれた電子書籍存在します。

 ■BASIC! ~ 分かりやすい教本で一から学べるコンピュータ言語 - AndroidSQUARE

 http://blog.livedoor.jp/an_square/archives/51887786.html

 BASIC!の文法自体は極めて簡単なのでどうにかなると思います

06.結論

上記の通り、メリット/デメリットを列挙してきました。

デメリットもあるものメリットの方が大きい印象です。

とくに教える側の負担が少ない点がメリットだと思います。 

 

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